西住家のOUTSIDER〜〜愛を知らない少年の物語 作:ボノぼん
お陰様でお気に入り50を突破しました。
そして、私がライバルとして見ている平四郎さん作
『ガールズ&パンツァーウォーズ』のお気に入り数を超えました。
正直めちゃくちゃ嬉しいです!でも油断は禁物なので今まで以上に頑張ります!
それでは3,2,1どうぞ。
ふと顔を上げると、美しい花が咲いた桜の木にホトトギスが止まっていた。
少し経つとホーホケキョと大きく鳴いた。もう一度鳴くと何処かへと飛んで行った。
春だなぁーと思っていると誰かがゆっくりとドアを開けた。
「彰様・・・・・・そろそろ学校の用意を・・・・・・」
体をブルブルと震わせながら女中が1人入って来た。
「分かってるよ。今から行くから退いて」
ランドセルを持って俺は学校への支度をし始めた。嫌もうとっくに出来ていたのだが。
「あの・・・彰様『気安く呼ぶんじゃねぇよ。後口臭ぇんだよ』」
「・・・・・・・・・・・・」
ガンを飛ばしながら言うと女中はし、失礼しました!っと言いながら何処かへと行ってしまった。いい気味だ。
「さてそろそろ行くか」
ランドセルを背負い帽子を被り戸をガラガラと鳴らしながら俺は学校へ向かった。
途中何度も色んな人とすれ違ったが皆俺の顔を見るとすぐに道を譲る。
あの日からもう3ヶ月経ったが俺は何にも被害を受けなかった。
受けたと言っても長い間隔離されていただけだ。隔離されている間
ふと女中の話を盗み聞きしていた時俺はある事を知った。
あの糞ジジイと上役達が生きている。
それを知った瞬間、俺の中の“赤黒いモノ”が少し溢れ始めた。
だってまたやれるからだ。アイツらを・・・ボコボコにできるのが。
そう思うと無意識に笑みを浮かべる。その笑みは周りからすれば恐ろしい笑みだと思うが。
そんな事を考えながら歩いていたらもう校門前に着いていた。
去年の11月から全く通わなかった学校。送られてきたプリントを見ると
どうやらあの石田、太田、江藤も同じみたいだ。
それを知った瞬間、何故か笑みが溢れる。分からない。
校門を越えてからゆっくりと靴を脱いで上靴を履く。そして、
階段をトントンと音を立てながら上がっていく。やがて教室がある階に着くと
そこからはほんの少し歩くとようやく教室に着いた。
教室の中には独特の椅子と机がぶつかる音やガヤガヤと賑わう声が聞こえる。
でも、そんなのお構いなしにガラガラと音を立てながらドアを開けた。
「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・!!」」」」」
ドアを開けた瞬間、皆が俺の方へ顔を向けた。殆どの奴らは俺を見てとてもびっくりしていた。
でも、他の奴らは一瞬びっくりしていたが段々と気持ち悪い顔になっていく。
「・・・・・・・・・・・・」
そんな奴らを無視しながら自分の席の場所へ向かう俺。
その際色んな話し声がわざと聞こえる様に聞こえて来る。
「おい西住だぞ・・・!」
「何で急に来たんだ・・・病院に行たんじゃねぇの?」
「そんなことよりさぁあの髪見てよ。真っ白だよ」
「本当だ・・・でも片目もなんかおかしいぞ」
殆どが髪の事や・・・右目の事について喋っている。正直反吐が出る。
今まで俺はこんな奴らにもビビっていた事に・・・
糞みたいな会話を聞きながら自分の席だと思う所に着くとそこには、
「ん?何これ?」
机にカッターで大きく死ねっと彫られていて周りにはマジックで、
“死んでくれてありがとう”や“二度と人間に生まれ変わるな”など
かなり酷いことを書いていた。そして、机の上には花が添えられていた花瓶があった。
机に書かれていたのをジーッと見ていると誰かが急に肩に手を置いた。
「ヨー彰ー久しぶりだなぁ」
石田だ。
「お前最近まで病院に居たらしいじゃねぇか」
「もしかして首吊ったの?」
「バーカ。それだったらとっくに死んでるじゃねぇか」
「そうだな!」
「「ハッハハハハハハ!!!」」
後ろからゲラゲラと笑っている奴らがいた。そう太田と江藤だ。
他にも以前同じクラスだった奴らもそれに便乗してゲラゲラと笑っている。
「おいおいやめろよ。せっかく久しぶりに来た奴にそれが言うことかよ!」
「「え!?」」
「「「・・・・・・・・・!?」」」
突如石田が皆を宥めた。太田と江藤がびっくりしている。
そして、他の奴らも・・・。皆がびっくりしている中俺だけは何か勘づいていた。
「ったく本当糞な奴らだぜ・・・なぁ彰!!」
「・・・・・・・・・・・・」
肩を叩かれながら見てくる石田の顔は何か企んでいる様な顔だった。対する俺は、無表情だった。
「まっ!そう言う事だから皆も彰には仲良くしてやってくれよ!だけどその前に・・・」
ポケットから何かを取り出している石田。一体何だろうと思いジーッと見ていると、
「じゃーーん!!」
取り出したのはスマホだった。
「まず彰君が皆と仲良くなれる様にパンツ一丁で逆立ちしてワンワンと言ってもらいま〜す♪」
「おお〜〜!!!!」
石田がヤバい事を言っているのにも関わらずクラスの奴らはニコニコしながら喜んでいた。
「何だよーさっき変なこと言うからびっくりしたじゃねぇか」
「本当性格悪りぃな石田」
「フッ久しぶり来た子分にもなれない奴に俺が優しく接すると思ったか?」
「まぁ・・・まずねぇな」
「だろう!」
太田、江藤と話していた石田は、やっと本性を現した。一方の俺は
クラスのワイワイムードとは対照に無表情で石田達を見ていた。
「もう自分の状況がよくわかっただろう。早くパンツ一丁になれよ奴隷」
顔を近づけながら嘲笑いながら言う石田。まぁそう来ると予想していた
俺は机に置かれた花瓶を指差しながら呟いた。
「なぁ・・・お前か?・・・・・・俺の机に花瓶置いたの?」
「あぁそうだよ。感謝しろよ。結構高かったからよ」
「へぇ・・・・・・」
そう言うと俺は、花瓶を手に持って石田の机に花瓶を置いた。
「オイオイ彰!!なんのマネだコラ!」
「病院に入院し過ぎて頭おかしくなったんじゃねぇの?」
「場所が違うから置いただけなんだけど文句ある?」
「何だとテメェ!!」
俺にからかわれるのが気に食わなかったのか胸ぐらを掴む太田。
「おい彰!!お前調子乗りすぎじゃねぇのか!?」
「調子なんか乗ってねぇよ。ただ・・・」
「ただ何だ!」
「今からテメェが“死ぬんだからよ”」
「「「「!!」」」」
俺がそう呟いた瞬間、周りの空気が少しビクッとなった。
「何だとテメ『死ね』」
「え!?」
バギッ!
「ぎぁっ!!!」ガシャン
「!?」
「おい!嘘だろ!」
何だ。あの糞ジジイと違って軽く殴っただけなのにあんなに痛そうにするだなんて・・・。
コイツは面白い。周りは違った展開少しざわつき始めた。
石田も太田も俺の豹変に少し驚いていた。
「おい起きろよ。外道」
グシャッ!
「ブフッ!!」
とりあえず少しイラついたから顔面を強く踏んでやった。
すると、よろめきながら縋る様に俺のズボンを掴んでガンを飛ばしてきた。
「テメェ・・・・・・調子乗りすぎじゃねぇのか?」
「そうだ!いくら何でもやり過ぎだ!」
江藤も便乗してきた。コイツら・・・石田が言っていたこと聞いてなかったのかよ。
「お前ら聞いてなかったのか?俺はただ
「・・・・・・・・・ああ」
石田に目線を見せると、いつも俺を馬鹿にしている表情ではなく
何かに怯えている様な表情をしていた。フッいい気味だ。
「・・・・・・っ!!」
「・・・・・・・・・!!」
太田と江藤は石田が言ったことを思い出したのか、
歯軋りをしながら悔しそうな顔をしていた。
3人が俺にやられているのを見ていたクラスの連中はじっと俺を見つめていた。
それに応えようと教壇に向かって歩き、やがて教壇に到着するとこう言葉をぶつけた。
「テメェら俺を・・・この俺を虐めて楽しい学校生活を送ったみてーだな」
「でもそれも今日でおしまい。これからは俺がこのクラスを・・・虐めてやる!!」
そう呟いた瞬間、連中共は固唾を飲んだ。石田も、太田も、江藤も皆ビビってやがる・・・。
でも、口だけじゃダメだ。まずは、あの3人を・・・死ぬまで追い詰めてやらないと・・・。
俺は伝えた後、あの傷だらけの机に荷物を置いて、椅子に座った。
周りの奴らも焦りながら座っていく。
俺は座っている時ずっと復讐の案を練っていた。
(さぁてどう虐めてやろっかな・・・!)
周りは見えていないが、赤黒いモノが俺の回りに漂い始めた。
はい!後味悪いですが、今回はこの辺で終わらして頂きます。
次回の更新について話す前に皆さんお詫び申し上げます。
本当なら5月までに更新するはずだった今回の話を
遅れてしまって申し訳ございませんでした。
次回は必ず絶対に遅れないよう気をつけます。
まぁ言い訳なんですが、兄弟によく貸してしまったので
執筆が出来ない日が続いたりや受験勉強などで全くやれなかったことがまあ原因です。
でも悪いことは悪いので絶対に気をつけます!
次回の更新は6月中旬か下旬です。
ではその時までお楽しみに。
!!See you!!