ガチグマの信頼を得たライトはガチグマに協力してもらい、消息不明のヒナツを探す事に…
荒ぶる峠クイーンのドレディアを鎮め、一件は解決された
一方現代では時間と空間が歪む事件が発生!
幼児退行したメガミを背中に調査を進めるレン
アカギの謎の提案により、レンは時空の裂け目に向かって行った……
そして過去では、新たな波紋が生まれうとしていた
毎度のことながら団長室に行くと、カイさんが待っていた
俺達が団長室に入るなりデンボク団長は俺達に話しかけてきた
デンボク「紅蓮の湿地での調査、ご苦労である。お前達には次なるエリア…群青の海岸に赴いてもらう」
ライト「……群青の海岸…」
カイ「……」
デンボク「最初に言っておく、群青の海岸にキングはおらぬ」
ライト「……え?」
カイ「ライトさん、説明するね」
メグ「……」
カイ「キングだけど数年前にはいたの…ただ不慮の事故で命を落として……」
ライト「……」
そうか、ポケモンも命を落とすんだよな…
デンボク「…そのキングがいた場所で怪しい影を見かけるとの報告が入ってきてな……更には火吹き島で材料を集めていた警備隊と製造隊の隊員が幽霊に襲われたとも報告している」
メグ「…ゆゆゆ…幽霊?」
カイ「…私としてもキング場を荒らされるのは許せないの!でも群青の海岸にいるキャプテンは訳ありで…」
デンボク「ライト、メグよ!任務を命ずる!」
カイ「……」
デンボク「群青の海岸にて!火吹き島の幽霊について調査せよ!」
ライト「……はい!」
メグ「…はい」
カイ「私は群青の海岸で待ってるね、あそこの景色、好きだから」
カイさんはゆっくりと団長室を後にした
ライト「……」
デンボク「お前達も段々信用を得ているようだな」
ライト「…デンボクさん」
デンボク「…なんだ?」
ライト「…デンボクさんは俺達のこと、どう思ってますか?」
メグ「……」
デンボク「…異端であることは否定出来ぬが、お前達はギンガ団としてよく働いてくれている。それなりに信用している…」
ライト「……」
デンボク「…しかし、もし仮にお前達が我々ギンガ団に牙を向ける時が来たら、その時は…」
メグ「……」
デンボク「…コトブキムラを出てもらう」
メグ「……」
ライト「……」
メグ「…デンボク団長ってさ、何かあったのかな?」
ライト「……さぁな」
「…私はギンガ団の団長としてこのムラの者を守るという責務がある。分かってくれるな?」
ライト「……」
俺達はコトブキムラを後にし、ラベル博士と群青の海岸まで行く事にした
ライト「…そういえばラベル博士、なんで毎回俺達に着いてきてるの?」
ラベル「以前隊長に言われたんです。「確認する。あの者達に何かあれば、お前が責任を取るのだな?」、と」
ライト「……ふっ」
ラベル「……なぜ笑うのです?」
ライト「…いや、なんでも」
俺達は軽い世間話をしながら群青の海岸に向かって行った
《群青の海岸》
円形状に広がる浜と広い海というか湾
ライト「……」
群青の海岸の入口、カイさんは海に向かって笛を吹いていた
凄く美しい音色だ
この響き…何処までも届きそうな…
メグ「……綺麗…」
カイ「…ありがとう、これはシンジュ団に伝わる伝統的な曲でね。よくあの子と一緒に吹いてたんだ」
ライト「……その笛は?」
カイ「…これは…カミナギの笛。カミナギに伝わっていた笛よ」
ライト「……カミナギの笛?」
なんだろう…何処かで聞いた事があるような…
カイ「……私ね、最初あなた達を疑っていたの」
ライト「……」
カイ「…きっとシンオウ様の作った空間を荒らそうとする不届き者ってね…でも、あなた達と関わってわかった。きっとこの世界はとてつもなく広いのね」
メグ「……」
カイ「……世界は広く…私は小さい…」
ライト「……」
カイ「…うん、あなた達になら本音を話せそうだよ。デンボクさんとは団の長同士…弱みを見せたくないし」
デンボクさんもなかなかに信用ないな
カイ「…どうして私があれこれ背負って閉まっているのかなぁ……あのね、海岸にいるキャプテンはガラナちゃんといいます。ただ世話するキングもいないしキングの後継も育ってないし…キャプテンにふさわしくないと異を唱える者もいるんだよ…」
ライト「……」
カイ「…でも誰がなんと言うおうと、私にはとても大事な人。シンジュ団の長の座を巡っていろいろ競い教えてもらったし…」
メグ「……」
カイ「…それで頼みというのは、彼女が連れているキングの後継を鍛えて欲しいの!」
キングの後継…つまりオヤブンでもないポケモンがまだいるってことか
カイ「…キングの後継がキングとして君臨すれば、ガラナちゃんの信頼も取り戻せると思うの!」
ライト「…わかりました!」
俺達はカイさんの頼みを了承し、その人の元まで案内してくれた
群青の海岸の海に面する崖
その先端部分でシンジュ団の制服っぽい色合いのウエットスーツを着た女性が、2匹のポケモンを連れていた
狛犬のような虎柄のポケモン
1匹はとても小さく、女性の膝下までしか身長がなかった
『……ガルルワ!』
???「…およしなさいな」
大きい方のポケモンが俺達に向かって吠えると、女性はそのポケモンを鎮めた
女性は振り向き、俺達に顔を見せた
ガラナ「…あたくしはシンジュ団のガラナ。貴方様は?」
ライト「…ライトです」
メグ「メグです!」
カズマ「…あぁ、ギンガ団の!バサギリとドレディアを鎮めた強者と聞いていましたが…」
ライト「……」
メグ「……」
ガラナ「…存外、優しそうな顔をしておられるのね」
『……』
小さい方のポケモンはガラナさんの後ろに隠れる
ガラナ「…それで、何をしにいらしたの?幸いなことに群青の海岸に荒ぶるキングはおりませんのよ」
ライト「……」
カズマ「…高波にさらわれた子供を救うため身を投げ出し、海の藻屑となり…」
そうなのか…そのキング、良い奴だったんだな
ガラナ「……どちらがキングの子供のガーディだと思われます?」
ガーディ…あぁ、この2匹のポケモンの事か
ライト「…そりゃあ、大きい方じゃ?」
ガラナ「…皆様そうおっしゃるのよ」
ライト「……え?」
『……』
ガラナ「…こちらの大人しくてすぐに隠れたがるガーディが先代キングの子供なのです」
『……くぬん』
ガラナ「…キングたる資格の持ち主ですが、この子は父の死を目の当たりにして心に深い傷を負いました…」
そうだったのか…
ガラナ「…それを無理やり鍛え、キングにするなど……あたくしには到底出来ませぬ」
ライト「…っ」
ガラナ「…シンジュ団のみなになんと言われようとこの子のあるがままに寄り添うと決めております」
メグ「……っ」
ガラナ「…さて、キングがいないと知ってもまだ御用があるのかしら?」
ライト「……あぁ…えぇっと…」
俺は仕方なく、本来の調査の目的を言った
キングの後継の特訓もしたかったのだが…
ガラナ「…あぁ…火吹き島の調査…最近怪しい影を見るとの噂です。ただ火吹き島に行くにはポケモンのイダイトウに認めて貰わなくてはなりません。そうでなければ火吹き島への上陸は出来ません」
ライト「……イダイトウ…?」
キングでは無い、という事はアヤシシやガチグマみたいなもんか
ガラナ「海を渡るには、コンゴウ団キャプテンのススキ様に相談なさるとよろしいかと」
ススキという人は向こう岸の丘の上に拠点を構えているらしい
俺達はススキさんに会いに群青の海岸を歩いていた
すると…
ウォロ「…あら、おふたりとも。こんなところでお会いするとは!」
ライト「…ウォロさん」
ウォロ「ジブンはですね、プレートを探しているのですよ!ライトさんはプレート集めは順調ですか?」
ライト「…まぁ、それなりに…」
てか勝手に手元に来るんだよな…
ウォロ「ご謙遜を!既に6枚も持っているではないですか!」
ライト「…ま、まぁ…」
ウォロ「貴方の集め方は何故だか古代の英雄を想起させます。シンオウ様と戦ったとされる古代の英雄」
シンオウ様と、戦った…?
ウォロ「…不思議なのですよね。古代の英雄に従ったとされる10匹のポケモン達はシンオウ様から力を得たとされるもの。何故古代の英雄と共にシンオウ様に挑んだのか……全てのプレートを集めれば謎は解けるのでしょうか?」
ライト「……」
ウォロ「ではお互い張り切ってプレートを集めるとしましょう!」
ウォロさんはまたしても何処かに行ってしまった
案外忙しいのかもな
しばらく歩くと、1つテントを発見した
外にある焚き火はまだ火がついている
中にいるのか?
ライト「……すいませ〜ん」
???「…お客……様……?」
ライト「……?」
少し高めの男の人の声
???「…いま……出ますので…しばし…お待ちくださいませ…」
テントの中でザカゴソと音がする
扉が開くと、そこにはコンゴウ団の制服を着た坊主の男性が出て来た
ススキ「僕…コンゴウ団のススキと、申しますが……貴方、ライトさんですよね?あの、僕何か粗相をしましたか?」
なんというか……か弱そうな人
それ故に、とても優しそうな人だ
ライト「いいえ、実は…イダイトウについて教えて貰いたくて」
ススキ「…は、はて…イダイトウ、ですか…イダイトウになんの、御用ですか?」
ライト「訳あって、火吹き島に行きたいんです。その為に、イダイトウの許可がいると聞いて」
ススキ「…あ、あぁ…なるほど。それでしたら、好物を用意すれば、よろしいかと」
ライト「そうですか」
ススキ「…ただ調理がちょっとばかり…というかかなり大変といいますか…」
メグ「…?」
ススキ「…はっきり言って……無料というか……」
ライト「…な、何がですか?」
ススキ「お、お教えしますよ……材料は……僕が持っていますが……材料の味付けが、大変で…」
ライト「…あ、味付け?」
ススキ「は、はい…実は……イダイトウの好物を作るには…ゴーストポケモンのあくのはどうで味付けしないといけません……その為にはオヤブンの技を利用するしかない……あぁ…想像しただけでも恐ろしい……」
ライト「……」
何だこの人
ライト「…わかりました…俺達で何とかします」
ススキ「ギンガ団の…方……怖いもの知らずすぎて…僕が怖くなっちゃいますよ」
俺達はゴーストタイプのオヤブンが現れる夜まで待機し、オバケワラという所まで出向いた
『……ジュッベェ…』
口がジッパーのようなゴーストポケモン
あれならゲンガーフォルムで倒せるのでは?
メグ「そういえば、ゲンガーフォルムでは出来ないの?」
ライト「あぁ…ゲンガーフォルムはあくのはどう覚えてないからな、あのオヤブンでメガシンカ出来る事を願おう」
メグ「あのオヤブンがあくのはどう打てるとも限らないけどね」
ライト「…行くぞ!」
メグ「あ、ちょっと!1人にしないでよ!」
俺は変身し、ゲンガーフォルムになる
『ジュッベェェ!』
ライト「カースストライク!」
オヤブンを粉砕し、メガストーンを手に入れる
と、同時に封印が解けた
ライト「…良かったぁ…これメガシンカ出来たのかぁ…」
メグ「運が良かったねっ!」
ライト「…よし、ススキさんの所に行こう」
俺達はススキさんのテントに戻り、報告した
ススキ「…ほ、本当に出来るのですか?」
ライト「多分、出来ます」
ススキ「…そうですか……イダイトウに認められたいという思い、僕も応えましょう…」
ススキさんの目が変わった
ススキ「それでは調理を始めます。準備は良いですか?」
ライト「あぁ、変身!」
俺は仮面ライダーへと変身した
ライト「…そして、フォルムチェンジ!」
ジュベッタ!
ジュベッジュベ!ジュベッジュベ!
ジュッジュ ジュベッタ!
俺の身体は変化し、黒い身体に金色のジッパーが出現する
手足のジッパーが開くと、紫色の短い触手が出て来た
ライト「呪詛の戦士…仮面ライダーバーサ…ジュベッタフォルム!」
俺がそれっぽく名乗ると、ススキさんはビクビクしていた
メグ「……っ」
メグもヤバそうだな、あれ
ススキ「…で、では行きますよ…合図を出したらあくのはどうを打ち込んでください」
ライト「…はい!」
俺は焚き火の上に置かれた鍋に視線を移す
なんだかよく分からんが、出来る気がした
ススキ「……今です!」
ライト「あくのはどう!」
俺は手を添えて鍋に向かってあくのはどうを打ち込んだ
成功だ!
ススキ「……うん、味も形も素晴らしい。いい物が出来ました」
ライト「…はい!」
ススキ「……あの…」
ライト「……はい?」
ススキ「…出来ればその姿…やめて貰えますか?」
ライト「…あ、すいません」
俺は変身をすぐ解き、イダイトウの好物であるイダイトウだんごを持った
ススキ「…それでは、イダイトウの待つイチョウの浜辺に行くとしますか」
ススキ「…しずくプレートよ…汝、妾に従えし者。その意思、その心、全てを妾に捧げ、世を守る成獣となれ…」
ライト「……っ」
ススキ「…イダイトウよ、妾の力となれ!」
水色のプレート、『しずくプレート』は光り輝く
『…ばっしゃらぁ!』
水面から現れたのは大きなイトウのようなポケモン
尾びれからは禍々しいオーラを放っている
ガラナ「ススキ様」
ススキ「ガ、ガラナさん!二人で会うのはまずいのでは?」
ガラナ「この2人なら大丈夫でしょう。それに、ガーディ達もイダイトウ様に会いたくなって来たようで」
『…ガルルワ!』
『……くぬん!』
ススキ「…そ、そうですか…ラ、ライトさん…そちらにてイダイトウに団子を…」
ライト「はい」
俺はイダイトウに団子を投げ付けた
イダイトウは嬉しそうにそれを食べた
本当に好きなんだな
ガラナ「…イダイトウ様…」
ススキ「…どうやら、イダイトウは貴方を認めたようですね、普通は他人からは受け取らないですよ。ですが、貴方の頑張りや努力を、イダイトウも理解したようです」
ライト「…イダイトウ…」
『…ばっしゃらぁ!』
ススキ「…これを貴方に託します」
俺は『しずくプレート』を手に入れた
『…ばっしゃらぁ!』
経緯を見守ったイダイトウは海に戻って行った
ススキ「…ライトさん、これで海を渡れるようになりましたね」
ガラナ「ライトさま、おめでとうございます」
ライト「はい、ありがとうございます」
メグ「…ふふっ」
ススキ「……ガラナさん」
ガラナ「…はい、先代のキングがガーディを助けた話はしましたよね。あの時、あたくしもススキ様とイダイトウ様に命を救って頂いたのです」
ライト「……」
ガラナ「ですからススキ様の事をお慕い申しあげているのですが。あたくしは後ろ指を刺されている身…ススキ様に迷惑をかけぬため表立って会わぬようにしているのです」
ライト「……」
……え、つまり好きって事?
昔の言葉はよく分からないが、多分この2人はいい感じなんだろう
俺は1人で自己解決していた
メグ「…なんでこういう時は鈍くないのさ」
ライト「…え?」
メグ「なんでもなーい」
ススキ「ガラナさんをお助けしたのは……人として当然の事……」
ガラナ「…ススキ様の見せてくださった勇気……そのおかげであたくしはガーディをキングにせぬまま守る勇気を得たのです」
そういう事だったのか
自分の保身とガーディを天秤に掛け、ガーディを守る事を決意したのか。この人もいい人なんだな
ススキさんも、普段は案内弱々しいのに、いざとなると頼りになるんだな。それも、命を張ってまで…
ススキ「…はぁ……この話はよしましょう…」
『……くぬん』
すると、浜で3人の人影が現れた
オマツ「常盤木と呼ばれた松のように、いつまでも若く美しい長女のオマツ!」
オタケ「枯れるどころか次々と新芽を咲かせ繁栄を体現する次女、オタケ!」
オウメ「寒い冬に春の訪れを知らせる可憐にして気高さの象徴、三女のオウメ!」
オマツ・オタケ・オウメ「「「厳寒のヒスイ地方にしっかと名前を根付かせてみせましょう!野盗三姉妹、ショウチクバイ!あんたのガーディをいただくよ!」」」
ライト「…っ!」
気付いた時には遅かった
オマツ「ゲンガー!やっちまいな!」
『…ゲンガァ!』
『……ばぅばぅ!?』
ススキ「…オ!オヤブン!?」
オヤブンのゲンガー!?
なんでこの3人の言うことを!?
オタケ「ガーディ!いっただき!」
ライト「…くっ!へんしっ…」
オマツ「おっと…舐めた事してみな?ガーディの命がどうなってもいいのか?」
ライト「……くっ」
ガーディは野盗三姉妹のすぐそばに移動しており、背後にいた『ゲンガー・ヤミー』もそばにいた
オマツ「…どうだい?オヤブンを味方につければ、あんた達も抵抗出来ないだろ」
オウメ「あんた達をずっと見張っといて良かったよ、弱点がスカスカだったよ?」
『…ばぅばぅ!』
ガラナ「ガーディ!」
オマツ「静かにしな、もうすぐ立派なキングにしてやるからさ」
ライト「…っ!」
ガーディをキングに?どうして!?
オマツ「あたくし達が生きづらいのはコンゴウ、シンジュといったせせこましい集団のせい。広いヒスイで好きに生きて行くため強いポケモンを従えてみせるのさ」
オウメ「さてと戻りましょう。誰もいない暑い場所に」
『……ゲンガァ!』
すると、ゲンガーの技により3人とゲンガー、そしてガーディが消えてしまった
ガラナ「あぁ!ガーディ!?」
ライト「…く、くそぉ!」
メグ「……でも…唯一の救いは…」
ススキ「…えぇ、彼は無事ですね」
『……くぬん』
ライト「…でも、助けなきゃ…」
ススキ「…あの方達、誰もいない場所に帰ると……群青の海岸で誰も行かないのは…やはり火吹き島…?」
ライト「今の俺なら海を渡れる…行こう、メグ!」
メグ「うん!」
ガラナ「……おふたりとも…ありがとうございます!…どうか…あの子をお救いくださいませ……」
ガラナさんは深々と頭を下げた
ライト「……」
人の思いを踏みにじり、ポケモンの気持ちを知らないで…
許せない…
『……くぬん』
ライト「…大丈夫だ、ガーディ」
『……』
ライト「…お前の相棒は、俺が必ず助ける」
『……くぬん??』
メグ「ライト君、言っても分かんないよ」
ライト「……」
俺は立ち上がり、火吹き島へと視線を移した
ライト「…行こう」
俺の決意はもう固まっていた
レン「……ふぅ」
『……バ…バンギ…』
『バンギラス・ヤミー』は無惨に散った
レン「…ふぅ、子供の背負って戦うのも大変だな」
俺は時空の裂け目を睨む
相変わらず光が溢れ出ていた
レン「…さて、一段落したところで…」
こいつをどうするか、かぁ
中に入って状況を確かめたいが、裂け目には結界がある
となれば…
レン「…時空の裂け目を何かで覆えばいいのか…?」
でもそんな事出来るのか?俺に
いくら伝説のポケモンの力を使えると言っても限度はある
こういう非常時は特に
レン「……」
「そういう時は、メガストーンの声を聞くんだよ。聞こえなくても、感じるんだ。そうすれば、そっちから答えを教えてくれる事もある」
レン「…メガストーンの…声を…」
俺は俺が持っているメガストーンを全て取り出した
地面に広げ、問いかけるつもりで見つめる
「魂は惹かれ合うものだ。きっとレンの思いにも応えてくれるよ」
レン「…頼む、俺はどうすればいい…?」
すると、3つのメガストーンが光った
レン「…これは…」
ユクシー、アグノム、エムリットのメガストーン
随分前に手に入れたものだが…
3つのメガストーンは浮かび上がり、時空の裂け目の周りを正三角形を作るように回る
不思議な光が出て、時空の裂け目を覆った
レン「……おぉ…!」
光が溢れ出ていない…成功したんだ…!
すると、3つのメガストーンは俺の元に帰ってくる…
サターン「今だ!やれ!」
レン「…っ!」
3つのメガストーンはギンガ団によって奪われてしまった
アカギ「よくやった、仮面ライダー…これで計画が遂行出来る」
レン「なんでメガストーンを奪った!?」
アカギ「あの3つのメガストーンはエイチ湖、リッシ湖、シンジ湖にいた3匹の伝説のポケモンのメガストーンだな」
レン「な、何故それを!?」
アカギ「我々の計画にそいつらの遺伝子が必要なのだ…この3つはそれが完成するまで我々で保管させてもらう」
レン「ふざけるな!返せ!」
アカギ「今更遅い!撤退だ!」
俺はギンガ団員の攻撃により目眩しにあった
レン「…チッ…クソっ!」
気付いた時にはいなかった
レン「…絶対に取り戻すッ!」
俺の決意はもう固まっていた
To be continued
次回予告
ガーディを取り戻すため、火吹き島に赴くライト達
すると、キングの息子のガーディに思いが届き…!
ライト「一緒に行くぞ!」
『グヌォッ!!』
第14話「誕生!新たなキング の巻!」