ポケモンエンジョイ勢がレジェンズアルセウスの世界に迷い込んだようです。 作:つちのこ。
「うっ......。」
浮遊感と共に目が覚める。私は確か知らないおじいちゃんと話していたはず...。
「え...?」
はず。なのに。
「ぇ...ぇ...どう、したの...?なんで...ねぇ!」
当のおじいちゃんは...
「夢でしょ!?なんで!こんな胸糞悪い夢を見せられなきゃいけないのよ!!」
胸に大きな穴を開けて倒れていた。
気付きたくなかった。おじいちゃんの胸から垂れ流れる真っ赤な血と彼を揺する私の手が真っ赤であること。そこから導かれる
「夢...でしょう...?」
何度目を閉じても変わらない。
「ねぇ...誰か...夢って言ってよ...。」
何度自分の頬を叩いても夢は覚めない。
「......ねぇ...。」
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何をやっても夢から覚めない。すべて夢じゃなかった。意識がなかった私は何も知らない。だからと言っておじいちゃんを殺したという事実は変わらない。
まだ割り切れた訳じゃない。でも私はポケモンになってしまった。そして人を殺した。
やるせない気持ちになりながらも、せめてとおじいちゃんを埋めてお墓を造った。
建物の外に出ると、そこは鬱蒼とした森の中だった。重い足取りで歩く...というよりは浮いていると小川を見つけたのでもう固まっている血を洗い流す。
「...。」
あぁ...私...ポケモンですらなかったか...。
川に映る私はミュウツーではなくそれに似た
「...人殺しの化け物。ははっ...。」
私は
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「ふんふふんふふ〜ん。」
「あら?どうしたの凛。」
「今日はね〜アルセウスの発売日なんだ〜!」
「そうなの?」
「うん!今からお店行ってくる!」
「そう?気をつけてね?」
「はーい!」
今日は待ちに待ったポケモンレジェンズアルセウスの発売日。今作は今までと違った感じで楽しみにしてたんだよね〜。多分お姉ちゃんも楽しみにしてると思う。お姉ちゃんも私と同じポケモンファンだからね。
──ティロリンッ♪
「ん?お母さん?」
『すぐに帰ってきなさい。』
「えー?」
『なんで?』
『話は後で。私もどうしたらいいか分からないから。』
「むぅ...。」
『分かったよ。』
『ありがとう凛。』
お母さんの慌てっぷりがよく分かる文面だったので言われた通り急いで帰ることにした。お母さんはいつも冷静沈着で慌てることなんて滅多にないからね。
「アルセウスはお預けか〜...。ん...?」
ガッカリしながら、来た道を戻ろうとした瞬間、なせか道に大きな穴が空いた。それもピンポイントで私の真下に。
「うわぁぁああああ!!?!?!!?!?」
なすすべもなく落ちていく。真っ暗な世界をただ落ちていく。
「わ、私のスマホ...!」
ポケットからこぼれ落ちたスマホを掴もうとするも、もう既に届かない所に飛んでいってしまう。
すると...
──キラッ...キラキラキラッッ...!!
突然私を囲うように何かが煌めく。その光は飛んで行った私のスマホの奥に向かっていき、集結する。
「ぇ、あ、アルセウス...?」
その姿はポケモンを知っている者ならば誰でも知っているポケモンだった。...なんかの構文みたい。じゃなくて。
「...え、なに...これ?」
「...。」
そして、私のスマホも輝き出す。なぜ?あ、返してくれるんですね....。
あ、ちょっとまって吸い込まな──────
絶望に落ちる主人公ともう1人の主人公ちゃん。...タグ追加しとくか。
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