魔法使い君が幻想入り   作:猫太子

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魔道炉


魔道炉とは魔法使い達が使う炉の事で規模によって各々出力が変わってくる。

主に錬金術で魔道具や自動人形の製造、魔化された金属の精製に使われたり、また大規模な儀式の触媒に使われたりもする。

だが便利な反面、扱いも難しく使い方を誤れば大事故を引き起こす為、見習いクラスの魔法使いの使用は固く禁止されている。


ダム完成、僕反省…する訳無いじゃん♪

魔道炉が完成した☆

 

 

文ちゃんのお仕置きが済んで落ち着いた後、直ぐに完成したよ♪

 

 

それで早速、量産型の自動人形を100体作ったよ♪

 

 

それで今、神奈ちゃんと諏訪ちゃんの頼みでダムの建設に量産型を使ってるんだ♪

 

 

必要な資材は守矢神社が保有してたけど、それに加えて僕が独自にミ=ゴ達(巫女達では無い)と取引して手に入れた鉱物を使って建設してるんだ☆

 

 

量産型はダムが完成したら、そのままダムの維持管理や警護に当てる予定だから核戦争が起きても100年は戦えるぞ♪

 

 

と、そこへ諏訪ちゃんがやってきた。

 

 

「シオン、様子見に来たよ〜♪」

 

 

「やあ、諏訪ちゃん…こっちは後3日で完成するよ」

 

 

「3日!?…早いね、もう完成間近じゃん」

 

 

「一番重要な基礎工事は最初から出来てるからね、割りと楽だったよ♪」

 

 

「まぁ、ここは元々河童達と共同でダム建設してたんだけど……色々あって基礎工事で中止になっちゃったんだ…」

 

 

「ふ〜ん、そうなんだ…」

 

 

だから、基礎工事は出来てたんだ……それにしても、見事な工事だったな。

 

 

「それで、頼んでいた物は出来た?」

 

 

「…出来てるけど……諏訪ちゃん、何に使うの?…諏訪ちゃんにとって無用な長物じゃない?」

 

 

「良いじゃん、デザインが気に入ったんだよ♪」

 

 

「ふ〜ん、まぁ良いけど……はい、どうぞ」

 

 

と言って僕は諏訪ちゃんにツァトゥグアを象った小さな青い宝石を渡した。

 

 

この宝石を持ってると空を自在に飛べるんだけど……諏訪ちゃんは元々、空を自在に飛べるから持っていても意味無いんだけどなぁ〜

 

 

それにデザインだって蝙蝠の羽根が生えたヒキガエルだし…

 

 

まぁ、本人が良いって言ってるから別に良いけどね。

 

 

「やったー♪…じゃあ、私はもう行くね♪…神奈子達にはダムがもうすぐ完成するって伝えとくよ」

 

 

諏訪ちゃんはそう言って帰って行った……そして入れ違いでメリルが姿を現した。

 

 

「マスター、例のアレですが……やはり時間が掛かりそうです」

 

 

「そう…予想してたけど仕方無いね」

 

 

「しかし、宜しいのですか?…守矢の皆さんに黙って…」

 

 

「あの様子だと、話したら妨害されそうだよ…」

 

 

「それもそうですね、じゃあ私は作業に戻ります」

 

 

メリルは今、ダム建設とは別の作業をさせてるけど……何を作ってるかは…内緒☆……フフフ…

 

 

そんなこんなで3日が経ち、ダムは完成したよ♪

 

 

メリルは量産型達と一緒にダムに残ったよ……表向きは量産型の監督と言う事で……フフフ☆

 

 

と言う訳で、その晩ダムの完成を祝って神社では宴会が開かれた。

 

 

宴会には大勢の人達が顔をだしていた。

 

 

河童さんや天狗さん達……あっ、文ちゃんの姿も……へこたれないねぇ〜

 

 

後、どこで嗅ぎ付けたのか魔理ちゃんとレミちゃん、それとフランちゃんの姿があった。

「よう、シオン…久し振りだな」

 

 

「魔理ちゃん、来てたんだ」

 

 

「守矢神社で宴会するって聞いたからな…本当は霊夢も誘ったんだけど…」

 

 

「誘ったんだけど?」

 

 

「霊夢の奴…「何で私には迷惑を掛けて、守矢には恩恵を与えるのよ!!」…って言って、ふて寝しちまったんだ」

 

 

魔理ちゃんは何とも言えない表情で言った。

 

 

いや、そんな事言われてもねぇ〜

 

 

「ホント、魔理沙…いえ、霊夢の言う通りよ……紅魔館ではあれだけ大暴れしておいて…」

 

 

「あっレミちゃん、こんばんわ」

 

 

「こんばんわ、じゃないわよ…後ちゃん付けするな!!」

 

 

と、その時フランちゃんが近付いて僕にそっと囁いた。

 

 

「ねぇシオン…貴方何か企んでるでしょ」

 

 

「…何で、そう思うの?」

 

 

「貴方が誰かの言いなりになるとは思えないもの……何を企んでるの?」

 

 

「…知らないなぁ〜♪」

 

 

「ふ〜ん、まぁ良いわ…程々にね」

 

 

フランちゃんはそう言ってレミちゃんの所に戻って行った。

 

 

…意外とカンが鋭いな…でも、あの様子だと邪魔する気は無さそうだね♪

 

 

「シオンさん、こんばんわ〜」

 

 

今度は文ちゃんが1人の少女を連れてやってきた。

 

 

「……文ちゃん、懲りないね…」

 

 

「そんなに身構えないで下さいよ、今日は純粋に宴会を楽しみに来たんですから…」

 

 

「ふ〜ん、それで…こっちの人は?」

 

 

僕はもう1人の少女を見た。

 

 

水色の髪をツインテールにして帽子を被り、服も髪と同じ水色の女の子だ。

 

 

「私は河城にとり、河童だよ…宜しく」

 

 

少女は手を差し伸べて握手を求めた。

 

 

「…宜しく、にとりちゃん…僕はシオンだよ」

 

 

僕はそう言って、にとりちゃんと握手した。

 

 

「話を聞く限り、君があのダムを3日で作り上げたみたいだね……ダムを見せて貰ったけど、見事な物だったよ……でも、あのダム…見た事の無い技術を使ってるね?…特にあの自動人形は興味深いね…ぜひとも、その技術を教えて欲しい!!」

 

 

にとりちゃんは僕の手をガッシリ掴んで瞳をキラキラ(ギラギラ?)させて早口で聞いてきた。

 

 

「え〜っと、にとりちゃん?」

 

 

僕が困惑していると、何処からともなく神奈ちゃんが現れて、にとりちゃんを制止した。

 

 

「にとりよ、この子の技術は一歩間違えば幻想郷を破綻させかねない……だから無闇に教える訳にはいかない…」

 

 

「え〜〜!!…ズルいよ!!…守矢だけ独占するな〜!!」

 

 

「これは独占では無い、我々守矢が責任持って管理しているのだよ」

 

 

「何で守矢が管理するのよ!!…それなら同じ技術屋の河童が管理すべきよ!!」

 

 

…にとりちゃん、僕は技術屋じゃなくて魔法使いだよ…

 

 

「この子は守矢の信者だ!!…だから守矢が、この子を導く義務がある!!」

神奈ちゃん、仮がとれてるよ?

 

 

「ぐぬぬぬぬ!!」

 

 

「うぬぬぬぬ!!」

 

 

にとりちゃんと神奈ちゃんは睨み合った……やれやれだね…

 

 

「シオンさんは本当に信者になったんですか?」

 

 

「そうに見える?…文ちゃん?」

 

 

「…デスヨネー、シオンさんは信心深いと言うより、神人破壊と言った感じですし…」

 

 

「何ソレ?…解りづらいよ」

 

 

「まぁ、貴方が騒ぎを起こさない訳無いですから記者として期待してますよ♪」

 

 

「…またお仕置きされたいの?」

 

 

「それは勘弁です……じゃあ、私はもう行きますね」

 

 

文ちゃんはそう言って、その場を後にした……あんまり反省してないね。

 

 

にとりちゃんと神奈ちゃんもずっと睨み合ってるし、僕も行くか…

 

 

僕はその場を後にし、早苗ちゃんと諏訪ちゃんの所に行った。

 

 

「あっ、シオンさん…楽しんでますか?」

 

 

「うん、楽しんでるよ♪」

 

 

「それは良かったです……所でシオンさん、不躾ですが巨大ロボを作れませんか?」

 

 

「やろうと思えば出来るけど…コストが嵩むよ?」

 

 

「出来るんですか♪…じゃあ作りましょう!!…さぁさぁ、今すぐにでも!!」

 

 

早苗ちゃんは興奮して言った。

 

 

「さ〜な〜え〜!!…落ち着きな…全く子供じゃないんだから…」

 

 

と、見た目幼女の諏訪ちゃんが早苗ちゃんをたしなめた。

 

 

そうか、早苗ちゃんは巨大ロボが欲しいのか……じゃあコッソリ、デビルガンダムを作って夜中枕元に置けば喜ぶかな?

 

 

「まぁ、巨大ロボはさておき…次は間欠泉センターの設備の効率化をお願いしようかね」

 

 

「良いよ♪…間欠泉かぁ〜、まだ見た事無いから楽しみだなぁ〜♪」

 

 

「おや?…シオンは間欠泉見た事無いの?…ならちょうど良い、この機会にじっくりと見ると良いよ」

 

 

「うん♪」

 

 

話には聞いたけど、実際に見た事無いんだよね♪……何なら、チョコレートが沸きだす様に改造しようかな♪

 

 

「じゃあ、それが終わったら巨大ロボの方をお願いします♪」

 

 

「良いけど、早苗ちゃん……誰が資金を負担するの?」

 

 

「勿論、守矢が負担します♪」

 

 

「ちょっと早苗!!…勝手に決めるな!!」

 

 

「え〜、良いじゃないですか諏訪子様」

 

 

あらら、ここでも喧嘩が始まったぞ……しょうがない、ここを立ち去ろう…

 

 

僕は再び辺りを歩き回った……そして、人気の無い所まで行くと突然、空間が裂けてスキマが現れ紫ちゃんが姿を見せた。

 

 

「久し振りだね、紫ちゃん」

 

 

「そうね、紅魔館以来かしら」

 

 

紫ちゃんは何だか疲れた顔をしていた。

 

 

「それで、今日はどうしたの?」

 

 

「霊夢から、坊やが守矢の信者になったって聞いたから様子を見に来たのよ」

 

「ふ〜ん、それで博麗霊夢はどうしてるの?…魔理ちゃんの話だと、ふて寝してるって聞いたけど」

 

 

「ええ、そうよ…まぁ暫くすれば元に戻るわ…それより坊やは本当に信者になるつもりなの?」

 

 

文ちゃんと同じ質問をするねぇ〜

 

 

「そうだよ、っと言ったら信じる?」

 

 

「まさか、坊やに限って神仏にすがるなんて思って無いわ……大方、利害の一致って所ね」

 

 

「そこら辺は想像に任せるよ♪…それで、本題は何?」

 

 

答えが解りきってる事をワザワザ聞きに来たりしないもんね……紫ちゃんは…

 

 

「坊やの世界を特定出来たわ……でも繋げるにはかなり時間が掛かるわ」

 

 

「もう特定出来たんだ」

 

 

「ええ、あのデータが役に立ったわ……でも、出来たのは位置の特定だけ…スキマで繋げるには特定の条件が必要みたい」

 

 

「そうなんだ……まぁ、気長にやってよ」

 

 

「気の無い返事ね…坊やは帰りたくないの?」

 

 

「紫ちゃんは帰って欲しいみたいだね?」

 

 

「質問を質問で返さないで頂戴……まぁ良いわ、坊やの言う通り気長にやらせて貰うわ」

 

 

紫ちゃんは不機嫌そうに言った……もしかして、更年期障害?

 

 

「今、失礼な事を考えなかった?」

 

 

「気のせいだよ♪」

 

 

「…なら良いけど、コレを返しておくわ」

 

 

と言って紫ちゃんはメモリープレートを渡してきた。

 

 

「一応、その中に坊やの世界の位置情報を追加しておいたわ」

 

 

「そう、ありがと」

 

 

「じゃあ、私は帰るから…ヤンチャは程々にしておきなさいよ」

 

 

紫ちゃんはそう言ってスキマで帰って行った。

 

 

「ヤンチャは程々に…か…」

 

 

気付いているのやら、いないのやら…まぁ、どっちでも良いけどね♪

 

 

僕はメモリープレートをポケットに仕舞って宴会場に戻った。

 

 

宴会場は神奈ちゃんとにとりちゃん、そして諏訪ちゃんと早苗ちゃんが弾幕ごっこを始めて大騒ぎになっていた。

 

 

「あっ、マスター…何処に行ってたの?」

 

 

「ああ、ライカ…ちょっとね……それよりも、何コレ?」

 

 

「見ての通りだよ〜、あの四人が突然弾幕ごっこを始めちゃって大混乱だよ〜」

 

 

やれやれ、弾幕ごっこまで発展しちゃったのか…

 

 

「所でマスター、最近メリルと二人で何をやってるの?」

 

 

「デートだよ♪」

 

 

僕がそう答えるとライカはジト目で睨んできた。

 

 

「そんな目で見るなよライカ♪」

 

 

「ふ〜ん、そうなんだ〜…私が神社の手伝いをしてる間にマスターはメリルとイチャイチャしてたんだ〜」

 

 

「アハハハ♪…羨ましい?…ねぇねぇ、羨ましい?」

 

 

僕がライカを挑発するとライカが僕のお尻をツネってきた。

 

 

「痛い!!…痛いよライカ!!」

 

 

「…マスター、本当の事を言って下さいよ……二人して何を作ってるの?」

「…ライカ、それは時がきたら教えるよ……今は秘密って事で…」

 

 

「…そうですか……なら、もう聞きません…でも、危ない事はしないでよ、マスターが私に隠し事をする時は大抵、その後に大事件が起きるから…」

 

 

「大丈夫だよ、ライカ♪」

 

 

そう、心配する事なんて無いんだよ♪……フフフ…

 

 

「じゃあ、そろそろ部屋に戻ろうか?…とばっちりを受けない様に」

 

 

「そうだねぇ〜、魔理沙さんやレミリアさん達も参加しちゃってるし…」

 

 

見ると、マスタースパークや真紅の巨大な槍が飛び交っていた。

 

 

「ド派手だねぇ〜♪…まぁ、境内は強力な結界で守られてるから大事に至らないだろうけど……一部の例外を除いて…」

 

 

「マスター、その例外さんがこっちに来るよ」

 

 

上空を見るとフランちゃんが、こっちに迫っていた。

 

 

「シオン!!…この間の決着をつけるよ!!」

 

 

「ヤダ♪」

 

 

「ヤダじゃない!!」

 

 

「嫌だ!!」

 

 

「却下!!」

 

 

「も〜〜、ライカも何か言ってよ……ライカ?」

 

 

ライカの姿は既に無かった…どうやら先に戻ったみたい。

 

 

「行くよ!!…禁忌 カゴメカゴメ!!」

 

 

「ちょっと!!…僕やるなんて言って無いよ!!」

 

 

フランちゃんは僕の抗議を無視して弾幕を撃ち始めた。

 

 

「しょうがないな……焦熱のブレイズハウンド!!」

 

 

僕はマグマの弾幕を張って対抗した。

 

 

そして、この弾幕大会は一晩中続いて朝には皆すっかりボロボロになっていた。

 

 

そうそう、間欠泉センターだけど…チョコレートが沸く間欠泉を新たに追加したら意外と好評だったみたい

 

 

諏訪ちゃん喜んでたよ♪




ここまで読んで戴いて有り難うございました。


さて、主人公の手で着々と守矢神社が魔改造されていってますが、あの三人は全く気にしない処か進んで改造させてますね。


次回もマッタリ展開の予定……守矢の行く末は一体何なのか?
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