ポケモンエンジョイ勢がレジェンズアルセウスの世界に迷い込んだようです。 作:つちのこ。
テルくんからの教えを受け、私は少し成長した...気がする。認められたお祝いというかクラフトキットとキズぐすりのレシピを貰った。これでいつでもマグマラシ達を癒すことが出来るね!ちなみに必要素材は『オレンのみ』と『クスリそう』だってさ。
あとポケモン達を捕獲したり、図鑑タスクを埋めたりすると報酬が貰えるみたいでラベン博士から2000円弱もらえた。やっぱりお小遣いは嬉しいね。
それと今の私の手持ちはマグマラシをはじめとするビーダル、ルクシオ、ムクバード、ブイゼル、そしてイーブイの6匹になった。まさかイーブイがここら辺に生息しているなんて思ってもなかったよ。もふもふは正義。
最後にラベン博士から団員ポイントみたいなのが貯まったからシマボシ隊長に報告してって言われたので黒曜の原野から帰ってきてギンガ団本部に向かっているところだ。
頭の上にマグマラシを乗せてるんだけど、流石に進化して重くなったから結構キツい。バクフーンになったらもう私よりも大きくなるだろうからね...。乗り納めだよマグマラシ。
「まぐ?」
「ふふっなんでもないよ。」
────────
「凛か。確認する。図鑑を見せたまえ。」
「はい!」
私は自分が調査した結果が細かく記された図鑑をシマボシ隊長に渡す。ビッパの調査は簡単だったけどすぐ逃げちゃうムックル、ケムッソ、イーブイや好戦的なコリンク、ブイゼル、ポニータとかは大変だった。
そんな感じで感傷に浸っているとシマボシ隊長が図鑑から目を離し、私の方を向いた。
「よく出来ているな。承認する!ランクアップの手続きだ。」
「はい!」
「キミのギンガ団団員としてのランクは『ヒトツボシ』に上がった。これらも渡す。クラフトに必要なレシピだ。」
「あ、ありがとうございます。」
なんかよく分からないけど無事にランクアップしたようだ。こうやって図鑑を完成させていくと団員ランクというのが上がっていくんだね。最高ランクまで頑張ろう!
それとヘビーボールとげんきのかけらのレシピを貰った。基本的にモンスターボールと似たような感じだけど、必要素材が『たまいし』から『くろいろたまいし』に変わっている。作り方が同じだから簡単かな?
げんきのかけらの方は『ゲンキノツボミ』と『クスリそう』がいるらしい。こっちは抽出というものをしないといけないそうだから大変かな...。
「確認は済んだか。」
「はい。」
「...空から落ちてきた異端者がまだ生きているのはキミの才覚と努力の結果である。いいか?多くの人は分かりやすいものを好む。団員ランクを上げれば空から落ちてきた怪しい人間も受け入れてもらえるだろう。」
「そう、ですかね...。」
まだ不安はある。ムラの人々との壁もまだ厚いし、無意識に避けられることもある。ちょっと悲しいよね。
「あぁ。ここで生きていくなら団員ランクをあげろ。あげることで使えるボールの種類も得られる報酬も増える。」
「はい!」
「今日はイモヅル亭で食事を取り、休息するがいい。」
「分かりました。それでは失礼します!」
「あぁ。励みたまえ。」
「はい!」
───────────
夕暮れ時...
「凛くん!団員ランクがあがったお祝いです!」
「いい事があるといつものイモモチも上手く感じるな!」
「うん!」
「そういえばお前。スグルさんの依頼、引き受けたのか?コトブキムラのみんな、ポケモンに詳しくないだろ?だからゴタゴタが起きる度に調査隊が調べることになるんだ。ようするにポケモン万屋だな。」
「皆さんのお話を聞いたり、ボクの研究室にある黒板に貼られた依頼メモを見ることで請け負えますよ!」
「そうなんですねぇ...。」
調査隊はそういう事もするんだ...。
「ちなみにテルくんが頼まれたのはどのような内容ですか?」
「あれは...凛向きかなぁ...。ポケモンを戦わせるのが上手くないと依頼をこなせそうにないからなぁ。それに凛ならヒノアラシ...進化したマグマラシがいるじゃないか。」
「え、もう進化したんですか?」
「一応...はい。出てきてマグマラシ。」
「ま〜ぐ!」
「おぉ!これはこれはまだヒノアラシの頃の面影が残っていますね!これはこれで癒し...。」
「おい依頼の話だろ!?」
「おっとそうでしたね。...それで、テルくんの依頼主はたしか...コンゴウ団のヨネさんですね。コンゴウ団の方々はボク達ギンガ団よりも前からヒスイ地方で暮らしています。上手く交流できればポケモンのことも色々教えて貰えそうですが...。とにかく話は明日聞くとして、今夜はゆっくり休むのです!」
「そうだな!」
「そうですね。」
コンゴウ団のヨネさん...。どんな人なんだろう...。それにコンゴウって金剛だよね?金剛石となにか関係があるのかなぁ?
今日はラベン博士の言う通り、ゆっくり休もう...。沢山前転して疲れたからね...。
────────
「おはよう凛。突然だがヨネさんに会う前にお前の腕前を試していいか?」
「いいよ。」
「...正直マグマラシがいるから実力の差は分かってるけど一応な。」
「うん。」
「それじゃあ訓練場で待ってるぞ。ポケモンを沢山捕まえていたら放牧場で入れ替えるのもいいかもな。」
「分かった。」
そう言ってテルくんは訓練場方面に走っていった。私は別に入れ替えることもしなくていいからそのままついて行く。
「あれ?もう来たのか。ふぅ......正直に言うぜ。ポケモンを戦わせるなんて無理だろ!いや、俺だって調査隊だし相棒はいるけどさ...。」
「相棒いるの?」
「あぁ見せてやるよ俺の相棒を!」
「ぴーかっ!」
「かぁいい...!本物のピカチュウだ...!」
「ぴかちゅー!」
「おい何和んでるんだよ...。相棒のピカチュウだ。コリンクに襲われた時もこいつと共に戦えば良かったんだけど頭が真っ白になってな...。それに正直ポケモンって怖いだろ。なんでこいつエレキを出せるんだよ...!」
「ぴかぴーか!」
「だけど図鑑タスクをこなすお前を見ていたら相棒と力を合わせないと調査隊の仕事もままならないなって...。」
「そっか...。」
「だから俺が1歩踏み出すために勝負だ!」
「望むところだよ!」
──────────
「行けピカチュウ!」
「頑張ってねマグマラシ!」
「「でんこうせっか!!」」
ほぼ同時にポケモンを繰り出し、ほぼ同時に同じ技を繰り出す。だけど今のマグマラシはレベル21だ。この世界はジム戦なんて当然ないからあれだけど、序盤でこのレベルは結構上げた方じゃない?自画自賛だけど。
「マグッ!!」
──ドゴンッッ!!
「ピカァッッ!?」
ピカチュウよりも格段に速い動きでマグマラシは左に動き、ピカチュウの横腹に頭突きをする。ピカチュウも空中で体勢を整えて綺麗に着地するも、苦痛に悶えている。
「ピカチュウでんきショック!!」
「ひのこで打ち消してかえんぐるま!!」
レベル差の暴力?ごめんね。相手から見たらひのこですらもかえんほうしゃに見えるのかもね...。所謂「今のはメラゾーマではない、メラだ」状態。
マグマラシは言われた通り、でんきショックをひのこで打ち消し、体に炎を纏って転がる。まるでス○ブラのソ○ックみたいに凄まじい速さでピカチュウにぶつかるマグマラシは容赦がなかった。
吹き飛ばされたピカチュウは目をグルグルとさせて気絶した。
「びぃ......がぁ...。」
「戻れピカチュウ...!お前とポケモン...心が通いあってるみたいだな!」
「そうかな?」
「あぁ。普通打ち消せって言われてもできないだろ?いやまぁ俺が言うのもあれだけどさ。」
通いあってる、か。そうだといいなぁ...。
このゲームレベル差あっても負けやすいからね...(目逸らし)
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