続くか待っていた方はお待たせしました。
この話から読み始めた人は頑張って読み進めてください。
北海道向けて1日車を運転していた俺はなんとか札幌まで来ることが出来た。
「プルプルプル…ガチャ、ユウジか?」
「ええ、俺です善吉さん。無事目的地である札幌に着きました。」
「そうか、ご苦労だった。どうだー?疲れたか?」
「そりゃもう、体ガクガクですよ。」
「まぁ、だろーなぁ。俺の若い頃を思い出すぜ…お前見てると。」
「へいへい、そりゃどーも、これからはどうすれば?」
「お、そうだったな。悪いがお前さんにはまだアイツらの監視を続けてもらう。って言っても行動を共にすればいい、いつも通りだ。」
「ええ、分かりました。では引き続き行動共にするという方針で。」
「ああ、頼んだぞ。」
「任せてください。ではまた…ガチャン。」
引き続き行動を共に…ねぇ、ジェイルとやらを知らん俺より善吉さんのがよっぽどいいと思うんだが、何故俺に行動を共にさせるのか、今まで深い意味を考えてはいなかった俺だが、何か理由があるような気がしてたまらなかった。
『ピロリン…ユウジ。彼らは入浴施設に向かうようです。ユウジの身体的疲労から見て共に向かうことをお勧めします。』
「おお、EMMAか、ありがとうな。助かってるよいつも。」
『…私はユウジを手助けする為に生まれたAIですから当然です。』
「ああ、そうだったな。」
いつもただ無機質なEMMAの声に少しだけ何故か知性を感じたような気がした。
「ふぃー、ゴクラクだぜー…」
「身体にしみわたるな…」
仲間の声に自分もいい湯加減だと声を上げる蓮
「それにしても、他に誰も人がいないとは…これはなんとも贅沢だな。」
「やっぱ広い風呂っていいよな。家じゃこうはいかねーし。」
「今回は長旅になりそうだからな。都度、緊張をほぐすのは重要な…」
そこまで喜多川が言った直後に……、
「うおおっ、杏やっぱスゲー!」
女湯からの佐倉の大きな声が響いた
「細いのにチートだろそれ。てか…何食ったらそんなになる?」
「ちょ、恥ずかしいから。春に聞きなよ、春だってほら…」
「ひゃっ…!?ちょっと!?」
「おお、やるな春!こっちも破壊力あるぞ!」
「こら、あんまり騒がないの。私たちだけじゃないんだから。」
「………」
「はっはっはっは!やっぱりお前ら学生してるわ!そーゆー青春もあっという間だからな〜大切にしろよー。じゃあお兄さんは先に上がるから…」
「ちょっ、ユージさん!まっ、」
俺は坂本の止める声を無視して風呂を上がった
「うっし!心も体もスッキリ爽快!」
「ほんと、すごくいいお湯だった。教えてくれてありがとう、ソフィア。」
『ノープロブレム。また役に立ってしまった。』
「んで、これからどうするんだ?お前たちは。」
「そうだなぁ…」
そこまで坂本が声に出した時…
『善吉から電話だぞ、蓮。』
「よう、こちら正義の味方だ。札幌には着いたか?」
誰だ?と答える蓮
「長谷川善吉だよ。つかわかってて言ってんだろおめー。
夜にでも合流するぞ。お前らのキャンピングカーで作戦会議だ。後、そこにいるであろう俺の部下も一緒に着いてくるよう言っておいてくれ、すぐ単独行動したがるからな。」
電話は終わり善吉が合流する為、合流する流れになった。
「よし、集まったな。改めて札幌の王について話そう。」
「容疑者の名前は『氷堂鞠子』。驚くなよ、こいつは札幌中央市の現・市長だ。」
そこまで善吉が言うと怪盗団の顔が驚きの表情になる
「俺たち公安は支持率の異常な上昇に最初は目を付けて監視していた。」
「2ヶ月で50ポイントも増加させるのは異様だといえるからな。」
「すごいというか…普通に考えたら、あり得ない数字ね。」
新島が納得した顔で話す
それだけじゃないと善吉は言い
「ひと月前、市長の反対勢力でもある市議会議員3人が突然汚職を告白して辞職した。その後、長い間対立していたはずの議会が、市長の条例案を支持し始めた。」
「んで、このタイミングで市長改選選挙。ちょーっとタイミングが良すぎるんで、疑いが向けられたってわけよ。」
「氷堂は国政進出を見据えてるって噂もある。公安としても捜査に乗り出してるが…今のところ、全く尻尾がつかめてねぇ。これをどう思う?」
蓮は『改心』だと答える
「だろ?だからお前らの出番って訳だ。」
「勿論、奴のキーワードは公安側で入手してある。演説で度々EMMAの事を口にしていたからな。街頭演説の中でキーワードを拡散していた可能性は高い。」
「じゃあ演説見に行けば、キーワードもわかる?」
「つーことで俺らは10日にすずしのである演説を見に行くって事だ、分かったか?」
全体がうなづいたその時、新島が奥村の異常に気が付いた。
「どうかした、春?」
「氷堂…鞠子…どこかで聞いたことがあるような…」
高巻がニュースとかで見たのではないかと口を挟む
「そうなのかな…うん、ゴメンなさい、気にしないで。」
「…念のため言っとくが、直接接触しようとするなよ。こっちの動きがバレると厄介だ。お前らは演説日まで大人しく観光でもしていろ。」
と善吉が口を出す
そこまで話した後、新島と蓮がゴニョゴニョ話し始めた。
そして、
「EMMAの開発者と取引した!?」
ここであの友人と知らない間に接触していたとは思いにも寄らなかった…
作戦会議が終了してキャンピングカーを善吉と二人で降りる
「なぁユウジ…お前って確か。」
「……。」
「だよな、お前は彼女と同じ大学だったよな。交友関係もあったろ。」
「ええ…。」
「んで?お前がついておきながら、しらなかったのか?」
「すみません…仙台では別行動もあったもので…」
「んーまぁ相手が危険人物じゃ無くてよかったと慰めてやるべきなんだろうが……。」
「…ええ、理解してます。すみませんこれは俺のミスです。」
「まぁ、分かってるならいい。お前から連絡は取れるのか?一ノ瀬に」
「しばらく話してはいませんが、何処にいるのかも知りませんですし。」
「しゃーねぇなぁ、次からは気をつけるぞ、ほれ、たまには大人同士で飲みにでも行くか?」
「いえ、それは結構です、善吉さんの仕事の愚痴と娘の話しかしないですし…。」
「ちょっ、お前なぁせっかく労ってやろうと思ったのに…。」
そんな感じで札幌の1日目を終えた
お疲れ様です。
リアルでめちゃ忙しくて更新できませんでした。
もう覚えてる方も少ないかもしれませんが少しずつ書いていきますんでまたよろしくお願いします。
当時を思い出しつつ執筆したので後々この話は修正するかもしれませんのでそこだけ報告しておきます。