ポケモンエンジョイ勢がレジェンズアルセウスの世界に迷い込んだようです。   作:つちのこ。

9 / 41
○第8話 ヒスイ地方

「大きい...。」

 

 

あれからしばらく飛んで、この世界で私が見える限りでは一番大きい山の近くまでやってきた。その山の頂上には何やら大きな神殿があるようで、そこに行くための洞窟の入口には門番みたいな人が立っていた。

 

 

なにやら危険そうな感じがしたので山頂から離れ、中腹あたりまで降りていくと、またもや古びた祭壇のようなものを発見した。その祭壇の奥には広場があり、巨木が1本立っている。その周りには朽ちた遺跡の残骸だと思われる柱が円状に立っていた。

 

 

 

「...美味しそうな木の実...あるかな。」

 

 

 

 

ここに来る途中でも木の実のなる木を沢山見つけた。しかし、どの木の実もなんだか食欲が失せてしまうような物ばかりで未だにお腹が空いている。

 

 

 

 

「...誰もいないよね?」

 

 

 

恐る恐る大きな木の元へ向かう。すると...

 

 

───ガサ...ガサガサガサッッ!!

 

 

 

──ポロポロポロポロ...トトトトンッッ!

 

 

 

「?」

 

 

木の実...じゃなくてモンスターボールらしき玉が落ちてきた。それらは若干動いているようだ。私がさらに少し近づくと、それらは一斉にこちらを振り向いた。

 

 

 

「...ヒスイ...ビリリ、ダマ...?」

 

 

 

振り向いた彼らはなんとレジェンズアルセウスで登場予定だったヒスイビリリダマだった。

 

 

「え、ここってヒスイ地方だっ────」

 

 

───ズドォォオオオオンンッッ!!!

 

 

「っ!?」

 

 

混乱している私を追い討ちするかのようにまたもや木の上から今度は巨大なモンスターボールらしき玉が落ちてきた。もしかしなくてもヒスイマルマインだったり...するよね。

 

 

 

ゴロンと転がったヒスイマルマインは私の何倍もの大きさを誇っており、その巨大な顔を強ばらせていた。しかもなんか金色に光ってるし。というかマルマインってこんなに大きいポケモンだったっけ?

 

 

 

「...それになんだか...苦しそう...?」

 

「...ゴァァァアアアアアア!!!!!!」

 

 

 

───バヂヂヂヂヂヂッッ!!!

 

 

マルマインは急に叫んで電気の玉を出てきた。動きはゆっくりだが、威力は十分にありそうだ。

 

 

「!」

 

 

動きがゆっくりだから避けるのは簡単だった。しかし、その弾道は急に折れ曲がり私を追尾してくる。しかも避けても避けてもずっと着いてくる。

 

 

 

「ゴァァア!!!」

 

 

 

───バヂヂヂヂヂヂッッ!!!

 

 

───ヒュゥゥゥ......ドゴォォォンッッ!!

 

 

「また...!」

 

 

しかし、今度は爆弾も私の周囲に落としてきた。

 

電気の玉はいつまで経っても消えないので避けつつもこちらから攻撃することにする。

 

 

「ビリリダマがくさ・でんきタイプなのは...分かってる。」

 

 

「ゴァァァァァア!!!」

 

 

「食らえ...だいもんじ」

 

 

──ボッ......ゴォォオオオオオオオオ!!!!!!

 

 

 

「ゴァァアアアアアア!?!!?!?」

 

 

 

瞬く間に全身に燃え移った火を消そうとゴロゴロと暴れ回るマルマイン。

 

 

「こ、殺したい訳じゃ...」

 

 

大きいから少し弱点突こうかなって思っただけなんだけど、まさかここまでの反応が返ってくるとは...。

 

ミュウツーって水タイプの技覚えるっけ...

 

 

「み、みずのはどう...!」

 

 

いつも通り右手を翳して水タイプで結構序盤によく見るみずのはどうを撃つ。するとちゃんと手のひらから水が出てきた。

 

 

 

「ゴァァアア...ァァァ...ァァ?」

「...?...落ち着いた?」

 

 

 

先程まで暴れていたのに、借りてきた猫のように大人しくなった。それに、先程まで纏っていた金色のオーラも無くなっている。

 

 

ゴァァァァアァァ(助けてくれてありがとう)。」

「...どういたしまして。」

 

 

あれ?なんか普通に会話できてる...?ちょっと試してみようかな...

 

 

「...ねぇ、美味しい木の実とかここら辺にあったりする?」

 

ゴァ()ゴァァアァァア(いつもオレンのみ)ァァアァァァア (ってやつ貰ってるけど美味しいよ)ゴァァアアァアァァ(木の上で蓄えてるんだ)。」

 

「1つ貰ってもいい?」

 

ゴァッ(いいよ)ゴァァァアァァァアア(助けてもらったからね)!」

 

「...ありがとう。」

 

 

やっぱりちゃんと会話ができる。ポケモンと会話ができるって...すごく、夢があるよね...。

それにしてもオレンのみかぁ...青色だけど美味しいのかな...?

 

 

 

「ゴァッ!」

 

 

──ドスンッ!!

 

 

 

マルマインがその場でジャンプし、地面を揺らす。するとその振動で木が揺れて私の真上からオレンのみがたくさん落ちてきた。

 

 

「サイコキネシス」

 

 

その全てをサイコキネシスで受け止め、一つだけ手に取る。

 

 

───かしゅっ...!!

 

 

 

「っ!...美味...しい...。」

 

ゴァァア(それは良かった)!」

 

「...またここに来てもいい?」

 

ゴァァア(大歓迎だよ)!」

 

「ふふっ...ありがとう。また来るよ。」

 

 

 

そう言って私は上空に()()()。なぜ逃げたのかと言うと1人の人間の気配を感じたから。

 

 

...オレンのみ...美味しかった。

 

また食べに来よ。ありがとうマルマイン達。

 

 

 




こちらもレジェンズアルセウスの世界に来たことに気づきました。


アンケート取ったばかりの時はミジュマルが優勢だったのに今じゃヒノアラシが優勢かな...。締切は恐らく明日、明後日になるかと思います。
というかモクローの人気があまりない...気がする...。ジュナイパーもカッコイイんだけどね〜...。



好きな御三家をどうぞ

  • ヒノアラシ
  • モクロー
  • ミジュマル
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。