魚雷ガール参戦。この事実にディバルは今までに無く混乱していた。
「あ・・・ありのまま 今起こった事を話すぜ! 『俺はフェレスから赤いコートを着た援軍が来る』と聞いてDMCな御方が来ると思っていたんだがやってきたのは天敵魚雷ガールだった・・・何を言っているのかわからねーと思うが俺も何故コイツが来たのかわからなかった・・・頭がどうにかなりそうだった(頭痛で)・・・ボーボボだとか首領パッチだとかそんなチャチな(この二人も充分ヤバイが)もんじゃあ断じてねえ、もっと恐ろしいものがやって来やがったぜ・・・」
「・・・何をふざけているのかしら?」
「すいません。ちょっと混乱していただけなんです。許してください!!」
魚雷ガールに一睨みされただけでディバルは土下座して許しを請う。相手が悪すぎである。
「・・・マジかよ。あのディバルが・・・・」
ナギはディバルが謎の生命体?にあそこまで怯えていることに驚きを隠せない。ソレはアリカも同じなのか、先ほどからディバルと魚雷ガールのやり取りをただ唖然と見ているだけであった。
「あらそうなの?そのワリには私が来る前から色々とふざけていたように思えたけど?」
「・・・・・(しまったー!!久々の運動でテンションがおかしくなって調子に乗りまくってたのが裏目にでちまったぁぁぁ!!)」
ディバル絶体絶命である。このままでは、敵より先に自分が殺されかねない。なお今、完全なる世界の面々は、この異常事態にどう対応すればいいのかわからず、此方もまた呆然とディバルたちのやり取りを見ていた。そして・・・
「ぐ・・・ぐぅ・・・おのれぇ・・先ほどからこの私ばかりを・・・・絶対に許さん!」
ディバルに色んな意味でボコボコにされていたセクンドゥムが復活した。ついでにやっと最後まで台詞が言えた。ソレを見たディバルは起死回生の方法を思いつく。
「せ、先生!実はあそこで起き上がろうとしている変態ナルシストの傲慢野郎にふざけろと脅されていたんです!!」
「なんですって?」
(((な、なすりつけたぁぁ!!)))
魚雷ガールの矛先をセクンドゥムに向けさせようとしていた。さらに・・・
「それどころかアイツ、世界を裏側で操って戦争を起こしたり、謎の超兵器で色んなものを消滅させることが生きがいな奴なんです!」
「ギョラ~~!?」
煽りまくりである。・・・事実も多いが。
「この場で殺す!!塵一つ残しはせ「戦争反対!武器廃止~!!」もぽぉぉぉい!!?」
(((自分の存在意義とか全否定で突っ込んでいったぁぁ!?)))
またしても、最後まで言い切れず今度は魚雷ガールに吹き飛ばされた。それに魚雷ガールの言葉に皆口に出すことは無かったが、全員同じようなツッコミを内心いれていた。
「いいわ。このおふざけ野郎はわたしが相手してあげるわ」
「はい!お願いします!!」
魚雷ガール、完全にセクンドゥムを標的に定めた。やはりこの魚雷どこかチョロイ。
「・・・な、なあディバル。アイツは一体?」
何とかディバルが危機を脱したのを理解したのか、ナギはディバルに魚雷ガールの事を聞こうとする。
「・・・簡潔に言うと、俺の天敵にし、最強候補の存在だ。・・・見た目はふざけているが俺の全力戦闘でも倒せん」
「・・・・どんな化物だ」
ディバルの言葉にナギは乾いた笑みを浮かべるばかりだった。
「そんなことよりだナギ・・・向こうはもう我慢できんらしい。今にも飛びかかって来そうだぞ?」
ディバルの言うとおり、残りの三人はディバルとナギとアリカの三人に向かい構えている。セクンドゥムの援護とかは一切考えていないようだ。・・・・あるいは見捨てたのだろう。
「へへへ、なるほどな。やる気満々か。だったら、あの新人は俺がやる。なんかアイツ、他の奴と違う感じがするから気になっちまうんだよな」
「「・・・・・ナギ、お前(主)・・・・そっちの趣味があったのか?」」
「違ーよ!?何でそうなる!!特にアリカ!アンタがそんな事を言うかな!?」
「「気にするな、ただのジョークだ(じゃ)」」
「なんで二人はそんなに息が合ってんだよ!?」
・・・いまいち緊張が出ない。いつも通りと言えばいつも通りだがだいなしである。
「・・・・そちらから行かないなら、此方からいかせてもらうよ」
そんな漫才じみたやり取りについていけないというかのごとく、
「・・・んまあ、ギャグはいったん後だ。ナギはそのままエド・フェニックスを相手してくれ。俺はあのちびっ子になるだろうからアリカはあの根暗女だな」
「わかった!・・・てエドってコイツのことか?」
「・・・・エドじゃない。・・・・
「まったく、ギャグはつうじんか。ついでにカヲル君ボイスのくせに三番とは実は綾波さんポジですかコノヤロー」
「わけがわからないよ」
色々とカオスである。そしてそんなカオスな状況をあの魚雷が黙っているはずが無い。
「あんたたち~!!」
「うわぁぁぁ!!やめろ!わたしを掴みながら突進するなぁぁ!擦れる擦れるぅぅ!!?」
魚雷ガールがセクンドゥムの足首を掴みながら突っ込んできた。ちなみにセクンドゥム、あちこちボロボロで地面に擦れまくっている。そしてそのまま・・・
「バカ爆弾!!」
「「「ぎゃああぁぁぁ!!」」」
セクンドゥムを放り投げてディバルのナギにぶつける。・・・何故か爆発がおきた。・・・と言うかナギ、完全にとばっちりである。ボケてないのに。
「ぐはぁ!?」
「「ナギ!?」」
するとナギは完全に崩れ落ちた。思いのほかダメージが大きかったらしい。
「あらいけない。その子の声、うちの生徒と凄く似ていて、加減間違えちゃったギョラ~」
魚雷の加減ミスらしい。・・・・・と言うより中の人ネタはできるだけ控えてほしい。わかる人はわかるが、わからない人は一々調べたりして面倒なのだから。
「しっかりしろナギ!!」
「・・・ディバル・・」
ダメージを負い崩れ落ちたナギをディバルが必死そうな顔で呼びかけ、ナギはふいにもジーンとするが・・・
「この後対価として俺の腹パン百発あるのに倒れてんじゃねぇ!!」
「ふざけんなあぁぁぁーー!!」
違うことで心配していた。
「おいおいどうすんですか?これじゃナギはすぐに戦線復帰はできないですよ?俺が二人相手すればいいんですか?」
「最悪わらわが治療せんといかんやもしれんし、三人同時に相手してもらわねばならんな」
ナギのダメージが大きく、とてもじゃないがすぐに戦える状態ではない。
「安心なさい。こんなこともあろうかと先生がちゃんと援軍をよんでいるわ」
「本当か?ならば助かる」
「・・・・・・」
魚雷が援軍を呼んでるときいてアリカは安心するも、ディバルは凄まじいまでの量の汗を流していた。その援軍がボーボボなどならば、自分の身は終わりである。
「あ、あの魚雷先生。その援軍と言うのは?」
「ギョラ?それは・・・とそうこうしてる内に来たようね」
「え?」
ディバルが恐る恐る聞こうとすると、魚雷は上のほうへと視線を移し援軍が来たことを告げた。そして空から二つの人影が降り立つ。
「!お、お前たちは!」
「またせたな」「俺たちが来たからにはもう大丈夫だ」
その正体は・・・
「あなたたち二人は始めてね。紹介するわ。私の生徒たちよ」
「クッキー・・・」
「て絶望君じゃねーか!!」
紙袋を頭にかぶり、パンツと靴下以外はだかの男・・・絶望君と・・・
「久しぶりの出番・・・マスコットとしての地位を確立するいいチャンスだ」
「おまえガ王か!?まだ桃白白みたいな格好してんのか!?」
原作者からも忘れられてんじゃね?と疑わざるおえず、キャラの方向性も完全に見失った桃白白なガ王がそこにいた。
「うむ、これならば大丈夫そうであるな。魚雷殿、すまんが戦いは任せたぞ。わたしはナギの治療に専念させてもらう」
「わかったわ!さあ、この四人であいつらを蹴散らすわよ!!」
「・・・激しく不安だ」
ディバルは途方にくれた。
「おのれぇ・・先ほどからわたしをコケにしおってぇぇ・・・もう許さん!!我々の恐ろしさを教えてやる!!」
セクンドゥムが怒りの形相をみせ、号令を下す。だが・・・
シ~~ン
「あ、あれ?」
いつの間にか他の三人はいなくなっていた。
「ど、何処に行ったんだあいつら!?」
セクンドゥムはあわてて周りを見渡す。すると足元に紙が置いてあり、伝言が書かれていた。
―――――セクンドゥムへ
とてもじゃないけどその魚雷と戦っても勝てそうに無いので撤退させてもらうことにしました。僕としてはナギともっと戦ってみたかったのですが、事故で戦闘不能となった彼では意味が無いので撤退します。
セブテンデキムは根暗と言われたことを気にしたのか、さらに暗くなり帰ってしまいました。「根暗・・・根暗なのか・・・」と言っていたのでかなり傷ついたみたいでした。
ニィのほうは「今やりあっても勝てない。作り物ではあるが一応肉体もあるからな。マスターに頼んで修行のたびに出る」と言って帰ってしまいました。
セクンドゥムも撤退するのを聞こうと思いましたが、未調整の僕では勝てなくても、君ならもしかしたらと思い僕たちだけで撤退させてもらいました。頑張ってください。
PS・帰ったらオヤツのアイスがあるので食べてください。 BY・テルティウム
「ふざけんなぁぁーーーー「私の決めゼリフパクるなーーー!!!」るろぺらぁぁぁん!!?」
キャラ崩壊?知るかコンチクショー!!てな具合で叫んでいた。・・・他三名も充分キャラ崩壊しているようだが。そして魚雷の逆ギレでぶっ飛ばされた。
「・・・・なんか哀れだ。・・・・・・半分近く俺のせいな感じもするが・・・」
見捨てられたも同然であるセクンドゥムに同情を禁じえないディバル。それも自分のせいでもあるのでなおのことである。
「かわいそうだけど、容赦はしないわ。なぜなら私たち三人は魚雷だから!!!さあ行くわよ!!」
「クッキー!!」
「えっ!?俺も!?・・・あれ?なんか違和感が・・・何だ?・・・ま、いっか」
魚雷は絶望君とディバルの二人の肩に手を置き攻撃することを宣言。ディバルは戸惑いながらも攻撃を仕掛ける。
「う、うわああああ!!来るなあぁぁぁ!!」
「くらいなさい!!協力奥義・・・」
待ったなし。そして・・・
「『三魚雷連撃』!!」
「ぐばばぎゃーー!!!?」
まず絶望君が絶望ニーでセクンドゥムに攻撃し動きを封じ、ディバルの炎を纏った魚雷が閉めの突進を食らわせた。セクンドゥムはそのまま倒れた。
「まだだ!ここで・・・!」
ディバルはここで息の根を止めようと追撃をかけようとするが・・・
「ぐお!?砂嵐!?」
「ギョラ!?」
砂嵐が吹き荒れる。
そして砂嵐が収まると、セクンドゥムの姿はそこに無かった。
「くっ、やられた!全員逃げたと思っていたが隠れて機会をうかがっていたのか!」
どうやらテルティウムが隠れて様子を伺い、タイミングを見計らってセクンドゥムを連れて行ったようだ。
「仕方がないわ。私たちの隙を突くなんて、向こうもかなりの強敵ギョラね」
魚雷ガールが敵を褒める。
「まあ、何にせよ。これでひと段落ね。・・・それじゃ、私は帰らせてもらうわ。映画の続編の撮影があるの。いそがし~ギョラね~。じゃ、行くわよマネージャー」
「クッキー!」
「お前がマネージャーなのかよ・・・」
そんな感じで魚雷たちは帰っていった。
「・・・・嵐みたいな奴だったな」
「そうか?頼もしい御人だったではないか」
「姫さん、ツッコミというものを覚えようか」
いつの間にか復活したナギはアリカ発言に苦笑いしながらもかえす。
「・・・・俺も帰るわ。色々と疲れた・・・対価はまた今度でいい」
「あ、ああ気をつけてな」
そしてディバルも帰る。
「・・・俺たちも行くか」
「そうじゃな。予約していたホテルまで急ぐとしよう」
「ええ、今日は一段と大変だったようですしね」
「・・・アル、なんでいままで静かだったんだ?」
「何か喋ると私も被害を受けそうだったので・・・」
「そ、そうか・・・」
ナギたちもどこか凄まじく疲れた顔を(アリカは普通に)しホテルへと向かう。
その後、ディバルは凄く疲れた表情をし戻ってき、ランサーはなぜそうなったか聞くと「行かなくてよかった!本当に良かった!」と喜んでいた。
セクンドゥムも戻った後・・・
「お前ら!!何勝手に撤退してんだ!!おかげでわたしは死にかけたぞ!!あとニィはどうした!?姿が見当たらないが!?」
「ニィならマスターに許可をもらって旅に出たよ」
「本当に行ったんかーーー!!?」
「グス・・・・・・・ヒック・・・・・根暗・・・わたしは・・・根暗・・・」
「正気に返れセブテンデキム!!」
現在の完全なる世界一番の苦労人セクンドゥムの声が空しく響いた。
そして・・・
「ぐすぐす・・・・みっなおそ~う、みなおそお・・・」
忘れ去られたコアラが一匹。
本当は絶望君とか出す予定なかったのですが、あと何名かのキャラ崩壊も・・・・・恐るべしハジケの侵食。
ついでにおまけです。・・・しょうも無いですけど。
おまけ
魔神の過去~小ネタ篇~
とある世界、ディバルはであったジャガイモ頭の少年になんやかんやあって自己紹介する。
「はじめまして。俺はディバル・クリムゾン。よろしくね坊や」
「ほうほう、ティーバック・クリームダゾとは変わった名前ですな」
「・・・・・・」
その夜ディバルは・・・・泣いた。