魔法先生ネギま〜紅キ魔神〜   作:火野陽仁

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紅き翼と魔神御一行

 一応アリカ王女との話し合いで協力関係となったディバルたちと紅き翼のメンバーたち。

 

 

 ・・・・・・戦いとは関係無い話しだが、彼らの日常?風景を見てみる。

 

 

 

 

 

 その一 王女たちは気になったようです

 

 

 ディバルたちが退出した後の話しである。

 

「強力な味方ができて心強いことではあったが・・・・・意外と面白い者であったな」

 

 テオドラは笑いながらディバルたちに感じたことを言う。

 

「確かにな・・・しかし、あの”紅蓮魔神”と謳われ、恐れられていた者が要求してきた物が、まさか奴隷制度の撤廃とは・・・驚きじゃな」

 

「ふむ、それは確かにの」

 

 アリカはディバルの逸話などを聞いたりしているため、彼が要求してきた内用に正直驚いていた。テオドラもそのことに対しては同意見らしい。

 

「おや、そうでしょうか?私にはそこまで意外には思いませんでしたが。・・・後で彼からいろいろ言われるでしょうが、会った時のことについてお話しましょか?」

 

 が、アルビレオはアリカとは違い、そこまで驚いていなかった。むしろやはりといった感じである。そしてディバルと会ったことについて話すかどうか聞いてくる。

 

「む?そういえば主はあやつらと会った事があったんじゃったな。一体どういった経緯で会ったんじゃ?」

 

 テオドラは、昔にディバルに会ったというアルビレオの話に興味を示した。口では言わないものの、アリカも気になるようだ。

 

「フフフ、それではお話しましょうか。・・・・・あれは五十年ほど前でしょうか・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 魔法世界のある町外れの森近く、アルビレオは昔、知り合ったエヴァンジェリンがこの近くに来ていると聞き、彼女とともに行動しているディバル達の姿も見てみたいという好奇心により、一行を捜していた。すると・・・

 

「よお~~~~~~~~しよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしとってもとってもとってもとってもとってもとってもきゃわィィイイねェェェェェェェェェ、ワンちゃんッ!よく我慢できたッ!!」

 

 ・・・・・・・・えらいハイテンションな頭の悪い感じの声が聞こえた。いったい何なのか、声が聞こえてきた茂みの中をのぞくと・・・・・

 

「消毒オッケー、包帯も・・・こんだけ巻けていたらだいじょうぶかな?」

 

 ディバルが子犬らしき動物を抱っこしていてあやしていた。

 

「・・・・・」

 

 いろんな意味で衝撃的なシーンに、マイペースなアルビレオも固まってしまう。・・・え、何これ?変態?・・・と言いたそうな感じである。

 

 なお、ディバルが抱っこしている犬を見てみると・・・どうやら足を怪我していたらしく、右前足を治療していたらしいが、新品の包帯を使っているらしく、さらには周りには消毒液などもある。よくみてみれば、足に巻いている包帯なのだが、念入りにと思い巻いたのだろうか?巻きすぎて見た感じが骨折しているかのようである。

 

「・・・・・いや、やりすぎでしょう」

 

 余りの過保護っぷりに、呆れて声を出してしまう。

 

「!?だれだ!?」

 

 アルビレオの声に反応し振り返ったディバル。アルビレオの姿をみて青ざめてしまう。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・みた?」

 

「・・・・・はい、ばっちりと」

 

 アルビレオはディバルの質問に笑顔で答えた。するとディバルは子犬を降ろし、「気をつけてね~」と見送った。そして・・・・・

 

「・・・・・・・・IYAAAaAaaAAー!!!!!」

 

 両手を頬に当て、思いっきり叫んだ。

 

 その後、その声を聞きつけたほかの一行がやってきて、アルビレオがおちょくってしまい、追いかけられてしまったというわけだ。

 

 

 

 

 

「なんだそれは!笑えるではないか」

 

 話を聞き終えたテオドラは大笑いで、アリカも顔をそむけて笑うのをこらえており、アルビレオはいつもどおり微笑んでいた。

 

 後日、この事を聞いた他の赤き翼のメンバーにからかわれ、アルビレオを追い回すディバルの姿があった。

 

 

 

 

 

 その二 小次郎さんはマイペース

 

 

 ディバルがアリカたちと話し合っていたとき、赤き翼のメンバーとエヴァンジェリンたちは、大変険悪な空気が流れていた。まあ、つい先ほどまで殺し合いをしていた奴らが目の前にいるのだ、いい空気になることはまず無いだろう。特に赤き翼のメンバーは、敗北したためそれぞれ戦った相手を警戒している。・・・・・約一名を除いて・・・

 

「ふむ、神鳴流剣士には昔会ったことがあったが、剣を交えたのははじめてでな・・・」

 

「昔の神鳴流・・・いったい、どのような方だったのですか?」

 

「うむ・・・少々昔の話なのだが・・・」

 

 小次郎と詠春が仲良さげに話している。

 

 最初は詠春も他のメンバーのように黙りこくっていたのだが、小次郎が笑いながら先ほどの戦いの意見を述べ、どこを修正するべきかアドバイスを送ったり、防御について賞賛したりなどで、いつの間にか仲良く談笑できるほど仲良くなったのだ。

 

(((((空気読めよ!!)))))

 

((・・・暇だな~))

 

 険悪な雰囲気でもほんわかと話している小次郎と詠春に紅き翼のメンバーは心中でツッコミを入れていた。エヴァンジェリンとランサーは別に空気を読んだわけではないらしいが、やることが無く暇そうにしていた。

 

 

 少しした後、協力関係を結んだこと聞いた紅き翼の面々は、不満を言いつつも決定に従うこととなった。

 

 

 

 

 

 その三 お子様?

 

 

 ディバルたちが協力関係を結び、少し日にちが過ぎたときである。

 

 テオドラ・タカミチ・ゼクトがちょうど居間にいるとき、なにやら袋を持ったディバルが現れ近づいてくる。ゼクトとタカミチは警戒しているが、それを無視するように近づいてくる。そして、三人の目の前に来ると・・・

 

「・・・簡単な菓子ぐらいしかできんかったが、これでも食べていなさい」

 

 持っていた袋から、三本ほどのべっこうアメを取り出し渡していく。余りの出来事に、ゼクトとタカミチは唖然として、渡されたべっこうアメを受け取る。

 

「材料があればケーキも頑張って作るんだがな・・・まあ、今はこういった物も余り食えないしな。悪いけれどこれで我慢してくれ・・・」

 

 そういって、ディバルは離れていく。テオドラはディバルに礼を言い、早速べっこうアメをなめている。

 

 ディバルは、タカミチやゼクトやテオドラたちが難しそうな顔をしているなと思い、多少でも気をまぎわらせようと、お菓子を作っていたのだ。しかし実際のところは、ゼクトとタカミチはディバルたちを警戒していたため難しそうな顔をしており、その警戒対象に心配されてしまったのだ。

 

 テオドラのほうは、交渉や作戦について悩んでいたのが顔に出ていたためである。いくら皇女として育てられていたとしてもまだ幼い子供だ。アリカたちのように疲れなどを顔に出さないというのは難しいのだろう。

 

 ゼクトとタカミチはあることに思い至る・・・

 

「まさか、わしらは完全に子ども扱いかの?」

 

「・・・かもしれないですね」

 

 ゼクトの不満そうな言葉にタカミチは苦笑いをしながら肯定した。

 

 

 

 その四 ディバルの弱点?

 

 

 翌日、べっこうアメの件についてメンバーで(ただし、ガトウや、アルビレオはアリカたちの手伝いでおらず。詠春はどうでも良いといった感じで不参加)話し合っていると・・・

 

「・・・なあ、あいつ実は子供好きなんじゃねえの?」

 

 ナギのその言葉に、他のメンバーはなるほどと、うなずいていく。

 

「そういえば、あのヤロー、やけにあのじゃじゃ馬姫や、タカミチのことを気にしているとこあったな。子供に仕事させて心配だとか言っていたし」

 

「そういえば、なんか差し入れだとかいって、飲み物を良く持ってきてくださいました」

 

 ラカンの言葉に、タカミチがディバルから差し入れを渡されていたことを思い出す。

 

「・・・そういやあいつ、テオドラのわがままに付き合っているのか、よく肩車をしているのをみかけるな」

 

 晃も、ディバルがテオドラの世話をやいているのを、忌々しそうに話す。彼からしてみればテオドラと関わり続けているディバルに対し、どこかイラついているらしい。

 

「・・・なら、あいつに一泡吹かせられんじゃねーか?」

 

 ナギがまるでいたずら小僧のような笑みを浮かべ、思いついたことを話していく。

 

 

 

 翌日、紅き翼のメンバーはディバルに外の広いところで模擬戦をしようともちかけた。ディバルは別にかまわないと、たった一人で全員と戦うこととなったのだが・・・

 

「ぬう!?」

 

 ディバルが驚く。彼が見たものは・・・

 

「へっ、どうだ!これならテメーもそう簡単には攻撃できねえだろ!!」

 

 ナギやラカン、晃の姿が子供の姿となっていた。・・・ゼクトはそのままであるが・・・

 

「・・・幻術か」

 

「年齢詐称薬でちょちょいっとな!」

 

 ナギが笑いながら種明かしをする。

 

「子供好きなお前なら、今の俺たちに攻撃できまい!!」

 

 晃も自信満々にそう言い放つ。

 

「む?俺が子供好きだと気づいたのか?」

 

 ディバルは少々驚いたといった感じで言う。・・・・・というよりも、子供好きと気づかれていないと思っていたようである。

 

「へへへ、さあリベンジだぜ?」

 

「・・・・・わし、変わってないんじゃが・・いいんかの?」

 

 ラカンもそれに続く。・・・ゼクトは自分はこのままで良いのか少々疑問らしい。

 

「へっ・・・じゃあ、覚悟しやがれーーー!!!いくぜ皆!!!!」

 

「「おう!!!」」

 

「・・・うむ」

 

 ナギの号令に全員が突撃していく・・・・・

 

 

 

 

 

   二十分後・・・・・

 

 

 

「・・・終わりか?おまえら?」

 

「ぐう・・・・・」

 

 ナギたちは全員地に倒れふしていた。

 

「な・・・なんで・・・・・攻撃・・・できた?」

 

 子供好きであるディバルが躊躇無く攻撃してきたため、ナギは疑問に思ったが・・・・・

 

「いや、戦いとなればそんなこと言えないだろうが。・・・・俺は戦いであれば女子供でも容赦しないぞ?」

 

「・・・・・・・・・・ごもっともで」

 

 至極尤もなことを言うディバルにナギはそうかえし気を失った。

 

 

 

 

 そのご、気を失っているメンバーを連れて帰り解放しているディバルの姿があった。

 

 













 どうでもいい裏設定

・実は、フェレスと小次郎はボーボボ世界へ行き、ディバルと合流した。その後二人は、順応能力が高かったのか、ハジケリストについていけるようになった。

・だれも突っ込まないし、描写もしていなかったがフェレスがよく使うハンカチは、『ぬのハンカチ』である。・・・仲良くなったところ天からのプレゼントである。
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