さて、一応アリカの救出に成功したディバルたちと紅き翼であったが肝心なことが解決できてないでいる。それはアリカの名誉回復や、魔法世界の真実など様々である。まあ、これはすぐさまどうこうできる問題でもないので少しづつ改善するしかないであろう。特に魔法世界のことに関しては、紅き翼のメンバーでも一部の者しか知らないようであるし、ディバル自身もこのことについては何か知ってるような雰囲気をだしてはいるものの、全く話題に出さないでいる。そのため紅き翼の面々はディバルが世界の真実を知っているのか判断できないでいた。だがたとえディバルがその真実を知っていたとしても紅き翼の面々がどうにかできるとは思えないが・・・。
そして、あの救出劇から何ヶ月かし、ナギたちと共にディバルは現実世界へと戻っていた。ディバルたちとナギたちはゲートポートに一番近い町へ行き、そこで別れることとなった。
「これでお別れだな」
「ふん、これでテメーの顔を見ずにすむと思うと清々するぜ」
「・・・それはこちらも同じことだなうつけが」
「・・・・・・やるか?あ?」
「おいやめろって二人とも。別れの時にまでいがみ合ってんじゃねーよ」
「落ち着けってディバル。こんな所で面倒ごとはごめんだぞ」
ディバルと晃の一色触発の空気がながれ、ナギとランサーがおさえる。結局この二人は最後までいがみ合っていた。町中だというのに戦おうとするほどだ。
「まったく・・・それで、お前らはこれからどうするんだ?俺たちはこれから日本に向かおうと思っているんだが・・・」
ナギはため息をつきながらディバルたちにこれからどうするかをたずねる。
「ん?とりあえず組織にもどらねーとな。・・・ちょくちょくフェレスを戻したりして運営していたがそろそろトップがもどらねーと色々と問題があるからな」
「・・・・・はい?」
ディバルの答えに、ナギは固まってしまう。よくみれば他のメンバーも同じだ(ディバルの仲間以外)。
「え?お前なんかの組織のボスだったの?・・・・いやでもなんか納得できるか。裏世界を牛耳っているとか言われても違和感ねーし」
ナギはディバルがマフィアのような組織のトップだと思ったらしいが・・・
「失礼な。多少裏世界での顔もきくが、ちゃんとした会社だ」
「いやふざけんな。テメーみたいな化け物がトップの企業があってたまるか」
ディバルはちゃんとした組織と言うが、晃は信じられないようだ。
「・・・まあ、裏の支配者みたいなものだけどな。それなりの会社だ」
「じゃあ、一体何なんだよ。その会社って」
「秘密だ」
「てんめ~」
「落ち着けって晃。・・・しかし驚きだな。お前がそんなことしているなんてな」
「んまあ、ぶっちゃけた話、その運営のほとんどはフェレスがやってるから順調なだけだ。それに一応俺の変わりに会社のトップにいる奴もいるし」
「・・・まるで裏側で会社を支配している悪の親玉みたいだなお前」
ディバルの意外な役職にいまだに唖然とする面々。晃は噛み付き、ナギは頬を引きつらせている。
「あ、そうだ。・・・アリカ、お前さんにこれを渡しておく」
「な、なんじゃ?」
ディバルは何か思い出したかのようにアリカに小さな水晶球を渡す。
「昔作った連絡用水晶だ。何か困ったことがあればこれを使って喚び出すと良い。・・・初回サービス無料だ」
「って金とんのかよ!?」
ディバルが何かあれば遠慮なく呼ぶように言うかと思えばちゃっかり対価は要求するらしくナギがツッコミを入れる。
「・・・ちなみに、これが対価の一応の例を書いた資料だ。松竹梅で書いてみた」
「ふむ、どんなものじゃろうか・・・」
「あ、アリカ、ずいぶんなじんでるな」
ディバルのボケにツッコミを入れるどころか普通に接しているアリカに回りは苦笑する。そして資料に書いてある対価は・・・・・・
梅 ナギへの腹パン百発orタワーブリッジ
竹 ナギにキン肉バスターor百烈氷雷双炎拳
松 ナギに地獄の九所封じ
「ってまて!何で俺に攻撃することばかりなんだよ!?しかも、何か訳わかんねえ技名ばっかだしよ!?何この地獄の九所封じって?名前からしてコエーよ!!」
※キ○肉マンは平行世界の一つとしているためマンガとしてのキ○肉マンは知られていません。
「ふむ・・・わかった。緊急時にはありがたく呼ばせてもらうぞ」
「あり?何で姫さんはこれを了承すんの?被害受けんの俺だけなんだけど」
「気にするな。それと姫さんはやめよ」
「あはは、流石にギャグだよ。対価はその時の話し合いで決めるよ。・・・・・・・実際そのリスト通りでいいんだがな」ボソ
「まて!いまなんか最後に言ったろ!言え!何言いやがった!」
アリカの天然ボケにナギはわりかと本気であせり、ディバルはここまでのるとは思わず半分冗談だという。・・・・・・・・・・もう半分は本気だったようだが。
「・・・一応私からもあります受け取ってください」
「む?なんじゃ?」
するとフェレスからも贈り物があると何かを差し出してきた。それは・・・
「ザウルスライダーだ!」
「アホかー!!」
「ぶほぉぅ!?」
流石にふざけすぎた物だったため、後ろのほうであくびなどをしていて暇そうだったはずのエヴァンジェリンが何処からか取り出したハリセンでツッコンだ。結構長い付き合いだからかなれた感じがする。
「流石に早いなエヴァ。・・まあ、エヴァがツッコミを入れなくても俺かナギがツッコミを入れてたと思うがな・・・・・」
ディバルはちょっと遠い目をする。なお、ツッコミ候補としてナギが挙げられてるのに作者は若干の違和感を感じる。・・・・・・声のせいだろうか?
「もう少しマシなものを渡さんか!」
「分かりました・・・ではこちらを・・・」
そうしてフェレスが次にだしたものは・・・
「このところてん促進セットを・・・」
「「アホかぁーー!!」」
「アビバ!?」
今度はディバルとナギに同時に殴られた。が、仕方ないだろう幾らなんでもこれは。酷すぎである。だが・・・
「うむ、礼をいうぞ」
「「「「「て、着ちゃったよ!?」」」」」
普通に礼を言い、促進セットを装着したアリカがおり皆ツッコミをいれる。小次郎とアルビレオは顔を背け笑っており、フェレスはどこか満足そうな顔をしている。
と、そんなこんなであったがナギたちと別れる。その場に残されたディバルたちもそれぞれ動き出す。
「・・・じゃあ、親父私たちも行くぞ」
「・・・・ああ分かってるよ。寂しいがこれもいい経験だからな」
「・・まったくいつまでも子ども扱いするな・・・それに気が向いたら帰りもする」
実はエヴァンジェリンは旧世界に戻ったら一度一人旅をしたいと言っていたのだ。ディバルは最初難しい顔をしていたが、さすがに未熟だった頃より成長したし、何より何時かエヴァンジェリンに一人旅をさせねばとディバル自身も考えていたこともあり許可したのだ。
「じゃあ、行って来るぞ。まあ大丈夫とは思うが体に気をつけろよ親父」
「エヴァ、気をつけてな」
そして、少々情けない顔をしながら見送った。
「・・・ふむ、では私も行かせてもらうとしよう」
「ん?ああお前は完全な自由人だしな。分かってるよ。いってらっしゃい」
「ふふ、エヴァと比べずいぶんと雑であるな」
そして小次郎も行くというが、彼の場合様々な風情を楽しんだりとかなりマイペースであり、異世界においてもディバルの知らん間に勝手に旅に出たり、旅行に行ったりとしていたのでえらい淡白だ。
そして小次郎も出発した。
「・・・・そんじゃあ、俺も「だが、ランサーお前はダメだ」何でだよ!チキショーー!!」
ドサクサに紛れランサーもどこかに行こうとするが、そうは問屋がおろさないと言わんばかりにディバルにつかまれ阻止される。
「お前にはフェレスと共に色々とやってもらうことが沢山あるんだ。逃がしはせん」
「ふざけんな!!じゃあ何でエヴァと小次郎は別にいいんだよ!?」
正しい疑問である。だが、ディバルから返ってきた答えは・・・
「エヴァは俺の娘だ。可愛い娘のお願いを聞きくのが親だ」
「この親馬鹿がぁ!!」
ある意味予想どおりの答えだった。相変わらずの親馬鹿っぷりである。
「じゃあ小次郎は!?」
「え?マイペース侍を止められんのお前?俺は無理だな」
「あきらめんな!?あきらめたらそこで終わりだろーが!!」
ランサーもいいかんじで壊れている。まさにカオス。
「駄々こねんな・・行くぞ。死ぬほど仕事が残ってるんだからな」
「じゃあ行きますよランサー様」
「ち、チクショーーーーー!!!」
何時かに復活したフェレスと共にディバルはランサーを引きずっていく。・・・・・ドナドナが聞こえてきそうな光景だ。
ちなみに、一応阻害認識の魔法をかけているため変に目立っていないのだが、逆にこんなに騒がしいのに誰も気にした様子も無いのでシュールである。
何とか原作まで繋げていきたいです。原作に入ればもう少し更新速度があがるとは思うのですが・・・。道のり長ぇ・・。