ポケモンエンジョイ勢がレジェンズアルセウスの世界に迷い込んだようです。 作:つちのこ。
「あ、そうでした。ちょっといいですか?」
「ん?どうしたんだ博士?」
「いえ、ちょっと凛くんに依頼をお願いしたくて。」
「ふーん?なら俺は先に行ってるぜ。」
「わ、私にですか?」
「はい。ポケモン捕獲の依頼です。ビッパ、ムックル、コリンク、イーブイを2匹ずつお願いしたくて...。」
「分かりました。...というかもう既に捕まえてるので...。」
「良いんですか?ありがとうございます!あとで放牧場から引き取っておきますね!」
「はい。それじゃあ行ってきますね。」
「頑張ってください!」
そう言って私は博士の元を離れた。なぜラベン博士がポケモンを要求したのか分からないけれど、それが悪いことに繋がらなければそれでいい。調査に役立つのならば喜んで引き渡そう。
それにビッパもムックルもコリンクもそれぞれ10匹以上捕まえてるしね。イーブイに関してはあまり遭遇しないからまだ4匹しかいないけどいつかブイズを揃えたいよね。
「ヨネさんはこの橋の先かな?」
「橋の先に進むと強いポケモンが多く生息しており、危ないのだ!団員ランクがヒトツボシ以上なら...ってお前のランクなら進めるのか!」
「そうですね。今日シマボシ隊長にそう言われました。」
「うむ。だが油断するなよ!ピンチになれば安全な場所で休むのだ!」
そう言って橋の端に...駄洒落じゃないけど避けてくれた門番?橋番?さんに会釈して先に進む。木製の橋だからちょっと怖いけどまぁ大丈夫だよね。
橋を渡った先にはテルくんと話している美人さんと足元でウトウトしているゴンベが。ゴンベが可愛すぎる...!
「おい!こっちだ!」
「うん。お待たせしました。」
「凛だ。」
「へぇー新顔だね。まぁいいや。とにかく来たってことは相談に乗るってことなんだろ?あたしはコンゴウ団のキャプテン、ヨネ。」
「凛です。よろしくお願いします!」
「うん。コンゴウ団やキャプテンについてはいずれ説明するでいいよね。片付けてほしい要件があってね。さっさと話を進めたいのさ。」
そうやって腕を組むヨネさん。この人もとこかで見たような............マイちゃんか!めっちゃ似てるじゃんこの人!髪型はそのまんまだし!ウォロさんに続いてすごいところに来たなぁ...。
「あんた...自信はあるかい?」
「え?」
「ポケモンを戦わせる腕前の。」
「あ、あぁ...はい!」
「そりゃよかった!あんたのところの警備隊の若造では歯が立たなかったからさ!おっと...横にいるのは相棒のゴンベ。兄弟のように一緒に育った仲であんたらのようにおかしなボールで捕えなくても共に戦ってくれるよ!」
「ゴン!」
「へぇー!すごいですね!」
ボールを介さずに繋がっているこの2人...すごいなぁ...。
「さぁあんたのポケモンを出しな!」
「は、はい!行ってきてビーダル!」
今回はビーダルで行く事にする。今の私の手持ちで1番レベルが高いのはマグマラシのレベル23だ。他のポケモンも戦わせていかないとレベルの差が開くばかり。やっぱりみんなのレベルは均等にしたいよね。
それにみんなゴンベに対してこうかばつぐんの技を持っていない。ビーダルのころがるは弱点は突けないにしても何度も打てば威力が上がる。
「ゴンベ!ころがるだよ!」
「力業ころがるで迎え撃って!!」
力を溜め込む動作のせいで出だしは遅れたが、攻撃が相手に当たらないということはなくなった。
───ズガァァンッッ!!!
互いに岩がぶつかり合ったような音を立てながらぶつかり合い、弾き飛ばされる。でもうちのビーダルは耐久高めなんだからね!
弾き飛ばされた2匹はころがるをしたそうにピクピクしている。そんなところも可愛い...じゃなくて。
「ゴンベもう1回ころがる!」
「もう1回ころがる!」
相手とのレベル差がある...と思うから力業を打っても特に先制されず、もう一度同タイミングで打つことが出来た。
そしてころがるを連続使用したおかげか...
──ズガァァアアアアンッッ!!!
「ゴンっ...ぬぅ...!!」
「ビー...!」
頭を振って立つビーダルと目を回しながら倒れるゴンベ。耐久勝負は私のビーダルの勝利だね!
「...ゴンベに勝つなんて...あんた只者じゃないね。ゴンベもごくろうさん。」
「ごん!」
「ありがとうございます。ビーダルもお疲れ様。」
「びー!」
「さ、戦ったポケモンを元気にしてやるよ。」
ヨネさんがビーダルに近づくと、キズぐすりを塗ってくれた。ありがとうございますヨネさん。
「びー!!」
「どういたしまして。あといいものをあげるよ。あんたらクラフトといって材料からアレコレ作るんだろ?」
「これ...。」
「ゲンキノツボミさ。」
「ありがとうございます!」
ゲンキノツボミはたしかげんきのかけらを作るために必要な物だったよね。それを5個ももらった。大事に使わせてもらおう。...まぁ使う機会がなければいいんだけど...。
「あんたとポケモンが息を合わせて戦う姿がよかった!まるで英雄だな!小さい頃に昔話で聞いた伝説の英雄!」
「そ、それは言い過ぎじゃ?」
「ううん!決めた!あんたに依頼する!内容はシシの高台を荒らすオヤブンの退治さ!」
「オヤブン...?」
「オヤブンというのは...とにかくでっかいポケモンのこと。」
「説明放棄した...。」
「し、してないよ。それよりもシシの高台に来てくれるよね?」
「...分かりました。」
──ティロン♪
「あれ?あぁ...行先か。」
「お前の変なソレ...行き先を示しているのか。」
「あんたの地図洒落てるねえ!ギンガ団の技術ってやつ?たしかにあちらがシシの高台。その地図の通りだよ。」
「じゃあ任せたぜ!お前ならオヤブンも平気だって!」
「うん。」
「調査隊の新顔。大したもんだよね!」
「あ、ありがとうございます...。」
「ところであんた...シンオウさまはご存知かい?」
「しんおうさま...?シンオウさま...一応聞いたことはあります。」
どこかで聞いたことがあるけど詳しくは知らないかなぁ...?
「大したもんだよね。ただ本当の話が伝わっているか怪しいからね。ちょいと教えるよ。」
「お願いします。」
「うん。...シンオウさまは時間を操り、宇宙を創られたとされている。結果、ヒスイの大地が生まれ、ポケモンたちが暮らせるようになった。そんなすごいシンオウさまを崇めるため、海を越えヒスイ地方に集まり、定住し始めたのがコンゴウ団。」
「そうなんですね。」
「もっとも......シンオウさまははるか昔にお隠れになられ、滅多に姿を現さないとの話。だが、未だにシンオウさまにゆかりのあるポケモンたちはいる。そのお世話をするのが私たちキャプテンという訳。」
「そこでキャプテンの話が出てくるんですね。」
「そう。シシの高台に姿を見せるポケモンもシンオウさまの加護を得たポケモンの血を引いているんだよ。ちょっと長くなったね。...じゃあ先に行ってるよ。」
「あ、はい。」
シンオウさま...アルセウスだったりしない?でも時を操るポケモンって聞いたらディアルガとか...うーん...。とりあえず先に行こう...。
ついに動き出すラベン作戦。次回はラベン博士sideです。
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