西住家のOUTSIDER〜〜愛を知らない少年の物語   作:ボノぼん

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どうもボノぼんです。
この作品は不定期で投稿するつもりなのでどうぞよろしくお願いします!
それでは3,2,1どうぞ。


序〜悪魔の誕生〜
地獄


辛い・・・・・・苦しい・・・どうして・・・どうして俺だけなの・・・?

 

アイツらとは何が違うの?

 

ねぇ教えてよ・・・

 

神様・・・!

 

 

 

 

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地獄。それは仏教における世界観の一つであり、十界の最下層に位置する場所であり、

そこでは罪を犯した悪霊が罰せられる場所でもある。しかし地獄は死後の世界にある世界。

俺にとっては生き地獄という場所が存在する。それは自分の家だ。はっきり言えば

生まれてきてからの場所が地獄だった。

 

毎日必ず一回は自分の祖父達に暴力を浴びせられる。腹を蹴られ、杖で顔を殴られるのが日常。

酷かった時は一日中殴られ、目蓋が腫れたり体中が痣だらけになるまで殴られ続けた。

 

でも何故か俺にしか暴力を浴びせられなかった。

 

妹二人には何もせずただ猫撫で声を出し頭を撫でていた。この時点で何かがおかしかった。

何でアイツらには何もしなくて俺には拳や蹴りが飛んでくるのか全く意味が分からなかった。

 

でもおかしかったのは、祖父達以外にもいた。父親と母親だ。

妹二人は、父親にとても好かれていてよくハグしてもらっていたり頭を撫でられていた。

俺にはそんなことしてくれた事もないのに・・・。

一方母親は、戦車道などの妹二人に教えていて妹二人がよく出来たら笑顔で褒めていた。

俺にはあんな笑顔見せてもくれないのに・・・。

 

俺が父親と母親からよくされた事は説教や小言ばかりだった。テストの点数が悪いだけで

その日は、夜遅くまで説教。たまに眠たくて欠伸をしてしまった時は、

 

「ちゃんと聞いてるの!」

 

風船が割れた乾いた音が俺の耳に響いた。気がついたら左頬が真紅の様に赤くなっている。

余りにも酷く痛いので父親の方に顔を向けた。しかし・・・父親が俺に向けた目はとても

冷たくて冷たくてたまらなかった。そう余所見するとまた母親から怒鳴り声が耳に響き渡った。

そして、襖の隙間から妹二人がクスクスと俺を嘲笑っていた。本当にあの時を思い出すと

赤黒い感情が出る。

 

でもそんな俺でも黙っていることは無かった。俺が廊下の掃除をさせられていた時に後ろから

尻を蹴られた事がある。振り返ると二人がニヤつきながら俺を見ていた。俺はやり返そうと

拳を振ろうとしたら、妹の一人が大きな声で泣き始めた。すると何があったのかと思ったのか

上役や親族が妹二人を囲い、どうしたの?と優しい声を掛けて慰めていた。そしてもう一人の妹が

目に涙を溜めながら俺を指差し、

 

「彰が私達に雑巾のバケツの水をかけようとしてきた!!」

 

すると上役と親族の目が俺に向けて来た。皆無言で俺を睨みつけていた。何もしてないと

言いかけようとしたその時に鋭い拳が頬に当たった。そして続け様に別の奴から腹を踏まれ、

羽交い締めにされた。それからは別の奴からの拳、別の奴からの蹴りなどが俺の体中に

当たり続けた。女中達は、妹二人の顔を着物で隠し、何処かへと連れて行き始めた。そして

虐待と言う暴行は、約二十分も続き最後にはバケツの水をかけられた。髪や服が

ずぶ濡れになった俺に祖父は、頭を踏みつけこうぶつけた。

 

「女に手を上げるとは何ともまあ屑の事をしたな彰!!」

 

「ち、違うよ。何もして『言い訳をするなこの外道めが!』」

 

そう言うと俺の発言を遮るように足を上げて頭を踏んだ。バキッと鈍い音が俺の頭に響く。

すると突いていた杖を振り上げて、

 

「死ね!この厄介者!」

 

そう言い始めた瞬間何度も何度も俺の顔に杖を振り上げた。そして二、三発目の時杖は、

俺の右目をめり込む様に当たった。その瞬間ビリッと電流が流れた様な痛みが右目に走った。

 

「ぎゃああああああああああ!!!!!!!!!!!!」

 

右目を必死に両手で押さえ絶叫する自分。いつも暴力とは違いこんな痛みは今まで味わったことも無かった。俺は必死に祖父に助けを求め祖父の足を掴んだ。が、祖父はそんな自分を見ては

ため息をつき、

 

「はぁ・・・・・・お前はどこまで大袈裟な奴じゃ。おい!行くぞ!」

 

そう言い他の大人達を連れて広間に向かって行った。

そして何処かへ行く際右目を必死に押さえている自分に、

 

「芝居が済んだら自分で汚した廊下を掃除しておけもし出来ていなかったら今日の宴会は

 お前だけ抜きだ。まあ元々お前なんかに食わせる物なんてないがなぁハッハハハ!!」

 

心配の声を一つもかけず大きな笑い声を出しながら祖父は広間に向かって行った。

もう一度一人になった俺は左目の痛みが治らず痛くて涙が止まらなかった。

 

苦しい・・・・・・痛い・・・誰か助けて。

 

そう心の中で思いつつも誰も気づかず広間からは楽しい宴会の声が聞こえていた。そして

誰にも気に掛けられず俺は右目を押さえたままゆっくりと意識を失った。

 

 




一応この作品は、月刊で投稿しようと頑張って投稿します。
次回も楽しみに待っていてください。

じゃ!さいならー!!

        
               !!See you!!
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