ポケモンエンジョイ勢がレジェンズアルセウスの世界に迷い込んだようです。 作:つちのこ。
「んん...。」
「ばくっ!」
「ばくふーん...?」
目が覚めるとまず知らない天井が目に映った。言ってみたかった言葉ってやつだね。バクフーンに支えられるがまま起き上がる。どうやらここはギンガ団本部にある保健室?だった。私は保健室のベッドに寝かされていたのか。
「ありがとうねバクフーン...。」
「ばく!」
目を細める(元から目が細いけど)バクフーンの頭を撫でてあげてからベッドから出る。長い間ベッドの上にいたのか、立ちくらみしちゃったけどまたバクフーンに助けられた。
「あら!もう起きたのですね?」
「あ...はい。ご迷惑をおかけしました。」
丁度いいタイミングでジョーイさん似のキネさんが心配そうに話しかけてきた。
「いいのよ。もう大人と言ってもまだまだなのだから。」
「大人...そう、ですね。」
この世界では私の年代だともう大人なんだった。違和感が凄すぎてつい吃ってしまった。って今はそんな事どうでもいいんだった。
「私はどうしてここに...?」
「ふふっ貴女のバクフーンがここまで運んできたのよ?すごい力持ちねぇ。」
「そうだったんですね...。」
バサギリとの戦闘後、たしかに私は気絶した。意識が無くなる直前にバクフーンに背負われたことは覚えている。しかし、まさかそのままここまで運んでくるとは思わなかった。だって私を警備隊の人に引き渡しても良かった訳でしょ?
「よっぽど貴女のことが好きみたいね。」
「そっか......そっかぁ...。」
「ばくっ!」
「ちなみに貴女がここに運ばれてからもう3日経ってるわよ。」
「へ...?」
「あ、団長への報告は近くで見ていたキクイ君がしてくれたみたいだから安心してね。」
「は、はぁ...。」
3日、3日も経っていたのか...。でも一応私からもシマボシ隊長や団長に報告した方がいいよね...。よし。すぐそこだし行きますか...!
「失礼します。」
「ん?あぁ凛か。よく来たな。」
「はい。」
「キクイからは全て聞いている。良くやってくれたな。」
「デレた...!」
「でれ...?」
シマボシ隊長に褒めて貰えた。しかも薄いけれど微笑み付きで!嬉しいなぁ...。
「いえ、なんでもありません。」
「そうか。ならば団長のところへ行くがいい。」
「はい!」
「...無事でよかった。」
「...ありがとうございます!」
シマボシ隊長の部屋から出て、階段を上る。上った先にある両開きの扉を潜るとそこにデンボク団長がいた。
「うむ。大儀であった。」
「はい。」
「話は全て聞いておる。見事荒ぶるバサギリを鎮め、皆の安全安心を取り戻したのだ。」
「ありがとうございます。」
「お前は空から落ちてきた得体の知れぬ者にも関わらずギンガ団のために働いた。多少は認めようではないか。」
「...はい。」
まだここに来てから2週間も経ってないしね。それにしても命が何個あっても足りないぐらいバサギリは怖かったなぁ...。
「だが、これで終わりではない。他のエリアでも荒ぶっているキング達がいるという...。」
「はあ...。」
「だからこそポケモンを調査せよ!コトブキムラの役に立て!...話は終わりだ。調査隊はイモヅル亭だな。お前も行くといい。」
「はい。失礼します。」
ふぅ...まだまだ完全に認められたというには程遠いけれどこれからも頑張っていかないとね。生き残るために...。
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「ムベさんいつものイモモチ3つください!」
「はいよ。...ココ最近お主の噂で持ち切りじゃな。あのバサギリを前にして無事でいられるとはな。」
「あはは、ありがとうございます...。」
「そうです!まさに努力の賜物によるビクトリーですね!」
たしかにレベル上げを努力というのであればそうなのかもしれない。それでもまだまだレベルは低い方だと思う。ペリーラさんにもっと鍛えてもらおう...。当然私自身も鍛えていかないとね。
お昼ご飯を食べたあとはまた黒曜の原野に向かうことにする。そういえば笛を貰ったことを忘れてたんだよね。セキさんからカミナギの笛ってやつを貰ったんだけど、吹いてみても変な音しか鳴らない...。ヨネさんは凄い上手だったんだけど、なんの違いがあるんだろう...?
目の前で聞いてたアヤシシさまも顰めっ面だったし...音楽2だった私だし笛の練習もしないとなぁ...。
ストーリー結構飛ばしたから笛のシーンも飛んでる件()
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