魔法使い君が幻想入り   作:猫太子

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今回の前書きは私、猫大使とライカでお送りします♪…ドンドンドン、パフパフパフ♪

「いえ〜い♪…宜しくですぅ〜♪」

さて、今回はライカの詳しいスペックについてライカに質問して行きたいと思います……ライカ、準備良い?

「オッケー♪…バッチコイコイですぅ〜♪」

じゃあ、先ずスリーサイズを……

「自爆シマス」

ぎゃああああああああ!!


バニラアイス戦争

「禁忌 クランベリートラップ!!」

 

 

「って、いきなりかい!!」

 

 

少女から色とりどりの弾幕が放たれる。

 

 

開幕スペカでさすがの僕も焦った……僕は小悪魔を掴んで(うっかり、小悪魔の胸を揉んじゃったけど焦ってたから仕方無いよね♪)後方に猛スピードで飛んでいった。

 

 

大量に放たれた弾幕は地下の広い空間に降り注ぎ、石の床は割れ、柱を次々と薙ぎ倒して行く。

 

 

「凄い威力だねぇ〜」

 

 

僕は感嘆の声を上げて避け続けた(手は小悪魔の胸の上)

 

 

少女から大分離れた位置まで飛んだので一度地面に降り立った。

 

 

「ふぅ…危ない、危ない…」

 

 

「あの…いい加減、胸から手を離して貰えますか?」

 

 

小悪魔が恨みがましい目で言った。

 

 

「ゴメン、ゴメン♪…所でバニラアイスは無事?」

 

 

「私よりそっちが心配だったんですね?…まぁ無事ですけど…」

 

 

…そんなジト目で言うなよ〜…

 

 

「それで…あの子は何者なの♪」

 

 

「あの方はレミリア様の妹君で、フランドール・スカーレットと言います……ただ、力が強い上に情緒不安定で加減が出来ないから地下室に閉じ込められていますけど」

 

 

フランドール・スカーレットね…別にニートって訳では無く閉じ込められているのか〜

 

 

と、そこへフランドールが姿を現す…思ったより速いな…

 

 

「…次は僕の番だ!!」

 

 

僕は自身の魔力を練り上げ、空中にバスケットボールくらいの大きさのプラズマ弾を煩悩の数だけ作り出した。

 

 

「行くよ!!…108の魔星!!(水獄108伝とは無関係)」

 

 

僕の掛け声でプラズマ弾は柱を撃ち砕きながら次々とフランドールに殺到するが…

 

 

フランドールは迫り来るプラズマ弾を次々と回避し、素手で弾き返した。

 

 

「…私のバニラアイス!!」

 

 

フランドールは全てのプラズマ弾を回避した後、怒りの声を僕に投げつけた。

 

 

「う〜ん、今の魔法…下級のドラゴンならイチコロなんだけどねぇ〜」

 

 

「私のバニラアイス!!」

 

 

「一口つけたから僕のバニラアイスだい!!」

 

 

「そんな理屈が通るka」

 

 

「今だ!!…灼熱のヒートウェイブ!!」

 

 

僕の掌から熱風が解き放たれ、地下室全体に拡がる。

 

 

「きゃああああ!!」

 

 

フランドールはモロに熱風を食らい悲鳴を上げる……因みに小悪魔は僕の後ろに居たから無事だった。

 

 

「このっ!!…熱いじゃないの!!」

 

 

熱風を掻き分けてフランドールがグーで僕を殴った。

 

 

一瞬、意識が飛んだ……あんなナリで凄い力だ……後少し結界を張るのが遅れていたら首が吹っ飛んでいたよ…

 

 

「う〜、いたた…結界が破れたか…にしても、テンペラー星人も真っ青なあの熱風を受けてよく無事だねぇ〜」

 

 

石造りの地下室が熱で真っ赤なのにねぇ〜

 

「うるさい!!…黙れ!!」

 

「どうでも良いけど、君…今スッパだよ?」

 

 

「へ?………きゃあああああ!!」

 

 

フランドールは悲鳴を上げて猛スピードで自分の部屋に戻って行った。

 

 

そりゃ、体は無事でも服まではねぇ〜

 

 

…小悪魔の視線が痛いのは多分、気のせいだろう…

 

 

程無くして着替えてきたフランドールが姿を現した。

 

 

「よくも私の裸を……もう絶対許さない!!」

 

 

「まぁまぁ、落ち着いて…素材は良いんだし、そんなに恥ずかしがらずとも…」

 

 

「うるさい、死ね!!…禁弾 スターボウブレイク!!」

 

 

フランドールの怒りの弾幕が放たれる。

 

 

すだれ花火の様に放たれた弾幕はゆっくりと僕達に迫ってきた。

 

 

「…弾速は遅いけど、一発一発に込められた魔力が尋常じゃないねぇ〜……ちょっと不味いかも」

 

 

「そうですね…当たったらひとたまりも無いです」

 

 

「いや、小悪魔ちゃん…それも有るけど、それだけじゃないよ……小悪魔ちゃんは急いで逃げて…」

 

 

「解りました……私はこの事を御嬢様達に知らせて来ます」

 

 

小悪魔ちゃんが階段を飛んでいった行った所でフランドールの弾幕が次々と、床、柱、天井に炸裂する。

 

 

「うん、やっぱり不味いね♪」

 

 

僕は次々と迫る弾幕を回避しながら呟いた……そして、流れ弾に当たり連続で大きな爆発を起こしてる床や柱、天井を眺めながら魔力を大量に練り上げた。

 

 

僕は自分の周辺に電荷を帯びた粒子を大量に造り出し、それを掌に集束させて加速させた。

 

 

さながら、光りが僕の掌に吸い込まれる様な光景だった。

 

 

集束と加速を繰り返し、掌から青白い光りがドンドン強くなっていく…そして僕は…

 

 

「荷電粒子砲!!」

 

 

崩れ落ちてきた天井に向かって解き放った。

 

 

僕の掌から巨大な青白いビームが放たれ、天井を蒸発させ地表を貫き、空を裂いた。

 

 

…位置的には上の図書館から離れた所に居るからパチェリーちゃんやレミちゃんは無事だと思うけど…

 

 

ビームが収まり、立ち上った粉塵が晴れるとポッカリ大きな穴を空けた天井が見えた。

 

 

穴から紅い月が見えた。

 

 

「アレッ?…もう夜になったんだ…時間が経つのが早いね?」

 

 

周囲にフランドールの姿が無い…巻き込まれた……って感じじゃないな…上空に強い魔力を感じるから…

 

 

僕は天井の穴を潜り地表に出た……どうやら、中庭に出たみたいだけど……中庭が半分吹っ飛んじゃった☆

 

 

中庭には騒ぎを嗅ぎ付けて皆の姿があった…パチェリーちゃんと小悪魔ちゃんも無事だったみたいだね

 

 

「ちょっと!!…アンタ何をやってんのよ!!」

 

 

「そう怒んないでよ、博麗霊夢…ちょっとフランちゃんと喧嘩しちゃって☆」

 

 

「フランですって!?…フランは今、何処に居るの?」

 

 

「あそこ♪」

 

 

レミちゃんの質問に僕は指を差して答えた。

フランちゃんは紅い月を背に従え、上空を飛んで僕達を見下ろしていた……怒りの顔で…

 

 

「なあフランの奴、目茶苦茶怒ってるけど……お前、何をしたんだ?」

 

 

「魔理ちゃん、色々あったんだよ」

 

 

僕が魔理ちゃんにお茶を濁して説明すると小悪魔ちゃんがおずおずと言い出した。

 

 

「妹様のおやつを横取りした上に裸を見ちゃったんですよ」

 

 

「成る程、そりゃ怒るわ…ってシオン!!…アンタ本気で何やってんのよ!!」

 

 

「怒らないで、博麗霊夢……全部事故だから…」

 

 

「事故ですか…」

 

 

小悪魔ちゃん、そんなにジト目で見ないでよ…

 

 

「マスターのえっち…」

 

 

「はぁ…」

 

 

ライカにメリルもそんな目で見ないでよ…

 

 

「アンタ!!…責任取ってアレをどうにかしなさい!!…って言うか殺されてきなさい!!」

 

 

「…解ったよ、博麗霊夢……殺されるのは勘弁だけど…メリル、あの子の驚異値は?」

 

 

「……!!…A+!?…上位邪神級じゃないですか!?……マスター、油断すると死にますよ!?」

 

 

…驚いたね…強いとは思ってたけど、ここまでとは……A+なんて何時以来かな…

 

 

「そうだね、メリル……ちょっと真面目にやらないとヤバいね…」

 

 

僕はそう呟いてフランちゃんの所まで飛んで行った。

 

 

「別れの挨拶は済んだかしら?」

 

 

「別れの挨拶なんか必要無いよ、フランちゃん……ここで死ぬつもりは無いからね」

 

 

それが開始の合図だった…僕達はお互いに向き合って同時に弾幕を撃ち合った。

 

 

フランちゃんの色とりどりな弾幕と僕の蒼いプラズマの弾幕がぶつかり合う。

 

 

至近距離の撃ち合い、ぶつかり合う弾幕は火花を咲かせ均衡を作り出す……引いた方が負ける!!

 

 

「くぅ…このっ!!」

 

 

「何の、まだまだ!!」

 

 

互いに気合いの声を上げ、弾幕の数を更に増やしていく…そして、僕とフランちゃんの間で大きな爆発が起きる…と同時に僕達は互いに後方へ大きく距離を取った。

 

 

そして、お互いに大技を出す為に魔力を練り上げる。

 

 

「禁忌 フォーオブアカインド!!」

 

 

「襲雨のメテオブリッツ!!」

 

 

フランちゃんは三体の分身を作り出し、僕の掌から六坊星の召喚陣が現れる。

 

 

四人のフランちゃんから、これまでに無い大量の弾幕が放たれ、召喚陣から宇宙より召喚した極小の隕石が大量に放たれる。

 

 

手数は圧倒的にフランちゃんの方が上だが、威力は僕の方が勝ってる。

 

 

僕は召喚陣を横薙ぎに動かし四人のフランちゃんに次々と弾幕を当てていき、フランちゃん達は弾幕を一点に集中させた。

 

 

「きゃああああ!!」

 

 

「うわっ!!…やべえ!!」

 

 

分身は次々と消えていき、僕が予め張ってあった十三層の多重結界を次々と撃ち破っていった。

 

 

フランちゃんの分身は全て消え、僕の結界も残り少ない……こうなったら、一気にケリをつけてやる!!

僕は再び、電荷を帯びた粒子を自分の周辺に作り出し、集束と加速を繰り返した……今度はさっきより何倍も繰り返した。

 

 

フランちゃんも自分の掌に魔力を集束させて、天にも届かんとする巨大な紅い剣を作り出していた。

 

 

恐らく……これが最後の勝負だ…

 

 

「禁忌 レーヴァテイン!!」

 

 

「極大荷電粒子砲!!」

 

 

フランちゃんの剣と僕のビームがぶつかり合い大爆発を起こす。

 

 

爆発は空を焼き、雲を蒸発させ辺り一面に強い光りを放った。

 

 

瞬間的だが、空は青空を見せていた。

 

 

「はぁ…はぁ…」

 

 

フランちゃんは息も絶え絶えの状態だった…そして僕は…

 

 

「あ〜あ、結界全部吹っ飛んじゃった……取り敢えず、ここは痛み分けって事にしない?」

 

 

「うるさい!!」

 

 

フランちゃんは残った力で僕を殴った……うぅ、痛い…あまり力が残って無いとは言え目茶苦茶痛いよ〜

 

 

「……貴方、今わざと殴られなかった?」

 

 

さあ、どうだろうね?

 

 

 

「……痛み分けで良いよね♪」

 

 

「…もう、良いわ…今日は疲れちゃった…続きはまた今度ね」

 

 

うげっ!!…まだやるつもりなの?

 

 

そして僕達は皆の所に舞い降りて行った……博麗霊夢とレミちゃんが、かんかんに怒ってるのを知らずに…

 

 

「ただいま♪」

 

 

「ただいま♪…じゃないわ!!…アンタ達の流れ弾でとんでもない目にあったわよ!!」

 

 

博麗霊夢の言葉を聞いて周りを見渡した。

 

 

辺り一面、大小さまざまなクレーターが出来ており、屋敷はアチコチに穴が空いて窓という窓は割れていた。

 

 

「僕だけのせいじゃないよ…」

 

 

「原因を作ったのはアンタでしょ!!」

 

 

まぁ、そうだけどさぁ〜

 

 

「全く、酷い目にあったぜ……これ、高くつくぞ…」

 

 

魔理ちゃん、そんな呆れた声を出さないで…

 

 

「とにかく、弁償して貰うわ…弁償出来ないなら屋敷の修復を手伝いなさい……魔理沙と霊夢もよ!!」

 

 

レミちゃんは怒りマークを何個も作って言った。

 

 

「えー!!…なんで私が!!」

 

 

「そうだぜ!!…私達だって被害者だぜ!!」

 

 

「貴女達が、この三人を連れて来たんでしょうが!!」

 

 

レミちゃんは柳眉を立てて二人に怒鳴った。

 

 

「落ち着きなさい、レミィ……確かに酷い惨状だけど珍しい魔法が見れたんだから良いでしょ?…図書館も無事だったし…」

 

 

「パチェ!!…貴女はそれで良いかも知れないけど私は良くないわよ!!」

 

 

「まぁまぁ、御嬢様……妹様が暴れた割りには被害が少ないじゃないですか」

 

 

「咲夜!!…貴女まで!!」

 

 

「…でも、修復の手伝いはして貰います」

 

 

ありゃ、このメイドさんしっかりしてるねぇ〜

 

 

「マスター、私達も手伝いますから…お・と・な・し・く!!…屋敷の修理をして下さい!!…弁償する金なんて有りませんよ…」

 

「解ったよ、メリル……そんなに怒んないでよ…」

 

 

「今回はフォロー出来ないですぅ〜」

 

 

何時もフォローしてないじゃん、ライカ…

 

 

「はぁ〜、とんだ災難ね…全く」

 

 

博麗霊夢は中庭のベンチに座り込んだ……瞬間…

 

 

\ バチンッ♪ /

 

 

「いっっったぁぁぁぁぁ!!…痛い、いた〜〜い!!」

 

 

さっき仕掛けたトラバサミにお尻をガブリンチョされた。

 

 

そして、魔理ちゃんと二人がかりでトラバサミを外して僕に詰め寄った。

 

 

「アンタ!!…何て事すんのよ!!」

 

 

「僕じゃないよ!!」

 

 

「アンタしか居ないでしょうが!!…このぉぉぉ!!」

 

 

怒鳴り込んだ博麗霊夢はそのまま僕にコブラツイストを掛けた。

 

 

「痛い!!…痛いってば!!…そんな薄い胸を押し付けられても、僕嬉しく無い!!」

 

 

「何だとゴルァァァ!!」

 

 

「ぎゃあああああああ!!」

 

 

紅い月が見下ろす空に僕の悲鳴が何時までも響き渡った。




ここまで読んで戴いて有り難うございました。


いや〜、前回に続き戦闘の描写をしましたが……やはり難しいですね。

文字だけで、あの弾幕を再現するのは至難の技です。

今回は最後、割りとガチになっちゃったけど如何でしたか?

次回はマッタリ逝きたいですね。
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