6話です。
あんまり期待はしすぎないで下さいね。
先生業が捗っちゃってもう…ねw
後日、俺らは俺らはなりの調査を経てその怪盗団に会いに行った。
アイツらは直ぐに見つかったがその手前で泣いている子供を見つけるとスタスタと善吉は走っていってしまった。
「よぉ坊主どうした。そーか、お母さんとはがれちまったか。心配すんな、俺がついてるぞ。」
「善吉さんどーします?この子。」
「待て、今電話を…と。…おう、俺だ。迷子がいてな、至急保護を願いたい。場所は…あ?公安が迷子如きででられねえだと?ふざけんなテメェ、それでも警察官か!」
「ちょ!善吉さん!声!声!」
「それとも何だ、自分の子でもほっとくってのか?子供が泣いてりゃ大事件だろうが!」
「善吉さん!あー!ほらほら、泣かないで〜!お兄さん達が必ず見つけるからねー!」
「うぅ…」
「ほら善吉さん!声を抑えて!あんたは見た目胡散臭いんだから!」
「えぇ…。お前まで。」
「ほーら!どこではぐれたのー?向こう?よーし一緒に行こうか!ほら、善吉さんは怪盗団の所に先に行っといてください。この子は俺一人で十分ですから。」
「あ、ぁあ。分かった。じゃあ頼むわ…。」
「よーし、もうはぐれるんじゃないぞー!」
「本当にありがとうございました!ほら!警察の人にお礼言ったの?!」
「ううん…ありがとう。お兄ちゃん…。」
「良いんですよ、お母さん。でもあんまり目を離しちゃダメですからね。」
「はい、すみませんでした。これお礼と言ってはなんですが…。」
そう手渡されたのは夏目安吾の書籍『プリンスオブナイトメア』であった
「これは…。」
「今流行りだと友人に手渡されたものですけど…私は読みませんし、良かったら…。」
「ええ、すみませんありがとうございます。では。」
そう、その場では受け取り後にした。
「いやー、疲れましたよ。」
「おう、お疲れさん。今さっき話し合いが終わった所でな…、怪盗団からお願いをされたんだが…。」
「えぇ、手伝える事あるんですか?俺たちに。」
「あぁ、お前も知ってるだろ。怪盗団が行動を起こす前にする事。」
「んっ、あぁ。予告状ですね。」
「おう、あれだ。」
「へー…。え?」
自身の驚きとは裏腹に気持ちの良い風が前を通った。
「えぇー?!あれって事は。」
「あぁ、場所は駅前の本屋だ、夏目安吾のサイン会を狙う。」
「はっ、はぁ。つかそれって建造物侵入罪…。」
「手渡されたこの予告状をサイン会場に貼り付けまくる。」
「いや!やり方アナログ!」
「しょーがねぇだろ。協力関係なんだから。」
「えー、それ捕まったら不味く無いです?」
「あぁ、勿論不味い、そこでお前さんのEMMAの出番だ。」
「EMMA?どーして…まさか。」
「そーだ…。頼む!お前のEMMAで何とかしてくれ!」
「いや、結局俺頼みかよ!!」
「だって仕方ないだろぉ。頼む!」
「はぁ〜。やってはみますけど…。EMMA?」
『はい、ユウジ。』
「深夜の本屋に入りたいんだが…出来れば誰にも見られない形で。」
『可能です。まず深夜2時ごろを境にに駅前の人通りが昼の12時と比べて97%程になります。しかし完璧を求めるならさらに時間を尽くし4時頃を目安に駅に向かいます。その後、裏口に隠されている鍵を使い入れば誰にも見られません。』
「おお、相変わらずすげえな…お前は。鍵は本当に裏口にあるのか?」
『はい、監視カメラによってバッチリと。確認の為1週間を遡ってみましたが必ず同じ場所です。』
「よし、わかった。ありがとうな。後で沢山充電しとくから、よく休んでくれ。」
「という訳で善吉さん。深夜の本屋に入るなら朝方4時頃裏口の鍵で中に入りましょう。」
ここまでの一連の流れを見ていた善吉は一言
「お前、友達ちゃんといたか?」
っと言われちょっと傷ついた。
翌朝…。
「…よし。これで奴が予告を認識したはずだ。」
「刑事さん。いろいろ手伝ってくださって、助かりました。」
「はぁ…これで俺もとうとう怪盗団の片棒を担いじまったってわけか。」
「やらせたあなたがため息つかないでくださいよ…全く。」
「褒美にこれからはオッサンではなく、なるべく善吉と呼んでやろう。」
「善吉さーん。向こうがこうなら俺はアゴヒゲって呼んで良いですよね。」
「良い訳ないだろ。上司だぞ…。」
『まぁそういうことでよろしくな善吉』
「もうどうなでもなれだ、畜生。」
「とにかく、これでネガイも実体化して宝石の形になったはずだ。奴の奪ったネガイを頂戴して、人々に返す。そして、奴の歪んでしまった心を正してやる。」
「ネガイ?宝石?まぁよく分からんが俺達にできる事はやった。あとは頼むぜー怪盗団。」
あぁ、任せろと雨宮が言った。
その後アイツらから連絡が来て合流したのは夜だった。
「よぉ、お前ら。やったらしいな。」
「おお、ユウジさん。分かるのか?」
「あぁ、夏目の話がピタリと止んだからな。」
「そういえば善吉は?」
「あーあのオッサン?きっと今頃爆睡中だ。今日の朝も眠れなかったってよ。」
「あはは、やっぱり予告状で…。」
「本当頼むぞ〜!あの人の厄介ごとは大体俺も巻き添え喰らうんだから〜。」
全員の顔に苦笑が浮かぶと共に疲労も見てとれた
「まぁ、なんだ。お疲れさん。お前さん達も疲れたろうから風呂にでも入ってゆっくりしとけよ?」
んじゃまた後でと立ち去ろうとした時、喜多川から声をかけられた。
「明日、恐らく夏目は記者会見を行う筈です。その場に行きたいのですが…。」
「んー、まぁ、警察と一緒にいりゃ文句は言われないだろ。しょうがない着いてこいよ。」
「ありがとうございます。」
俺は今度こそ善吉の泊まってるホテルへと向かった。
8月5日 土曜日 夜
仙台市内・某記者会見会場にて
「…皆様、本日は会見にお集まりいただき、ありがとうございます。こうした場をご用意しましたのは、皆様にご報告と謝罪をさせていただくためです。…」
「なぁ喜多川?お前はここにきて何がしたいんだ?お前からしたら母親を馬鹿にした嫌な男だろ?普通なら会いたいとは思わんだろ。」
「ええ、確かに俺は母親の書いた絵を馬鹿にされた時、奴に怒りをぶつけた。だが、今回夏目安吾という男の気持ちを知って思ったんです。アイツには夏目には仲間がいなかった事を…。俺とアイツの違いはそれだけです。俺は怪盗団に救われた。だからこそ夏目も救われるべきだと思ったんです。」
「そうか、そう考えてるなら問題ないな。行け、なんか企んでたろ?」
「ええ、分かってしまいましたか。では。」
「あぁ、ついでにこれも渡しておいてくれ、金は要らんから同じだけの文を書いて返せってついでに言っといてくれ。」
俺はあの時貰った書籍を喜多川に渡し、その場を離れた…。
「…ったく。会見に乱入とは恐れ入ったぜ。無茶してくれやがる。お前がいながら止めさせられ無かったのか?」
「いやー、悪いね善吉さん。どーしてもっていうから…」
「…すまない、どうしても声をかけておきたかった。」
「ま、いいけどよ。」
よっと善吉さんは立ち上がり。
「じゃ、俺は行くぜ。夏目安吾の事情聴取をしなきゃならん。ユウジ、お前は車で待っとけ二人も必要ない。」
「はい、分かりました。」
「善吉が仕事してる!なんかホントの警察っぽい!」
「…ぽい、じゃなくて警察だ。すぐ済むから、先に車戻って待ってろ。」
歩いて行った善吉を見送り俺は怪盗団の方に振り返る。
「んじゃ、善吉もああ言ってる事だし。素直に戻ってくれると助かるんだがな。」
「もとよりそのつもりだ、俺らは引き上げっか。」
「そうね、あとは任せましょう。」
喜多川と雨宮が後ろで何やら話し合っていたがそれには気付かないフリをした。
久々に3000字書きましたわ。
という訳でユウジ君。全くジェイルに関わらないまま仙台ジェイル終わりです。
元々仙台は無視するつもりだったし仕方ないね!
北海道では何とかするから!許して!
そんなこんなで次回は七夕まつりです。
次回もお楽しみに。