近界からの帰還者 〜Black of Gluttony〜 作:白菜を身にまとった生命体
太刀川との10本勝負、最初の4点は太刀川が取った。
だが、5本目からが違った。5本目は龍一が勝ち、そこからなんとか5点取り、最後は太刀川が点を取り5点:5点の引き分けとなった。
「いやー、まさか孤月の柄にスコーピオン付けて無理矢理射程距離をあげるのにはびっくりしたぜ」
「ぶっつけ本番でもなんとかなるもんだけど…直線的に投げるしか出来ないのが難点だな…」
「ならアレならどうだ?スコーピオンとスコーピオンを繋げるあれ」
太刀川と龍一は缶コーヒーを飲みながらそう話し合う。
「それって、影浦隊の隊長さんのマンティスって奴ですか?」
「そうそれ、アレなら色々と使い勝手がいいはずだろ?」
「だけど」
「アレは併用が難しいと思うぞ」
すると、二ノ宮が2人の前に現れる。
「二宮か!」
「あぁ、久しぶりだな。龍一兄さん」
「あぁ、つーかめっちゃデカくなったな二宮!」
「…知り合いか?」
「まぁな…その辺りは慣れしかないな」
二宮は龍一の横に座る。
「…あと、俺としてはあのアステロイドとかの球も使ってみたいんだよ」
「なら二宮ならどうだ?」
「…確かに俺はそうだが…今は無理だな」
「…まぁ、そうなら独学でやるしかないか…ちょっと缶捨ててくる」
「あぁ、分かった」
龍一はそう言うと近くにあるゴミ箱へ向かう。近くにあるといっても、曲がり角を曲がらないとダメだが。
そして、その曲がり角を曲がろうとした時、ある3人とすれ違った。
「龍一…さん…?」
「ん?」
龍一はある声に気づいてその3人を見る。すると、白髪の少女がこちらを見ていた。
「どうした、那須?」
「那須…?まさか、あの那須か!?」
「…やっぱり…」
すると、那須と呼ばれた少女は龍一に抱きついた。
「…龍一さん…」
「…あー、久しぶりだな。那須」
「はい、久しぶりです。龍一さん」
「…ただ、まぁ…抱きつくのはやめてくれ。周りが…」
「…あ」
すると、那須は顔を真っ赤にしながら離れる。
「…ご、ごめんなさい…」
「いや、まぁほぼ俺が悪いみたいな感じだし、久しぶりの再会だから仕方n…「龍一」えっ、なんで茜がいrってイダダダダダダ!!!」
いつのまにか現れた茜が龍一の頬を強く引っ張る。それを見ていた迅は
「…はぁ、やっぱりこうなるよね…」
と言った。
「迅さん!?なんで茜がこっちに!?」
「いやー、茜ちゃんが急に「女性反応確認!」って言ってすっ飛んで行っちゃって…」
「前にもあったなそんなことって引っ張りすぎだ!」
龍一は茜にそう言った。