魔法先生ネギま〜紅キ魔神〜   作:火野陽仁

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レーベンスシュルト城にて

 

「へえ、結構大きな城だな。ここを拠点にするのも悪くないな」

 

「・・・あれを結構デカいで済ませるとは・・・・・・まあ、そこは親父だから仕方がないか」

 

 今、二人は暗黒大陸・・・・・・現代でいうアフリカ大陸にいる。

 

 あれから二カ月。一カ月は拠点を探しながらも修行していたディバルとエヴァンジェリンだったが、なかなか見つからなかった。

 ディバルはふと、あることを思い出した。レーベンスシュルト城の事である。確かアフリカ大陸にあったはずだと。そこで、能力でアフリカ大陸へ転移しさらに一カ月の間、模索したのだ。そしてとうとうレーベンスシュルト城を見つけたのだ。

 

「・・・・・・フ、フフフ。まあ、何でもいい。・・・ちゃんとした寝床と風呂さえあればな。・・・・・・はやくしっかりした休息をとりたい・・・」

 

「アハハハ。いやあ、ちょっと張り切りすぎたかなあ?修行」

 

「あれを張り切りすぎですますな!!?」

 

 ディバルの修行だが・・・・・・・・・・・・やはり、きつかったようだ。

 しかし、無理はないだろう。なんせ、まずは知識が必要だと百冊以上の魔術関連の書を渡し、一週間以内に読みきれと言ったり、なんとか読みきった後も魔力の流れを感じさせるためにまずディバルの魔力を流し、それを感じさせたあと、一週間座禅させ、ひたすら瞑想させた。少しでも雑念がはいると、問答無用の手甲着けた状態での、言葉通りの鉄拳をたたき込んだりした。

 

 

 魔力強化が無いのに普通よりかなり痛い。

 

 なんとか魔力を扱えるようになると、今度は二百以上の呪文を覚えるように言われた。これには二週間かかった。その後、アフリカ大陸へ転移したが、そこからが本当の地獄だった。

 

 野生動物の宝庫で、さらにはヨーロッパ等から逃げてきた犯罪者や賞金稼ぎなどが襲いかかってきたのだ。

 

 いつのまにか二人には賞金がかかっていたようだ。ちなみに賞金額は、この時点でのエヴァンジェリンは十万ドルでディバルは三十万ドルだった。どうやら、魔女審判の出来事が魔法関係者にみられていたらしい。

 

「いろいろ目立たないよう、気をつけたんだけど、、なんでいきなりこんな値段がついたのかな?」

 

「・・・・・・それが原因じゃないか?」

 

 エヴァンジェリンの言うとおり、鮮やかとは言い難いが、被害を最小限で押さえ脱出したのだ。この時点で、それなりの実力者と判断されたのだ。さらには人前で堂々と魔法を見せた危険人物として、この値段がつけられたのだ。

 

 いろいろと考えたのが裏目にでたのだ。

 

 話を戻す。ディバルは、そうして襲いかかってくるものを、エヴァンジェリンにできるだけ相手にさせ、戦うよう指示したのだ。(簡単な体術は教えてある。)

 

 地道な訓練も必要だが、実戦経験ほど素晴らしい修行はない。とはディバルの言で、陰ながらもピンチなれば助けるがムチャクチャすぎである。

 

 まあ、そのおかげか、二カ月前に比べるとかなり強くはなった。

 

「アハハハ。俺はだいぶましだと思うんだけどな。梁山泊の連中に比べたら」

 

「・・・・・・そいつ等がなにかは知らんが、親父の修行と五十歩百歩じゃないのか?」

 

 エヴァンジェリンはそう返すがまさしくその通りである。

 

 あと、どこかで、『ジェロニモォォォォッ!!』という叫び声が聞こえてきたような気がした。・・・・・・エヴァンジェリンは同志の声に聞こえた。

 

 

「まあ、兎にも角にもまずはこの城を調べた方がいいな。怪しすぎるし」

 

「・・・確かにな」

 

 ディバルの言葉にエヴァンジェリンが同意する。これほど大きな城なのに人の気配が全然しないのだ。・・・・・・いや、ディバルは感じているが、それでも一人だけだ。しかし・・・・・・

 

 

「兎に角調べるか。エヴァ」

 

「なんだ親父?」

 

「お前は下のいろいろと点在している建物を調べてくれ。俺はあのデカいやつの一番上まで跳んで調べてくる」

 

 

 そう言うとディバルは一番巨大な建物の頂上まで跳びあがった。

 

「・・・・・・ただの跳躍でなんでアソコまで行けるんだ。・・・・・・もういい、突っ込むのも面倒だ。・・・・・・仕方がないか」

 

 突っ込みをいれるのも面倒になったようだ。

 

 

 

 

 

 さて、一番上まで跳んできたディバルは原作では模擬戦などをよく行っていた広場についた。そこには・・・・・・

 

「・・・・・・チッ。エヴァンジェリンはすでに他の野郎にとられてたのかよ。・・・・・・まあ、ここで殺したら問題ないよな?・・・・・・どう思うんだ、お前はよ?」

 

「・・・・・・やはり、転生者か。・・・・・・襲ってきた他の魔法使いに比べ、強い魔力と、なかなかうまく気配が消してあったからそうだと思ったら」

 

 なにやら心眼と書かれてそうな目隠しをした金髪のスーツ姿の男がいた。

 

「・・・気配消して、それでも気づくたぁ、お前なかなかやるな?」

 

 そして、結界がはられる。逃がさぬようにするためだろうか。何にせよ、戦いは避けられないようだろう。相手はすでに臨戦態勢だ。

 

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