ポケモンエンジョイ勢がレジェンズアルセウスの世界に迷い込んだようです。   作:つちのこ。

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●第24話 警備隊隊長ペリーラさん

 

 

 

「...それにしてもすごいよな。お前と相棒の戦い方...戦うことを恐れていない感じだ。」

「そうかな?」

「自覚ないのか?」

 

 

戦いを恐れる...言われてみればたしかに恐いかもしれない。今までは人が死ぬとかがあまりないポケモンの世界だからって甘く見ていたところがあったかもしれない。でもリアルだとそうもいかないのはマグマラシを見て知ったはず。

 

 

「...たしかにそうかもね。」

 

 

改めてこの世界が恐くなった。調査隊に入ったのもゲームだったら入るイベントだろうと思って何も考えずに入ったけどこれも調査隊も遊びじゃない。

 

 

 

「何か気づいたみたいだな。...それはそうとして、俺達も頑張っていこうな。頼むぜピカチュウ。」

「ぴーかっ!」

 

 

そう言われたピカチュウはそっぽを向いた。どうやらテルくんはピカチュウに嫌われているみたいだ。

 

 

「...そうだった。こいつもすぐ襲ってくるからボールに入れっぱなしだったんだ...。」

「あはは...頑張ってね...。」

「うん...頑張るぜ。まずは仲良くなるところから始めないとなぁ...。あ、そうだ!博士が教えてくれたけどポケモンにはタイプってのがあって、勝負の有利不利に関わるらしいぜ。ちなみに俺のピカチュウはでんきタイプらしいんだ。」

「うんうん。」

 

 

 

タイプ云々はもうゲームをやってれば分かってくるからね。そこら辺はバッチリだよ!

 

 

「...あんただね。噂の新人は。」

 

 

 

訓練場から向かって右側からゆっくり歩いてきたのは大柄な赤髪の女性。お胸が大きくて羨ま...じゃなくてこれまた綺麗な人だなぁ...。

 

 

「私は私はペリーラ。警備隊の隊長だよ。」

「警備隊の隊長さん、ですか?」

「あぁ。アンタの戦い、中々に筋がいい!ちょいと指南したくなってね。」

「ペリーラさんはポケモンを戦わせる古武道の師範でもあるんだ。」

「そうなんですね...。」

 

 

警備隊の隊長兼師範...。すごい方だねぇ...。

 

 

「ポケモンは使う技を究めると技の質を変えることができるんだ!」

「そんなものが...?」

「ひとつは力業。技を繰り出すのは遅くなるが、その分威力は増す。もうひとつは早業。こっちは威力は下がるが、早く行動できるようになる。場合によっては相手が行動する前に2回攻撃できるかもな。」

「へぇーそれはすごいですね!」

 

 

力業に早業...あの時ビッパに2回攻撃できたのってマグマラシがでんこうせっかを早業で打ったからなのかな?私特に指示はしてないんだけど...。

 

 

「あはは!それは単にマグマラシが速かっただけさ。もしマグマラシがでんこうせっかを早業で使ったら...3回攻撃も可能かもな。」

「おぉ...!」

 

 

それは是非とも試してみたい!

 

 

 

「まぁざっと特徴は挙げたけど、普通の技との違いはいつもよりパワーを消費するところだな。」

「パワー、ですか?」

「あぁ。普通の技でもたくさん使ったらポケモンは疲れ果てちまうだろう?それが力業、早業になると消費スピードが2倍になるんだ。」

「なるほど...。」

 

 

 

つまり、ゲームで言うとパワーはPPで力業、早業はPP消費量が2ってことかな?

 

 

 

「あとポケモンに強い技を伝授したいなら私に声をかけてくれ!」

「ヨネさんに会う前にいい事を教わったな!昨日イモヅル亭で話しただろ?ヨネさんの依頼を受けに行くんだ。ヨネさんとは大志坂の先で会うからお前も用意してきてくれよ?」

「うん。」

 

 

 

そう言ってテルくんはまた走っていった。テルくんに言われた通り、私も用意しますかね。

 

 

 

「ペリーラさん。」

「技の伝授かい?」

「はい。マグマラシに何か強い技を覚えさせたいんですけど...。」

「そうだな...マグマラシなら...アイアンテール、つばめがえし、かえんほうしゃ、いわくだき、あとはスピードスターとねむる、ワイルドボルトぐらいか?」

「結構あるんですね。そうだな。でもただで覚えさせるわけにゃいかん。技の伝授も大変なもんでね。」

「そうですよねー...。うーん...かえんほうしゃとかは何円なんですか?」

「かえんほうしゃだと3000円でどうだい?」

「!」

 

 

 

3000円はたしかに高い...だけどここでケチってマグマラシを危険な目に合わせる訳にはいかない...!今の手持ちは4000円だから払えないことも無い...よし...伝授してもらおう!

 

 

「お願いします!」

「ほいきた!そんじゃマグマラシを出しておくれ。」

「はい。出てきてマグマラシ!」

 

「まぐま〜ぐ!」

 

「ほぅ?中々育ってるじゃないか。これはすぐに終わりそうだね。」

「まぐ?」

「そんじゃ早速始めるよ。さぁマグマラシ!ひのこを強火で吐いてくれ!」

 

「ま、まぐ〜!」

 

 

─────────────

 

 

しばらくして...

 

ひのこをたくさん吐いたマグマラシはぐったりしていた。ペリーラさんはやっぱりスパルタだった。ごめんねマグマラシ。でも無事にかえんほうしゃ覚えられたね!

 

 

「ま〜ぐ!」

「くぅぅ可愛いっ!ペリーラさんありがとうございました!」

「あぁ調査隊の仕事頑張れよ!」

「はい!」

 

 

ムラから出て、向かうのは黒曜の原野。ヨネさんどんな方なんだろう...。会うのが楽しみだなぁ...。

 

 

 

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