思ったように筆が動かないんじゃあ……!
目を覚ましてからすぐのこと。
義母上と義姉を始め、屋敷の人たちは僕が無事だったことに安心した。
医者の診断もその日に受けて何も異常が無いことが分かれば、エリンシアは僕を抱きしめ、義母上は僕の肩に手を置いて「無事で良かった…」と微笑みを浮かべてくれた。
「病み上がりのところ悪いとは思うが詳しい話を聞きたい。少し二人きりにさせてくれ」
義母上は僕だけを残して、他の者たちは退室するように指示を出した。
恐らく、僕が倒れた時の詳しい状況を聞きたいのだろう。
全員が自分の部屋から退室したのを確認すると、ベッドの近くに椅子を移動させて座る。
「ユキヤ、あの日のことを覚えている限りで構わない。話してくれ」
「わかりました」
当時の状況を思い出しながら、僕はなぜ倒れたのかを話した。
とはいえ、僕が意識を失っている間にあらかたの予測はついていたようだ。貴族の立場にいる以上、日常茶飯事の事とは言い過ぎかもしれないけど、心当たりはあるのだろう。
話している最中に何度か顎に手を添えて考え事をしている素振りを見せたが、終わりまで話を遮ることは無かった。
「以上が、僕が覚えていることです」
「そうか……」
僕が話し終えると、額に手を当ててやれやれと言わんばかりに顔を左右に動かした。その姿には見覚えがある。大抵この後は呆れるか、怒るかのどちらかのはずだが…
「すまなかった、ユキヤ。推測は多分にあるが、最も可能性が高い原因は私だろう」
「と言いますと?」
まさか謝られるとは思っていなかった。
僕自身、命を失うかもしれなかったとはいえ、今となっては気にしていない。
それとは裏腹に、原因とやらが気になった。
「政治的な話になるからな。お前にとってはかなり複雑な話だぞ?」
「政治……もしや派閥争いのことですか?」
「まあそんなところだ。正直に言えば、お前にはまだ早いと思うが――」
「構いません。義姉さんは既にご存じだと聞いていますし、僕もそろそろ知っておくべきだと思いますから」
「ほう……四日前に比べて随分と雰囲気が変わったな。以前よりも感情が豊かになったように感じたぞ」
「そう、でしょうか? 色々とありましたから、影響が出たのかもしれませんね」
正確には前世の記憶を取り戻したせいで、振る舞い方がそちらに引っ張られているのだろう。
後半部分はボソッと呟いて適当に誤魔化してみるが、相手はいつも女性でありながら当主として政に関わっている大人だ。効果は薄いかな?と内心で思ったけど、
「深くは聞かないでおくさ。それよりも、お前が知りたいことだな」
追求はされなかった。そのことに少し安心して話を聞く。
◇◇◇
ベルトラム王国を治める国王フィリップ=ベルトラム――ベルトラム三世は王位を継いでからまだ日は浅い。年齢も三十歳手前とかなり若い方だ。その王を支えるのが有力貴族たちであるが、彼らは三つの派閥に分かれている。
一つ目は近衛騎士団長を務めるアルボー公爵の派閥。
二つ目は国王への忠誠心が高く中立寄りのフォンティーヌ公爵の派閥。
三つ目はアルボー公爵派とは完全な敵対派閥であるユグノー公爵の派閥。
現状、この三つの派閥の中で最も権力を有しているのはアルボー公爵派である。
彼は先代の王からの信用も厚く、近衛騎士団の任命権を得ている。しかし、先代の王が亡くなる間際、その任命権を利用して爵位を継げない有力な貴族の子弟たちに恩を売り、軍部の立場にいながら宮廷内で絶大な影響力を持つようになってしまったのだ。
フィリップ三世が即位した頃に爵位を世襲したフォンティーヌ公爵とユグノー公爵はアルボー公爵に出遅れる形になってしまい、彼の派閥は王族にとっても厄介な存在と化している。
そして今、長きにわたって権威を得ることに集中していたアルボー公爵の行動は傲慢不遜なものへとなり始め、王家にとっても見過ごすことができないほど問題となっているのだ。もしも、王家に対してクーデターでも起こすようであれば成功する可能性は高いと思われる。
ただ、理由無しに権力を取り下げることは出来ない。アルボー公爵が何か失態を…例えば王族に関わるような大失態を犯すことがあれば、責任を負わせて失脚までは厳しいだろうが、力を削ぐことは出来るだろう。だが、狡猾なアルボー公爵のことだ。そのような隙を見せることは、無いに等しい。
「そんなアルボー公爵にも目障りな存在がいてな。女の身でありながら現国王であらせられるフィリップ三世からの信用が厚く、自らの派閥には属さず、力を持つ貴族が」
「それってまさか…」
「そうだ。我がランスロー侯爵家のことだ」
ランスロー侯爵家は国王への忠誠心が高いフォンティーヌ公爵の派閥にいる。
若くして王のご意見番として重宝され、代々剣と魔術に秀でている当主は、アルボー公爵にとって万が一に刃を向けられる可能性が高い位置にいるのだ。
また、ランスロー侯爵家は武力によって成り上がった貴族とも称されており、他の派閥の貴族からは恨みがましい目で見られることも少なくない。
「私が養子を取ると知った際のアルボーの目は明らかに敵意を含んでいた。まあ、以前からも向けられてはいたが、あれ程はっきりと分かるようなことだったからな。記憶に残りやすかったんだ」
「たったそれだけのことで…」
「貴族にとって跡継ぎというのは重要だということだ。我が侯爵家は代々女が当主を務めているが、急に男の養子を迎えたとなれば、その者を次の当主にすると考えられてもおかしくはない」
「義母上はアルボー公爵が黒幕だと?」
「それはまだ分からん。念のために、これから王城に行って色々と揺さぶりを掛けてみる。元々、エリンシアと共に訪れる予定でもあったし、陛下にお伝えせねばならぬこともあるからな」
エレインがユキヤを自分の義息子にした主な理由は別にあるのだが、まだ彼に知らせるには早い、内心でそう思いながらユキヤを真っ直ぐ見つめる。
「今回の一件は明らかにお前かエリンシアを狙って事だ。幼いお前を巻き込んでしまう形になってしまった。改めて申し訳なく思う」
「謝らないでください、義母上。僕自身、感謝することはあっても、貴女を恨む気持ちはありません。あの時に助けられなかったら、僕は…」
「そう言ってくれると助かるよ」
聞きたいことは終わったとエレインは立ち上がると、「今日はゆっくり休め」とユキヤに告げて部屋から出ようとするが、ふと何かを思いだしたように振り返る。
「ユキヤ、明日は約束の日だがどうするつもりだ?」
「体調に異常が無いようであれば、ロイと一緒に行こうと思ってます」
「ならジノを連れていけ。実力も高い護衛騎士だ。あまり外を出歩いては欲しくないのが本音だが、其奴がいれば安全だろう」
「すいません。僕の我儘を…」
「気にするな」
そう言うと、今度こそ部屋から出てエリンシアを連れて王城へと向かった。
ある意味では望んだ結果になる、トラブルに巻き込まれるとは知らずに。
◇◇◇
翌朝、ユキヤはロイと護衛のジノを伴って、地味なローブを纏いながらある場所を訪れていた。
「やれやれ、いくら朝早くとはいってもここの空気は淀んでいるな」
「ジノ……」
「おおっと、すいません。デリカシーのない言い方だったですかね」
「ユキヤ、俺は気にしてないよ」
「ロイがそう言うなら良いけど…」
一緒に同行している護衛の騎士である、ジノ=トリストラムに彼の前でそんな言い方は、と思いながら指摘するが、当の本人が構わないと言うから僕もそこで止めておいた。少しばかり心配だけど。
(でも、ジノがそう思うのも仕方ないよね)
僕たちが現在訪れているのは、荒々しい家が建ち並び、治安の良い城壁内と比べるとはるかに貧困で、国が管理を放棄して無法地帯となっているスラム街だ。隣には娼館街が隣接し、城壁外のはずれに位置するこの場所を好き好んでここを訪れる者――ましてや貴族が来る場所では無いだろう。
スラム街にいる者のほとんどは、ここに暮らさざるを得ない事情を抱えている者がほとんだ。今は朝早いから出歩く人は少ないが、その中には僕と同じような歳の子供……つまり孤児の姿が見られた。もし僕が、養子にならなければ、彼らと同じ境遇になってここにいたかもしれない。
ならば何故、僕たちがこうしてここにいるのか。
「ほら、早く行きましょうよ。一応城壁外の連中が着ているような粗末な格好をしてますけど、柄の悪い奴らに絡まれるのは遠慮したいんですから。さっさとライの用事を済ませちゃいましょうよ」
「ジノ…急かさないの。ロイ、場所は覚えてる?」
「ああ……去年まで暮らしていた場所だからな」
そう…ここはロイにとっては幼い頃に過ごしていた場所であり、彼の育ての親が亡くなった所でもある。簡潔に言えば、僕たちがここに来たのは、ロイの為に墓参りをしに来たからだ。
ロイは、物心付いた頃からここで暮らしていたらしい。両親がどんな人かは知らない。
育ての親は比較的穏やかな人で、色々な知識をロイに教えていてくれたみたいだ。でも病気に罹ってしまい、すぐに亡くなってしまった。その後は、生きていくために盗みを始めとした犯罪行為に手を染めていたと聞いている。
そんな暮らしを続けていたロイは、前世の記憶を取り戻す前に偶々スラム街を訪れた機会があった僕と出会い、今でもどうしてそう思ったかはよくわからないが、「一緒に来ないかい?」と僕に誘われ、彼は了承したんだ。
(今考えても、スラムの人たちの暮らしをこの目で見ておきたいって…僕は何を言ってたんだよなぁ。自分から危ないところに行くって言ってるようなことだし……)
そういった経緯もあって、スラムで命を落とすと覚悟していたロイにとって、僕は恩人ということになり、身分や暮らしを気にしない義母上は、僕の専属の使用人にしてくれた。あの人には本当に頭が上がらない。
ちなみにロイは最初の頃、敬語に慣れていなかったせいかタメ口になることもしばしばだった。でも、僕自身は同年代の男の子に敬語を使われるのは気が引けたから、せめて二人だけの時は友達みたいな言葉遣いで構わないよと言ったんだ。ジノは何も言ってないのに何故か最初から僕に対して軽かったけど………っていうより義母上を除いて全員には軽かったな。
まあそれは置いといて、ロイの育ての親が亡くなってから一年が経った今年の春、いつも通り他愛もない話をしている最中にその話題が出て、つい墓参りに行きたい?と聞いてしまった。
ロイは「当主様にお許しを頂けるのであれば」と行きたそうしていたから、義母上にお願いして許可を貰って今に至る。
前世の記憶を辿ると今でも不思議な思いはするけれど、雨宮冬樹は誰から見ても甘ちゃんと言われるような男だった。親友にも同じような存在はいたけど、そこは生まれ変わっても変わらないものなのだと思う。父さんのおかげでもあるのかもしれない。
「僕も…墓参りに行った方がいいのかな……」
ふとそんな思いを抱いたけど、すぐに消え失せてしまった。
父さんが死んでいないと、心のどこかで信じているのか、認めたくないのかもしれない。
だとしても、あの光景は今も鮮明に――
「ユキヤ様―! ぼーっとしてると置いていきますよー」
呆然と立ったままだった僕に気付いたジノが手を振りながら抑え気味ではあるが、声を掛けてくれたおかげで取り残されていたことに僕も気付いた。ロイも僕を呼んでくれている。
つい考え事をして、置いて行かれるのは前世からの悪い癖だ。それでよく冬樹は、あいつや春人にも指摘されていた。
『冬樹―、お前さぁ…もうちっとシャキッとしろよ』
『シャキッとって言われても、僕はずっとこんな感じだし…君みたいには』
『なに言ってんだよ! お前なら出来るって。俺が保証してやる。何てったって、俺の自慢の兄弟!だからなっ!』
『別に君と血は繋がってないよ』
『分かってねぇなぁ。俺にとっての兄弟ってのはなぁ――』
『はいはい、そこまでにしておけ。お前は少し黙っていろ。冬樹が困ってるぞ』
『春人! お前はこいつの幼馴染みでもあるし、兄貴分なんだから、お前がそんなんじゃ――』
『ああもう分かりました! 説教はまた今度聞くからさっさと昼飯食べるぞ!』
(春人…■■…、今は別人だけどあいつらに、もう一度会いたいなぁ…)
脳裏に暖かく懐かしい光景が映り、叶うことのない泡沫の願いを思い浮かべながら、僕たちはロイの墓参りを何事もなく終わらせた。
◇◇◇
用事も終え、城壁内にあるランスロー侯爵家の屋敷に帰ろうと僕たちは、スラム街から出ようと街を歩いている。その時だった。
「お前たち、少しいいか?」
後方から凜々しい女性の声が聞こえ、振り向く。そこには僕たち三人よりも綺麗なローブを着ている四人が立っていた。一目見れば、このスラム街を訪れるような身分の者で無いことはすぐに分かる。
四人の中で年長で声を掛けたと思われる女性の左後方には、十代前半ぐらいの小柄な人物が一人、反対側には僕と同年代っぽい小さな子供が二人いる。一人以外はローブで体全体を覆い隠しているため、今は性別が判別できない。だが、僕たち三人を警戒しているのは確かだ。
「おい、聞いている「ヴァネッサ?」…何だと?」
「ジノ?」
年長の女性が尋ねようとしたのを遮ったジノに視線を向ける。
すると、ジノはフードを外して顔を露わにした。
「お前…ジノか? なぜお前がそこに……ということは、そこにいる子供二人はもしや」
「私たちはただの墓参りですよ。そういう貴女こそ、こんな所に足を運んでまで何をなさりに来たのですか?」
ジノは僕とロイの前に移動し、怪訝な表情を浮かべながら問いかけている。
話の内容から察するに、二人は知り合いみたいだ。
いつもは性格が軽い男ではあるが、職務を全うする時は頼もしい雰囲気を見せてくれる。
ヴァネッサと呼ばれた女性は小柄な人物と何かを相談し始める。ここに来た理由を話すべきかを迷っているのかもしれない。やがて数十秒後、話が纏まったのか二人がフードを外した。
「待たせてしまってすまない。私やセリア君たちは非正規で動いていてな。無関係なら頼みはしないが、お前にも関係のある重大な事だ。出来れば力を貸して貰いたい」
「私の方からもお願いしてもよろしいでしょうか?」
「関係のある事と言うのは?」
「驚かないで聞いて欲しい。フローラ様、そして共にいたエリンシアが何者かに攫われた」
「「「なっ!?」」」
ヴァネッサさんと白髪のセリアさんと呼ばれた少女から聞かされた情報に言葉を失ってしまう。フローラというのは第二王女の名前だったよな。その少女と義姉さんが攫われた? 確か義姉さんは昨日、義母上と共に王城に行っていたはず……。巻き込まれた? それとも最初から二人が狙い? 警備も万全だと思われる所でそんな事が起きていたなんて、全然知らなかった。
「近衛騎士団は何をやっているんだ……。何か手掛かり…いや、貴女方がここに来ているということは…」
「察しの通りだ。このスラム街におられる可能性が高い。先程のお前の話と今の反応を見る限り、知らなかったようだな」
「ああ。エレイン様からは何も知らされていなかった」
もしかしたら屋敷を出た頃に、その事が知らされて入れ違いになったのかもしれない。募り始めた焦りを隠すことが出来ずに、心臓の鼓動が早くなっているように感じる。
「ヴァネッサ、貴重な情報をすまない。だが私の一存だけで捜索に協力するわけには――」
「ジノ、君が義母上から受けた命令は僕の護衛だよね?」
「え、ええ、そうですけど……ユキヤ様、まさか…」
「僕も捜索に協力すると言ったら、君も同行してくれるかい?」
血は繋がっていないけど、僕にとっては大切な義姉さんだ。攫われたと知って大人しく出来ない。二度もあんな喪失感を、今の人生で味わいたくない。
ジノは暫く僕を見つめていたけど諦めたように息を吐いた。
「ユキヤ様がそう言うなら……仕方ないですね。言っても聞かなそうですし」
「ありがとう、ジノ」
「その代わりですけど、ユキヤ様の方からエレイン様に口添えして下さいね。あくまで職務を全うしただけなんですから。あの方に怒られるのは勘弁して欲しいですからね」
「わかってる。ロイも巻き込んでごめん」
「構いませんよ。俺はユキヤ様の専属使用人だから」
二人の許可を貰い、僕たちも捜索に協力することになった。
簡単に互いの名前だけではあるが自己紹介をしておくと、まさか第一王女のクリスティーナ殿下が同行していた事実に思わず「嘘でしょ…」と呟いてしまった。幸い聞かれていないようだったが、何故か僕が目を向けると睨まれてしまう。初対面の筈だし、何か気に入らない事でもしただろうか……解せない。
ちなみにクリスティーナ王女の隣にいたもう一人の子供は、ロアナという少女。彼女は大して僕に興味は無さそうだった。
(にしても……王女様がここに来くるなんて不味いのでは…)
ただでさえ、第二王女が攫われたというのに、危険な場所に陛下が娘の王女を行かせることを了承したとは思えない。非正規に行動しているって言っていたし、権力を行使して無断で外出したのだろう。
(まあ、僕も人のこと言えないだろうけどね……ってそんな風に考えている場合じゃない)
義姉さんが危険な状況に置かれているのだから呑気にしてはいられないと自分を戒める。
スラム街に詳しいロイの助言を頼りに暫く歩き回ってみたが、人とも遭遇せず目立った情報を得ることは出来ないまま数十分が経過した。
クリスティーナ王女とロアナは顔をフードで隠しているけれど、明らかに焦燥している。このまま時間だけが無駄に過ぎてしまうのか、そう思っていたときだった。
『冬樹……』
「えっ?」
幻聴……いや、誰かの…少年のような声が僕を――冬樹の名を呟くのが聞こえた気がした。
それに今の言葉……この世界の言語じゃない。あの世界で使っていた――日本語?
「「ユキヤ様!?」」「おい、待て!」
ジノとロイ、ヴァネッサさんの制止する声を無視して、僕は動き出していた。
一歩、二歩、三歩と歩みを進める度に速さが増していく。
やがて、井戸がある区域に辿り着くと僕は足を止めた。後ろから小走りに近づく足音を耳にしながら僕が見ていたものは――
粗末なボロ布を身に纏い、鼻を刺激するにおい。自分とは全くの正反対の出で立ち。
城壁内で暮らしていた自分とは真逆の暮らしをしていたと思われる雰囲気。
今までの記憶を思い返しても見たことはない、初めて会う筈の少年。
なのに、どうして胸が高鳴るのか、不思議でたまらない。
彼から目を離してはいけない気がするのだ。
「……誰だ、お前?」
「君は……」
二人の目が合う、その刹那……心のどこかが満たされたような錯覚を覚えた。
まるで、冬の寒さによって凍っていた部分に、春の暖かさが照らしたようで……。
最後に会った少年……一体誰なんでしょうかね?
まあすぐに分かるんですが……
作者的にはユキヤ(冬樹)のCVは島崎信長さんかな?と思ってるけど、合いそうな声優さんいるだろうか。
次回「リオ」