ジンとウオッカが東京都高度育成学校に入学したら   作:ゆかりはるか

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山内が好きな人がいたら不快になる内容になっているかもしれません。


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ベースキャンプから離れすぎないように、あくまでも周辺で枝を集めることにした。山内が先頭、その後ろの佐倉(綾小路の背中側にいる)と綾小路、最後尾のジンとウオッカ。

 

 

山内は、佐倉に話しかけているが、佐倉はとても戸惑っている。お構いなしに話続けている姿を見ていると、少しイラついてきた。

 

 

 

綾小路に見つからないように、組織流のアイコンタクトで会話する

 

 

 

 

ジン(なぜか山内を見ているととても不快な気持ちになるんだが、なぜだろうか)

 

ウオッカ(生理的に無理なんだと思いますぜ。あんなニタニタした面を見れば、誰だってそう思いそうですけど)

 

ジン(なぁ。確かペナルティのルールに、死体になった場合のことは書いてなかったよな?)

 

ウオッカ(書いてないですぜ。それを明記しておかないとは…この学校はやる気がないんですかね)

 

ジン(死体にしてやりたいが、それやると試験どこではないよな)

 

ウオッカ(死体を隠します?)

 

ジン(ここは学校が用意したフィールドだ。地の利は向こうにある以上、それは無しだな)

 

ウオッカ(じゃあ瀕死?)

 

ジン(瀕死になったら正当な理由になってポイントが減るだろう。俺達のお小遣いが無くなっちまう)

 

ウオッカ(…意外と面倒ですぜ)

 

ジン(隙を見て仕掛けるか)

 

 

 

枝が集まっているところに着いたので、ばらけて枝を拾っていると、山内が綾小路に話しかけていた。ジンは2人の方によって会話を盗み聞き、ウオッカは佐倉のフォローに回る。

 

 

 

 

 

 

(ジンside)

 

 

 

 

山内「な、なぁ綾小路。俺さ、佐倉を狙おうかと思っているんだ」

 

綾小路「え?」

 

山内「そのためにも、ジンとウオッカを引き離してくれないか? あの2人が佐倉に近くて邪魔なんだ。あいつらのせいで俺の佐倉が可哀そうだろ」

 

綾小路「邪魔なのか? というか可哀そうなのか?」

 

山内「邪魔だろ。櫛田ちゃんってレベルが高すぎるじゃん? コミュ力も高いし。だからこの際その高い目標は捨てようと思う。それに比べて佐倉は楽勝だろう。あの手の女の子は、優しく気配りできる演出できれば落ちると思うんだよな。何ならキスくらいできるぜ。この際佐倉でオッケー、いや佐倉が良い。それに俺の方が、佐倉をもっと楽しませることが出来るぜ。あんな2人より俺の方がイケているだろ?」

 

綾小路「この際って、随分と急だろ。イケているかは…人によって違うだろうし分からないが…」

 

山内「すげぇ可愛いし、アイドルだし、胸はもう最高だし、うっへへへ。あれに挟みたいな、ぐへへ。裸にしたら、俺の超絶テクで…」

 

 

山内は何やら球体の物をもみもみとする動作を見せながらよだれを垂らしている。よく見ると少し股間が盛り上がっているようにも見えた。綾小路はゴミを見るような目で山内を見ている。しかも、少し怒っているようにも見えた。

 

 

 

 

ジンは2人から離れた

 

 

 

 

 

 

 

 

(ウオッカside)

 

 

 

 

ウオッカ「佐倉、体調は平気か?」

 

佐倉「あ、ウオッカ君。うん、平気だよ」

 

ウオッカ「だいぶ喋ることが出来るようになってきたな」

 

佐倉「そ、そうかなっ…。でも不思議とウオッカ君とは話せるんだよね…、なんでだろ」

 

ウオッカ「なんでだろうな。夕食はどうなるんだろうな…」

 

佐倉「森の物って不安だから、出来ればポイントで購入してほしいと私は思うけどなぁ…。でもそんなことを言えばまたクラスが…はぁ…」

 

ウオッカ「確かにな……。それより、佐倉って山内のことをどう思っているんだ?」

 

佐倉「気持ち悪い…あ、いや、そんなことないよ!?? ほんとだよ?」

 

ウオッカ「少し疲れているみたいだな、そこの切り株に座れるから座りな」

 

 

 

 

佐倉の持っていた枝をウオッカが取り、座るように誘導する。他の人達が枝を集め終えるまで、2人は休むことにした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジン「……と言っていた」

 

ウオッカ「なんでですかね。男子高校生としてはおかしくないんですけど…この強烈な不快感は…」

 

ジン「綾小路も声はしてはいなかったが、気味が悪そうな顔をしていたからな」

 

ウオッカ「俺達よりも先にあいつを不快な顔をさせるとは…」

 

ジン「気持ち悪いことならピカイチなのかもしれねぇ」

 

ウオッカ「下着泥棒とかですか?」

 

ジン「芋虫みたいに女子ににじり寄るとかな」

 

ウオッカ「……兄貴、気持ち悪いことを言わないでください」

 

 

 

 

5人でクラスに戻ろうとすると、1人の女子が大木に背中を預けるようにして座り込んでいた。ジンはその女子に見覚えがある

 

 

 

 

 

伊吹澪

 

 

 

 

 

 

船で椎名が教えてくれた女子だ

 

 

 

 

 

伊吹の頬には赤く腫れた痕がある。素人でも誰かに殴られたと分かった。山内が、何があったか聞くと、クラスで揉めて追い出されたらしい。それからDクラスのベースキャンプに来るように説得すると、最初は渋るものの、付いてきてくれることになった。

 

 

 

伊吹の持っていた鞄を持ってやると言いながら、手に持っていた枝を綾小路に押し付けても断られ、枝を押し付けたままクラスに戻った山内。綾小路は迷惑そうな顔をしていて、佐倉は山内のことを気味が悪そうに見ている。伊吹も不機嫌で、ジンとウオッカは笑いをこらえていた。

 

 

 

 

この一瞬で3人を不快にして、2人を笑わせている意味では大物かもしれない

 

 

 

 

それから焚火をすることになったのだが、山内はマッチを消費しても火をつけることが出来ず、棒切れだけを量産していく。上手くいかないから茶柱に聞くとその場を離れた。判断自体はとても良いと思う。分からないなら先生に聞く。模範的な生徒と言えるだろう。

 

 

 

 

相手がこの学校と試験でなければの話だが

 

 

 

 

山内が去ってから数分後、キャンプ経験者の池がやってきた。綾小路がどうにかして火をつけようとしているところ、出来ていないことを馬鹿にしていると、綾小路に助言を求められる。池は慣れたように火をつけると、そのまま去ってしまった。なぜか池と山内は綾小路に当たりが強い気がする

 

 

 

 

 

佐倉は綾小路のことを心配していたが、自分が非難されるよりもクラスにとって池のキャンプ経験は力になると言うと、佐倉の目は少しだけキラキラとしていた

 

 

 

 

それからも池が活躍する。しかも、川の水で揉めていた篠原に、キャンプ初心者に配慮が足りなかったことを謝罪し、篠原も言い過ぎたと謝罪。始まる前のギスギスはいくらか収まり、少しだけなごやかな空気になってきた。

 

 

 

 

追い打ちをかけるように、平田がクラスで揉めていたポイントの使用について提案。どれも現実的で、男女両方に配慮されているもので、抗議するものもいなかった。

 

 

 

 

 

試験開始の揉め合いが嘘のように、他にも決まっていなかったことが決まっていく。このままの流れで試験を進めると思った生徒達に、あるニュースがやってきた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高円寺がリタイアした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Cクラスの連中がやってきた。手にはジュースやお菓子を持っており、それを美味しそうに食べている。当然、慣れない自然の物を食べているDクラスからしたら羨ましいと思うだろう。1人は、持っていたポテチの袋を池に押し付ける。中身は空だ。それを見て激怒する池だが、嘲笑うCクラス生徒。ただ煽りに来ただけかと思ったが、なんとCクラスに招待された。

 

 

 

 

 

 

 

 

堀北と綾小路がCクラスに行っている間は、自由行動となった。海で泳いでいる人もいれば、木陰で休んでいる人もいる。ジンとウオッカは、伊吹に話しかけた

 

 

 

 

 

 

ジン「よぉ」

 

伊吹「…あぁ、椎名と一緒にいた奴か」

 

ジン「初めましてだな。俺はジン。こっちはウオッカだ」

 

ウオッカ「ウオッカだ」

 

伊吹「そう。まぁ話すことはないだろうし、私のことは気にしなくていいよ」

 

ジン「暇なら遊ばないか? ずっと座っているのも退屈だろう?」

 

伊吹「なら同じクラスの奴にしなよ。なんでよりにもよって私なのさ」

 

ジン「特に理由はない。ただなんとなく伊吹にしようと思ってな」

 

ウオッカ「それに今回は特別試験。他クラスと交流することが出来る機会だしな」

 

伊吹「私からクラスの情報を得ようとしても無駄だよ。私は何も知らされないでクラスから追い出されたから」

 

ジン「だからなんども言っているじゃねぇか。別にクラスの情報を抜くとかそういうのじゃなくて、ただ伊吹と仲良くなりたいんだ」

 

伊吹「仲良く? 私は仲良くするつもりはないから。それに……」

 

 

 

 

伊吹はジンとウオッカの身体と顔をじろりと見ると

 

 

 

 

伊吹「2人はあいつと似ている雰囲気があるから余計に嫌だ」

 

 

 

 

あいつとは龍園翔のことだろう

 

 

 

 

ジン「そうか、もし困ったことがあったら声をかけてくれ」

 

ウオッカ「気が変わって俺達と遊んでもいいという気分になったら遊ぼうな」

 

伊吹「……ふん」

 

 

 

 

 

 

伊吹から離れる

 

 

 

 

 

ジン「ん、意外と鋭くて驚いた」

 

ウオッカ「まぁ、ただ雰囲気が似ているだけらしいですからね。見られない限りは大丈夫だと思いますよ」

 

ジン「ウオッカ、お前は佐倉の相手をしていろ。佐倉がとても気まずそうにしている」

 

ウオッカ「綾小路もいないですからね。仕方ないですぜ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ウオッカside)

 

 

 

ウオッカ「よう佐倉」

 

佐倉「あ、ウオッカ君」

 

ウオッカ「暇だな」

 

佐倉「そ、そうだね…」

 

ウオッカ「ポイント購入で時短することが出来ればいいんだがな。女子にはきついだろう」

 

佐倉「う、うん。寝る時とか…」

 

ウオッカ「あぁ、寝る位置か」

 

佐倉「皆少しでも寝やすい位置を取るために必死だよ」

 

ウオッカ「軽井沢グループとかか」

 

佐倉「あはは……」

 

 

 

 

女子グルの内情を吐いたら、女子の中で更にギスギスすると思ったのか、佐倉は笑って誤魔化した。

 

 

 

 

 

ウオッカ「もしよければ散歩でもしないか?」

 

佐倉「ふ、二人で!?」

 

ウオッカ「誘いたい人がいるなら誘ってもいいが」

 

佐倉「誘える人……いないや」

 

ウオッカ「2人で行くか」

 

佐倉「う、うん」

 

 

 

 

2人で近くを散歩することにした。佐倉と親密度が上がった

 

 

 

 

(ジンside)

 

ジン「よう」

 

???「ん?」

 

 

 

 

ジンが声を掛けたのは、1人でボーっとしている女子

 

 

 

 

 

長谷部波瑠加

 

 

 

 

 

教室でも1人でいることが多く、ほとんど交流をしていない生徒の1人だ。さっきは綾小路ともう1人の男子と探索をしていたようだが、今は1人。とても退屈そうだ

 

 

 

 

 

ジン「良かったら話さないか?」

 

長谷部「話す? 何を?」

 

ジン「暇つぶしにだよ。なんやかんや、長谷部とは話す機会が無かったからな」

 

長谷部「私は特に話したいことはないけど……」

 

ジン「今回のような特別試験は、他クラスと競うことが前提とされているが、その裏で同じクラスの普段話さないような人とも話すいい機会だからな」

 

長谷部「確かにそういう見方もあると思うけど…。いつもジン君って、女子といるよね。あとウオッカ君」

 

ジン「女子は分からんが、ウオッカとは大体いるな」

 

長谷部「仲良いんだね」

 

ジン「小さいころから一緒にいたからな。幼馴染みたいなものさ」

 

長谷部「そうなんだ~。いいね、一緒にいられる人がいて……」

 

 

 

 

長谷部は少し暗い表情をしていたが、すぐに引っ込み、ジンと話をする。伊吹よりは話す意思があるようで助かった

 

 

 

 

 

長谷部「ジン君はさ、誰狙いなのー?」

 

ジン「え」

 

長谷部「軽井沢さんは平田君が彼氏だから除外するとして、佐藤さんと櫛田さんと佐倉さんと堀北さんと話しているよねー。あ、あと松下さんか。まぁ松下さんはウオッカ君の方が話しているような感じがするけど」

 

ジン「確かに今挙げた人たちとは話すが、狙いとは?」

 

長谷部「決まってんじゃん。恋愛だよ。彼女候補かな?」

 

ジン「長谷部ってそういう話が好きなのか?」

 

長谷部「まぁね~。1人でいることが多いから、自然と他の人を見ちゃうんだよね~」

 

ジン「彼女候補はいないな」

 

長谷部「えーうっそだー。ジン君がさっき名前出した人たちを見る時って、そういう視線じゃん~」

 

 

 

 

確かに候補という意味では間違っていない。組織に入れる候補と彼女候補。長谷部が俺の目的を知らない以上、そう思うのも無理ないだろう。

 

 

 

 

ジン「違うぞ」

 

長谷部「……ふ~ん? まぁ良いけどさ~。この試験をきっかけに何人カップルが出来るかなー」

 

ジン「難しそうだけどな。水のことから何まで、男女が揉めているからな」

 

長谷部「まぁ池君が川の水を飲んだ時は少し引いたけどね。それに高円寺君も…」

 

ジン「無断リタイアだもんな」

 

長谷部「そうそう、それだけで私達の30ポイントが無くなったんでしょ? 最悪なんだけど」

 

ジン「この試験が終わったら、みんな一斉に高円寺を叩くだろうな」

 

長谷部「そうだけど、あの人のことだから叩いても意味なさそうなんだよねー」

 

 

 

 

 

高円寺はクラスでも孤立しているが、本人はそれを何とも思っていない。自分のやりたい方にやる男だが、学力試験も上位に入っており、水泳のタイムでは男女一位。運動能力もかなり高いため、上のクラスを目指している限りクラスから追放するような真似も簡単には出来ない。ある意味無敵であった。

 

 

 

 

三宅「2人で何を話しているんだ」

 

 

 

 

 

そんな中、クラスメイトの三宅がやってきた。彼は弓道部所属で、長谷部と同じように単独行動を好む人だ。時々、綾小路と話をしているのを見かける

 

 

 

 

 

長谷部「ジン君が私と話がしたいって泣いてきたから話しているの」

 

三宅「え!?」

 

ジン「泣いてねぇよ」

 

長谷部「そうだね」

 

三宅「び、びっくりした。個人的にはジンの泣き顔が想像出来ないんだが」

 

長谷部「あはは、私も想像できない」

 

ジン「俺も想像できない」

 

三宅「自分の泣き顔見たこと無いのか?」

 

ジン「鏡とかで見たことがあるわけじゃないからな」

 

長谷部「ま、自分の泣き顔を見るとかそうそうないと思うけどね~」

 

 

 

 

 

そんな感じで時間を潰していた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

堀北と綾小路が偵察から帰ってきた。綾小路に他クラスはどんな感じかというと、A

クラスは洞窟、Bクラスは知恵を絞ってポイントの消費軽減&少しでも快適な生活

 

 

 

 

 

そしてCクラスは

 

 

 

 

 

 

ジン・ウオッカ君「「豪遊していた?」」

 

綾小路「あぁ」

 

 

 

 

 

なるほど。0ポイントになれば、いくらペナルティを受けようが減点になることはない

 

 

 

 

 

素直に感心した2人であった。2人の龍園に対する評価がいくつか上がる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日が経つと、綾小路と佐倉がトウモロコシを見つけてきた。体操着を包んで疑似的な袋にしていたので、綾小路は上半身裸、佐倉はそれを見て顔を真っ赤にしてあわあわとしていた。それを見た山内がとてもうるさく、ジンとウオッカは山内の存在自体が不愉快になってきた。ちなみに伊吹は現時点までDクラスを妨害するようなことはしていない。

 

 

 

 

 

 

しかし、何かタイミングを見極めているような感じがした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サバイバル生活も最初はクラスが崩壊ぎみで見物していて楽しかったが、協力していき、今では笑顔が増えてきている。それはとてもいいことだ。クラスの団結力は高くなり、今後の試験でもチームワークを発揮すれば、もしかしたらクラスが上がるかもしれない。多くの人にとっても、良い傾向と口を開くだろう。

 

 

 

 

 

 

 

しかし、笑顔が増えれば、当然調子に乗る人も出てくるわけで、ジンとウオッカはある人物に対して沸点を超えていた。

 

 

 

 

 

誰であろう

 

 

 

 

山内春樹である

 

 

 

 

 

 

 

彼は調子に乗り物資を無駄にしてもヘラヘラしており、なんなら誰かに責任や後処理を押し付けて自分は知らん顔。ジンとウオッカ以外にも、イラついているような生徒が何人かいた。大きな声で女子の身体的なことを話しており、誰の身体が良いかなどと話している。今回のような開放的な空間にいることで、発言も開放的になっているようだ。

 

 

 

 

 

それを見逃すほど、2人は温くない

 

 

 

 

 

ジン「……ほんと、なんでこんなに不愉快になるんだろうな」

 

ウオッカ「生物的欲求なんですかね。とりあえずあいつを潰そうと思います」

 

ジン「丁度いいな。あの女もそろそろ何か仕掛けるつもりだぞ。我々も便乗してやるか」

 

 

 

2人はある人物に目を向ける。頬の赤身は少しだが薄まっており、隅の方でジッとしている生徒、伊吹澪。彼女の目つきが来た時のような無気力や脱力感がなく、何かしようとしている目だった。

 

 

 

 

 

ジン達は誰の目にも止まらないように、適当な植物を取り、絞ると白くドロリとしたものが出るものを手に入れた。鼻を近づけてみると、少しイカ臭い。これは使えると判断したジンは、いくつか取って、夜を待つことにした。ちなみに、絞らなければ出てくることはない。これは男子テントから近いところにあり、使用した後に、テントの隙間から放り投げれば、届きそうだ。仮に投げ捨ててあっても、誰かが興味本位で弄ったのではないかと言い訳ができる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2人はみんなが寝静まったことを確認すると、男子のテントを薄く開けて、外を確認する。数分すると、誰かが女子テントから出て、男子テントに近づいてくる。2人は音を立てない狸寝入りしていると、誰かは男子テントから出て行く。耳を地面に当てると、足音は遠ざかって行った。足音が遠ざかっている間に、目を暗闇に慣らすと、視界がはっきりしてくる。

 

 

 

 

 

ジン(やるぞ)

 

ウオッカ(はい)

 

 

 

 

 

 

 

ジンとウオッカは、女子が近づいた場所を確認すると、誰かの鞄に女子の下着が入っていた。しかも結構可愛い。

 

 

 

 

それを手に取り、ある生徒の近くによる。そいつは、腹を出して寝ており、ズボンと肌の間に木の枝を入れると、違和感があったのか身じろぐ。しかし、目を覚ますことはなかった。

 

 

 

 

 

ウオッカが木の枝を器用に使い、そいつのパンツを上に上げて空洞を作ると、ジンはそいつの手を使い植物を握らせ絞らせた。もう片方の手で女子の下着を持ち、植物の白くドロリとしたものを女子の下着の股間部に集中して付けて、空洞の中に入れた。ウオッカは木の枝を抜いて、近くに投げ捨てる。植物は、テントの隙間から手を出して、元々植物があった方角に向けて遠くに投げた。枝には白いものがついていないため、これで証拠はなくなった。

 

 

少しだけイカ臭い匂いがするが、付いている部分に鼻を近づけないと匂わない程度なので、バレることはない。

 

 

 

 

2人はニヤリとして寝ることにした

 

 

 

 

 

数時間後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テントの外から不機嫌な様子の女子の声が聞こえてきた

 

 

 

 

 

 




評価、感想ありがとうございます(^▽^)/ とても励みになります(≧▽≦)
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