仮面ライダーバーサ Season2   作:キャメル16世

22 / 26
前回のあらすじ

「あかいくさり」を手に入れたライトはコトブキムラに帰る事を決意するが、既にデンボクはテンガン山に向かっていた!

テンガン山に向かったライト達の目の前に現れたのはムベさん!?
ライトを信頼したデンボクは世界を託す事にした

そして時空の裂け目のました、待ち構えていたのはウォロ!
仮面ライダーアナザーへと変身し、ライトに牙を向けた!!

その頃、現代でも仮面ライダーアナザーへと変身したアカギがレンに襲いかかろうとしていた!



第20話「過去と未来!時空を揺るがす超決戦!」

メグ「…はぁぁあ!」

『ムゥマアァ!』

『ムウマージ・ヤミー』を撃破した私

でもまだ2体残ってる…

 

ムベ「…なぜじゃ…何故そこまでして止める…」

メグ「……」

ムベ「貴様らには関係の無い事、コトブキムラを守る責務は、コトブキムラの長であるデンボクが担うのが当たり前ではないのか?」

メグ「…責任とか、責務とか…よく分かんないけど……このヒスイ地方を…コトブキムラのみんなを守りたいって思いは…私たちも一緒だよ!」

私は《キーストーンコネクター》を構えた

 

ドッキング!

 

リード!

レジェンド!メガ!ヘンシーン!

 

メグ「……変身ッ!」

 

ディアンシー!

聖なるキラメキ!輝けソウル!

仮面ライダー!メガ!ビ〜ジオ〜ン!

 

メグ「煌煌の戦士!仮面ライダーメガビジオン!」

『サーナッ!』

『エルレィ!』

メグ「煌めく幻を見せてあげるわ!」

ムベ「ならば拙者は拙者の責務を果たすだけじゃ!」

ムベさんはポケヤミーを上手くアシストしながら戦っていた

流石はシノビ…私も驚きの身体能力だよ!

 

でも…!

 

メグ「パワージェム!」

『エルレィ!』

メグ「ダイヤストーム!」

『サーナッ!』

私も負けてない!

 

ムベ「拙者はただ…!安心して暮らせる世界が欲しいだけじゃ!デンボクの願いに、応えたいのじゃ!」

メグ「だったら…なんでデンボク団長の言うことばっか聞くの!?」

ムベ「…なにっ!?」

メグ「私だったら…私がムベさんと同じ立場にいたのなら……私は私の意思で動くよ。私の考えた方法で、みんなの幸せを守りたいから!」

ムベ「…己の…意思で…」

メグ「それをみんなが…私の仲間が教えてくれたの!」

『サーナッ!』

ムベ「…くっ…」

メグ「私は…そんなみんなの為に戦う!」

『エルレィ!』

ムベ「……」

 

リード!

レジェンド!メガ!ヒッサーツッ!

 

ディアンシー!

Visionary Holy Diamond!!

 

メグ「…はぁぁ…!」

私は空中に大きなピンクのダイヤを出現させた

 

聖なるダイヤ…私にある大いなる力…!

 

メグ「ビジョナリーホーリーダイヤモンド!」

私は高く飛び上がりそのダイヤを蹴りあげた

蹴り飛ばされた聖なるダイヤは粉砕され、それがポケヤミー達に降り注がれた

 

メグ「行っけぇ!」

ムベ「ぬっ!?」

2体のポケヤミーは倒され、ムベさんはその場に膝を着いた

 

ムベ「……シノビの術も、無用の時代となるか……」

メグ「ムベさん…」

私は変身を解いてムベさんに駆け寄った

 

ムベ「さすがよのぅ…貴様は強い」

メグ「…どうしてこんな事を…?」

ムベ「…デンボクはの、暴れ狂うオヤブンによって故郷を焼かれただけでなく、何人もの同胞が帰らぬものとなった…それ故デンボクは安心して暮らせる地をここ、ヒスイ地方に作ろうとしている」

メグ「……そうだったんだ…」

ムベ「貴様らの事は気に入っているのじゃ、イモモチを美味そうに食うからの……デンボクを貴様らの強さで止めてくれ、彼奴は拙者の大切な仲間じゃ」

メグ「……大丈夫、それはライト君がどうにかしてくれるよ」

ムベ「……そうじゃの…彼奴の事も信頼しようじゃないか…しかし、一番厄介なのがいる」

メグ「…?」

ムベ「……ウォロだ」

メグ「ウォロさんが…?ナイナイ!ウォロさんが何がするはず…」

ムベ「彼奴は拙者の想像を遥かに凌駕する程の狂人じゃ、神話や伝説を調べるだけでなく、資料を力ずくで手に入れようとするような奴じゃ。暫く見てきて、拙者は彼奴の本性を見破った」

メグ「……そんなまさか…ウォロさんが…!」

ムベ「人とは好奇心や欲望で変わる。良い方にも、勿論悪い方にも…ウォロは後者じゃろうな」

メグ「……ウォロさん…ライト君とよく話してた…」

ムベ「プレートを集める才能を持った…そして何より、キングや神の御遣いである10匹のポケモンに認められる逸材。あやつにとってライトは好奇心の対象になる確率は十二分にある!」

メグ「……」

ムベ「ウォロの奴は何をしでかすか分からん。今からでも間に合…っ!?」

すると、テンガン山全体が揺れるかのような地震に襲われた

 

メグ「……っ」

違う

地震じゃない……ただの衝撃だ

こんな大きな衝撃…一体何処から…?

 

メグ「……まさか!?」

ムベ「行くのだ!メグよ!」

メグ「はい!」

 

 

ウォロ「ワタクシはアルセウスに辿り着くという好奇心を抑えることなど出来ない!アルセウスに辿り着くことができ、更にはそれをも超える力を手に入れたならば、より良い世界を創造出来るか試す!もっとも世界を改めて創造するならヒスイ地方は一瞬にして無となる。アナタもアナタの知る人もポケモンも存在しなかった事になるでしょう!」

ライト「…っ!」

ウォロ「世界が消えるのを止めるならワタクシと戦え!もっともアナタにその気がなくてもプレートを奪うため倒しますがね!」

ライト「……」

 

メグ「ライト君!そこ離れて!」

ライト「…メグ…?」

メグ「ウォロさんはライト君の事…!」

ウォロ「うるさい!お前はそこで眠っていろ!」

メグ「…ぬっ…!!」

走って来ていたメグはその場に倒れ動かなくなってしまった

 

ライト「メグ!!」

ウォロ「安心してください、眠らせただけです」

 

ウォロが天に手を掲げると、時空の裂け目から赤い光と共に金とグレー、そして赤の大きなパーツがあるバックルがウォロの手に収まった

 

ウォロ「今こそ見せるとしましょう!ワタクシ、ウォロの偉大なる力を!この世界を蹂躙(じゅうりん)する、ギラティナの力を!」

 

ギンガドライバー!

 

ライト「っ!」

ウォロ「……ギラティナ、打破せよ!」

 

Guilty!!

The Last Judgement!!

 

ウォロ「…変身ッ!!」

 

Another up !!

Make a decision.

ANOTHER!!

The Kamen Rider!!

 

ウォロ「反決の戦士…仮面ライダーアナザー!」

ライト「……」

ウォロさんが仮面ライダーアナザーへと変身を遂げた

全身から溢れ出す黒いオーラ

あれは正に……

 

ウォロ「さぁ!アナタも変身しなさい!さもなくばこの世界はワタクシに消されますよ!」

ライト「……」

俺はメガドライバーを腰に装着した

 

ライト「……あんたの事…信じてた」

ウォロ「……」

ライト「…ムラから俺達を助けてくれたあんたには、感謝してる…」

ウォロ「…それも全て無となる」

ライト「……だったら、その記憶だけでも…守ってみせる…!」

 

セット!

メガシンカ!ヘンシーン!

 

ライト「…変身ッ!」

 

バシャーモ!

ババッバッバ バッバ バシャーモ

バッバ バシャーモ!

 

ライト「熱き炎の戦士!仮面ライダー!バーサ!」

ウォロ「…いいですよ…その意気です…!」

ライト「……燃えるぜ!」

 

 

 

 

 

セキ「…お、おい…今の聞いたかよ…」

カイ「うん…まさか…ウォロさんが全ての根源だったなんて…!」

デンボク「…くっ…私の判断でライトを危険な目に…!」

ラベン「だ、大丈夫なんでしょうか…!?」

テル「落ち着いて、博士」

セキ「…あいつなら大丈夫だ…今はあいつを信じよう」

カイ「……そうだね…」

 

 

レン「……っ」

アカギ「……ふっ…」

アカギが…仮面ライダーに…

 

アカギ「これがギンガドライバー…世界を揺るがす大いなる力か!」

レン「……大いなる…力…?」

アカギ「貴様ら仮面ライダーとは程遠い…神に匹敵する力だ!時間も空間をも凌駕し、いかなるものも無に帰すことが出来る!」

レン「……」

アカギ「さぁ!来るがいい仮面ライダー!そして無様に散れ!」

レン「……はぁぁあっ!」

 

 

ライト「ほのうのパンチ!」

ウォロ「ふっ!」

ライト「ブレイズキック!」

ウォロ「ふはは!シャドークロー!」

ライト「ぐっ!……くっ…」

 

強敵だ…

一戦交えて数分なのに

そう思わせるほどの風格とする圧力

 

そして……

 

ウォロ「はぁっ!!」

ライト「ぐふっ!」

 

それに見合う実力!

 

ライト「はぁ…はぁ…」

ウォロ「たったこれだけで虫の息ですか…弱いですね…」

ライト「…へへ…あいにく、寒い所は苦手なんだよ…」

ウォロ「……余裕はあるようですね、そうでなくては困ります」

ライト「……」

ウォロ「…アナタを貶める楽しみが減ってしまいますからね!」ボォォ

ライト「…っ!?」

黒い霧!?

 

ウォロ「シャドーダイブ!」

ウォロは黒い霧に包まれ、何処かに消えた

でも気配はある

 

ここには居ないような…

すぐ近くに居るような…

そんな気配が

 

ウォロ「はぁっ!!」

ライト「なっ!?」

空間にヒビが割れ、ウォロがそこから突き出してきた

俺は神殿の柱にぶつかった

 

ライト「…くっ…くくっ…」

ウォロ「…ふっ」

どこから来たんだ…攻撃が読めなかった…!

 

ウォロ「…シャドーダイブ!」

また消えた!

 

どこから攻撃が来るか分からない!

 

だったら…!

 

ライト「フォルムチェンジ!」

 

フーディン!

フー!フーフーフー!フーディン!

 

ライト「信念の戦士!仮面ライダーバーサ!フーディンフォルム!」

 

ウォロ「はぁっ!!」

ライト「みらいよち!」

俺はみらいよちでウォロの攻撃を避けた

 

フーディンの力なら、攻撃を先読み出来る!

 

ウォロ「……なるほど…やはり面白いですね、アナタ」

ライト「……」

ウォロ「ワタクシの目に狂いはなかったようですよ、アナタを選んで良かった」

ライト「…?」

ウォロ「さぁ!見せてください!本当のアナタを!」

ライト「…何言ってるんだ!?」

俺は《フーディンスプーン》に念力を込めた

 

ライト「サイコキネシス!」

幾つかの《フーディンスプーン》がウォロに向かって飛んで行く

 

ウォロ「ふっ!ふっ!」

ウォロはそれを指で弾いた

 

ライト「っ…だったら!」

 

俺は《フーディンナイト》と《ハガネールナイト》を入れ替えた

 

ライト「フォルムチェンジ!」

 

ハガネール!

ハガネー!ハガネー!

ハガネー〜ル〜!

 

ライト「厳鉄の戦士!仮面ライダーバーサ!ハガネールフォルム!」

俺は《ハガネールアックス》を構える

 

ライト「アイアンテール!」

俺は《ハガネールアックス》をぶん回してウォロに向かって行く

 

ウォロ「スピードが出てませんよ?力に全振りしてもダメです」

ライト「はぁぁ!」

俺はウォロの言葉に構わず《ハガネールアックス》を打ち込んだ

 

ライト「……っ!?」

ウォロ「…まぁ、力に全振りしても…ワタクシには敵わないんですけどね…」

ライト「…っ!」

ウォロ「だいちのちから!」

地面がひび割れて中から爆発が起こった

 

ライト「ぐわぁぁ!」

ダメージがデカい…これはマズイ…

 

ウォロ「まだまだ行きますよォ!」

ライト「ぐっ…!」

なんとか体勢を…!

 

ウォロ「ドラゴンクロー!」

ライト「くっ!」

ウォロ「…おや?」

ライト「……っ」

ウォロ「…その目…どうやらようやく本気になりましたね?」

ライト「……バレてたのか」

ウォロ「ワタクシに躊躇する必要なんてないですよ。戦いは本気でやるからこそ面白いんですから」

ライト「……俺は…あんたの事信じてた」

ウォロ「……はい?またその話ですか?」

ライト「…空から降ってきた俺たちをみんな疑う中、ウォロさんだけは面白いって言ってくれた」

ウォロ「……」

ライト「…それからも、俺たちのこと、時々心配してくれただろ?」

ウォロ「……プレート集めの才能があるアナタを、失うわけには行かなかったので」

ライト「……ならいい…今はそれで…」

ウォロ「……っ」

 

俺は《レックウザナイト》を取りだした

 

ライト「…でもそれ以上にな…俺はあんたを許せない」

ウォロ「……ワタクシに裏切られたからですか?」

ライト「…それもそうだ…だけど、これは俺自身の問題じゃない」

ウォロ「……?」

ライト「…あんたは…あんたを信じた俺を、信じてくれたみんなの事を裏切った!それが何よりも許せねぇ!」

ウォロ「……」

ライト「俺の怒りは…今最高潮に燃えてんだよ!」

ウォロ「……この闘志…これは…!」

 

レックウザ!

ガリョウ!テンセイ!

スーパー!ハイパー!バーサ〜!

仮面ライダ〜!バ〜サ〜!

デルタモード!

 

ライト「裂空の戦士!仮面ライダーバーサ!デルタモード!」

ウォロ「…そう…!それです!それが見たかった!」

ライト「……燃えるぜ…!」

 

 

レン「ぐっ!」

アカギ「ふははは!」

レン「ぐっ!くっ!」

アカギの猛攻撃に翻弄される俺

奴の攻撃は変則的で隙が見つけずらい

反撃もままならない!

 

アカギ「貴様も所詮その程度!私を止めることなど出来ん!」

レン「…なめんな!はどうだん!」

アカギ「シャドークロー!」

俺のはどうだんは弾かれる

更に距離を縮められ、俺は弾き飛ばされた

 

レン「くっ…」

アカギ「…ふっ」

アカギはギンガドライバーの赤いボタンを押し込んだ

 

Another Charge!!

 

レン「……くっ…」

アカギ「…死して償え、神に逆らった事を…」

再び赤いボタンを押し込む

 

Rebellious Destroy!!

 

アカギ「リベリアスデストロイ!」

アカギは手中にオレンジ色の砲弾を出現させ、それをどんどん大きくさせる

 

レン「……くっ…」

アカギ「…はぁぁ……はぁぁぁっ!」

アカギは俺に向かって、というかこの世界に向かってそれを放った

 

攻撃は当たり、その場に大きなクレーターが出来上がった

柱も何本か崩れた

 

アカギ「ふはははは!いい眺めだ!ついでにその地方諸共……っ!?」

アカギは驚いた、それもそのはずだ

 

なぜなら、アカギの攻撃を確実に受けた俺が、たっていたのだから

 

アカギ「……」

姿が変わっている…?

あの姿は…!?

 

レン「……」

仮面ライダーメガレジェンへと変身した俺は巨大なシールドを張って攻撃を防いだのだ

 

アカギ「…何故だ…なぜあの極地から体制を立て直せた…?」

レン「……何でだろうな…不思議だよ」

アカギ「……」

レン「…ただ1つ分かるのは……」

アカギ「……」

レン「…この世界を諦めてないのは、俺一人だけじゃねぇって事だ!」

俺は瞬間移動しアカギの目の前に現れる

 

アカギ「…っ!?」

レン「サイコカッター!」

アカギ「ぐっ!」

俺が初めてアカギのダメージを与えた瞬間だった

 

レン「はどうだん!サイコカッター!サイコキネシス!」

アカギ「ぐっ!ぬっ!」

連続で攻撃する俺

必死に身をかがめるアカギ

 

行ける!このまま行けば!

 

レン「…っ!?」

アカギ「そう簡単に行くと思うな!」

いつの間にかシャドーダイブしていたアカギの攻撃を、俺は避ける事が出来なかった

 

アカギ「一次はまずいとおもったが、この程度なら…用心する必要は無いな」

レン「…くっ…」

これでもダメなのか…?

メガシンカと伝説の力の融合に勝てないなんて…

 

レン「……」

いや違う

俺が引き出せていないんだ

ミュウツーの力を完全に引き出せていない

 

それに、奴の変則的な攻撃には

変則的な攻撃で対抗する必要がある

 

シンプルかつ強いミュウツーの力では、歯が立たないのも無理はない

 

レン「……」

俺は《キーストーンコネクター》と《ミュウツーナイトY》を取り外した

 

レン「…思い出したよ…俺はまだ発展途上なんだ……俺はここからまだまだ強くなれる…進化出来る!」

 

ドロップ!リード!

レジェンド!ヘンシーン!

 

レン「フォルムチェンジ!」

 

レジロック!レジスチル!レジアイス!

トライ!フュージョン!

レ・レ・レジ!レジ!レ〜ジス〜!

 

俺の体は3色に変化する

右腕はオレンジ色やクリーム色の岩石に囲まれごつくなる

左腕は銀色の鋼鉄の腕になる

身体の真ん中はクリスタルのような輝きを持つ氷の身体へと変化し、脚からも氷柱がはみ出ている

両腕や胸に点字のような斑点が浮び上がる

 

レン「巨王の戦士!仮面ライダーレジェン!レジスフォルム!」

アカギ「…なんだその姿は…?そんなふざけた格好で私を倒せると思ったのか?」

レン「……伝説の力…舐めんなよ」

 

 

ライト「りゅうのはどう!」

ウォロ「ぐぅっ!」

ライト「しんそく!」

ウォロ「ぬっ!」

ライト「はかいこうせん!」

ウォロ「うわぁっ!」

俺の連続攻撃で大分ダメージを喰らったみたいだ

このまま押し切る…!

 

ライト「…ハァ…ハァ…」

俺の身体がもてばの話だがな…

 

ウォロ「……いけませんね、そのようでは…」

ライト「……は?」

ウォロ「その力はアナタには荷が重すぎる。長く使えば最悪死にますよ?」

ライト「……なんで敵の事心配してるんだよ…?」

ウォロ「……アナタを面白いと思うからです」

ライト「…ふざけるな!」

俺はウォロとの距離を縮めた

 

ライト「しんそく!」

俺は爪を突き立てて振りかざした

俺は空を切った

 

ライト「…っ!?」

ウォロはいつの間にかシャドーダイブしていた

 

ウォロ「今すぐその変身を解きなさい。さもなくば──」

ライト「はぁぁぁっ!」

ウォロ「…くっ!」

俺はウォロの言う事を無視して攻撃し続けた

 

ウォロ「なぜ辞めない!?本当に死んでしまうぞ!?」

ライト「そんなもん!知った事かぁ!」

俺の拳はウォロの左頬にくい込んだ

 

ライト「ぐふっ!」

胸が苦しい

目が熱い……充血してるのか…?

 

視界がぼやける…

鉄の味がする…

 

ライト「…ハァ…ハァ」

ウォロ「……何故そこまでして戦う…?一体何の為に戦う…?」

ライト「……」

 

俺は思い出す

ヒスイ地方のみんなの笑顔を…

 

これは…走馬灯なのか…?

それともただの記憶の追憶?

 

どちらにせよ、俺の身体はとっくに限界を超えていた

 

それでも……戦う…

 

ライト「…俺の…」

ウォロ「……」

ライト「…俺の夢の為に!!」

ウォロ「…っ!?」

 

メガ!レジェンド!ヒッサーツッ!

 

ウォロ「…くっ…!」

 

Another Charge!!

 

 

レックウザ!

ドラゴニック!ドライブ!

 

Rebellious Destroy!!

 

ライト「ドラゴニックドライブ!」

ウォロ「リベリアスデストロイ!」

ライト「はぁぁあ!」

ウォロ「はぁっ!」

お互いの攻撃がぶつかり合う

シンオウ神殿の柱や屋根にヒビが割れる程の衝撃波が走る

 

ライト「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

ウォロ「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

大爆発が起こり、俺は地面に着地した

ウォロも同様、着地した

 

ライト「……」

ウォロ「……」

ライト「……うっ…ぐふっ…!!」

俺は変身が解け、その場に倒れた

吐血し、目も充血しているのが分かる

 

そして意識も遠のいていく……

 

ウォロ「……だから言ったんです。無理をして戦えば命が危険に……──

 

 

 

 

 

…………

 

ここは……何処だろう…

 

あぁ…俺……死んだのか…

 

ウォロさんと戦って……レックウザの力…

 

使いすぎたんだな……

 

はぁ…みんなになんて説明しようか…

 

いや、異世界召喚じゃないんだから…蘇るわけない…

 

俺はここで死んだ……

 

メグやレンや、メガミや叔父さんや、母さんを残して…

 

…………ライト

 

ほら、誰かが呼んでる

 

きっと地獄で誰かが待ってるんだろう

 

……ライト

 

待っててよ……今そっちに……

 

「「「「「「ライト!!!」」」」」」

 

……っ!?

 

 

 

 

 

ウォロ「……」

ここまでか……本当に世界を滅ぼす事になるなんて…

でもこれは仕方の無いことだ

心に決めていた

 

彼がワタクシに敵わないようであれば

この世界を滅ぼすと

 

ウォロ「ギラティナ……いよいよ本来の力を出す時が……っ!?」

この気配は……まさか…!?

 

ワタクシは振り返った

 

すると、そこには

ライトさんを中心に周りを浮遊するあかいくさりがあった

 

あかいくさりから放たれる赤いオーラがライトさんを包む

 

みるみるライトさんの身体の傷や出血は止まり、やがて目を覚ました

 

ライト「……っ」

ウォロ「…何故…あそこから…」

ライト「……聞こえたんだ…沢山の人の声が…」

ウォロ「……」

ライト「…俺思ったんだ、その聞こえた分の命があって、世界があるんだって……そのみんなが…俺を呼び止めてくれた…」

ウォロ「……」

ライト「……そんなの…応えたいに決まってんじゃん…」

ウォロ「……」

あかいくさりが……ライトさんの拳に…

 

ライト「……だから…せめてもの足掻きだ…!」

ライトさんはあかいくさりを巻き付けた拳をワタクシに向かって打ち込んだ

 

ライト「…はぁぁっ!」

ウォロ「ぐわぁぁあ!」

思ってもいないダメージにワタクシは脱力した

生身の筈なのに……

そうか……これがあかいくさりの本当の力…

 

世界を正しく「見る」道具というのは、その者の本質を正しく見極め、その者の底なる力を最大限に引き出し、新たな可能性を生み出す……

 

ライト「…ハァ…ハァ」

ウォロ「……」

 

それがあかいくさり……

そしてそれに選ばれたのが…この波山ライト……

 

ウォロ「……う…うふふ…」

ライト「……」

ウォロ「…ふふふ…ふははは……ふはははははは!」

ライト「……」

ウォロ「やはりアナタは面白い!もっと!もっと戦いたい!アナタという人間を、もっと知りたい!」

ライト「……望むところだァ!」

 

 

レン「……ぐふっ…」

アカギ「……ふぅ…」

この程度か……やはり雑魚だな…

変則的な攻撃ではあったものの……私の攻撃に追いつけていない…

 

アカギ「……」

レン「……」

少しでも期待した私が馬鹿だったようだ…

とんだ杞憂だな……さて、終わりにしようか…

 

アカギ「……ん?」

なんだ……?

奴の髪が長く……身体の形も変化して…!?

 

アン「……ふぅ」

アカギ「……誰だ貴様」

アン「…私?私はレンの中にあるもうひとつの心。アンだよ、よろしく」

アカギ「……」

アン「いやぁ〜私の兄妹が世話になったね〜おかげで全身痛いよぉ〜」

アカギ「……」

なんだ……

何が起こっている…?

 

アン「……悪いけどさ、これ以上はやめてくれないかな?ウチの家族が悲しむから」

アカギ「…貴様が戦うというのか?」

アン「…あぁ…ここからは…」

アカギ「……」

アン「……選手交代だ…!」

 

To be continued




次回予告

目覚めるライトとアン!
ライトの新たな進化とアンの覚醒が再び激戦を生み出す!

そして動き出す、【起源】の力……!?

第21話「目覚める覚悟!芽生える感情!」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。