仮面ライダーオリジンへと変身を遂げたウォロは、ライトに牙を向ける
とてつもない進化にライトは圧倒されるが……
一方、アンと激戦を繰り広げていたアカギは仮面ライダーオリジンへと進化し、何処かに消えてしまった…
反転世界に逃げた事を確認し、アンは《ミュウツーナイトX》を持って「やぶれたせかい」へと向かう
覚悟を決め、仮面ライダーメガレジェンへと進化!
そして、圧倒されるライトの前に、何故かセキとカイが現れ……!
アン「…はぁぁぁ!」
アカギ「ぐぬっ…!」
アン「…仮面ライダーオリジン…だっけ?案外強くないんだね!」
アカギ「…クッ…黙れぇ!」
アン「ぬおっ…!」
煽った結果結構な反撃を食らった
自業自得だけど
アン「……」
アカギ「……クッ…」
だが、やる価値はある
アカギはお得意のポーカーフェイス、云わば冷静な心を失っている。冷静さを失えば、勝機はこちらにある
アン「…あれれ〜?なんだか息が切れているようだけどぉ〜大丈夫ぅ〜?」
アカギ「……」
アン「君みたいなオジサンは歳なんだからあんまり戦わない方がいいよ?老後の為だ!」
アカギ「……」
アン「それともなんだ?早死したいのかなぁ?利口そうな顔してる割には、頭悪いんだねぇ…」
アカギ「……」
さて、どうだ…?
アカギ「…いつまで私をおちょくっているつもりだ…?」
アン「……なんだぁ〜ちゃんと喋れるんジャーン」
アカギ「……貴様の戯言を聞いているのも飽きた…遊ぶのも飽きた…」
アン「…え?」
アカギ「…ここからは、私の本気を見せてやろう……っ」
アン「…っ!?」
消えた…!?
いや、落ち着け私…
これはさっきみたいに透明化しているだけだ
落ち着いて集中すれば…
アカギ「……」
アン「…っ!?」
私の背後に…!?
気が付かなかった…!
アカギ「はぁっ!」
アン「ごぶぉっ!」
強烈な斬撃…!
アカギ「はっ!はっ!はぁっ!」
アン「がっ!なはっ!」
アカギが繰り出す連続攻撃に私は圧倒されていた
アカギ「……」
アン「……クッ…」
なんなんだ…!?
さっきまでとは訳が違う!
アカギ「……」
あの冷たい目…
彼はやはり…
アカギ「シャドークロー!」
アン「がぁぁ!」
強い…!
アン「…クッ…ククッ…」
重力の歪んだ陸に突き落とされた私
メガレジェンの力を持ってしても、彼には勝てないのか…
レンも圧倒されていた…
これじゃ、私が戦っても無駄じゃないか…!
アン「……」
いいや…そんな事はさせない…!
「…今この世界を守れるのは、貴方だけなんです」
あの強い視線が、私を立たせる
どれだけ冷たい目で見られようと…彼女たちの思いを踏みにじる訳にはいかない…!
アカギ「……まだ立てるのか」
アン「……」
私は今、この世界の全てを背負っている
私は今、この世界でたった一つの希望なんだ…!
アン「……負けられない…!」
アカギ「…無駄だ、全ては無に帰る」
アン「…私も昔は、この世界は無意味だと思っていた…なんの価値もない、なんの魅力も無いこの世界を、守るなんて…彼等の考えている事がわからなかった…」
アカギ「……」
アン「…でも、人に触れ、人の心に触れ、人の思いに触れ…私は分かったんだ」
アカギ「……」
アン「…例え私の心が再び壊れようとも!この世界には、守る価値がある!みんなの思いに掛けて!この世界は、私が守る!」
アカギ「…っ!」
すると、私の全身から青色のオーラが溢れ出す
アン「……そうか…大事なのはみんなの思いだけじゃない…私の思いもなんだ…!」
アカギ「…何を言っている!」
アン「…っ」
アカギが私に突っ込んでくる
しかし、私はアカギの攻撃を受け止め
力較べを始めた
アカギ「…ぐっ…ぐぬぬ!」
アン「…はぁぁ…!」
アカギ「……こ、この力は…!」
アン「…これが本当の共鳴…!これなら…!はぁっ!」
アカギ「ぐわっ!」
私はアカギの胸に両足蹴りをする
アン「はぁぁぁぁぁあ!」
私はパワーを溜め込む
全身で感じるんだ!ミュウツーの思いを!みんなの思いを!そして、私自身の思いも!
アン「これが私の…!200%だぁ!」
力を解き放ち、拳に念波を集中する
アン「はぁぁぁ!」
アカギ「…ぐっ…!?」
両腕で連続でパンチする
アカギは少しだけ押されている
アカギ「…クッ…調子に乗るなぁ!」
アン「サイコカッター!」
アカギ「なにっ!?」
私はアカギの攻撃を相殺する
アン「喰らえ!はどうだん!」
アカギ「ぬわっ!」
巨大なはどうだんを出現させ、アカギの背中に放つ
アン「……フィナーレだ!」
レジェンド!メガ!ヒッサーツッ!
ミュウツー!X!
Legendary Resonance !
アン「レジェンダリーレーザナンス!」
私は拳にパワーを溜める
アン「はぁぁぁぁ…!」
アカギ「…っ!」
アカギに向かって飛び込む
アン「はぁぁぁぁあ!」
アカギ「ぐわぁぁ!」
拳はアカギの頬に直撃する
爆発が起こり、アカギは吹き飛ばされた
アン「……ハァ…ハァ」
しかし、決めきれなかった…!
アカギ「……クッ!…こうなったら…!」
すると、アカギは何処かに飛んで行ってしまう
アン「…あ、待て!」
私はすぐにサイコキネシスで後を追う
アン「……こ、ここは…?」
氷のような柱が連なっている
これは一体なんなんだ…?
アカギ「…はぁっ!」
アン「なっ!?」
すると、アカギは次々とその柱を破壊していった
崩れる柱
一体何をしようと言うのだ…!?
アカギ「…1つ、貴様にこの世界のルールを教えてやろう」
アン「…ルール?」
アカギ「この世界は知っての通り反転世界…現実世界とは対となる存在だ。ピッタリ反対の位置に属しているにも関わらず、互いの世界は干渉がしずらい」
アン「…あぁ、そのせいでこの世界に来るのに少し苦労したよ」
アカギ「…だが、一つだけ干渉を可能とするものがある……それは…」
すると、アカギは宙に浮くシャボン玉のような物に指を指した
そこには、やりのはしらで待機しているはずのメガミちゃん達が映っていた
アカギ「…ふんっ!」
アン「…っ!」
すると、アカギはそのシャボン玉を破壊した
ポンッと弾けただけだが、なんだか嫌な予感がする
アカギ「…この世界の物を破壊すれば、現実世界でも破壊現象が起こる」
アン「…っ!…まさか!」
アカギ「…そう、現実世界で貴様の周りの空間に衝撃波が生じたであろう…あれは私が今と同じ方法でその空間を破壊したからだ」
あの空間が弾けるような衝撃…
やはりアカギが現実世界に干渉したからか!
アカギ「今頃彼らも混乱している事だろう…」
アン「…じゃあ…あの氷の柱は…!?」
アカギ「……見ればわかるさ」
すると、アカギはあるシャボン玉に目を移した
そこには、谷底に積もった氷塊が見えた
すると、氷塊に衝撃が走り、次々と崩壊が始まった
アン「…ま、まさか…!?」
アカギ「あの氷塊の先には…グラシデアの花畑、小さな農村、そして…海沿いには街がある!あの氷塊がその土地を踏み荒らし、そこら一帯は大変な事になるだろうな!」
アン「…クッ…なんて卑怯な!」
アカギ「私は勝つ為には手段は選ばぬと誓った!さぁ!現実世界との干渉を防ぎながら、私を倒せるか!?仮面ライダー!」
アン「……く、くっそぉ!」
ライト「セキさん!カイさん!なんで!?」
振り向くと、セキさんとカイさんが立っていた
俺は変身を解く
セキ「……」
カイ「……」
ウォロ「……何しに来たんですか?今更貴方たちが来たところで、足でまといになるだけですよ」
ライト「……っ」
セキ「…確かに、俺たちゃ足でまといかもしれねぇ…」
カイ「…でも、ライトさんを助けたいって気持ちに、嘘はないから!」
ライト「……セキさん…カイさん…」
セキさんは俺に肩を貸してくれた
セキ「よく戦ったな、ライト。おめぇはやっぱすげぇよ」
カイ「ウォロさん相手によく頑張ったね!でも、これからは私たちも力を貸すよ」
ライト「力を貸すって…どうやって…!?」
セキ「……すべての いのちは べつの いのちとであい なにかを うみだす…」
ライト「…え?それって…」
カイ「ズイの遺跡にあった言葉、コギトさんから聴いたんだ。この言葉の意味を」
セキ「…そしてようやくわかったぜ……シンオウ様の教えがよ!」
カイ「…うん!」
セキ「…ライト、少し下がっててくれ」
ライト「…は、はい」
俺はセキさんとカイさんの後ろに行く
一体何をしようというんだ?
セキ「……カイ、行くぞ!」
カイ「…うん、これが私たちの使命!」
ライト「…っ」
セキさんとカイさんは紅蓮のプレートを掲げた
でも、プレートは俺とウォロが持っているもので全ての筈
どうして…!?
ウォロ「…なんだそのプレートは!?」
ウォロも驚いている
セキ「何って…これがシンオウ様の教えなんだよ!」
カイ「私たちシンジュ団、セキ達コンゴウ団、そしてギンガ団の3つが出会ったことで、新たな何かを生み出す。それがこの…」
セキ・カイ「「『オリジンプレート』だ!よ!」」
ライト「…『オリジンプレート』…!?」
ウォロ「…そんなものは神話には出てこない…!何故そのようなものが、人間に作り出せる!?神でもない貴方たちが!?」
セキ「…時間も空間も、俺たちにとっちゃどっちも大事な世界だ」
カイ「それを守る為に、私たちは出来ることをするだけ」
ウォロ「…一体…どうやってそれを…!?」
セキ「……フフ」
少し前……
セキ「俺たちで、ライトを助けよう!」
カイ「うん!」
ラベン「はい!」
テル「はい!」
早速行動に移った俺たちはテンガン山を下山する
ムベ「……お主ら」
セキ「…ムベの旦那」
ムベ「…遂に始まってしまったか…」
カイ「今、ライトさんが必死に戦っています。だから…」
ムベ「わかっておる。お主らにはお主らのやるべき事事があるのじゃろ?」
セキ「……あぁ」
ムベ「…健闘を祈る。この事件が無事に終わったら、ムラが覆われる程の大量のイモモチを作って待っておるからな」
カイ「…ふふっ!それは楽しみね!」
テル「行きましょう!皆さん!」
セキ「あぁ!」
ムベ「……ウォロよ…お前さんは一体何を望んでおるのじゃ…?」
セキ「…ところでカイ!これからどうするんだ?」
走りながらテンガン山を降りる俺たち
カイ「…え?考えてないけど…?」
セキ「…は!?」
俺はびっくりして止まってしまう
カイも止まって口を開いた
カイ「だって、ライトさんを救うと言っても具体的にどうするかなんて分からないし…」
セキ「お前なぁ…ただでさえ時間がねぇんだぞ!?」
カイ「大丈夫よ!きっとこのヒスイ地方の何処かにヒントがある筈だから!」
セキ「こんな広い土地を今から探索すんのか?時間の無駄だぜ!?」
カイ「またそうやって時間時間って!それだけが問題じゃないでしょ!?」
テル「お、落ち着いてください2人とも!」
ラベン「そうです!今は争っている場合ではないです!」
セキ「……むっ」
カイ「…そう…ですね……無神経でした…」
セキ「……悪かった」
落ち込むカイを見て俺も素直に謝る事にした
ラベン「…カイくん、先程言っていた作戦…実行してみては?」
テル「そうだよ!あれならきっとライトを助けられるよ!」
カイ「……でも…」
セキ「…あかいくさりの破片を用いて何か出来ることはないか…それにお前、その輝きを何処かで見た事があるんだろ?」
カイ「…うん、小さい頃の記憶だけどね……あれは確か…」
カイが考えていると、どうやって来たのかコギトが歩いて来ていた
セキ「あんたは…」
コギト「達者であるな、お主らよ」
ラベン「…この方は?」
コギト「お初にお目にかかるの、わしの名はコギト…ウォロとは腐れ縁でな……何をしているのやら、彼奴は…」
コギトさんはやれやれと首を横に振る
コギト「ウォロが迷惑をかけているようじゃな、すまぬ」
セキ「ホントだぜ…なんであいつはあんなふうになっちまったんだ?ヒスイに来たばっかりの頃はあんな性格じゃなかったよな?」
コギト「…人は変わる。それが謙虚に現れているのが今の彼奴じゃ」
セキ「変わるって言ったってよぉ…あれじゃただの狂人だぜ…」
コギト「彼奴は狂人じゃよ…それはわしが1番知っている」
セキ「……え?」
カイ「あ!思い出した!」
と、カイがいきなり大きな声を出した
セキ「…なんだよ、びっくりするじゃねぇか…!」
カイ「ごめんごめん、それより!思い出したんだよ!」
テル「あかいくさりの輝きの正体?」
カイ「うん、あれは確か…ガラナちゃんとヒスイを探検している時…とある洞窟でその輝きを見たんだ。あそこは不思議な雰囲気がしたからよく覚えてる」
セキ「…行ってみようぜ、そこに…ヒスイの空間を大事にしてるシンジュ団なら、場所はすぐに分かるだろ?」ニッ
カイ「……意地悪」
セキ「……ここか…」
カイ「うん、確かにここだよ」
テル「本当だ…不思議な感じ…」
ラベン「言うなれば、世界が始まったような並々ならぬ力を感じます!」
コギト「……ここは…」
コギトは洞窟にあった赤い鉱石をなぞりながら言った
コギト「…この鉱石は…まるでプレートのようじゃな」
セキ「…え?」
コギト「もしや、プレートというのがヒントかもしれぬな」
カイ「プレートって、ライトさんが集めていた…?」
コギト「ライトはプレートを集めていた訳では無い。
テル「誘われてたって、どういう意味ですか?」
コギト「プレートがライトを選び、それと関連のあるポケモンや人間との関わりを作った…言うなればプレートは、ライトと我々を繋げた鎖のようなものだな」
ラベン「…鎖……まさか…!?」
コギト「あかいくさり、プレート、そしてこの鉱石には、なにか深い関わりがあるのじゃよ…きっと」
セキ「おいおい…きっとって…信憑性薄いなぁ」
コギト「仕方あるまい、こんな事どんな伝説にも歴史にも載っていない、未知の出来事じゃからの……だが偶然とも思えぬ…これはきっと、ライトがこの土地にやってきたことによる副作用なのか…はたまたこの土地が望んだ事なのか…真相は闇の中じゃの」
カイ「…どちらにせよ、きっとこの鉱石は大事な物なんだよね……みんなで頑張って掘ろう!」
テル「はい!」
ラベン「勿論です!」
セキ「さっさとやろうぜ!ライトが待ってる!」
コギト「……フッ」
カイ「…やった!採れた!」
セキ「…ところでよ、これはなんて呼べばいいんだ?」
カイ「…名前が必要か?」
セキ「何事も名前があった方がカッコイイだろ!そう思うよな、テル!」
テル「え?あ、あぁその通りです!は、ははは!」
ラベン「…では、宇宙始まりの石…名付けて「オリジン鉱石」ってのはどうですか?」
セキ「オリジン鉱石!良いなぁ!流石は学者先生だ!」
カイ「……オリジン…?」
ムラに戻った俺たちは先に戻っていたデンボクの旦那に状況を説明する
デンボク「…なんと!ライトの為に出来ることがあるのか!?」
セキ「まだ断定は出来ねぇけどよ、何とかやってる最中だ」
カイ「今、ラベンさんが「オリジン鉱石」と「あかいくさり」の破片でプレートを再現出来ないか模索中です」
デンボク「…そうであるか…ご苦労!私に出来る事があればなんでも申してくれ!」
コギト「…どうやら、わしが案内出来るのはここまでのようじゃな」
テル「え?なんでですか?」
コギト「確かにプレートやあかいくさりについては人よりかは詳しいかもしれぬ。しかし、それも全て神話からの受け売り…わしも詳しい事はわからぬ」
ラベン「そのようですか…また今度、この地方について教えてください!」
コギト「…お易い御用じゃよ…まぁ、苦い思い出があるがの…」
セキ「…そうか、行っちまうのか」
コギト「ただの老いぼれがいつまでものろのろとしている訳にもいかぬ」
カイ「コギトさん、色々とありがとうございました」
コギト「…達者でな、お主ら……良いか?相手がどんなやつであろうと、所詮はこの世の真理に基づくもの…勝機はある」
セキ「……あぁ」
コギト「…すべての いのちは べつの いのちと であい なにかを うみだす」
カイ「…それって…」
セキ「…ズイの遺跡に遺された言葉だろ?」
コギト「……この言葉をよく考えるのじゃ…さすれば必ず奇跡は起きる。人間の底力を見せてやれ…セキ、カイ」
セキ「…言われなくとも!」
カイ「頑張ります!」
コギト「……フッ」
コギトはコトブキムラから出て行き、俺たちは学者先生の事を待つ事になった
セキ「……まだかなぁ…学者先生…」
カイ「…時間を大切にしてるとか言ってるけど、実際はただせっかちなだけだよね」
セキ「うるせぇ…俺にだって思うところがあるんだよ」
カイ「…すべての いのちは べつの いのちと であい なにかを うみだす……」
セキ「……一体どういう意味なんだ…?」
カイ「…これが仮にシンオウ様の教えならさ、どっちに向かって言ってるんだろね」
セキ「…え?」
カイ「…だから、シンジュ団とコンゴウ団、どっちに向かって言ってる言葉なんだろうね」
セキ「…どっちって…そりゃお前……」
カイ「……セキ?」
セキ「…そうか…そういう事か!」
俺は迷わず学者先生の所に向かった
セキ「学者先生!今すぐ霧の遺跡に向かうぞ!」
カイ「…一体ここで何をしようって言うの?セキ」
セキ「まぁ見てろって…学者先生、ちゃんと持ってるか?」
ラベン「えぇもちろん…」
と、学者先生はオリジン鉱石、そしてあかいくさりの破片を地面に置いた
カイ「…で、どうするの?」
セキ「…願うんだ、ひたすら」
テル「…え?」
カイ「願うって…そんなんで出来るわけないだろう?」
セキ「分からねぇもんだぜ、案外シンオウ様はすぐ側で俺たちを見てるかもしれねぇ」
ラベン「シンオウ様にプレートを作ってもらうつもりですか?」
セキ「元々あかいくさりはライトの思いから出来上がってる…それと同じ要領なら、俺たち4人が願えば…きっと届く筈だ…」
俺は空に向かって手を仰いだ
セキ「……シンオウ様!どうか我らにご慈悲を!今ライトが必死に戦っています!その努力を、頑張りを無駄にはしたくない!何より、このヒスイ地方が無くなるのは嫌だ!」
カイ「……セキ…」
セキ「…シンオウ様!心あらば教えてくれ!どうやればライトを救える!?どうすれば世界は救われる!?」
カイ「……シンオウ様!お教えください!」
セキ「…っ」
テル「……カイさん…っ」
すると、カイもテルも学者先生もみんな手を点に仰いだ
セキ「……シンオウ様…俺たちは元々は別々の存在として確立していました…しかし、ライト達が教えてくれた……時間も空間も関係ない、この世界にある全てのものが堪らなく尊く、堪らなく愛おしい…俺たち人間も、この世界の価値のひとつ、同じ人間がいがみ合う必要なんてない!」
カイ「……今となっては、コンゴウ団もシンジュ団も、共にヒスイ地方を愛する者同士…今こうして共に願っているのが、その証です!」
テル「…俺たちギンガ団も、最初は開拓の為に来たかもしれない…でも、今となっては大好きな土地だ!コンゴウ団もシンジュ団もいい人たちばっかで!もっとここにいたい!俺はこの地方が大好きだ!」
ラベン「人と人は出会い、関係を持つ。そんなものは当たり前だったのかもしれません…しかし、ライトくん達と出会った事が、当たり前であるわけがありません!これは奇跡だ!数々の奇跡が、あの日僕とライトくん達を引き合わせたのです!」
セキ「……みんな思いは同じだ…シンオウ様ァ!俺たちの思いに応えてくれぇ!頼む!」
カイ「……シンオウ様ァ!」
セキ「……っ!」
すると、オリジン鉱石、あかいくさりの破片がいきなり赤く輝き出した
宙に浮いたそれは形を変えていき、1枚の板のようなものになる
完成だ
プレートが完成した!
セキ「……っ!」
カイ「……っ!」
テル「…セキさん?カイさん?」
セキ「……カイ、今の聞こえたか?」
カイ「…うん、間違いない」
ラベン「一体何なんです?」
セキ「…行こう、カイ!」
カイ「うん!」
セキ「ヒスイのみんなが教えてくれたんだ!」
カイ「大切なのは今!ここに居ること!」
セキ・カイ「「オリジンプレートよ!汝、我らに従えし者!その意思、その心!全てを我らに捧げ、世を守る聖獣となれ!」」
ライト「……っ!?」
『オリジンプレート』が光り輝く
そして、同時に時空の裂け目から何かが…
セキ・カイ「「シンオウ様よ!我らの力となれ!」」
すると、時空の裂け目から2つのドライバーが降ってきた
ライト「…これは!?」
ドライバーは形自体はメガドライバーと似ているが、表面はゴツゴツしていて、赤く光っている
この輝き……
セキ「…ライト!それがシンオウ様の魂だ!」
ライト「え!?これが!?」
カイ「今ライトさんが手に持っているのが、空間を司りしパルキア!宙に浮いているのが時間を司りしディアルガ!」
ライト「…これが、ディアルガとパルキア…?」
にわかには信じ難いが、信じるしかない
ライト「……それじゃあパルキア!力借りるぞ!」
俺はドライバーを腰に巻いた
オリジンドライバー
ライト「…っ!?」
なんだこれ…!?
頭に映像が流れてくる……
ここは…何処だ!?この世界じゃない!
あれは……レンか!?
いや、違う
あれはアンだ!レンの中から目覚めたのか…!?
相手をしているのは…仮面ライダーオリジン!?
あれは多分アカギ…
そうか!
これは、時空を超えてパルキアが俺にみせてくれているのか!
だったら……
ライト「ディアルガ!お前の力、アンに貸してやってくれないか!?」
『……』
もうひとつのオリジンドライバーは時空の裂け目に入っていった
時空を超えるのだろう
ライト「…ありがとう、2人とも!これなら何とか出来そうだよ!」
セキ「…役に立てて何よりだぜ」
カイ「あとは頑張って!遠くから応援してるから!」
ライト「あぁ!」
2人が離れていく
あの2人がまさか協力するなんて…思ってもいなかった
でも……
ライト「……フッ…フフ」
ウォロ「…何がおかしいんですか?」
ライト「…いいや、おかしいんじゃねぇ…嬉しいんだ」
ウォロ「……」
ライト「俺がみんなに信頼されている事、そして何より…あの2人が協力して俺に力を貸してくれたことがな!」
俺はドライバーの右端を押し込んだ
Space cosmic!
両腕を突き出し、腕を回して身体の前で交差させる
ライト「…変身ッ!」
腕を左右に広げてからドライバーの両腕を押し込んだ
Legends up!
新たな伝説!広がる世界!
宇宙の広さは無限大!
仮〜面〜ライダー!レージェーンズ!
俺の身体は薄いピンク色の皮膚になり、肩には円型の装飾
ヒラヒラのローブ、背中には円型の刀の唾のような装飾
頭部は西洋の甲冑のようなヘルメットになった
ライト「空間の戦士!仮面ライダー!オリジンバーサ!」
ウォロ「…それが…シンオウ様の力か…!」
ライト「……燃えるぜ!」
To be continued
次回予告
仮面ライダーオリジンバーサへと変身を遂げたライト
現代にいるアンと意思疎通をしながら共にウォロやアカギに攻撃をする!
シンオウ様の力を用いり、世界の危機を脱せられるか…!?
第24話「神と呼ばれるポケモン」