蘭のツンデレ感を上手く表現出来たかどうか不安しかないです。
それでもなんとか3000字近くまでかけたので最後まで見て下さると嬉しい限りです。
それではどうぞ!
ガシャン!!!
「おっ、蘭か。いらっしゃい。」
「・・・うん。」
「カウンターに座るって事は何か聞いて欲しいことでもあるって感じか。いいよ。お客さんいないし。」
「・・・ありがと。」
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「なるほどなー。華道の練習中にお父さんと喧嘩になったんだな。」
「こっちだって時間作って華道やってるのに隣でブツブツ文句言われてそれでイライラして作品も上手く出来ないし、つい勢いで飛び出しちゃって・・・」
「まあ蘭のお父さん少し厳しい人だからなー。これからどうするんだ?」
「決めてない・・・。でも家にはまだ帰りたくない。ずっとここにいるのも良くないし・・・。そういえばつぐみは?」
「あいつは紗夜先輩と出かけてる。2人ともニッコニコだったけどありゃもはやデートしに行ったって感じだわ。」
まさかつぐみと紗夜さんがなあ・・・。お菓子作り教室とか来てるのは知ってるけどあんなに仲良くなってたとは知らなんだ。
「そっか。・・・・・ねえ秋斗。私たちも行こ。」
「え?!そ、それってデートに?」
「はぁ!!?ち、ちち違うに決まってるでしょ///!!」
美竹さんあんたの方が顔赤くなってんじゃん。え、だって今の話題から行こ。なんて言われたらデートだと思うじゃん。俺が悪いの?これ。
「じゃあちょっと待っててくれ。親父に出ていいか聞いてくる。」
「うん・・・。」
タッタッタッ "バタン"
「はぁぁぁぁぁ。」
なんで私こんな気持ちになってんの?誘ったの私だけどさ、秋斗がデートなんて言うから2人きりだって意識しちゃうじゃん///
そもそも本来の問題も解決してないし!何考えてんの?!私!
「お待たせ、蘭。行ってもいいって。それでどこに行くんだ。」
「あ。・・・何も決めてなかった。」
「ん〜。じゃあ行きたい所は?」
「・・・1つある。」
「じゃあそこ行ってみるか!」
「うん・・・。」
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~ガタンゴトンガタンゴトン~
「今日はあいつらはどうしたんだ?」
「ひまりは家族で出かけてた。巴はダンス部の大会に行ってて、モカは寝てて電話出てくれなかった。」
「モカらしいな。寝て食って繰り返すの。何でアイツ太らないんだろ。」
「カロリーをひまりに送ってるんだと。」
え、まじ?そんなのありなの?!確かにモカがうちの店で爆食いした後は決まってひまりが『また体重が・・・』ってつぐみに言ってるんだよな・・。どうなってんだこいつらの体は。
「どういう体の作りしてるんだあの2人は。」
「でもそれがいつも通りって感じでもある。」
「やっぱり幼なじみっていいよな。お前ら5人の関係は羨ましい限りだ。」
「何言ってんの?秋斗もでしょ。」
「確かに小さい頃は一緒だったけど中学俺だけ違うし・・・」
「そんなの関係ない。過ごした年月とか学校とか。私たちは6人で幼なじみ。それだけ。」
「・・・!!」
「・・ありがとな、蘭。」
「べ、別に!! 私は当たり前の事、言っただけだし///」
「まあとは言っても俺とみんなは学校違うからな。面白い話あったら教えてくれよ。」
「じゃあモカが授業中にパン何個食べられるかチャレンジした話は?」
「なんだそのそそられる話は!?羽丘って一応進学校なんだろ?いいのかよそんなことして・・・。」
それから目的地に着くまでの間に色んなことを話した。羽丘の話も花咲川の話も。話してる時の蘭はこころなしか表情も明るくて、それに自分で気づいて照れたりしてて、相変わらずツンデレだな。可愛い。
それにAfterglowのみんなの話を聞いてると俺も楽しい。あんな面白5人組中々いないぞ。
改めてあいつらと幼なじみで本当によかったと心から思うよ。
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「おぉ!すっげぇ綺麗だなー!」
「だね。この辺りの花畑、珍しい種の花も多くてSNSでも人気だし、華道の参考になるかもって思ってたから来てみたかったの。」
「確かに見たことない花ばっかりだな。なぁ蘭、この花なんt・・・」
夢中になってる。あの蘭が目を輝かせてるぞ。写真撮ってモカとかに送ってやりたいくらいだわ。
・・・蘭はお父さんの事を嫌がったり華道する事に最初は文句言ってたりしたけどやっぱり華道は大好きなんだろうな。じゃないとあんな楽しそうな顔しないもんな。蘭は自分の気持ちに正直になれないとこがあるから。ツンデレだし。何か自分の気持ちを言えるきっかけが欲しかっただけなのかも知れない。
「蘭!!」
「へっ?あ、ごめん。周りの声聞こえてなくて・・・。」
「そこだよ。蘭。今はちょっとマンネリ気味なだけでホントは華道は好きだし、真剣にやっていきたいって思ってるんだろ?じゃないと俺の声が聞こえなくなるほど熱中しないよ。」
「そ、それはそ、ぅなんだけどさ・・・」
「前にお父さんとすれ違った時、蘭は音楽で自分の気持ちをお父さんに伝えたんだろ?言葉で話すのが恥ずかしいから。なら今回もさ、無理せずに自分なりの方法で華道に対する気持ちを伝えてみたらどうだ?」
「・・・そうだね。私なりの方法でいいもんね。」
「ありがと。秋斗。その・・・秋斗とここに来れてよかったよ///」
・・・初めて見た。蘭のあんな笑顔。しかもあんなハッキリお礼をいうなんて、珍しいこともあるもんだ。
「zzZZZZ」
よっぽど楽しかったのかな。あれから色々見に行ったけど終始少し興奮気味だったし饒舌になってた。本来の蘭を見せてもらえたようで嬉しい。
それにこんなに寝るなんてな。肩に頭乗ってて動かせないし、いい匂いするし、ちょっと意識してしまう。あと何分だっけ・・・。
・・・・・・私どれくらい寝てたんだろ。えっと、18時29分、あと30分くらいか。秋斗は・・・寝てるのか。じゃあ・・・
ポスッ
まだ・・・頭預けてても、いいよね・・・・////
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「秋斗、この前はありがと。これ、アンタに。」
「ん?おぉ、綺麗だな・・・。もしかして蘭が生けてくれたのか?」
「う、うん。やっぱり華道の事だから花に自分の気持ちを込めるべきだと思って。」
「いいんじゃねーの。蘭らしくてさ。お父さんとも仲直りできたってつぐみから聞いたし。ところでなんていう名前の花なんだ?」
「それはフリージア。冬から春しか育たないけど色んな色がある。」
「これは綺麗な黄色だな。ありがとな、蘭。」
「いいよお礼なんて。これはお返しだしね。」
「じゃあ、またね。」
「おーう。いつでも来いよ。」
~夜~
「この辺でいいかな。」
「やっぱり綺麗だな。この花。あ、この花の花言葉ってなんだろ。」
「・・・!!」
「感謝に友情・・・。」
『私たちは6人で幼なじみ。それだけ。』
蘭のやつ、ホントに口下手だな。でも、伝わったよ。蘭の気持ちは。
花言葉とかについてはほんとに軽く調べただけなので間違っていたら申し訳ないですm(*_ _)m
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