魔法先生ネギま〜紅キ魔神〜   作:火野陽仁

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初まりは突然に

 ある休日、ネット小説をいろいろと見て、これだと思うものも無いし、部屋にある漫画を読む気にもなれなかった。せっかくの休日だから、外にでて散歩気分で、本屋巡りをすることにした。

 

 

 しばらく歩いてふと、普段は通らない路地裏にはいったんだ。

 

 

 少し歩くと、古本屋があった。路地裏とはいえ近くの本屋は全て知っていると思っていたから少し驚いた。

 

 店に入ってみると、まるで蔵に入っていたかのような本当に古い本がたくさんあった。

 

 聞いたことのある本もあれば、初めて知るものもあった。

 

 

 特に、自分はオカルト関係が好きなので、こういった所にある本はそういった物も多いんじゃないかと見て回った。 思った通り、法の書や黄衣の王等のオカルト関係の本もたくさんあった。

 ・・・・・・少々クトゥルフ寄りなかんじもするが。そんな中に、まるで見つからぬように端に置いてあり、埃がかぶらぬようにする為であろう布が少しかかっている本があった。

 気になりその本を手に取って、何の本か見てみると、少し驚く。

 

 

  その本のタイトルは・・・・・・・・・・・・『イステの歌』と書いてあった。

 

 

 『イステの歌』といえば、かのネクロミコンに匹敵するともいわれている魔導書だ。

 

 本物では無いとは思うが、これも創作された物だろう。

 

 

 なんせネクロノミコンが普通にネット通販で売られている時代だ。ファンの為に何処かの出版社が作成したものだろう。

 

 とは言え、そうそう見つかる物でもないし、幸い、給料を貰ったばかりだ。

 

 安いアパートでの一人暮らしだ、多少高い値段でも・・・・・・まあ、少し食費を抑えれば買えないこともないだろう。イステの歌をてに、店主であろう髭が胸元まであるお爺さんのもとに歩く。

 

 

 意外なほどに安かった。布が少しかかって隠しているかのようだったので曰く付きの物かと思ったが、・・・考え過ぎだった。

 

 ・・・まあ、普通はそうか。そんなもの滅多にないだろうし、そんな物は小説等の中だけだろう。

 ・・・少々、中二病的な考えだったな。かなり恥ずかしいな。

 

 

 そのまま店を出て帰ろうかと思ったが、意外と安かったし、そろそろ買いだめしていたカップ麺が切れかけていたしスーパーに寄って帰ることにした。

 

 ・・・・・・栄養面があれかもしれないが、彼女もいない、寂しい男の一人暮らしなのだ。勘弁してほしい。

 

 

 

 気がつけば、真っ黒な空間に漂っていた。 ・・・何がどうなっているのだろうか?

 

 確か、アパートに帰った後、イステの歌を早速読んでいたはずだ。

 

 他の、クトゥルフ系の魔導書のようなファンによる創作物と思ったが、内容はあまりにも、冒涜的であり、狂っていて、恐怖に満ちていた。しかし、何故か目をはなすことが出来ず、そのまま読み切ってしまった。

 そして、目に見えるもの全てが歪んで見え、意識が朦朧として・・・・・・。

 

その先が思い出せない。恐らくはそのまま気を失ってしまったのだろう。

 

 「ふん、やっと覚醒したか」

 

 突如、声が聞こえてきた。それは、威厳のある老人のようでもあったが、此方を見下し、せせら笑うかのようでもあった。

 

 いや、聞こえたと表現するよりも感じたと言った方が的確だろうか。

 

 そしてその姿を確認すると、そこにいたのは、あの古本屋の主人だった。

 

 「ほう、随分と落ち着いているな。我の声と姿を確認し、聞こえたというよりも感じたと考える等と余裕があるとはな」

 

 老人はクツクツと笑い此方の考えを読んだ。この時点でこの老人は人間ではないと理解した。

 

 この老人はいったい何者だろうか?あと、余裕があると言うよりは、俺がのんきすぎなだけだと思う。

 

 「ふむ、我が何者か知りたいか?・・・・・・良かろう、折角だこたえてやろう」

 

 そう勝手に進めていく、老人は光に包まれた。

 

 そして光が消え去ると、そこには、別の姿をした体格がよく、威圧感溢れ長く立派な髭をはやした老人の姿をした"ナニカ"がいた。

 

「我は、貴様ら人間で言うところの旧神よ」

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・今なんて言ったんだ?・・・旧神?冗談だろう?流石の俺もビックリだ。

 

「流石に、動揺しておるようだな」

 

 当たり前だ。

 

 旧神。比較的に人類に友好的だが、気に入った人間を拉致・誘拐、または、生贄を要求するとも言われている。

 

 そもそも、旧神は人間の味方として書かれている事もあるが、そういった概念は通用しない。

 

「驚きながらも、冷静に考えるな。少しつまらんが、らちがあかんしな、本題に入るとしよう」

 

 本題?いったい何だろうか?あと、冷静と言うよりは俺がのんきすぎるだけですってば。

 

「貴様には、人間をやめてもらう。・・・・・・いや、既に人間では無くなっていたな」

 

 

 ニヤケ面から発せられた突然の言葉に俺の思考が止まった。

 

「流石に、冷静ではいられんか」

 

 当たり前だ!

 

 人間では無くなった言われれば、いくらのんきな俺でも冷静でいられるわけがない!

 

「落ち着け・・・、と言っても無理はないか。まあ、今は黙って我の話しを聞け」

 

 ・・・・・・今は話しを聞くしかなさそうだ。

 

「さて、ここ最近この星の神・・・、まあ我ら旧神とは違う存在だが、その者たちが一部の死した人間の魂を回収し、力を与え異界へと放っておるのだ」

 

 ・・・それは所謂、神様転生というやつだろうか?ネット小説でよく見かける。

 

「うむ、それに相違ない」

 

 それは、あれか?本当はやってはいけないやつで、転生者を狩っていけというやつか?

 

「いや別に、そういうわけではないがな」

 

 ・・・・・・じゃあ何だよ、訳が分からないんだが。

 

「うむ実は、我もそれをやってみようと思ってな。」

 

 ・・・・・・・・・・・・待てやこら。

 

「わざわざこの星へと降り立ち、姿を変え、あの店を開き、客が訪れるのを待っていたのだ。あれには特殊な術を施してあってな、勘が鋭い者しか入ってこられないのだ」

 

 なぜに勘!?そこは普通、魔力とか秘められた才能を持つ人間とかじゃないの!?判断基準が分からねえよ!?

 

「暇つぶしに近いな。出来るだけ面白そうな者を選びたかったしな。それに、あのイステの歌を見つけてしまうほどの者だ。あの書にもより強力な術をかけてあったのだ」

 

「それを見つけ、あの書の魔力があったとは言え、読み切ってしまう者だ、見逃すのは惜しい」

 

「それに、あれを読み切ってしまった時点で、貴様の魂は歪み、変質した。ここ最近の、行動した記憶しか無いのではないか?魂が変質し自身が何者か思い出せないのではないか?」

 

 た、確かに、知識は失っていないみたいだけど。名前や人間関係等の事が、自分が誰だったか思い出せねぇぇぇ!チックショォォォォ!!!

 

 

 

「落ち着いたか?」

 

 

 ・・・何とか落ち着けたけどさ、・・・・・・あんた、どっからそのティーセット一式出して紅茶飲んでんだよ。

 

「長くなりそうだったしな。暇つぶしに淹れていたのだ。あ、貴様の分は無いぞ。今貴様は肉体がないからな」

 

 いるか!・・・・・・てか、何で俺の身体が無いんだよ!?

 

「ん?理由は簡単だ。魂の変質により、貴様の肉体が貴様の今の魂を拒絶反応を起こしたからだ。完全に別の存在も同然だからな」

 

 ・・・・・・・・・・・・て、ことは、俺の身体は植物人間みたいな状態なのか?

 

「いや、流石にあのまま肉体を放置しておらんよ。」

 

 そ、そうなのか?

 

「完全に消滅させてやったよ。有り難く思うがいい。混乱を生まぬように、貴様が存在したといい事実を無かったことにしたからな。ちょうど貴様は天涯孤独の身だったようだしな。フハハハ」

 

 フハハハじゃねえよ!?有り難くねえよ!?

 

「そんな事よりも、話しを戻すぞ」

 

 そんな事って何だよ!そんな事って!?

 

「貴様は最早、死したも同然だろう。転生させてやるから幾つかの望みをいえ。ほら、さっさとしろ」

 

 ぐっ・・・・・・が、我慢だ。色々と言いたいが、ここは我慢だ俺。強制的に転生する事は決まっているようだが、こうなったら出来るだけ、良い願いを言って叶えてもらわねば。え〜となにがいいかな・・・・・・。

 

「やっぱ面倒だったし、コッチで勝手に決めたぞ」

 

 なんでやねん!?

 

 「いいから、さっさと確認せんかい」

 

 こ、このぉ・・・・・・。くそ、逆らえねえし・・・・・・。いったいなんだよ?

 

 

 

 

  炎ノ創造神

 

 いかなる火炎をも生み出し操り支配する。かのクトゥグアの火炎でさえも生み出し支配出来る。

 

 

  神ノ如キ才

 

 神才と呼ばれるほどの才能。大抵のことは何でも出来るようになるが、努力は必須。魔に関する物は尋常ならざるほどの資質がある。

 

 

  創ル者

 

 様々な道具を創ることができる。魔導具も可能。

 

  魔神

 

 人ならざる存在。通常の魔族の最上位の種族と考えればよい。驚異的な身体能力を持ち、不老長寿であり、不死に近い存在。

 

 

  次元ト空間ノ操作

 

 次元と空間を操る事が出来る。平行世界の運用も可能だが、平行世界への移動を行うと、約29年間は平行世界の運用は、使用不可になる。

 

 

  教育者

 

 教育者としての能力。どちらかといえば教師というよりも、武術や魔導における師としての能力である。

 

 

  能力作成

 

 ぶっちゃけ、どこかの、居るだけのノットイコールの能力を少し制限した能力。

 

 

 

 何ぞこれ!!?すんごい中二的すぎるチートなんだけど!?そして何故に29!?キ○肉マンか!?・・・・・・まあオリジナリティ溢れてやがるが、これで色々と安心できるな。この、じいさんも粋な事をしてくれるな。

 

「これ、最後までちゃんと見んかい。面白いのはこれからだというのに」

 

 ん?まだなんかあんのか?

 

 

  上条さんな体質(笑)

 

 

 そげぶな人の不幸体質を少しましにしたもの。芸人的にはおいしいだろう。金銭的なトラブルは少ないがあまり救いではないかもしれない(笑)。モテモテになるわけではない。幻想殺しも無い。

 

 

 イィィィヤアァァァァァァァァ!!?最後に何とんでもないもん憑けてんだ!?致命的すぎんだろ!?

 

「それでは、早速いってもらうか」

 

 え!?ちょっ!?

 

「貴様の様子は時々みさせてもらうが、まあ、プライベートまで見る訳じゃないから安心せい」

 

 いや待て!?マジで待って!?

 

「まずは様々な世界を回って修行と経験をつんでこい。ある程度したらネギまの世界に行き、転生者狩りをしろ。あいつらウザイし」

 

 転生者狩り!?結局それなのかよ!?

 

「あと、貴様の名前だが、紙に書いて送っておくからな」

 

 

 お願いだから話聞いて!?

 

「ゆめと!ぼうけんと!ことなるせかいへ!レッツゴー!」

 

 

 ポ○モンチックに!?ってなんか引っ張られるぅぅぅぅぅ!?ギィヤァァァァァァァァァァァァァァ!?

 

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