魔法先生ネギま〜紅キ魔神〜   作:火野陽仁

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蒼イ太陽

  

 

 二人の男がにらみ合っている。

 

「・・・・・・そのセンスの欠片も感じない鎧、どう見ても一般人じゃねえよな」

 

 銀髪の男は、笑みを見せ軽い口調で喋りながらも、油断なく腰を低くし呪文らしきものを唱える。

 

「トレース・オン」

 

 すると、銀髪の男の手には、白と黒の中華風の双剣が現れた。

 

「・・・投影魔術・・・・・・衛宮士郎の・・・」

 

「せぇ〜か〜い。それがわかるってことは、お前も転生者・・・でいいよな?」

 

 軽い口調が消え、ドスのきいた低い声をだす。転生したばかりの為だろう。慢心というものがない。 

 

「まあ、その通りなんだが・・・・・・この鎧、そんなにセンスないかね?きにいっているんだけどなあ。性能も良いし」

 

 ディバルもまた軽口で返すが、こちらもまた自然体でありながら隙がない。

 

 ・・・服装については本当に傷ついているようだが。

 

 だが、センスの無さを指摘されても仕方ないだろう。なんせ、真紅の西洋甲冑、兜以外は完全装備しているのだ。神塚は知らないが、戦場でも着て目立ち、挙げ句の果てには私生活でも着ている事が多いのだ。性能が良いといっても着続けるものでは無い。ズボラと言われてもしょうがないレベルだ。

 

 

「服屋に行って、店員に適当に見繕ってもらえ。今よりはましになるぜ」

 

「容赦ねえな、おい」

 

「はっ!俺のじゃまする奴に気い遣うわけねえだろうがよっ!」

 

 神塚は干将と莫邪の夫婦剣を投合する。Fateのアーチャーの戦法を使う気だったのだろうが・・・・・・相手が悪かった。

 

「ふん!」

 

 気合いと共に、一気に走り、干将と莫邪を掴んだ。

 

「なっ!?冗談だろ!?」

 

 神塚は驚き狼狽える。殺し合いの中では致命的だが、それはあまりにも酷だろう。

 

 通常、回転し、飛んでくる刃に人は多少なりとも恐怖するだろう。見極めるのも難しいし、見極めたとしても、それらを反射的に弾いたり、又は叩き落とすのが普通だろう。

 

 だが、ディバルはあえて刃に走って向かい、掴んでみせたのだ。自身の技量にたいして、絶対的な自身と度胸が無ければ成し得ないのだ。

 

(バケモノめ!イカレてんのか!?)

 

 神塚は心の中でどくづく。

 

(だけどなあ!)

 

 干将莫邪はディバルが持っている。つまりは・・・・・・。

 

 

 

 『壊れた幻想』(ブロークン・ファンタズム)

 

 

 無限の剣製により投影した干将莫邪の"幻想が壊れ"爆発する。ディバルは手に直接持っていたのだ。回避は不可能だ。

 

「ま、マジでビビったが、馬鹿な野郎だぜ。"壊れた幻想"の事を忘れてたのかよ」

 

 煙により見えないが、ゼロ距離での壊れた幻想だ。いくら転生者でも、ただではすまない。・・・・・・そう、普通ならただではすまないのだ。

 

「よけいな時間を使っちまったな。さっさとエヴァを助けに行かねえとォッ!?」

 

 突如、煙の中から蒼い炎が放たれた。突然の出来事に、反応が遅れ、右腕に直撃したのだが・・・・・・

 

 

「ギィィッ!?な、何だよこれは!?何で俺の腕が"凍っている"んだよ!?」

 

 

 そう、焼かれたのではない。"凍って"いたのだ。

 

「・・・まったく。転生したてとは言え、ここまで弱いとは。・・・・・・しかも、ここまでみている限りコピー技しか使えないようだな」

 

 煙の中からディバルは何も無かったかのように出てきた。ダメージを受けた様子もない・・・・・・それどころか、火傷はもちろん、煤すらもついてない。

 

 「ヒィッ!?嘘だろ!?壊れた幻想をくらって、なんでピンピンしてんだよ!?」

 

 「・・・・・・簡単な話だよ。俺の能力が炎を操り支配する・・・・・・と言ったものだからな。壊れた幻想とはいえ、あれも爆発、つまりは炎。・・・後は言わなくても解かるよな?」

 

 

 「ほ、炎の支配だあ!?何だよそれ!じゃあ、さっきの蒼い炎もテメエがやったのか!?」

 

 「まあ、な。あの"蒼氷炎"は俺が放った」

 

 

 

 

  蒼氷炎

 

 ディバルが独自に産み出した炎。焼くのではなく、凍りつかせる炎。

 

 創作物の火炎系統の技を模範していたが、うまく行かなかった。

 

 それらが使えないという訳でない。威力も申し分なかった。しかし、練度が本来の担い手に比べ低いのだ。

 

 Fateのギルガメッシュに近いのだろうか。いや、衛宮士郎の方が近いか。

 圧倒的な物量を誇り、叩き潰す。つまりは力技だ。ディバルの炎はそれなのだ。

 

 偽物が本物に敵わない、なんて道理はない。

 

 衛宮士郎のセリフだ。確かにその通りだが、やはり本物の方が有利だろう。

 

 そのため、ディバルは自信だけの炎を生み出そうとしたのだ。この蒼氷炎は"その内の一つ"だ。これにより、ディバルは多少のコピー技は使うが、それは補助に近いものだ。

 

 

 

 

 

「クソが!よくわからねえ炎を扱えるぐらいで、調子扱いてんじゃねえぞ!・・・・・・ぜあぁ!」

 

 神塚は凍らされた右腕を新たに投影した剣で切り落とした。すると・・・・・・

 

「シャァァッ!!」

 

 

 グググ・・・グバァッ!

 

 

 切り落とした腕がはえてきた。

 

「ゼェ・・・ゼェ・・・ど、どうだ!お、俺は真祖の吸血鬼なんだよ!だから、こうやってすぐに再生できるんだよ! クハハハハハ!」

 

「わ〜すごいやびっくりしたなあ。」

 

「なんだよその棒読みは!!」

 

「いや、腕を再生できたから何?ってな感じだしな。あと、吸血鬼というよりも、ピッコ○さんぽかった。無理矢理再生させた感じだし。」

 

「キサマァ・・・・・・!」

 

 ディバルは相手を挑発する余裕があるが、神塚は、肉体と精神共に、かなりギリギリといった感じである。

 

 

「――体は剣で出来ている」

 

「・・・・・・・・・・・・。」

 

 呪文が唱えられる。

 

「――血潮は鉄で心は硝子」

 

 正義の味方に憧れ、目指した男の呪文。

 

「――幾たびの戦場を越えて不敗」

 

 ディバルの顔が怒りで歪む。

 

「――ただの一度の敗走もなく、ただの一度の勝利もなし」

 

 それは衛宮士郎のみに許されたものだから。

 

「――ならば、我が生涯に意味は要らず」

 

 感づかれぬよう、手加減し、情報を引き出せたのだ。・・・・・・すこし、おちょくってもいたが。

 

 もう、いいだろう。この呪文を唱えてしまったのだから。

 

「楽に死ねると思うなよ餓鬼。」

 

 

「――この体は、無限の剣で出来ていた」

 

 

 そして、世界は、歪み変化した。

 

 

 見渡す限り、どこまでも続く夕焼けの荒野。そして、数え切れぬほどの、剣の墓標。

 

「クハハハハハハハハハハ!!アハハハハハハハハハ!!」

 

 神塚嬰児はまるで狂ったように笑っている。怒りにより、理性のタガがはずれたのかもしれない。

 

「発動させちまったなあ!『無限の剣製』をよぉぉ!・・・えぇ、おい?」

 

 勝利を確信したのだろうか?少し、落ち着きはじめていた。

 

「いいからさっさと来い。貴様も急ぎのようがあるのだろう?・・・・・・俺もいい加減、貴様の顔を見るのが鬱陶しく感じてきたぞ」

 

 今度は逆にディバルの方が怒りを露わにしている。

 

「あ?何言ってんだ?まず、仕掛けてきたのはテメエの方からだろうが!なのに、なんで俺がそんな事を言われなきゃいけねえんだ?ん?」

 

 確かにその通りだろう。先に仕掛けてきたのは、あくまでディバルからだ。この場合神塚の方が正しいだろう。

 

「確かに、その通りだな。俺から仕掛けてきたのは事実だ。・・・・・・だがな」

 

 ディバルは自身の非を認めるも・・・・・・。

 

「貴様は、下らん野望を持ち、その野望を果たすために、衛宮士郎にのみ許された固有結界・・・・・・つまりは、この無限の剣製を使った」

 

 神塚嬰児を凄まじい憎悪と殺意をこめた目でにらみつける。

 

 それだけで、神塚は一瞬だがひるんでしまう。

 

「俺は、友を侮辱する行為をした貴様を絶対に許さん!」

 

 異世界を巡り周り、旅をしたディバルは、その道中、自身が元々いたせかいの様々な創作物の世界に行ったこともあるのだ。その中には、Fateの世界もあり、士郎達と友情を深めたりもしたのだ。

 

「それに、貴様は選択ミスをしてしまったのだ。・・・・・・この固有結界の中ならば、全力戦闘・・・・・・までいかずとも、ある程度の力を出せるのだからな」

 

 そう、膨大な年月を重ね、修行してきたディバルにとって、全力での戦いは危険だった。

 

 なんせ、ありとあらゆる炎を扱えるとはいえ、危険な代物め多々あるし、彼の戦闘スタイルはいわば、一対多数・・・・・・広範囲の敵を殲滅するのが得意なのだ。そのため、下手に暴れすぎると周りが火の海となりかねないのだ。・・・・・・無論、一対一の戦闘が苦手というわけではない。

 

 「な、なめんなよ!俺が選択ミスをした?そんな、訳ねえだろうが!いくらテメエがバケモノでも、この無数に存在する剣には敵うわけがねえ!なんせ"無限の剣製"なんだからなあ!」

 

 確かに"無限の剣製"・・・・・・又は"王の財宝"ならば、まだ可能性があったかもしれない。しかし・・・・・・・・・

 

 「無駄だ。本来の担い手・・・・・・士郎、又はアーチャーならばまだ可能性があるだろうが、劣化コピーである貴様では無理だ」

 

 そう、やはり本物でなくては勝てない。

 

 衛宮士郎がギルガメッシュに勝利する事ができたのは、能力の相性からでもある。

 

 アーチャーの強さも、長年、修行を重ね、戦場を渡り歩いた経験を重ねたからだ。

 

 オリジナルに敵わぬと知っていたからこそ、彼らは、様々な戦法をとり勝利する事ができた。

 

 転生したてとは言え、修行する時間をとらず、そのままこちらにやって来た神塚が勝てる道理など無い。そもそも彼は、転生するときに、時間指定も出来ていたようだ。修行する時間はつくれたはずた。

 

「・・・・・・テメエ、さっきから俺のことをコピーだのなんだのとぬかしやがって!この"無限の剣製"に勝てるのかよ?あぁん!?」

 

「勝てる。・・・・・・それに周りをみてみろ、すぐに異常がわかるぞ」

 

 

「何?」

 

 神塚は周りを見渡す。周りには荒野に無数に剣が刺さり墓標のようである。ここまでなら当たり前のことだが、荒野の色が夕焼けによる紅色ではなく、どこか冷気を帯びたかのような蒼色だった。

 

「・・・・・・どうなっているんだ・・・これは」

 

 神塚は、あからさまな変化だというのに、気がつかなかった事実に驚いている。まるで、狐に化かされたかのようだ。

 

「上を見てみろよ。原因が何かすぐにわかるぞ」

 

「上だとっ!?」

 

 神塚は上を見上げる。そこにあったのは。

 

 

 

 太陽だった。

 

 辺りを照らす巨大な太陽が燃えていた。しかし、その太陽は・・・・・・蒼かった。

 

 蒼い炎・・・・・・蒼氷炎により創られた太陽だった。

 

 

「こんな巨大な物になん「貴様は、俺に集中しすぎたんだよ」なに!?」

 

 

 ディバルは右手を上げた。その手には・・・・・・何も持っていない。しかし・・・

 

「左手をみてみろ」

 

 次に下げたままの左手を見てみる。そこにはトランプらしきカードが握られていた。

 

「い、いつの間に?」

 

「貴様は俺が右手をあげた時、なに事か気になり右手に集中し、左手にカードを持っていたのに気がつかなかった。・・・貴様が蒼氷炎で創られた太陽に気がつかなかったのはこれと同じだ」

 

 つまりは、簡単な手品の基礎の技術。例えば、カードを出し、それを相手に渡し仕掛けがないかを確認させる。渡したカードを注目させることで死角を作り出し集中させる。その間に自身は手品を行うための準備をするのだ。

 

 人は何かに集中すると周りのことが厳かになりやすい。

 

 ディバルが神塚を侮辱し挑発していたのは自身に注目させることで、出来うる限り周りを確認させないようにするためだ。・・・・・・無論、心の底から怒っていたという理由もあるが。

 

「こんな簡単に事が進むとは思わなかったが。・・・・・・さて、この太陽を落とし、爆発させればどうなるか・・・・・・想像できるかな?」

 

 神塚の顔が青白くなる。先程の自分の腕を凍らせたのを思い出し、どうなるか想像してしまったのだろう。

 

 「では、これで終いだ」

 

 ディバルが上げていた右手を振り下ろす。

 

「ク、クソがぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 神塚は慌てて、手を前に突き出し周りの剣をディバルに突撃させようとするが、時すでに遅し。

 

 無情にも太陽が落ち爆発する。

 

「―――――」

 

 強烈な爆発音は、神塚の声すらもかき消す。

 そして、蒼い爆炎が、瞬く間に、果てのなき荒野を呑みほした。

 

「よし、現実世界には、何の被害も無いな。少し、やりすぎてしまったしな」

 

 ディバルは、周りを見渡し、何の被害も無いのを確認している。

 

 あの爆発で、"無限の剣製"が解除されたのだ。そのため、爆炎が外に漏れだし、被害がでていないかを確認していたのだ。・・・もし、外の世界であれをやっていた場合、下手をしたら二度目の氷河期に入りかねない。そして・・・・・・

 

「・・・サムイサムイサムイサムイサムイサムイ・・・・・・・・・」

 

 神塚は生きてはいるが・・・・・・頭以外は凍っており、身動きがとれず、ずっとサムイと連呼している。最初は全身氷漬けになっていたのだが、ディバルが頭の部分だけ溶かし放置しているのだ。

 

「さて、どうしようかな?」

 

「オネガイデス・・・タスケテクダサイ・・・ユルシテクダサイ・・・タスケテ・・・タスケテ・・・」

 

 片言に喋りながらも助けてほしいと懇願する。ディバルは少し考えると神塚に近づき・・・・・・。

 

「助けてやっても構わんぞ」

 

「ほ、本当か!?」

 

「片言じゃなくなったな・・・・・・。ただし、貴様がある事に耐えられたらだ」

 

「た、耐える?」

 

 拷問でもされるのだろうか?神塚は恐怖する。

 

「そう怯えるなよ。ちょっとした情報を貴様の頭に直接送るだけだ」

 

 そう言うながら、ディバルは神塚の頭に手を置く。

 

「じ、情報?・・・・・・ギッ!?・・・ギガガガッ!?・・・・ガヒッ!?」

 

 少しすると、神塚は突然奇声を発し泡を吐き始めた。

 

「貴様に送っている情報は、とある魔導書の一部分の内容だ。・・・・・・どうだ?」

 

「・・・・・アガッ!・・・イガァアッ!・・・・・・・ガァッッッ!?」

 

 最後に一際大きな悲鳴をあげる。すると・・・・・・

 

「・・・いあ・・・・・・い・・・・・・あ・・・・・・」

 

「・・・やはり耐えきれなかったか」

 

 目に正気はなく、うわごとのようになにかを呟いている。

 

「・・・にゃ・・・・・・る・・・・・・しゅた・・・ん・・・にゃる・・・しゅ・・・た・・・・・・」

 

 なにか、やばめな事を呟こうとしているが。

 

「やり過ぎかもしれんが、経験上これくらいしないと安心できないんでな」

 

 過去、ディバルは幾度となく、転生者に情けをかけ裏切られた記憶があるのだ。そのため、ディバルは敵に対して容赦しなくなった。

 

 ただ、時々このようにある魔導書の内容の一部分だけを頭に直接送ることがある。

 

 理由としては、頭に送る魔導書の内容の一部分には、相手が下種な考えをもっていると、それに反応し、狂気や恐怖に満ちた情報が頭に勝手に浮かび上がるというものだ時々、耐性を持つものもいるが、大抵は魔導書の内容に恐怖し、一生なにかに怯え続ける人生をおくるのだ。 これによって、ディバルは相手を完全に行動不能にして、どうするのか、判断するのだ。

 

「すまんな。俺も充分に自分が外道だと自覚はしているが、自分の身を守るためにこれをやっているんだ」

 

 もはや聞こえてはいないであろうが、謝罪する。意味のない事だし、ただの自己満足だが、謝罪せねば気が済まないのだ。

 

「・・・・・・これで、楽になると良い」

 

 ディバルの手に銀色の炎が宿る。

 

「これは、聖炎と言って、闇や魔に属する存在に対して絶対的な力を持つんだ。これを使えば真租の吸血鬼だろうと滅ぼす事ができる・・・・・・と言っても意味ないかな」

 

 確かに、神塚はもうなにも聞こえてはいないだろうから意味は無いだろう。

 

「・・・・・・じゃあな」

 

 ディバルは聖炎を神塚に放つ。銀色の炎は瞬く間に神塚の体を焼き尽くしたが、氷は一切溶けていなかった。

 

 

 

 

「・・・・・・さて、これからどうしたもんか」

 

 神塚の目的は、だいたい推測できたが。

 

「エヴァンジェリンを助ける必要はないんだろうがな・・・・・・」

 

 原作で普通に居たのだ。助かることは間違いないだろうが・・・・・・

 

「・・・・・・今後の展開がどうなるか解らんが、・・・・・・・・・後味悪いしな。・・・・・・・・・行くか」

 

 救出する事を決めたようだ。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・その後、服屋に行こうかな?」

 

 最初の方に言われた事を気にしていたようだ。・・・・・・案外、精神面は少し弱いのかもしれない。

 





  聖炎

 ディバルが生み出した自身だけの炎の内の一つ。
闇や魔に属する存在には、絶対的な力を発揮する。例え、それが不死の力を持っていたとしても焼き滅ぼす事が可能。
 しかし、それ以外には全く効果はなく、普通の炎としての力もない。
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