仮面ライダーバーサ Season2   作:キャメル16世

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前回のあらすじ

覚悟を決めたアンは仮面ライダーメガレジェンへと進化!
しかし、アカギが「やぶれたせかい」から現実世界へ干渉を初め現実世界がピンチに…!

一方、セキとカイはライトの目の前に現れ『オリジンプレート』を取り出した
セキやカイが作り上げた全く新しいプレートだ!

『オリジンプレート』から呼び出されたディアルガとパルキアの魂を宿すドライバー、オリジンドライバーを手に取り、ライトが変身!

仮面ライダーオリジンバーサへと変身を遂げたライトは、ウォロを止めることが出来るのか!?



第24話「神と呼ばれるポケモン」

ウォロ「…それが…シンオウ様の力か…!」

ライト「……燃えるぜ!」

 

なんだこれは…!?

この唯ならぬパワー!

これがシンオウ様の…いや、パルキアの力!

 

《お主の覚悟、しかと受け止めたぞ》

ライト「…っ!」

この声は…!

 

ライト「…まさか、今までずっと…俺たちを見ていたのか…?」

《お主という存在がこのヒスイ地方にどのような変化をもたらすのか…気になってな…》

ライト「…フッ…陰ながら応援してたって事か?」

《お主はこの世界の英雄に相応しい…私はそれを見極めたかったのだ》

ライト「…まぁいいさ…お陰でこのヒスイ地方の色んな人と関わりを持てた…あんたのお陰だ」

《私はただお主を見守っていたに過ぎぬ…本命は──》

 

ライト「…はぁっ!」

ウォロ「ぬおっ!」

ライト「ハイドロポンプ!」

俺は手の中から水を噴射する

 

ウォロ「…くっ…!これが…シンオウ様の本来の力……そうか…お前もオリジンの力を!」

ライト「どうでもいい!俺は…!あんたを止めるっ!」

 

 

アカギ「ふはははははは!」

アン「…くっ…!はどうだん!」

アカギ「当たらんなぁ!その程度か!!」

アン「ぬわぁ!」

アカギの攻撃を喰らう私

 

攻撃が定まらない…

原因は分かっている

この世界で破壊現象が起これば、現実世界でも破壊現象が起こる

つまり、この世界のものを壊せば

メガミちゃんやみんながいる世界の何かが壊される

しかも、私の手によって…

 

アカギ「どうしたどうした!?貴様の実力はその程度か!?」

アン「…チッ…うるさいなぁ!もう!攻撃に集中出来ないんだよ!」

アカギ「その程度で私を止められなければ、貴様が私に勝つことなど…」

アン「ぐわっ!」

アカギ「…出来ぬっ!」

アン「ぐわぁぁ!」

吹き飛ばされる私

氷の柱に直撃した

 

アン「…やられっぱなしで…たまるか…!」

私は両手を構えた

 

アカギ「……フッ」

アン「……はどう…!」

アカギを捉えた…!

 

アン「…だん!」

アカギ「…ふっ!」

しかし、私の攻撃をアカギは簡単に避けた

しかもその避けた先には……

 

アン「…しまっ…!」

アカギ「……ふふふ…ふははは!」

私のはどうだんは氷の柱に直撃し、ひとつの柱を破壊してしまった

 

アン「…っ!」

すぐさま、向こうの世界を確認するためシャボン玉を覗く

 

アン「……くっ…そ…」

氷塊が再び衝撃が走り、破壊されどんどん地面を呑み込んで行く…

 

アカギ「ふはははは!現実世界の心配もしながら、圧倒的な強さを持つ私に勝てるか!?」

アン「……くっ…」

 

悔しかった…

自分ではどうしようもない

彼と戦えば戦うほど、向こうの世界に迷惑がかかる

 

それでも……

 

メガミ『何してるんですか!?』

アン「…っ!?」

突如、この世界にメガミちゃんの声が響く

 

一体何処から…!?

 

メガミ『こっちの事は心配しないで大丈夫です!だから貴方は、戦いに集中してください!』

アン「……メガミちゃん…」

 

そうか…

鏡に向かって叫んでいるのか…!

届くかも分からない声を、私に向けて…

 

メガミ『貴方はノリが軽くて!ズボラな性格だけど!』

アン「……」

いや、それディスってね?

 

メガミ『それでも!……信頼しています』

アン「…っ!」

メガミ『貴方は私たちに沢山の迷惑をかけました……だから今更なんですか!?今更貴方が私たちに迷惑を掛けようが!関係ありません!』

アン「……っ」

メガミ『貴方はもっと自由に!貴方のままで戦ってください!再度言います、この世界を救えるのは、貴方だけなんです!必ず…帰ってきてくださいねぇ!』

アン「……メガミちゃん…!」

アカギ「…黙れェ!」

アカギはメガミちゃんの映ったシャボン玉を破壊した

 

メガミ『きゃっ!』

アン「メガミちゃん!」

メガミ『……くっ…これくらい…なんですか!?私の声が届くまで、いつまでも叫んでやりますよ!私は負けません!』

アン「……」

彼女のあの強さは、何処から来るのだろうか…

今までの私は自信がなかった

今の私では、あの世界は救えない

私1人では力不足だ……

 

でも違ったんだ…

 

アカギ「…くっ…しつこい…!」

アン「……それがメガミちゃんさ…」

アカギ「…なに?」

アン「……それがメガミちゃんの強さ…誰にも負けない、強い心を持っている!」

アカギ「……」

アン「……それが、メガミちゃんの…私の仲間の力だ!」

 

私はもう、ひとりじゃない!

 

アン「…っ!」

すると、突如空間に穴が開き

赤いドライバーが私に向かって飛んで来た

 

アン「……これは…?」

アカギ「…っ…なんだそれは…!?」

アン「……」

私はそのドライバーを手に取る

とてつもない力を感じる

この力なら……

 

アン「…なんだか分からないけど、この力借りるよ!」

 

オリジンドライバー

 

アン「…っ!」

これは…やりのはしら…!?

それにあれは…ライトくん!?

 

何故仮面ライダーオリジンと…?

 

ライト「アン!聞こえるか!?」

 

アン「ライトくん!?何故君が…!?」

 

ライト「説明は後だ!とりあえず、これで変身してくれ!このドライバーには、ディアルガの魂が宿っている。この力があれば、奴らを倒せる!」

 

アン「…まぁ聞きたい事はいっぱいあるけど…そんな事言ってる暇は無さそうだね!」

私はドライバーの左端を押し込んだ

 

 

Time cosmic!

 

右腕を出してから左手を出して腕を身体の前で交差させる

 

アン「…変身ッ!」

腕を左右に広げてからドライバーの両端を押し込んだ

 

Legends up!

新たな伝説!進むは時間!

宇宙の歴史は無限大!

仮〜面〜ライダー!レージェーンズ!

 

肩や腕がごつく発達し、青い線が飛び出て輝く

腰には扇型の短めのマントが飛び出し、背中には青色のX字型の装飾がくっ付く

 

頭部は後頭部が後ろに伸びて口元はクラッシャーで覆われた

 

アン「時間の戦士!仮面ライダー!オリジンレジェン!」

アカギ「…なんだ…私の知らない歴史が…!?」

アン「…さぁ、レジェンドタイムだ!」

 

 

ライト「……」

アンも変身したか…

これなら…

 

ウォロ「…何がおかしい!」

怒鳴りながら飛びかかってくるウォロ

 

ウォロ「はぁっ……っ!?」

しかし、ウォロの攻撃は当たらなかった

 

 

 

ウォロ「……なるほど…」

ワタクシが攻撃をした瞬間に自身の空間を切り抜き、他の空間と入れ替える

瞬間移動していたと思われたが…

なるほど…これなら先読みしても意味は無い

これがパルキアの力…

 

 

 

ライト「ハイドロポンプ!」

ウォロ「シャドークロー!」

ライト「アクアテール!」

水を噴射した後はローブに水を纏わす

 

ライト「はぁっ!」

ウォロ「くっ…!」

身体を回転させて攻撃する

 

ウォロ「…くっ…ドラゴンクロー!」

ウォロは斬撃のオーラを放つ

 

ライト「…あくうせつだん!」

俺は右手にピンク色のオーラを纏わせ、斬撃を飛ばす

 

ウォロ「…なっ…ぐわぁ!」

俺の攻撃に押し負けるウォロ

 

アン「ライトくん!その人は!?アカギじゃないよね?」

 

ライト「こいつはウォロ!この時代の黒幕みたいなもんだ!」

 

アン「この時代?ライトくん今何処にいるのさ!」

 

ライト「過去だ!多分400年位前だな」

 

アン「400年!?……また凄い事になったなぁ…」

 

ライト「帰ったら土産話でもするよ…それよりまずは…」

 

アン「うん……こいつらを…倒す!」

 

ライト「…はぁっ!」

俺は足に力を入れてウォロに突撃した

 

ウォロ「くっ…負けるものかぁ!」

ライト「あんたは確かに強いよ…今まで会った奴とは比にならない位には……だけど、やっぱり俺たちの力の前では勝てない…」

ウォロ「…そんな力が…どうやったら手に入る!?」

ライト「…それは…絆だ!」

ウォロ「……絆…?」

ライト「時空を超えてもなお途切れない絆…俺はみんなとの絆のお陰で強くなれた!」

ウォロ「…っ!」

ライト「俺たちは負けない!絆がある限り!」

ウォロ「…っ…黙れェ!」

 

Origin Charge...!!

 

Beginning Over!!

 

ウォロ「ビギニングオーバー!」

ライト「…っ!」

降り注ぐ赤い雷

猛烈な攻撃で俺は黒い霧に覆われてしまう

 

ウォロ「ふははは!どうだァ!」

ライト「……」

ウォロ「…っ!?」

ライト「……あんたの攻撃…さっきはあんだけ効いたけどよ…」

ウォロ「……っ」

ライト「……今は…全然効かねぇ!」

俺はウォロにパンチを繰り出した

 

ウォロ「ぐわぁっ!」

柱にぶつかるウォロ

 

ライト「……」

ウォロ「…絆の…力だと……ならば…何故世の中は争いを繰り返す…!?」

ライト「……」

ウォロ「権力のある者同士で争ったところで何も現状は変わらない……それなのに人々は争いを繰り返す…!絆など…人間の中にそのような物はない!」

ライト「……争うことと、競い合うことは違う」

ウォロ「…なに?」

ライト「確かに、一部の人間は争ってきた…自分の正義を貫く為にな……だが、競い合うのは…お互いを理解する為に大事な事なんだ!今のコンゴウ団やシンジュ団のように、昔は争っていたけど…今は良きライバルとして、互いを高め合っている!それがいい事なのかは分からねぇけど……あの二人が力を合わせたって言うのは…そういう事じゃねぇのか!?」

ウォロ「…くっ…!」

ライト「確かに少し前までの二人を見ているとモヤモヤする気持ちになった…でも今の二人を見ていると……最高に燃えてくるんだァ!」

ピンク色のオーラは俺の全身を覆う

 

ライト「ウォロ…!……これで最後だァ!」

 

 

アン「ラスターカノン!」

胸の中心から出た銀色のビームがアカギに直撃する

 

アカギ「んぬぅ!」

アン「はぁっ!」

腕を振り回して打撃する

 

アカギ「くっ…!神の力が…これ程までに発揮出来ないとは…!」

アン「…君は忘れているだけさ」

アカギ「…なにっ?」

アン「……君の夢をね…!」

アカギ「夢…だと…!?」

アカギは私に迫り右手を構えた

 

アカギ「私にそんなものは無い!シャドークロー!」

アン「…なら君は、私には勝てない!」

アカギ「なにっ!?」

彼の攻撃は私には当たらなかった

と言うより、彼はまるで逆再生されたの如く

身体が勝手に動き、攻撃する前までの体制に戻ったのだ

 

アカギ「今…確かに私は攻撃を……そうか…これが時を司るディアルガの力か!」

アン「時として、人は傲慢になる。時として、人は強欲になる」

アカギ「…それが人間の本質だ、だからこそ世界は醜く、そして愚かになって行った…」

アン「それは違うね」

アカギ「……なに?」

アン「人は時に、愚かになる。だけど…それは誰かの為に、自分以外の誰かの為に戦える人間が、正しさを貫く時に訪れる瞬間のことだ。私はそれを、醜いだなんて思わない…むしろ、輝かしく見える!」

アカギ「……正しさなんてものは、自分を正当化しようとする言い訳でしかない!」

アン「それでいいじゃないか!人は誰かに認められて初めて生きる事が出来るんだ。自分を正当化出来ない奴に、人に認められる権利は無い!」

アカギ「…っ」

アン「だから私は、私をもっと好きになる!みんなに認められるまで、私は私を磨き続ける!それが私の今の夢だ!」

アカギ「……」

アン「今まで自分が嫌いだった分、誰かを愛して…誰かに愛されてみたい。それが私の願いだ」

アカギ「……誰かに…愛される…」

アン「……っ」

そうだ…!

氷塊の様子は!?

 

私は振り向き、氷塊の様子を見る

 

すると、シャボン玉の中に

迫り来る氷塊と共に、それに対峙する1つの人影が浮いていた

 

あれは…仮面ライダー…か?

 

宙に浮く白い仮面ライダー

腕と翼が一体化し、背中にはブーストのようなものがある

どこか優美で気品溢れる容姿に、私は心奪われた

 

???『……はぁっ!』

アン「…っ!」

 

すると、謎の白い仮面ライダーは、迫り来る氷塊に手を当て、背中のブーストを発動させた

背中から大量に溢れる炎

奴が押さえてくれているお陰か、氷塊の迫ってくるスピードが減少していた

 

アン「……」

アカギ「なに余所見をしている!?」

迫って来るアカギ

私はそんなアカギの腕を掴んだ

 

アン「分からないかい?私は…“今”を見ているのさ!」

アカギ「ぬわっ!」

そしてアカギを蹴り上げる

 

アン「ときのほうこう!」

アカギ「ぐわぁっ!」

私の攻撃が直撃したアカギは私を睨んだ

 

アカギ「チッ…小娘がァ!」

アン「アカギ…!……これで最後だァ!」

 

 

ライト「はぁっ!」

アン「はぁっ!」

ウォロ「くっ…!」

アカギ「チッ…!」

ライト「ハイドロポンプ!」

アン「ラスターカノン!」

ウォロ「シャドークロー!」

アカギ「ドラゴンクロー!」

 

互いの攻撃が交差し合う

ライトとアン共に優勢で戦いが進んでいく

 

ライト「あくうせつだん!」

アン「ときのほうこう!」

 

2人は同時に攻撃をし、ウォロとアカギにダメージを与える

 

ウォロ「絆など…ワタクシには必要無い!」

アカギ「今を見ているだと?笑わせるなぁ!」

ライト「そんな事ない!あんたにもきっと分かる筈だ!絆の素晴らしさが!」

アン「君は今から逃げようとしているだけなんじゃないのかい!?」

ウォロ「…っ」

アカギ「…っ!」

ウォロ・アカギ「「そんな事は無い!」」

 

ウォロとアカギは当時にギンガドライバーのボタンを押し込む

 

Origin Charge...!!

 

Beginning Over!!

 

ウォロ・アカギ「「ビギニングオーバー!」」

 

2つの世界で、黒い霧が大量に溢れるライトとアンを包む

 

ウォロ「絆など…この世界が無に帰れば全ては無駄となる!お前が培ってきた物など、浅はかだったという事を教えてやる!」

アカギ「今というものほど醜いものは無い!ただ単純に流れる世界になんの魅力がある!?私は新たなる銀河を創造し!未来を作るのだ!」

ライト「…くっ…!」

アン「ふっ…!」

 

攻撃に耐える2人

そんな2人の中には、ある葛藤が生まれていた

 

ライト「…絆っていうのは、何処にいても繋がっているものだ」

アン「大切なのは未来を生きる事じゃない…今を生きる事だ!」

ライト「みんながいるから…俺がいるから、絆がうまれる!」

アン「今を生きるからこそ…未来が訪れるんだ!」

ライト「……だから…だから守るんだ…」

アン「……だから、守るのさ…」

ウォロ「……何を…ですか?」

アカギ「……一体…何を?」

ライト「……」

アン「……」

ライト・アン「「…世界だっ!」」

 

コギトさん…貴方が言っていたこと、今ならわかるよ!

 

メガミちゃん…ありがとう…こんな大切な事を思い出させてくれて…

 

ライト「アン!一緒に決めるぞ!」

アン「あぁ!」

 

ライトはオリジンドライバーの右側を、アンはオリジンドライバーの左側を押し込んだ

 

レジェンズ!ヒッサーツッ!

 

ライト「はっ!」

アン「やっ!」

 

2人は同時に飛び上がり、全く同じシルエットでキックの構えをした

 

ウォロ「…っ!」

アカギ「…っ…あれは…!?」

 

ライトとアンの姿が、時空を超えて重なる!

それを目にした2人にはどう映ったのか……

 

アカギ「…あれは…まさか…!」

ウォロ「……アルセウス…!」

 

ライトとアンはオリジンドライバーの両端を押し込んだ

 

ディアルガ!パルキア!

オリジン!

レジェンズドライブ!

 

ライト・アン「「レジェンズドライブ!はぁぁぁぁあ!」」

 

重なった2人の影が、ウォロとアカギの身体にキックを放つ!

 

ウォロ「ぐわぁぁぁあ!」

アカギ「ぐわぁぁぁあ!」

ライト「ふっ…!」

アン「よっと…!」

地面に降り立つ2人

爆散する彼らを背に、何かを語る…

 

ライト「……終わったのか…?」

アン「…うん…きっとね…」

 

 

ウォロ「…ハァ…ハァ」

ライト「……」

ウォロ「…なんですか?その手は…」

俺は変身を解き、地面に座り込むウォロに手を差し伸べた

 

ライト「…またここからやり直せる。人生はまだまだ続くんだ」

ウォロ「……今更…ワタクシは貴方に負けた…それが覆ることの無い歴史となるのですよ…これで私の物語も終わりを告げたのです…」

ライト「…俺の知り合いにさ、シロナさんって人がいて」

ウォロ「……」

ライト「その人は、遺跡や歴史をいっぱい調べる物好きなんだ!」

ウォロ「…っ」

ライト「…まるでウォロさんみたいだ」

ウォロ「……その割には、楽しそうに話すのですね…その方の事を…」

ライト「そりゃそうだよ!俺、シロナさんの事大好きだもん!まだ知り合ったばっかだけど…」

ウォロ「……」

ウォロさんは俺の話を黙って聞いてくれた

俺が現代にいた頃の話を

 

ウォロ「……」

ライト「っていう感じで、少しお茶目な性格で…」

ウォロ「もういいでしょう…結局貴方はワタクシに何を伝えたいのですか?負けた私を嘲笑いたいのですか?」

ライト「……コトブキムラに帰っておいでよ。みんなきっと許してくれる…時間はかかるかもしれないけど、コトブキムラのみんなはいい人たちばっかだから!」

ウォロ「…そう易々と許してくれる訳が…」

セキ「そんな事ねぇよ!」

ライト「…っ!」

振り返ると、セキさん、カイさん、起きたメグに、コンゴウ団シンジュ団のキャプテンのみんなに、デンボク団長、シマボシさん、ラベン博士にテルまでいた

 

ライト「みんな!?」

カイ「ウォロさん、確かに貴方のした事は重罪です…ですが、時間をかけてしっかりと反省すれば…私たちは貴方を許すでしょう…」

セキ「ウォロさんよぉ…あんたもこのヒスイが好きなんだろ?ここの空間は過ごしやすいからなぁ…俺も好きだぜ?」

ライト「……」

ウォロ「……ワタクシはこの世界を危機に晒した…許されるわけが無い!」

ウォロさんは自分を嘆いた

すると、そんなウォロさんをデンボク団長は投げ飛ばした

 

デンボク「せいっ!」

ウォロ「いっ…!」

デンボク「どうだ!?痛かろう!?」

ウォロ「……えぇ」

デンボク「…その痛みが分かるのであれば、もう良い」

ウォロ「……え?」

シマボシ「自分を許せないのであれば、我々ギンガ団が貴方を許しましょう」

ラベン「ライトくんが貴方を許すんですよ?僕たちも、彼を見習わなくちゃですねっ!」

テル「今回はたまたま暴走しちゃっただけで、本当は良い人なのは、俺たち知ってますから!」

ウォロ「……皆さん…何故…?」

メグ「決まってますよ」

ライト「……メグ」

メグ「…私たちとウォロさんにはもう…既に絆が芽生えてるんです!」

ウォロ「……っ!」

 

そうか……

これが…キズナ…

 

ウォロ「……フッ…フフッ…」

ライト「……っ?」

ウォロ「…本当に皆さんは…お人好しにも程がありますよ!」

メグ「…ふふっ…ふふふふ!」

デンボク「はっはっはっ!」

カイ「ふふふ!」

セキ「ははは!」

ライト「…ははっ…はははははは!」

空はいつの間にか青色に戻り、さっきまでの禍々しさも亡くなった

世界は元に戻ったんだ

 

 

アン「……」

アカギ「……くっ…くくっ…」

アン「……君は負けたんだ。もう戦う必要なんてない」

アカギ「…私は…私はまだ…!」

アカギは再びギンガドライバーを構えた

 

アン「…っ!」

アカギ「がぁっ!」

しかし、ギンガドライバーはアカギを拒否するかの如く

火花を散らしてアカギの手から離れた

 

アカギ「何故だ…何故私を拒否する…?」

アン「…きっと、過去でライト君が勝ったから…その影響だろうね」

アカギ「…過去で負けたギラティナが…神への報復を拒否しているという事か…?」

アン「ギラティナは悟ったんだよ…私たちには勝てないって事をね」

アカギ「……そんな事が…」

アン「…君たちは大きな過ちを犯した…それは消えることの無い記憶となるだろう」

アカギ「……私は…私の理想の世界を…」

アン「だったら…その世界を思う存分楽しむんだ…そうすれば、きっとこの世界が、君の理想となる」

アカギ「……楽しむ…」

アン「この世界は楽しいよ?面白い奴らが沢山いる…そう思える程に、私は今を楽しんでいるよ」

アカギ「……フッ…変わったヤツだな」

アン「それでいいんだよ…人生は楽しんだ者勝ちだからね!」

アカギ「……ならば、しっかりと反省をした後に…この世界を思う存分楽しんでやる」

不敵な笑みかと思えば、それはアカギなりの笑顔なのかもしれない

 

アン「……うん、それがいい」

 

 

ライト「……」

セキ「…ようやく、世界が戻ったんだな」

カイ「長かったね…でも、よく頑張ったよ!」

ライト「セキさん、カイさん…ありがとう!2人がいなければ、今頃世界は……」

セキ「今更そんな事気にすんなって!大事なのは今だろ?今ライト達が生きてりゃそれでいいんだよ!」

カイ「今ここにライトさん達が居る。それだけで、私たちは嬉しいんだよ」

ライト「……言葉は違えど、思いは同じ…か」

セキ「……え?」

カイ「…なに?」

ライト「…ううん!なんでもない!さぁ!祭りの続きだ!」

 

コトブキムラに帰ってきた俺たちは、盛大に祝った

ヒスイ地方の安泰を…そして、俺たちの生還を…

 

ただ一つだけ、気になる事がある

 

ライト「……」

メグ「…ライトくん?どうしたの?」

ライト「……あれ」

メグ「…うん、時空の裂け目…閉じてないね」

ライト「…まだ何かあるのか?この世界に…」

 

すると、アルセウスフォンが反応した

ポケットの中でバイブレーションしたアルセウスフォンの画面には、こう記されていた…

 

『全てのメガストーンを手に入れろ』

 

ライト「……全ての…メガストーンを…」

メグ「…ところでさ、なんで私たちってこの時代に来たの?この惨事が起こる事を予想して誰かが送って来たのかな?」

ライト「……さぁ…それは…」

俺は時空の裂け目、そしてアルセウスフォンを交互に見てから言った

 

このヒスイ地方に知られる「神と呼ばれるポケモン」

『アルセウス』

彼は俺たちに何を教えようとしたのか…

何処に導こうとしたのか…

 

それは……

 

ライト「…神のみぞ知る…ってやつじゃないか?」

 

To be continued




次回予告

シンオウ地方編、完結!
ヒスイ地方に残る最後の謎
それを解き明かす為に再び戦うライト達

そして、新たなる旅が
始まろうとしていた……!

第25話「ヒスイの夜明け!次なるステージへ!」
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