記憶喪失のシンジュ団キャプテンのノボリとライト達
自分勝手な性格のコンゴウ団のキャプテン、ツバキの妨害によりなかなかキングに近付けられなかった
ライト達の可能性を信じたノボリ、オオニューラを呼び出し、ライト達は登山に成功した
しかし、メグは心に迷いを持ってしまうが…
男子児童「…せんせーい!あいつ変だよォ!」
先生「こーら!そんな事言わないの!」
男子児童「だってあいつ、ずっと笑ってるんだもん!」
先生「それは……大丈夫?メグちゃん」
メグ「……うん!」
あれは…小学校…いや、それ以上前かもしれない
私は周りの子達から疎まれていた
いつも笑顔でいる
それが、周りの子達からは
気色悪いように見えたのだろう
どんなに辛くても、どんなに怖くても、どんなに怒られても、私は無意識に笑顔を作っていた
私は知っていた
愛想を良くしておけば、周りは着いてくる
そう、思っていた
でも、現実は違った
どれだけ笑顔を作っても、誰も私を見てはくれなかった
誰も、本当の私を見てはくれなかった
大人達は私に不審の目を向け、子供達は私を避ける
学校なんて、楽しくもなかった
でも、ただ1人…
レン「…メグ、忘れ物ないか?」
メグ「うん!」
レン「…よし、行くか」
お兄ちゃんだけは、私を見ていた
本当の私を、見ていた
それだけで私は、十分だった
やがて、旅に出るようになった
お兄ちゃんとの2人っきりの旅は不安な事だらけだったけど、私はお兄ちゃんを信頼した
お兄ちゃんはいつでも、私を見てくれると
それでも、私の心は錆びたままだった
いつしか、笑う事が怖くなった
笑う事で、誰かを傷付けている気がして…
レン「……メグ、どうした?」
メグ「…え?ううん、なんでもない」
レン「…そうか」
お兄ちゃんは私の変化に気付きながらも、変に気に触らなかった
お兄ちゃんもお兄ちゃんなりに、私を信頼してくれていた
従兄弟が現れた
初めての、同年代のお友達
可愛い女の子が仲間になった
暗い過去を持ってるみたい
私は今、お兄ちゃんの眼中にいるのだろうか
お兄ちゃんは、いつまで私を見てくれるのだろうか
ライト君やメガミちゃんに、お兄ちゃんが取られる気がした
それだけが怖かった。何よりも怖かった
メグ「……ディアンシー…貴方はどうして…」
ディアンシーの輝きは、とても綺麗だ
私なんかが、この子と…
メグ「…わかんないよ…私には…」
私は、道に迷っていた
今の私は、どこに向かっているのだろうか
何処に辿り着けば、心の錆を取ることが出来るのだろうか
レン「…お前が、決めるんだ」
ライト「迷ってもいいんだよ」
メガミ「…それが、メグさんの強さですよ」
皆の言葉が、私の心を磨いてくれた
錆び付いた心に、光を照らしてくれた
そうか……これが……
メグ「……仲間…」
ライト「……え?」
メグ「いや、なんでもない!」
ライト「……?」
私達はテンガン山の麓の部分にある開けた場所に来た
近くには遺跡のがある
オオニューラは私達を降ろし、颯爽と山をとんで行った
ツバキ「ようこそ!マルマインのキング場、
ライト「ツバキさん!」
ツバキ「あなた達の妨害をしたものの、たどり着いて欲しい気持ちもあり、人は矛盾を抱えてこそ成長するのかもしれない」
ライト「……」
メグ「……」
ツバキ「…あれだろう?あなた達はキングを呼び出したいのだろう?でもね、それは出来ない相談だね」
ライト「……え?」
ツバキ「何故ならこのツバキ!マルマインの呼び出し方をまるっと忘れてね!」
メグ「……は?」
ツバキ「もしかして怒りたい気分かい?だが怒ったとしても何も解決しないさ!」
すると、私達の後ろからセキさんが近付いて来ていた
セキ「ライト達よ、ツバキに苦労刺せられているようだな」
ライト「セキさん!」
セキ「マルマインも他のキング同様、プレートがあれば呼び出せる」
ツバキ「アニキ!」
セキ「なんだよ」
ツバキ「聞こえたぜ!どうして教えるんだよぅ!アニキはコンゴウ団のリーダーだろ!ギンガの連中なんか捨て置けよう!」
セキ「ツバキおめぇよぅ、荒ぶるキングを見たのかよ。溢れ出る活力を抑えきれずに苦しんでいる姿をなんとも思わねぇのか」
ツバキ「……シンオウ様に選ばれた者の喜びだよぅ…誰だって成長する時は試練があって悩んだり苦しむぜ」
セキ「キングの荒ぶりがシンオウ様の試練?俺にはそうは見えねぇ…だからコンゴウやギンガとか関係なく、ライト達の協力をするぞ!」
ライト「……」
メグ「……」
ツバキ「……分かっよぅ!ツバキもキャプテンだ、マルマインの為にも、これやるよ」
ツバキさんはライト君に黄色のプレートを渡した
ライト君は『いかずちプレート』を手に入れた
ライト「…本当に大丈夫か?1人で」
メグ「大丈夫、私…覚悟決めたから」
ライト「……何の?」
メグ「…ディアンシーに、私を認めてもらう。強くなりたいからじゃない、分かって欲しいの…本当の私を」
ライト「…分かった」
私は迎月の戦場に赴き、レジェンドライバーを装着する
メグ「……ディアンシー…見てて、私の…変身」
リード!ドロップ!
レジェンド!ヘンシーン!
メグ「……変身ッ!」
ディアンシー!
ディ!ディアン!ディ!ディアン!
ディアンシー!
メグ「幻の戦士、仮面ライダービジオン!」
ライト「……よし、いいか?メグ」
メグ「……うん、お願い…」
ライト「…いかずちプレートよ…汝、妾に従えし者。その意思、その心、全てを妾に捧げ、世を守る聖獣となれ…」
ライト君の持ついかずちプレートが光る
メグ「……ふぅ…」
ライト「…マルマイン!妾の力となれ!」
『マルマルゥ!』
メグ「……っ!」
黄金色に輝く球体型の目つきの悪いポケモン
稲光を放ち、とても輝いていた
『マルマルゥ!』
メグ「っ!」
マルマインは電気の球体を放つ
それは私を追尾し、どこまでも追いかけてくる
ツバキ「洞窟キング、マルマインの前で止まることは、死を意味する。彼の放つ電気の弾に当たると、全身が痺れて動けなくなるだろう。例え、特別な力があったとしても…」
ライト「……メグ…」
メグ「こんなの、被弾させればいいんでしょ!ダイヤストーム!」
私の攻撃で、被弾すると思ったが、なんと攻撃はすり抜けてしまった
メグ「え!?」
電気の球体は私に直撃し、私の身体には電気が流れる
メグ「がぁぁあ!」
全身が麻痺する
それでもマルマインは攻撃を止めなかった
私はマルマインの周りを旋回し、チャンスを伺った
メグ「……っ!」
高く飛び上がるマルマイン
私はマルマインの追突を避けられなかった
メグ「…ぐっ!」
『マルマルゥ!』
メグ「がぁぁあ!」
再びの放電
手足が痺れる
身体が上手く動かない
このキング…強すぎ…
ライト「……」
……メグ…
『……』
《お主よ、私の問に答えよ》
ライト「……え?」
これ、俺に言ってるのか?
メグには…聞こえてないようだ
『……』
《この娘は何故私に立ち向かう?力の差は一目瞭然、なのに何故この娘は向かってくる》
ライト「…メグは、お前に立ち向かっているわけじゃない」
『……』
《では何だ?》
ライト「…メグは…自分自身と向き合ってるんだ!」
『……』
《おかしな奴よのぉ》
ライト「……メグはな、誰よりも物事をポジティブに考える。俺にはないものを持ってる。だから…メグは、おかしくなんかない!」
メグ「…はぁぁあ!」
『マルマルゥ!』
段々コツを掴んできた
マルマインは電気を放つ時は身動きしていない
メグ「…ふっ!」
そこを突く!
メグ「ストーンエッジ!」
『マルゥ!』
メグ「私は自分がよく分からない、どれが本当の自分なのか、本当は分からない…だけど!」
私はマルマインを見つめる
メグ「私が好きになった自分が、きっと本当の私なんだ!私は、私を好きになれる努力をする!それが今、私に出来ることであり、するべきことなんだ!」
『……』
メグ「……私は…私を受け入れる!」
すると、ディアンシーのメガストーンが光り輝く
同時に、私のキーストーンコネクターも
メグ「…ディアンシー…?」
そうか……ディアンシー……
メグ「……私を認めてくれるんだね…」
私は《ディアンシーナイト》を取り出す
変身が解ける
メグ「……行くよ、私の相棒」
私はキーストーンコネクターを構える
キーストーンコネクター!
ドッキング!
メグ「……誰だって、自分には嫌いなところと、好きなところがある。私は、嫌いなところしか見てこなかった…でも、見ようとしてなかったのは私だ……ちゃんと見るだけで、世界はこんなにも広いんだ!」
私は胸を大きく開いた
メグ「…世界は…こんなにも明るいんだ…」
リード!ドロップ!
レジェンド!メガ!ヘンシーン!
メグ「……変身ッ!」
ディアンシー!
聖なるキラメキ!輝けソウル!
仮面ライダー!メガ!ビ〜ジオ〜ン!
私の身体はピンクの光に包まれ、頭の円形のダイヤはハート型に、まるでドレスのような華やかな装備
ピンク色に輝く足
メグ「煌煌の戦士!仮面ライダー!メガビジオン!」
『マルマルゥ!』
メグ「煌めく幻を、見せてあげるわ!」
ライト「……っ」
メグのやつ…やりやがった…
ライト「……レン…メグ、やったよ」
セキ「こりゃまた、すげぇな」
ツバキ「なんだいあの輝きはよぅ!眩しくて直視出来ねぇぜ」
セキ「…ライトよ、これはなんなんだ?なんで急に姿が変わった?」
ライト「……進化ですよ」
セキ「……ポケモンと同じって事か?」
ライト「…まぁ、そんな感じです」
ポケモンの進化と、人間としての進化
少し違うけど、多分…
ライト「……」
今のメグを見る限り、深い関係にあるのかもな
ライト「……バシャーモ、俺達も頑張んないとな」
《バシャーモナイト》は淡く光って返事をした、気がした
メグ「ダイヤストーム!」
強化された技は、マルマインを圧倒する
メグ「……すごい…すごいすごい!ほんとにすごいよ!これ!」
私は嬉しくってしょうがなかった
念願だったメガシンカ
それ以前に、やっとディアンシーと分かり合える事が出来た
それが何よりも嬉しかった
今まで、誰とも向き合ってこなかったから…
だからこそ、その大切さに、今気付いた
メグ「…ディアンシー…今の私達…最高に、輝いてる!」
『マルマルゥ!』
マルマインは電気の球体を放つ
私はダイヤで出来た剣を出現させ、力を込めた
メグ「パワージェム!」
ダイヤの剣が光る
メグ「はぁぁあ!」
ダイヤの剣は電気の球体を真っ二つにした
ツバキ「馬鹿な!マルマインの電気の弾を2つに割るなんて!」
ライト「……」
セキ「……どうやら俺達は今、歴史が変わる瞬間を目の辺りにしてるのかもな」
ライト「……セキさん?」
セキ「……メグ、そして…ライト、お前達が、きっとこのヒスイ地方を変えるんだろうな」
メグ「……はぁぁぁ…」
『マルゥ!』
メグ「ムーンフォース!」
『マルマルゥ!』
メグ「…これで決めるよ!」
リード!
レジェンド!メガ!ヒッサーツッ!
ディアンシー!
Visionary Sparkle !
メグ「ビジョナリースパークル!」
私の身体はピンク色の眩い光に包まれた
この輝きはマルマインの輝きをも凌駕した
メグ「…はぁ!」
私は高く飛び上がり、マルマインにキックを放った
メグ「はぁぁあ!」
『マルマルゥ!』
マルマインの全身から黄金色の光が解き放たれる
マルマインは上半分は赤色、下半分は木製のような肌だった
マルマインは迎月の戦場を転がって出て行った
ツバキ「…何たる事だ…シンオウ様のご加護が…」
セキ「そうか?俺はマルマインが苦しみから解き放たれ、ホッとしているように見えるぜ」
ツバキさんとセキさん、そしてライト君が私の所に寄ってきた
メグ「……ライト君…」
ライト「…メグ、お前って…」
メグ「……」
ライト「……やっぱりすげぇな!」
メグ「…っ…うん!ありがとう!」
ノボリ「定刻通りに、ただいま到着」
すると、ノボリさんが迎月の戦場に入って来て言った
ツバキ「何の為に戻って来たんだよぅ!?」
ノボリ「お二人と行動を共にし、いくつか思い出した事がありまして…」
ライト「……」
ノボリ「…わたくしが記憶を失う前にいたであろう世界の話です」
ライト「……っ!」
メグ「……っ」
ノボリ「殆どの人がポケモンを捕まえ、仲良く支え合って生きています。中でもポケモントレーナーと呼ばれる者は、己とポケモンを鍛え高みを目指し、ひたすらポケモン勝負を繰り返していました。そうする事で共に戦うポケモン、相対するトレーナーとそのポケモン、全てと分かり合っていったのです」
ライト「……それって…」
メグ「……」
セキ「…ポケモンを…捕まえる?なんだそりゃ」
ツバキ「捕まえてなんになるのさ、オヤブンから身を守る為?」
ノボリ「…ポケモンと人が力を合わせて道を切り開く。まさに今のお二人のように…」
セキ「…そういう世界もあるのか。まぁ、そんな時代が来たら、盛大に喜ぶけどな!」
ツバキ「ツバキも!もっと沢山のポケモンと触れ合いたいよぅ!」
ライト「……」
メグ「……」
セキさん、ツバキさん、そしてノボリさんはコトブキムラへと戻って行った
そんな中、私達はまた話し合っていた
ライト「……ポケモントレーナー…」
メグ「…ポケモンと人が力を合わせて道を切り開く…」
ライト「……やっぱりノボリさんって、ポケモンがいる世界から来てたのか…」
メグ「……私達とは別の世界…」
ライト「……もしかして、サトシの事知ってたりな」
メグ「……」
ライト「……ノボリさんはきっと、迷ってないよ」
メグ「……え?」
ライト「…ノボリさんは我が道を行くってタイプだと思うからさ」
メグ「……うん、私もそうでありたい」
ライト「…あぁ、メグにはそれが似合ってるよ」
メグ「……私、もっと輝きたい!ディアンシーと一緒に!」
ライト「あぁ!応援するぞ!」
メグ「ありがとう!よーし!もっともっと頑張るぞぉ!」
ライト「……いよいよ、最後ですか」
デンボク「…うむ、最後のキング、クレベースは純白の凍土にいる」
セキ「カイが言うには、最大級のキングなんだろ?」
カイ「うん、クレベースは冷たい地表を好むからね、いつも地面に潜ってるから大きさはあまり知られてないけど…」
メグ「少しくらい大きいのなら、私達で十分だよ!」
カイ「頼もしいね、メグさんっ」
セキ「でもよ、今回は荒ぶるっつっても、規模が小さくねぇか?」
カイ「たまたま抑えられてるだけだよ、本気を出せば、純白の凍土が氷の大地へと変わってしまう」
セキ「元々そんな感じだろ?あんな寒いとこ俺は勘弁だぞ」
カイ「…寒い?むしろ暑いくらいじゃない?」
セキ「……お前、雪中生活で感覚狂ったか…」
カイ「……は?」
デンボク「ライト!メグ!最後のキング、クレベースを鎮めよ!さすれば、時空の裂け目との関連も分かるやもしれん!」
ライト「はい!」
メグ「はい!」
セキ「…だから、そんな格好で暑いはおかしいんだよ」
カイ「そんな事ない!普通よ!」
ライト「…あの、お二人共…」
セキ「……あ、すまねぇ」
カイ「…ご、ごめんなさい…」
団長室を出る俺達
カイさんは純白の凍土で、待ってくれるらしい
コトブキムラを出ようと門に行くと、ラベン博士とテルが待っていた
ライト「ラベン博士、テル」
テル「お前ら、今から純白の凍土に行くんだろ?」
メグ「…うん、クレベースを鎮めないと…」
ラベン「…これまでは荒ぶったキングによる負傷者もいましたから鎮めるという選択も納得でした……ですが純白の凍土でのクレベースの被害は今のところゼロ、介入する必要があるのですか?」
テル「クレベースは最大級のポケモン…雪崩の可能性はおおいにありますよ」
ラベン「それはポケモンでなくとも起きうるアクシデントです。何も無い現状で僕達が介入する必要があるのか疑問ですし、何よりも君達にとっても危険極まりない任務です!」
ライト「……それは…」
メグ「……」
テル「大丈夫ですよ、ラベン博士」
ライト「…っ」
テル「こいつらの活躍、ラベン博士も十分分かってますよね…こいつらには特別な力がある。きっと、コンゴウ団やシンジュ団が言う、シンオウ様となにか関係があるんじゃないですか?」
メグ「……」
テル「俺はこいつらがしてきた事が間違ってるとも思いませんし、正しいのかどうかも分かりません。でも、こいつらが俺達ギンガ団や、ヒスイ地方に暮らす人達の為に必死に戦っている事は分かります。それはラベン博士も分かってる筈です」
ラベン「……それは…」
テル「…俺はこいつらが元気でこのコトブキムラに帰ってくる事を信じます。それが今、俺達に出来る事であり、俺達にしか出来ない事です」
ライト「……テル…」
ラベン「……そうですね、ライト君達には帰る場所がある。それはコトブキムラもそうです。僕もライト君達が笑顔で帰ってくる事を信じます!」
メグ「……ラベン博士…」
すると、テルは俺に白いプレートを渡して来た
テル「これ、お守りとして持っといてくれ。俺とラベン博士で見つけた『まっさらプレート』だ、お前ならこの使い道が分かるだろ?」
ライト「……あぁ、ありがとう!」
テル「純白の凍土での任務、頼んだぜ!」
ラベン「さて、僕も純白の凍土に向かうとするのです」
ライト「……テル…ラベン博士…」
俺はまたひとつ、人の温かみを知った
《純白の凍土》
白銀の雪景色が地表を埋め尽くす極寒の大地
ライト「…ぐぐっ…ぐぐぐぐっ!」
さささささ寒いぃ…
人の温かみなんて比じゃねぇ…
メグ「…ささささ…寒い!」
すると、後ろからセキさんとカイさんが歩いて来た
カイ「お二人とも、冷っこいでしょう!」
セキ「……おめぇ、寒くねぇのかよ?」
カイ「はぁ?むしろ暑いぐらいだけど。それに先生であればもっと冷たいところにおられる!」
セキ「シンジュ団だから、コンゴウ団だから、ではなく、おめぇとは分かり合えねぇ感じだな」
かなり肌が露出しているカイさん
それを憐れむように、蔑むように横目で見るセキさん
セキ「その先生って、ハマレンゲさんのことだよな。何処にいるんだ?」
カイ「もっと冷たいところと言えば、氷塊のそばに決まってる!」
セキ「だってよ、行くとするか、お二人さん」
セキさんはズカズカと行ってしまう
カイ「もう!人を置いてくの?時間に追われてせかせかとしているヤツは好かないなぁ……お二人とも、氷塊に向かってね!」
カイさんはセキさんの後を追うように走る
ライト「……」
メグ「…あの二人って、意外と仲良いよね」
ライト「……そうか?」
メグの感性はよく分からない
しばらく寒い大地を歩くと、大きな氷塊に辿り着いた
この吹雪は、止みそうにない
アカギ「…今更来たのか?」
レン「俺にはやらなくちゃいけない事がある。それを達成するまで、俺は何度でもお前の前に立ち塞がる!」
アカギ「……愚かだな、この世の心理を知らない子供には分かる筈もないか…」
レン「…そんなもん知るか…俺はただ、あいつらが帰ってくる事この世界を守りたいだけだ」
アカギ「……」
レン「……」
アカギの目はとても冷酷だった
まるで、全てに絶望し
全てに屈服し
全てに、反発するような
そんな目だった
レン「……メガストーンを返してもらう」
だが、俺にそんなものは通用しない
俺もまた、かつては冷たい目をしていたからな
To be continued
次回予告
キングの鎮圧を反対するシンジュ団キャプテンのハマレンゲ
ハマレンゲを認めさせる為、巨大な氷塊を登ることを指示される
そこで、コンゴウ団の新たなキャプテンが現れ、ライト達をサポートする…?
眠れるキングの隠された力とは…!
第17話「眠れる雪原キング!純白の凍土 の巻!」