「イェ〜イ♪」
「ドンドンドン、パフパフパフ♪」
「二人とも、はしゃぎすぎです」
さて三人に質問、ズバリ異性を口説く条件と言えば?
「そうですね……優しさでしょうか?」
「のめり込ませるニヒルさですぅ〜♪」
「弁護士と戦う勇気だよ☆」
…以上、結婚詐欺師三ヶ条でした…皆もこの三人みたいに悪い子になっちゃダメだよ♪
「所で作者…この前書きは本編と関係あるのですか?」
無いよ。
「自爆シマス」
「自爆シマス」
「僕、逃げる♪」
ぎゃああああああ!!
「ここは人間の来る所では無い、立ち去れ!!…ぶっ!!=О)゚д゚)」
「邪魔!!(#`皿´)=О」
博麗霊夢、酷いね。
僕達は今、守矢神社に向かって妖怪山を登っているんだけど、この山には天狗が居て人間の侵入を阻んでいるんだ♪
…本当はちゃんと話を通せば守矢神社までの案内をしてくれるんだけど……博麗霊夢がバーサークしちゃって…
だから今みたいに博麗霊夢が天狗を出会う端からグーで殴り倒しちゃってるんだ。
あっ、また1人舞い降りて来た…
「ここは…」
「どけぇぇ!!」
「┏(┏^О^)┓ホモォ」
うわぁ〜!!…凄い金的…あれは暫く立てないよ…
「ふっふっふっ…この歩みを止める者には……死あるのみ!!」
完全に悪役だねぇ〜、博麗の巫女って恐いね☆
「霊夢さん、張り切ってるねぇ〜♪」
「そうだねライカ……よっぽど僕達の事が嫌いなんだね☆」
「マスターが自重しないからです」
「え〜〜、ちゃんと自重してるよ〜♪……メリル、博麗霊夢は子供が嫌いなんじゃない?」
「そうでしょうか?…私にはそうに見えませんが?」
「きっと、そうだよ〜♪…自分だって子供なのに可笑しいよね?…特に胸のあたり…」
「だっしゃぁぁぁぁ!!」
博麗霊夢が叫び声をあげて弾幕を僕に撃ってきた……勿論、かわしたけど危ないなぁ〜
「誰が貧乳だゴルァァァ!!」
「誰もそこまで言ってないよ〜……あっ、そう言えば人里で聞いた事あるけど…守矢神社にも巫女さんが居て、スタイルなら守矢の巫女さんに軍配が上がるって話を…」
「霊符 夢想封印!!」
おっと♪…今度はスペカを使ってきたぞ
僕はライカを盾にして弾幕を防いだ。
「博麗霊夢は怒りん坊さんだねぇ〜♪」
「そして、マスターは外道だねぇ〜♪」
いてて!!…ライカ、そんなに足を踏まないで!!
「……はぁ…」
…これで何度目の溜め息だろうね、メリル…
「こらぁぁ!!…一発ぐらい当たりなさい!!」
「ヤダ☆」
「ヤダじゃない!!…こうなったら、意地でも当ててやる!!」
そして、妖怪山に博麗霊夢の弾幕が乱れ飛び、辺り一面に炸裂する。
「アハハハ♪」
僕は次々と襲い掛かる弾幕を掻い潜り、その勇姿を写真に収めた。
「ちょっと!!…何、勝手に写真を撮ってるのよ!!」
「え〜〜、別に良いじゃん減るもんでも無いし♪」
「アンタは射命丸文か!!…大体、そんなの撮ってどうするのよ!!」
「人里で売るんだよ♪…結構良い、こずかい稼ぎになるから…」
「肖像権の侵害よ!!……もしかして、アンタ隠し撮りとかして無いでしょうね?」
「してないよ♪…だって、犯罪じゃん☆」
「これだって充分犯罪よ!!」
博麗霊夢の弾幕が激しくなる。
「大体、こんな写真に需用あるの?…私のヤーンな写真なら解るけど…」
「………それこそ、誰に需用あるの?」
「殺す!!…夢想天se」
「そこまでです!!…貴女達、こんな所で何をやってるのですか!?」
博麗霊夢がラストワードを使おうとした時、1人の少女が割って入った。
見ると、緑髪で白と青を基調とした腋の無い巫女服を着込んだスタイルの良い、お姉さんだった。
むむっ…紅美鈴と良い勝負が出来るねぇ〜
「って霊夢さん?…こんな所で何をやってるんですか?」
「あらっ、早苗じゃない…ちょうど良かったわ、実は…」
「はっ!?…ま、まさか守矢神社の敷地を狙って地上げを!?」
「違うわよ!!…それはアンタでしょ!?…実はこの子達を……ん?…どうしたのシオン?…早苗の事ジッと見て…」
僕は博麗霊夢の耳元で、そっと囁いた。
「この人のヤーンな写真なら需用ありそうだね?」
「この、エロ餓鬼!!」
「ぎゃああああ!!」
ちょっと、卍固めは止めて!!…痛い!!…痛い痛い!!
「ギブッ!!…ギブッ!!」
「やかましい!!…ついでにさっきのお返しも食らいなさい!!」
「痛い!!…痛いってば!!…そんなんじゃ嫁の貰い手居なくなるよ!?」
「大きなお世話よ!!」
「ぎゃああああ!!」
妖怪山に僕の悲鳴が響き渡る。
「……それで、何の用だったんですか?」
一部始終を見た後、何事も無かったように2Pカラーの巫女さんが言った。
「この子達を守矢神社で引き取って欲しいのよ」
「あの…霊夢さん、守矢神社は託児所じゃ無いですよ?」
この巫女さん、乗り気じゃ無いねぇ〜…なんて思ってたら…
「この三人は守矢神社の入信希望者よ」
「ようこそ守矢神社へ♪…貴殿方を歓迎します♪」
手のひら返した!?…って言うか…
「ちょっと博麗霊夢!?…聞いてないよ、そんな事!?」
「じゃあ、そう言う訳で私帰るから…元気でね♪…シ・オ・ン♪」
と言って博麗霊夢はマッハで帰って行った。
「じゃあ私達は守矢神社に向かいましょう♪…大丈夫、恐く無いですよ♪」
「ちょっ、ちょっと!?」
そして僕達は引き摺られる様にして2Pカラーの巫女さんに連れていかれたのであった。
暫く、山さん……じゃなく山道を登って行くと大きな鳥居と湖が見えてきた。
「あそこが、私達の守矢神社です…そして今日から貴方達のお家になります♪」
「いや、僕達は入信する気は…」
「先ずは神奈子様と諏訪子様にご挨拶しましょう♪…今日から貴方達の神様となられる方々ですので…」
うわっ、人の話を聞いてないよ…
「さぁ、急ぎましょう!!…守矢の信仰の維持の為に!!」
本音が出てるよ〜
「この人、マスター並みに人の話を聞かないねぇ〜♪」
「…そうね、ライカ……はぁ…」
「メリル、溜め息つきたいのは僕の方だよ〜」
やれやれ、どうなる事やら
まぁ、そんなこんなで僕達は鳥居を潜り、社の前まで連行されちゃったんだよね。
「神奈子様〜、諏訪子様〜、入信希望者を連れて来ました〜」
2Pカラーの巫女さんは社に向かって声を掛けた。
程無くして1人の女性と1人の少女が姿を現した。
女性の方は青い短髪でシャア専用みたいに赤い服を着て、背中に注連縄を背負い胸元には鏡があった……見た目二十歳以上だな。
少女の方は金八……もとい、長い金髪で目玉のついた帽子を被り青い服を着ていた……こっちは僕と同じ位の歳に見えるが…
「……メリル、この三人の驚異値を教えて」
僕は小声でメリルに聞いてみた。
「…巫女の方はC+ですが……後ろの二人は共にAを示してます」
…やっぱりね…あの二人、気配が普通じゃ無かったからね。
「それじゃあ、先ずは自己紹介をしましょう♪…私は東風谷早苗です、見て解る通りここの神社の巫女をやってます、早苗と呼んで下さい」
「私は八坂神奈子だ…ふむ、その歳で守矢の信仰に目覚めるとは見上げた物だな…これからは私達を神と仰ぐが良い」
「私は洩矢諏訪子だよ、ふ〜ん、随分と若い信者だね♪…宜しくね」
え〜っと、巫女さんが東風谷早苗で注連縄さんが八坂神奈子でこっちの幼女が洩矢諏訪子ね……じゃあ…
「早苗ちゃんと神奈ちゃんと諏訪ちゃんだね……宜しく☆」
「って神をちゃん付けで呼ぶなぁぁぁぁ!!」
アレッ?…後ろの二人は不服そうだぞ?
「ちょっと早苗!!…コイツら本当に入信希望者なのか?」
「えーっと…霊夢さんがそう言ってたからその筈です」
「霊夢?…ねぇ早苗、この三人から入信するってちゃんと聞いたの?」
「いえ、聞いてません…ですが諏訪子様、問題有りません!!」
「いや、問題あるでしょ」
「いいえ、ありません!!…何故なら、この鳥居を潜った者は誰であれ皆等しく守矢信者になります!!…例え本人が嫌がっても!!」
「ダメじゃんそれ!!…前にも言ったけど信仰は強制しても意味が無いよ!!」
「大丈夫です!!…洗脳すれば問題ありません!!」
…この人凄いね…本人の前で堂々と洗脳って言っちゃってるよ…
「この人、芸風がマスターに似てるね」
「そうね……マスターもアレを見て己の行いを鑑みて下さい」
二人とも、失礼な事を言うなよ〜
「早苗、洗脳は不味いよ!!…神奈子も止めて!!」
「諏訪子、こうなった早苗は誰も止められないよ……もう、こうなったら本人達が自らの意志で入信するしか無いよ」
「そうだね……仕方無いね…と言う訳で…」
ここで早苗ちゃんと神奈ちゃんと諏訪ちゃんが声を揃えて僕達に言った。
「ようこそ守矢へ♪…私達は貴殿方の入信をお待ちしてます」
…それに対する僕達の答えは…
「イ・ヤ・だ☆」
「嫌ですぅ〜♪」
「お断りします」
まぁ、当然の答えだよね。
「嫌よ嫌よも好きの内ですね、解ります♪」
そして早苗ちゃんは全く動じて無かった……むむむっ…やるな!!
「マスター、どうする?…もう、ぶって解らせるしか無いんじゃない?」
「う〜ん……でもライカ、その場合は幻想郷潰す気でいかないとね♪…さすがにA二人相手に手加減は難しいから…」
「そうですね……もう、いっその事…」
メリルぅ、目がちょっと恐いよ。
「まぁ待て早苗……察するに、この三人は恐らく霊夢に無理矢理連れてこられたんじゃないかな?」
「そう言えば、霊夢さん…半ば押し付ける様にして私に預けてましたね」
おっ♪…神奈ちゃんの言葉で流れが…
「だから、いきなり入信させるのでは無くお試し期間を設けてから入信させた方が良いと思うが?」
「成る程!!…確かにその通りですね!!」
ダメだコイツら、早く何とかしないと…
「と言う訳で三人とも、それで良いか?…どの道、霊夢に追い出されて行く当て無いのだろう?」
と、神奈ちゃんが提案してくる……まぁ、確かに行く当ては無いね。
「…ライカ、メリル…二人はどう思う?」
「入信する気は無いけど……夜露は凌ぎたいですぅ〜」
「他に選択肢は無さそうですね…業腹ですが…」
「じゃあ、決まりだね」
僕達は神奈ちゃんに向き直った……あまり気は進まないけど…
「解ったよ♪…取り敢えず、その提案を受けるよ」
「そうか、ならば三人は今から守矢の仮信者だ…まぁ、あくまで仮だからこれ迄通りの対応で構わん…宜しくな」
「うん、宜しく神奈ちゃん♪…じゃあ、僕達も自己紹介するね♪…僕はシオン、魔法使い見習いで、この二人の造物主をやってるよ☆」
「私はライカ♪…マスターに作られた自動人形ですぅ〜」
「メリルです…私もマスターに作られた自動人形です」
僕達が自己紹介すると三人は驚きの表情を見せた。
「ほう、驚いたな…その二人はカラクリだったのか…いや、人間や妖怪にしては面妖な姿だとは思ったが…」
「そうだね〜、しかも自律型みたいだし…でも人間の技術も進歩したねぇ〜、その内ネコ型ロボットも実用化されるかもね♪」
止めて、それは僕達から見ても色んな意味でアウトだから…
と、それまで黙って聞いてた早苗ちゃんが神奈ちゃんと諏訪ちゃんに呼び掛けた。
「諏訪子様、神奈子様、ちょっとこちらに…」
そして、三人はひそひそ話を始めたが……三人とも、声が聞こえてるよ?
「何だい?…早苗…」
「御二方様、良く聞いて下さい…あの子の技術力、もしかしたら河童に匹敵するかも知れません」
「そうだね早苗…でも、それがどうかしたの?」
「良いですか、諏訪子様……あの技術力を使えば山の産業革命が大きく進歩します!!…そして、私の野望も!!」
「な〜るほど♪…それは良いね…上手く行けば守矢の信仰に繋がるかも♪」
「だが待て諏訪子……技術の急激な進歩は幻想郷にとって害にしかならないぞ…そんな事になれば八雲紫も黙ってはいまい…」
「だから、その技術を守矢が独占すれば良いんですよ……あくまで守矢神社限定の技術にして外に漏らさなければ、紫さんも文句は言わないかと思います」
「ふむ、そうだな…外へは少しずつ伝えて行けば確かに問題は無い」
「そうだね神奈子、それに急激な変化を防ぐって大義名分があれば独占もしやすくなる!!……でもその為には…」
「ああ、そうだな諏訪子」
「そうですね、神奈子様…」
「「「あの子を本当の信者にする必要がある!!」」」
………………………………幻想郷が滅びる時が来るとすれば、多分この人達のせいだね☆
「マスター、私達の選択は正しかったのでしょうか?」
「…まぁ、良いんじゃないの、メリル…この世界の有り様を決めるのは僕達じゃ無く、この世界の人達だから…それにね…」
「それに?」
「フフフ♪」
…僕達の世界の魔法使いにとって神は従う物じゃない……従わせる物なんだよ♪
「所で早苗…」
「何ですか?…神奈子様」
「アンタの野望って何の事だ?」
「巨大ロボです!!」
ここまで読んで戴いて有り難うございました。
今回は主人公達が守矢神社の神様達と邂逅する回でしたが、何だか録な事になりそうにないですね。
まぁ、いつもの事ですが…
そして、今回から博麗霊夢の出番は暫くありません。
次回から仮信者生活を送る主人公達…守矢の明日は何処へ向かう?