修行をはじめて二百年ほどたつ。今現在、ディバル達は魔法世界にいる。長期間の旅も修行であるとし、十年ほど前にやって来て旅をしているのだ。なおフェレスは城の管理のためずっと留守番しているが、彼等のような人外にとって十年など短いほうなのであまり気にしていない。
「・・・・・・ひでえよチキショウ」
「・・・元気出せよ、親父」
「ケケケ。哀レダナ旦那」
何やらディバルはショックをうけ、エヴァンジェリンはそれを慰めている。チャチャゼロは笑っているが・・・・・・。
こうなった原因は、彼等の手配書を見てしまったからである。この二百年彼等は結構な賞金稼ぎを撃退しており、それなりの金額がついたんだろうなと思っていただけだったのだが、ふと自分達がどれほどの懸賞金がかかっているか気になり、つい最近確認したのだが・・・・・・
エヴァンジェリン 六百万$
ディバル 三百万$
フェレス 百万$
・・・である。エヴァンジェリンは原作と同じ金額がすでについている。ディバル達がエヴァンジェリンより安いのは、実戦経験をつませるためにそのほとんどをエヴァンジェリンに任せたからである。おかげでエヴァンジェリンはもう原作レベルじゃね?なくらい強くなった。なお、転生者と思われる者などはディバルやフェレスによって片付けられている。
だが、ディバルがショックをうけているのは懸賞額がエヴァンジェリンより低いからではない。その異名だ。エヴァンジェリンは原作と同じ"闇の福音"などのものであるが・・・・・・
「なんだよ!?この"変態魔神レッドマン"ってのはよぉぉぉ!?」
・・・・・・そう異名である。ディバルが先程叫んだ"変態魔神レッドマン"の他にも・・・"悪趣味魔神"・"真紅の馬鹿(フール・ザ・クリムゾン)"・"ホモ疑惑な魔神""何あいつ、全身紅いからすっげー目に悪そうなんだけど"などのものである。・・・そりゃ落ち込みもする。特に最後は訳わからん異名?である。・・・半ば自業自得な感じもするが。
「だ、だが"紅蓮魔神"という異名もあるじゃないか」
そうエヴァンジェリンが励ますも・・・
「フ、フフフ・・・・・・どうせ俺は全身真紅の悪趣味魔神だよ!」
「親父!?しっかりしろ!」
「イイ感ジデ壊レテヤガルナ」
あんま、意味は無いようだ。
・・・・・・その後、やく三時間ほどたちやっと正気に戻ったディバルだが、・・・・・・近くの服屋に入っていき、エヴァンジェリンや店員に意見を聞いて、ごく普通の服を買っていった。
ちなみに、フェレスの異名は"黒い(ブラック)似非紳士"や"漆黒の魔獣使い(ダークビーストテイマー)"・"嘲笑う黒"などの思いっきり厨ニ的な異名だが、この事を知った本人はたいそう気に入ったようだった。
次回更新は遅れるやもしれません。