「それじゃ、今日のライブの成功と!リサ姉andレン兄とあきにぃの再会を祝して!我が・・・えーっと、あ!魔界の宴を開くぞよ!いくよ!かんぱーーーい!!」
「「「かんぱーい!」」」 「「「か、乾杯・・」」」
今いるのは都内某ファミレス店。本来はライブの打ち上げが理由だったのだが、わざわざ自分まで誘って頂いてこのような会を開いてくださった。Roselia様様です。なんだけども・・・
「リサ姉?流石にそろそろ離して貰えない?」
「嫌だ!今日は離さない!」
「なぁレン、リサ姉普段もこんな感じなの?」
「いや、俺も滅多に見ないなこんなの。」
「私はよく見るわよ?」
「それは湊さんだけよ。」
リサ姉が俺の腕を離してくれない。完全にほっぺたと肩がくっついてるんだが。え、俺の知ってるリサ姉はこんなに甘えん坊じゃないよ?俺とレンを率先して引っ張って遊んでくれるTheお姉ちゃん!みたいなイメージなんだけど。なんならサークルを出てからファミレスに着いて席に座るまでもずっと手を繋いだままだったし。
「こんな今井さんを見るのは・・・初めてです・・。」
「あこもだよー!リサ姉ってもしかして、二重人格だったり?!」
「あこ・・・それは厨二的推測すぎるぞ。」
「みんな好き勝手言わないでよ!だって10何年ぶりの再会だよ?」
「いやーそれにしてもだよ姉さん。ほら、秋斗も困ってるだろ?その辺にしとけよ。」
「そうなの秋斗?やっぱり迷惑なの・・・?」
「俺は構わないよ、リサ姉の好きにしてくれて。今まで寂しい思いをさせてたのは事実だしな。」
「お前相変わらず優男だよな。こんなめんどい姉にいっつも付き合って。」
「・・・なんて言ったのかなレン???」ゴゴゴ
「やべ!代わりに宥めといてくれ!」シュタッ
あいつ燃料投下しといてドリンクバーに逃げるなよ・・・。他のみんなも何か目線逸らしてるしおい、何で俺に預けるんだ。
「紗夜さん助けt」「あ、店員さんすみません、ポテトをもう2皿追加お願いできますか?」
逃げられた・・・しかも2皿って1人で食べるつもりかよあの人・・・。
あこと燐子先輩は・・・ダメだ物凄い勢いで首を横に振ってる。
友希那さんは・・・いつの間にかいない(´・ω・`)最後の綱だったのに。
「・・・なぁリサ姉、ごめんな?ずっと放ったらかしにしてて。もっと早くRoseliaの事も知っておくべきだったし。だけど、もう離したりしないから。俺にとってはもう1人の姉みたいな存在だから、ね?」
「・・・も、もちろんだよ!もう見失ったりしないから!」
(な、なに今の秋斗・・・すっごく・・かっこよかった///)
「じゃあ切り替えて食べよう!本来はみんなの打ち上げなわけだし!」
「それなら、アタシがあーんして食べさせてあげるね☆お残し厳禁だよ?」
「え、まじ・・・?」
「まじだよまじ!秋斗は育ち盛りだろうし沢山食べるよね?それならやけ食いセットにポテトと、それから・・・」
あ、もしかしてやばいスイッチ入れちゃった?
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「改めて今日はお疲れ様。明日は日曜日だしoffにするわ。月曜日から切り替えて頑張りましょう。それじゃあ解散で。」
「「お疲れ様です。」」「お疲れ様☆」「おつかれさまですっ!」
「うげぇ、お腹いっぱいで苦しい・・・。」
「姉さんからの攻撃が強烈すぎたな・・・お前も無理って言えばいいのに。」
「あの展開で断れる度胸なんてねえぞ俺には。」
だってずっと話してくれない期間限定ヤンデレ美少女お姉さんのあーん攻撃を『いやもう無理。』なんて言えるやついる?いねえよなあ!?
とはいえこれで解散な訳だし、家でゆっくり体を休めよう。
「じゃあ俺はこの辺dうおっ!」
「秋斗どこ行くのー?」
「いやだから帰ろうとしたんだけど。」
「言ったよね?お泊まりコースだって☆」
あ、忘れてた。言ってたわ確かに。しかもレンによると恋愛映画付きのコースだと。
「あー、言ってたね確かに。」
「強制連行ね☆☆」
「・・・お供致します。レンも勿論行くよな・・・おい?どこに行こうとしてる?」
「わりぃ秋斗、ちょっと野暮用入ってんだ。後はよろしく頼むぜ!じゃな!」
「くそおおおおおおおおお!」
(ごめんな秋斗、可愛いカノジョからの呼び出しなんだ、許してくれ・・・)
リサ姉と2人きりって謎に緊張するな・・・。流石にさっきみたいに周りを見失ってはないけど大丈夫かな。
「なぁリサ姉、レンの野暮用ってなんだ?」
「んー?詳しくは知らないけど多分彼女じゃないかな?」
「え、あいつ彼女いるの?」
「あ、やっば、あーまぁいっか。名前は言えないけどね。付き合ってる子が居るよ~。これはアタシ達3人だけの秘密だよ?あとレンにも言わないで、漏らしちゃったのバレたら一体何を言われるかわかんないから♡」
「ああ、拡散なんてしねえよ。でもレンが選ぶほどだからよっぽどいい子なんだろうな。昔からあいつは優しい奴だったし。」
「うん、とってもいい子だよ。それにアタシから1本取るくらいだからね。」
「まじか、是非会ってみたいな。」
実際どんな人なんだろう。だってリサ姉だよ?人を手玉に取ることに関しては一二を争うようなあのリサ姉が1本取られるような手強い人物なら当然興味も湧く。
「んー、案外すぐ会えたり?」
「え、てことは花咲川の人間?それともバンド関係・・・?」
(まあこのくらいのヒントはあげてもいいよね、ガールズバンドの子なわけだし☆)
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「ただいまー!・・・って誰も居ないんだよね~今日。」
「両親は仕事?」
「そんな感じ☆、だから最近はよくレンと2人で話したりしてるよ!」
「それ楽しそうだなあ、うちはつぐみが早く寝ちゃうから」
「確かにつぐみは早寝しそうだね~。しっかしアタシは秋斗の苗字が羽沢だったの、すっかり忘れてたよー、ていうか元々うろ覚えだったんだよね☆」
「まあ俺も今井って苗字自体うろ覚えだったよ。昔撮った写真見るまで名前しか覚えてなかったよ。まあガキの頃の記憶なんてそんなもんだよ。」
「それもそうだね。じゃあアタシ先にシャワー浴びてくるからゆっくりしてて!」
「ほーい」
「あっ、覗くなよ♡」
「んなことしねーよ・・・。」
悪魔の囁きのような可愛い捨て台詞を残してリサ姉は行ってしまった。なーんであんなに甘い声が出せるんだろうか。だって今日の初っ端の『R』の時なんてヤバかったよ?あの一言で全身震えるくらいかっこよかったし。なのに今度は甘々セリフなんてギャップ萌え必死だろ?!ここは煩悩滅却して静かに耐え忍ぼう・・・。
耐えないと、なんだけど・・・眠気が・・やばい・・・・
・・・.。ozZ
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「いやーつい長風呂しちゃったなぁ・・・さてと。」ガラガラ
「あはは~やっぱり寝ちゃってたか。」
「・・・んあ、リサ姉・・・?もしかして、寝てた・・?」
「うん、バッチリ☆。可愛い寝顔見せて貰っちゃったよ~。」
目を擦りながら状況を整理する。まあライブから驚きの連続だったし疲れててもおかしくない。そう思いながらついリサ姉を見てしまう。だって湯上がりパジャマ姿だからね?これもまた普段とのギャップがクるね。
「ホントは今から気になってた映画でも観ようかと思ってたけど・・・アタシも疲れてるし、もう寝ちゃおっか♡」
「恋愛映画鑑賞コースまじであったのか・・・。」
「秋斗はレンのベッド使っていいよ☆」
「うん、おやすみ・・・。」
リサ姉に部屋を教えて貰って階段を上がる。レンが帰ってきた時どこで寝るんだろうと思ったが、自分が眠いのでお言葉に甘えさせてもらおう。ごめんなレン。彼女とイチャついてんだからそれくらい許せ。
バタッ フワッ
あっ、ベッドめっちゃ柔らかいな・・・。気持ちいいこれすぐ寝ちゃいそう・・・。
「おまたせー☆」
「」
「えっ、もしかしてもう爆睡・・?」
「いや寝てないけど、え、どしたの。」
「それはもちろん・・・」バサッ
「そ・い・ね♡」
「・・・・・・」
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隣にめちゃくちゃ温もりを感じる。てか当たってる、大きいのが。しかもすっごくいい匂いするし。お風呂上がった後なのもあって余計にリサ姉の匂いというかシャンプーの匂いを感じる。女性はいつもいい匂いがするって言うのは大正論だな。くっそ余計に意識してしまうじゃねぇかこんなん。それに誰かと一緒に寝るなんてことは当たり前だがココ最近なく、それに加えて相手がリサ姉ということもあって緊張が最高潮に達してむしろ眠気が覚めかけてる。どうすればいいんだこんなの。
「・・・狭くねぇの?」
「全然?むしろもっとくっつきたいくらいだし☆」
「そっか。」
お互いあまり言葉は交わさない。だけど何となく何を感じているのか、それは互いに理解しているように感じる。今まで離れてはいたけど、その分の距離を今、縮めている。
「なぁに?もしかして、緊張してる?」
「・・・別にそんなことない。」
「あら~緊張してんるだ~☆。かわいいね~秋斗は♡」
「頼むから止めてくれマジで・・・///」
「ほらっ、もっと顔見せて。」ムギュ
改めてリサ姉の顔を見つめる。そこには昔遊んできた時とも、つい何時間か前に再会した時とも違う、自分の知らないリサ姉がいた。
「もう手放さないからね、2人目の弟♡」
「言ったな?言質取ったぞ?」
「え?」
ガバッ
「何回でも言ってやる。俺こそ、二度と見失わないからな、リサ姉。」
「~~~~//////。ちょっ、耳元はずるい・・///」
最後にいい弱点を発見できたかな?そんなことを考えながら秋斗はゆっくりと夢の中に落ちた。
書きたいネタはあるので投稿頑張ります・・・。
レン君が活躍する「ガルシチュ」はこちらから
https://syosetu.org/novel/253491/
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https://syosetu.org/?mode=review&nid=279327