なかなか文章がまとまらず、何とか載せたこれも、あまり良い出来ではないです。
後、原作キャラの死亡が描かれておりますねでご注意を。
さらに、すいませんが最後にちょっとした連絡があります。
アレから数年。とある村の民家にディバルはいた。夜も深く、皆寝静まっているが彼は寝ようともせずただずっとベビーベッドの横に立ち、ベッドですやすやと寝息を立てている赤ん坊の顔をやさしく見つめていた。何があっても対処できるようすぐ近くに椅子を用意し座り、さらに周りや机には哺乳瓶やオムツなども用意されていた。
この赤ん坊の名は、ネギ・スプリングフィールド。
原作主人公である。
なぜこのような状況になっているのか?それは約三ヶ月前ほどさかのぼる。
アリカに渡していた連絡用の水晶が反応しディバルはすぐさま転移した。だが、そこにはベッドに横たわり、弱りきったアリカの姿があった。
ディバルは何があったのかを聞くと、アレから少したった後、ナギが単独で行動し、アリカは今ここにいる隠れ家で生活するようになった。ナギはなにやら調べ物などで出ていったりしていた。
アリカが言うには、長いこと戻らないことはあったが、それでも連絡は良くとっていたらしいのだが、ここ最近は全く連絡が取れない。さらに今回はアルビレオも同行しているため、自分の今の状況も知らないであろうことも伝える。アリカは今妊娠し、もうすぐ出産することになる。
一応、この隠れ家には、ナギの親戚が毎日来て様子を見てはくれているが自分のことは自分が良くわかっているらしく、子供が生まれれば自分は長くないであろうと伝えた。
そして・・・
「すまんが生まれてくる子を頼めはしないだろうか?」
「・・・・・・・」
アリカはディバルにもうすぐ生まれてくる子供の世話をお願いした。
「ナギの親戚には悪いが、私はお主に任せたいと思っているのだ・・・」
弱々しく頼みを言うアリカの願いをディバルは断らず了承した。アリカは安心したかのように微笑む。
ディバルは仕事などをかたずけるために一旦戻り、きりがついたところで戻ることにした。
ディバルは戻った後、フェレスとランサーに訳を話し、これからのことを相談する。一応自分たちがいなくなっても表の経営者であるウォルターがいるため大丈夫ではあるが、すぐにここから離れるわけでもない。ディバルは必要なことだけをやり、後はフェレスたちに任せ先に行く。フェレスたちもひと段落すればやってくる予定だが、ディバル以上に色々なことをするので何時になるか分からない。
そしてディバルが戻ってきたときには・・・・・
すでにアリカは亡くなっていた。
子供を産んだ後、前から決めていたであろう名前をつけ、一度抱いた後、まるで眠るように息を引き取ったと看病していたナギの親戚から説明を受けた。
彼はアリカからディバルのことを聞いていたようで慌ずにディバルに赤子を託す。彼は不安そうに赤子・・・ネギを見ていたがディバルはこの村に住みネギを育てることを告げる。
ディバルとしても、いくらアリカに説明などを受けていても自分の評判が全く分からないと言う沸けども無い。自分はいわば犯罪者であり、その犯罪者に子供を預けて大丈夫か?と不安に抱くであろうことは分かっていた。そこで、ディバルはこの小さな村に住むことでネギの様子がすぐ分かるようにしたのだ。
最初は村の住人から警戒されていたが、普通に子育てをし暮していたため、案外早く村に溶け込んだ。
「・・・・・・順調ではないが、・・・ここまで都合よく進むとはな・・・・」
ディバルはそう呟く。そうこれはディバルにとってかなり都合が良かった。
ディバルの目的の一つは、何とかネギの傍にいることだ。これは、ディバルは自分ひとりの都合と言うのはわかっているが何とかその位置にいれるよう考えていたのだが、伊吹晃や、最初辺りに会ったような転生者がまだいるかもしれない。これらから何とか護れるように考えていた結果、アリカからの頼みであった。
アリカの願いはディバルにとっても渡りに船であった。だからディバルも断ることも無く了承したのだが、アリカの命を助けることはできなかった。もう少し早く呼び出されていれば、アリカの命を救うことはできたかもしれないがもうどうしようもない。だが助けることができなかったことにディバルは暗くなった。
「・・・・・ぐしゅ・・・ひっく・・・」
「む?いかんいかん、どうも後ろ向き考えすぎて、暗い空気がネギにも感じてしまったか。すまんなネギ」
ディバルはぐずり始めたネギを抱きあやす。
最初はぐずってばかりいたネギだが、ディバルにあやされ機嫌が直ったのかまたすやすやと寝息を立てる。
「ふふふ・・・やはりかわいいな」
ディバルはネギを起こさぬように小さく呟き、愛おしそうにネギを抱っこしている。
「まったく・・・・エヴァの奴がああなるのもよくわかる・・・・・普通ああまではならんがな」
ディバルはネギの面倒を見ることを決めた後、エヴァンジェリンと小次郎に連絡を取り、こちらに来るよう指示をした。
小次郎はすぐにはこれないらしいが、エヴァンジェリンはすぐさまにやってきてネギと対面した。その時の様子をディバルは忘れることは無いだろう。
ディバルはエヴァンジェリンにネギをそっとわたし、抱っこさせた。エヴァンジェリンはネギを大変気に入ったのか惚れ惚れするような母性的な笑みを浮かべネギをあやしていたのだが・・・・
「ふ、ふふふ・・・・なんと可愛いのだこの子は・・・」
もうなんかウットリとしたような顔をしネギに微笑んでいるが、雰囲気がこわい。
「ハァ・・ハァ・・・」
恍惚とした顔で鼻息が荒くなりディバルが慌ててエヴァンジェリンから何とかネギを返してもらった。その時のエヴァンジェリンの顔は大切な物を一旦取り上げられた子供のような顔をしていた。
ディバルは心が痛んだが、あのままネギを抱っこしたままではエヴァンジェリンが暴走しかねないため、心を鬼にした。
それ以降、エヴァンジェリンの暴走一歩手前の状態は見られなくなったが、ネギの顔を見る度に鼻息が荒くなり、慌てて深呼吸するなどといったかな怪しい動作をするのが半ば日常となりつつあった。ディバルは何処で育て方を間違えた!?と頭を抱えていた。
「・・・・そろそろ、ベッドに戻すか」
エヴァンジェリンの奇行を思い出していたディバルだが、ネギが完全に寝ているのを確認しベッドに戻そうとするが・・・
「ぐしゅ・・・うぅ~・・」
「おっとっと、まだダメか」
再びネギがぐずりそうになり、再び抱えなおす。するとネギは再び安心したかのように眠り始めた。
「ふふふ、世話焼けるな・・・」
そう言いながらもディバルはどこか嬉しそうに笑みを浮かべる。ディバルはネギの顔を覗き込みそっとささやく。赤子のネギには分からないだろうが自分の想いをささやいた。
「大丈夫だよ。どんな奴が君の前に現れても、俺が助けてやる・・・」
かつて、尤も愛した女性の顔を思い浮かべながらディバルは誓いを口にする。
「・・・もう二度と、あの人のような悲劇を・・・起こさせない」
転生者にその想いと命を踏みにじられた最愛の女性。人間の枠から出ないようにし修行していた。だが、転生者たちの行動で自分の大切な人の命が奪われディバル後悔した。
もっと強くなれたのではないか?と。
その時二度と同じようなことをさせないと心に決め、ディバルは修行した。そして彼は自分が関わらねば、転生者たちから踏みにじられであろうネギとその女性が重なって見えたのだ。だから、ディバルの目的の一つとは・・・
「お前を精一杯育て、幸せにしてやる。原作だの何だの関係なく、な」
ネギ・スプリングフィールドを転生者から護り、幸せにすることである。
そしてディバルのネギをあやそうと口ずさむ子守唄が夜に小さく響く。
そして時は過ぎ、原作開始へと近づく。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
まことに申し訳ありませんが、本作はここで一旦更新停止とさせていただきます。
理由としましては、もう一つの作品である本作の外伝を当分は優先して書きたいと思っているからです。作者の構想では、外伝のストーリーは一応今作の主人公の人生を大きく変えたものとして書いているので、先に何とか外伝を完結させたほうが良いのではないかと判断したためです。
楽しみにしている方には申し訳ありませんが以上の理由を持ちまして一時更新停止とさせていただきます。できうる限り早く更新できるようにしたいと思っております。