精霊幻想記 ~幼馴染みの春と冬~   作:月影海斗

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第2話 二つの記憶

 時は神聖暦989年。

 ユーフィリア大陸北西部のシュトラール地方、ベルトラム王国の王都ベルトラントの人里から離れた地。

 

 周囲には花畑が咲き乱れ、川の流れる音が響き、小鳥のさえずりが聞こえ、自然の温かみを感じながら、小さな家で質素ではあるが穏やかに暮らす父子がいた。

 

 父は眉目秀麗で淀みがない綺麗な黒髪を腰辺りまで伸ばして一結びに纏めた女性と見間違えてもおかしくない美しさを持ち、澄んだ声の持ち主。

 

 

「ラ~ララ~ラ~ララ~ラ~ララ~ラ~」

 

 

 その歌声に耳を傾けている息子も父親の血が色濃く受け継がれたのか、同じ髪色に中性的な顔立ちで瞳の色は翡翠色をした少年である。

 

 少年は父の歌声に魅了されるように目を閉じ、花畑に腰を下ろしながら体を音に合わせつつ、ゆったりと左右に揺らしている。

 

 不純物も邪な思いも一切感じさせない、歌詞もない歌だが、安らぎと懐かしさを感じさせる最愛の父が奏でる音楽が、少年にとっては何よりの楽しみだった。

 

 やがて、歌が終わると父が微笑みながら隣に座る息子の顔を覗き込む。

 

 

「ユキヤ、どうでしたか? 今日の歌は」

 

「うん! 父さんの歌、やっぱり凄いや!」

 

「そうですか。喜んでもらえて何よりです」

 

 

 ユキヤと呼ばれた少年は父の問いに無邪気な笑みで返す。

 父もその答えが嬉しかったのか、慈愛に満ちたまなざしを向けながらユキヤの頭を柔らかく撫でる。

 

 

「ユキヤの髪の色は、私の髪の色と同じで綺麗な黒ですね」

 

「えへへ……僕、父さんそっくりの髪の色と母さんから貰った瞳の色、好きだよ」

 

「ええ、あなたの双眸は…彼女に似ている」

 

 

 切ない表情を一瞬見せるも、父は一頻りの間、ユキヤの頭を撫で続ける。

 そっと頭から手を放せば、父は遠くを見据えた。

 それにユキヤは不思議そうに首を傾げる。まるで、何かを思いだしているようだと幼心ながら感じ取っていた。そのため、聞いてみたいと思ったのだ。

 

 

「父さん。父さんが旅をしてた話、聞かせて」

 

「いいですよ。ちょっと失礼しますね」

 

 

 父はユキヤを抱き上げると、膝の上に座らせてくれる。

 肌の温もりを感じながら、ユキヤは旅の話に耳を傾けていた。

 

 

「私が色んな地方を旅していたのは話したね?」

 

「うん。母さんとも、その途中で出会ったって」

 

「ユキヤの言う通り。細かいことはいずれ大きくなったら教えてあげますよ」

 

「え~……今聞いてみたいなぁ」

 

 

 そこまで言われたら聞いてみたいと思うユキヤだが、父が「駄目ですよ」の一点張りだったので、すぐに折れて話の続きを催促した。

 

 

「母さん以外のことで父さんが旅をして思い出に残ってる事ってないの?」

 

「私の思い出の地は、精霊の民の里とヤグモ地方ですよ。どちらも私に友人がいた場所なのですから」

 

「精霊の民の里って、精霊さんがいるの?」

 

「いますよ。ただ、精霊と言っても色々な精霊がいますからね。里には他にもエルフ、ドワーフ、獣人を含め様々な者達がいます。彼らの種族を区別しない時は決して亜人とは呼ばずに『精霊の民』と呼ぶといいですよ」

 

「へー……じゃあ、ヤグモ地方は?」

 

「ヤグモ地方には、私たちと同じように黒い髪の人間たちが暮らしていますね」

 

「みんな髪が黒いの? こことは違って?」

 

「はい。ベルトラム王国にとっては珍しいものですからね」

 

 

 ユキヤたちが暮らしているベルトラム王国には、黒髪を持つ人間はまったく見かけることはない。それゆえ、珍しいとされているが、ユキヤは今まで父以外の他人と話したことは少なく、街に出かける際には父と一緒にフード付きのローブを深く被って外出することが多かった。

 

 理由を尋ねたことはあるが、詳しいことは教えられていないのだ。

 まだ話すべき時ではないと告げられて。

 

 

「今言った場所と先程の場所は数年間暮らしていたこともありますから、かなり思い出深いものなのですよ」

 

「そっか……いつか僕も父さんと一緒に旅をしてみたいなぁ」

 

「……そうですね。いつか一緒に」

 

「うん!……あ! それと、僕も父さんみたいに友達を作ってみたい」

 

「出来ますよ。時が来れば、必ず」

 

 

 それはうららかな春の日差しが差し込む日のこと。

 ユキヤたちの家から離れた地でも、ある約束を交わす母子がいたことを、ユキヤは知る由もない。

 

 

「あの二人の子はリオという名前でしたね。もしや、彼ならユキヤの――」

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

 二年後、神聖暦991年、初春。

 ベルトラム王国、王都の貴族の屋敷に暮らす養子となった少年がいた。

 

 明るく、温かく、窓からは日差しが差し込み、大きな庭を持つ立派な屋敷。

 その屋敷の一室で、ベッドに寝かせられた黒髪の少年が悪夢に魘されるような顔で苦しんでいる。額には汗がびっしりと流れ、頬は赤く染め上げられている。

 

 

「ぐっ……はぁ……はぁ……」

 

 

 呻き声を上げ、定期的な呼吸も酷く辛そうだ。傍から見れば明らかに異常と思える状態。少年はかなり重い熱にかかっているのは誰でもわかる。

 

 その様子を見守るように、右手を握りしめているプラチナブロンドの少女が一人。

 反対側には執事の服を身に纏った銀髪の少年が左手に両手を乗せていた。

 二人とも、黒髪の少年の顔を覗き込むように心配している。

 

 

「ユキヤ……お願い、目を覚まして」

 

「ユキヤ様……貴方に死なれたら、俺はどうしたら」

 

 

 二人の呟きにユキヤは返事を返さない。否、それすらも難しいのかもしれない。

 ユキヤが熱を出してから既に四日以上経過している。

 原因は既に対処したはずだが、回復の兆しが見えないことから医者に診てはもらったのだが、芳しくない。

 体力もかなり消耗しているようで、呼吸も以前に比べるとかなり荒々しくなっている。

 最悪の場合、死ぬ可能性が増してきているのだ。

 

 少女と少年は献身的に看病を続け、良くなることを願い続けている。

 

 

「打てる手は既に打った……。このような事態を引き起こした下手人に対して怒りはあるが、何も出来ない自分に対しても腹立たしい限りだ」

 

「そんなことおっしゃらないでください、エレイン様。私もお力になれず申し訳ありません」

 

「セリア殿……貴女のせいではありません。魔術とて万能ではない。あの子のことを引き取っておきながら、私は……母として失格です」

 

 

 部屋の隅に両手を強く握りしめ、悲痛な面持ちで立っているのは少女と同じ髪色をしたエレインと呼ばれた女性。一方、彼女に対して力になれない申し訳なさを感じるセリアという名の少女は、顔を俯かせながら言葉を紡ぐエレインに口を閉ざしてしまう。

 

 

「ベルトラム王立学院への編入は確かもうすぐだったな?」

 

「はい、そうお聞きしていますが…」

 

「悪いが、学院長であるガルシア殿にはそちらから伝えていただけないだろうか? こちらから頼んだこととはいえ…」

 

「わかりました。私の方からお伝えさせていただきます」

 

「すまない。わざわざ無駄足を踏ませた」

 

「構いませんよ。私も、ユキヤ君が回復することを願っています。……では、失礼します。」

 

 

 頭を軽く下げたセリアは部屋から退室し、エレインは残された二人に近づく。

 先程までの後ろ向きな姿を幼い二人に見せるわけにはいかないようにしながら。

 

 

「エリンシア……ひとまず看病は一旦やめてお前は少し休め」

 

「しかし、母上……」

 

「ユキヤが心配なのは私も同じだ。だが、お前にはやることがあるだろう。それを放置しておいたら、目を覚ましたユキヤに呆れられるかもしれないぞ?」

 

「それは、そうかもしれませんね……ですが、それを言うなら母上もですよね? ただでさえ、派閥争いで忙しくされているとお聞きしています。なのに、放っておくのは……」

 

「私のことは心配しなくてもいい。一応派閥には属してはいるが、このような状況が続けばいずれは傀儡政権になってもおかしくない。そうなれば、あのプライドの高さだけは一人前で女を何人も侍らせるような脆弱者が何をしでかすかは分からぬ。まあ、とんでもないことをやらかすようなら置き土産の一つ二つを残して仕置きをしてやるさ」

 

「母上……屋敷の中でなら大丈夫ですが、流石に王城などでは―――」

 

「気にするな。不敬罪を突き付けられたとしても対処は可能だ」

 

 

 先程までの沈んだ面持ちとは打って変わって、自信たっぷりに告げる母親の姿にエリンシアは呆れたようにため息を吐いてしまう。彼女の実力を間近で知る者の一人であるから、あながち冗談でもないのだ。

 

 エリンシアは母に向けていた瞳をユキヤへと向ける。

 未だに熱に苛まれ、不安は隠せない。

 けれど、きっと良くなる、大丈夫だと己の心に言い聞かせ、握っていた手を放した。

 

 

「ロイ、後は任せます。ユキヤのことを……義弟のことをお願いね」

 

「頼むぞ、ロイ」

 

「畏まりました。何かあればすぐにお呼びします」

 

 

 ロイが臣下の礼を取ったのを確認したエレインとエリンシアは部屋から出るまえにユキヤに一声掛けてから退出した。

 

 そして、残されたロイは再びユキヤの手を握り、祈るように顔を伏せた。

 

 

「ユキヤ……俺を救っておいて、置いていくなんてことは許さないぞ」

 

 

 縋るように発した言葉。その手は震えていた。

 ロイはそのままユキヤの傍に居続けたが、屋敷の使用人が彼を呼びに来て一旦部屋の外に出た。

 

 その時、ユキヤの体に淡い光が灯っていたことに、ロイは気付くことはない。

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

(ここは……)

 

 暖かい……優しい気配を感じる。

 自分が今どこにいるかは分からない。

 でも、不思議と嫌な気配はしない。

 

 ――……キ

 

 何だろう……何か聞こえた気がする。気のせいかな……。

 

 ――……目を覚まして……ユキ

 

 違う。気のせいなんかじゃない。

 誰かを……いや、僕を呼んでいるみたいだ。

 目を開けてみようと試みるけど、力が入らない。

 

(どうせ、目を覚ましても心は孤独のままなんだ。ならいっそ……ずっとこのままで――)

 

 何もかも全部諦めて、この眠りに身を委ねて、意識も記憶も全部消し去ってしまって――。

 

 

「冬樹!!!」

 

 中性的な高い声が耳元で叫ばれたように聞こえれば、眠りを妨げるには充分だった。

 

 

 

 

 

 

「――――!!」

 

 

 勢いよくベッドから飛び起き、布団をはね飛ばしながら息を荒げる。

 意識はまだ不愉快な頭痛のせいで重く、気を抜けば再び気を失いそうだった。

 

 肌に触れる布団の感触や先程まで頭の下にあった枕の感触。

 今自分がいる部屋の匂いと広さに僅かながらの違和感を覚える。

 それに、自分はこんなに幼い声だっただろうか。

 

 そんなことを思い浮かべながら先程のことを思い出していた。

 

 

「何だったんだ……今の声」

 

 

 声の質からして男の人……いや、女の人の声にも聞こえた気がする。

 夢だとしても、あの声に聞き覚えは無かった筈だ。自分がこの国で生まれる前の時でも。

 

 ただ、今言えることは、あの人の声のおかげで自分は起きることが出来たということだ。

 

 

「それよりも、僕は何で寝てたんだっけ?」

 

 

 先程までの倦怠感も治まってきて、簡単な思考が出来るくらいには回復してきた。

 頭を片手で抱えながら、意識を失う前のことを思い出してみた。

 

 確かあの日はいつも通りに、朝は早く起きて日課になっていた剣の素振りから始まったんだ。使用人のロイと稽古に取り組んで一緒に汗を流して、スカートを靡かせながら僕たちのことを呼びに来た義姉上、先に待っていた義母上と朝食を取る。

 

 その後は、部屋に戻ってひとりで本を読んだり勉強をしたり、今までと変わらない毎日を送っていたんだ。

 

 

 異変が起きたのはそれから数時間後、

 

 

 外の空気を吸おうと思って窓を開けた瞬間、首筋に何かが刺さった気がしたのだ。

 それを確認する間もなく、深い頭痛と体の痺れ、強い倦怠感と吐き気に襲われながら意識を失った。そして、今に至る。

 

 

「十中八九、あの時刺さったのは毒矢だったのかな」

 

 

 納得するのに時間は掛からなかった。

 自分が狙われたことに疑問はあるが、ロイやエリンシアが犠牲にならなくて良かったと思う。

 

 

「それにしても、凄い汗だな。額からお腹までベタベタだ」

 

 

 ふと自分が着ている白い衣服が汗でびっしょりと濡れていることに気付いてため息をついてしまう。体に纏わり付くシャツを離そうと頭を抱えていた手を下ろそうとする。しかし、その手を視界に入れた瞬間、ハッとした衝撃を受けた。

 

 

(なんだよ…これ。小さい……子供の、手? いや僕は子供なんだから小さいのは当たり前。僕はユキヤ………待てよ、ユキヤ?)

 

 

 自分はユキヤという名前だ。

 このベルトラム王国で生まれてから父と二人で過ごし、二年ほど前に、ある出来事を切っ掛けにこの家に引き取られた元平民。

 

 それが、自分の――ユキヤの辿ってきた人生の筈なのに。

 

 頭のあちこちで刺激するような痛みを覚えて両手で顔を覆う。

 先程まで抑えていた違和感が一気に押し寄せ、断続的に様々な記憶が脳内に走馬灯のように浮かび上がってくる。

 

 

(違う……僕は雨宮冬樹か?日本人の大学生で天川春人の親友。バスに乗っていて………バス?バスって何だ!? それに日本って、どうしたんだよ僕は!?)

 

 

 記憶が混乱してくる。

 自分の姿は七歳のユキヤという少年で、これまでの記憶は残っている。

 なのに、今の僕の中には雨宮冬樹というこことは全く違う世界で生きてきた人間の人生が脳に刻み込まれている。それはある意味で恐怖を感じさせた。自分の中に忽然と知らない男の記憶があれば困惑するのは仕方ないだろう。

 

 

(わからない……わからないよ!? 僕はユキヤなのに何で別の人間の記憶があるんだ! それもこんな鮮明に……天川春人…綾瀬美春……それにあいつは、誰なんだ!? そんな人間、僕は知らない! 熱で頭がおかしくなったのか!!?」

 

 

 一先ず、ユキヤとしての記憶が雨宮冬樹としての記憶に塗りつぶされないように必死に落ち着かせようと試みる。自分という存在が壊れる気がしたからだ。

しかし、7年と20年ではあまりにも人生経験の差がありすぎて(ユキヤ)(雨宮冬樹)に押し潰されそうだった。

 

 

 ――ユキヤ……

 

「―――っ!」

 

 突如聞こえた懐かしい声。あの時の、別れ際に残した言葉……。その声は、ユキヤとしての記憶―――僕を(ユキヤ)でいさせてくれた。

 

 ――ユキヤ、貴方のことをいつも想っていますよ。

 

(そうだ……そうだよね、父さん)

 

 

 胸に手を当てて、何度か深呼吸をして心を落ちつかせる。

 

 雨宮冬樹の存在が植え付けられた偽の記憶の可能性も考えたが、不思議とそれは無いとキッパリと断言出来た。あまりにもリアリティがありすぎたし、到底そんなことが出来る者がいるとは思えない。

 

 更に、僕自身がそのことを受け入れつつあったんだ。

 何と言えばいいのか、さっきまで白を大量の黒で塗り潰そうとしていたものが、今は混ざり合って灰色になるって感じなのかな。まあ、要するに二つの人格が反発し合うこと無く一つに融合されて僕を形成している。

 

 

(でも、例えそうだとしても、今の僕は雨宮冬樹じゃない。ユキヤだ)

 

 

 あの事故で、雨宮冬樹の人生は既に終わっている。

 バスに乗っていた僕は交通事故に遭い、全身がズタズタになるような痛みを感じた。ならどうして僕は生きているのか。この世界に転移したのか? 否、それは有り得ない。転移したとすれば、姿は大学生の筈だ。

 

 考えられる一つのこととして思い浮かんだのは、転生だ。

 日本で死んだ僕はこの世界に転生し、子供として7年を過ごし…生死をさまよい、無事に目を覚ました事を境に前世の記憶を取り戻した。それが一番妥当な考えだ。

 

 実に非現実的なこと、誰かに話せば馬鹿馬鹿しいと笑われるのがオチだと思う。

 だとしたら、この事は他人に話すべきではないか……。仮に僕と同じような境遇の人がいればいいけど、そんな偶然はそうそう無いだろうな。

 

 

「考えても埒が明かないか」

 

 

 記憶の整理も終わったことだし、ベッドから出ようとする。

 どれだけ寝ていたのかはわからないけど、きっとみんな心配しているだろう。早く起きて無事を知らせなければ……

 

 

「ユキヤ?」

 

「あ……」

 

 

 部屋の扉の方から声が聞こえた気がして目を向ければ、戸惑ったように僕を見ているロイと目が合う。数秒立ったまま固まり続けていたが、我を取り戻すと慌てて僕の傍に駆け寄って両手を握ってくれる。

 

 

「ユキヤ……本当にユキヤなんだよな?」

 

「あはは……ごめん、心配掛けちゃったね。というか、その亡霊でも見るかのような目と口ぶりは何だよ」

 

「ユキヤが笑った……? 滅多に笑わないのに………ってそんな場合じゃない。もう熱は引いたのか? どこか痛いところはないか? まだ寝てなくてもいいのか? 無理をしなくてもいいんだ――」

 

「ストップストップ! そんなに不安にならなくても大丈夫。熱も引いたし、痛いところもないし、寝る必要もないし、無理もしてないよ!」

 

 

 捲し立てるように続けざまに僕を心配する過保護な使用人を落ち着かせようとするも、全然聞いてくれない。結局、ロイが止まったのは部屋の外まで僕たちのやり取りが響いていたのを聞いた使用人達が義母と義姉を連れてきた後だった。

 

 

 




オリ主はここからスタートです。
正直、主人公と同じ所からでも良かったと思ったのですが、先の展開を考えてこんな感じになりました、です。

そしてチョイ役ではあるがさらっと出てきたセリア先生……、一応今作でも原作主人公のヒロイン候補になるのかな?(未定)


次回「君は」


※次回のサブタイトルを「リオ」から「君は」に変更しました。
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