西住家のOUTSIDER〜〜愛を知らない少年の物語   作:ボノぼん

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どうもボノぼんです。
遂にタイ10がUA7500を突破致しました。
ですが、今思ったら今作も7500突破していました。
(とてもびっくりした!!)

今回は暴力シーン多いので、どうぞ夜露死苦!

それでは3,2,1どうぞ。


因縁

 

 

 

バギッ!!

 

「グハァッッ!!!!」

「立てコラッ!!!」

 

ドガッ!!

 

「ウッ!!!」

「どいつも、こいつも!!何で俺のことそんな風に見てくんだよ!!!」

 

ピーーッ!!ピーーッ!

 

「やめろ505番!!」

「これで何度目だと思ってるんだ!!?」

「うっせえよ!!!」

 

あぁ、ムカつく!!誰かをボコボコにしてもこの気持ちは消えない。

何でだろう?分からない。ただ喧嘩を売られたから買って、

ボコボコにしてもこの気持ちはおさまらない。

そう思っていると、また刑務官の奴らに身を拘束された。

 

今俺がいる場所は、熊本第一鑑別所。俺みたいな一線を越えてしまった

奴らを保護する場所だ。っと言っても、ここは審判が決まるまでいる場所。

殆どの奴らが少年院に行くらしいが、俺はどうなるのだろうか。

 

たかが警官を殴っただけで少年院に行くとなると本当に警察の器は小さい。

まぁ少年院に行っても別にどうでもいい。

 

刑務官に拘束された俺はまた反省室に入れられた。

 

「ったく・・・・・・これで今週で5回目だぞ!!

 一体いつになったらやめるんだ!!!」

「うっせぇよ。まず、あの野郎が俺に喧嘩売ってきたんだよ」

「だとしてもやり過ぎだろ!見てみろ!!鼻が曲がってるじゃないか!!」

「うっうっ・・・・・・・・・」

「知るかよ・・・・・・おいお前。今度俺に喧嘩売ってみろ。

 次は、二度と笑えない様にしてやる・・・!!」

「ひっ・・・・・・!!!」

「505番!!!」

「すみませーーん」

「もういい。お前はもう反省室に入れても無駄だ。

 そのかわりもう揉め事を起こすな。分かったな?」

「はーい」

「分かったらとっとと自分の部屋に戻れ」

 

そう言われると、俺は自分の部屋へと歩いていった。

 

「ふー本当疲れますなー505番には」

「本当だ。しかし・・・・・・なんてガキだ」

「はい・・・・・・だって自分より、4歳上の奴をボコボコにするんですからな(・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

「あぁ。でも・・・・・・505番がどんなにおっかなくても、429番には勝てないな・・・!!」

「そうですね。429番も結構おっかないですからね」

「確か505番と429番は同い年じゃなかったか?」

「はい。そうです」

「フフフフフッ・・・・・・こんなこと言っちゃならんが少し楽しみだよ」

「何がですか?」

「505番と429番が対決してくれんかと思うとね・・・!!!」

 

刑務官はニタニタと笑いながら言うと、また自分の仕事に戻っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちっ・・・・・・・・・!」

 

一方、自分の部屋へと戻っていた俺はまだ怒りが収まらなかった。

 

「何で・・・何で俺だけなんだよ・・・・・・!!」

 

正直今からでも刑務官に飛び向かってボコボコにしてやりたかった。

でもそんなことすると、ここにいるのが更に長くなる。

だから、あの時は抑えていた。

 

「・・・・・・・・・全部アイツらのせいだ・・・」

 

そうだ。よく考えれば皆あの“家”の奴らのせいだ。

俺がこんなに苦しまなきゃいけないのもアイツらのせいだ。

そう思ってくると、また“アレ”が出始めた。

 

「おいドチビ!!出てきやがれ!!!」

 

その時だった。誰かが乱暴に俺の部屋の鉄格子を蹴って叫んだ。

何事かと思い、近づくとそこには体のデカい奴が立っていた。

 

「おい!お前か!!俺の者を袋叩きにしたのは!?」

 

そして、後ろに4人いてそこにはさっき俺がボコボコにした奴が俯いて立っていた。

あれ?なんか顔の傷酷くなってやがる・・・。

 

「おい無視してんじゃねぇぞコラ!!!」

 

目の前の木偶の棒がうるさい。コイツ、大声出せばビビると思ってんのかな?

 

「いちいちうるせぇんだよ・・・何か用?」

 

頭を掻きながらそう言うと、木偶の棒の顔が赤くなった。

 

「だから、お前がコイツを袋叩きにしたのかって聞いてんだよ!!!!」

 

そう言うと、木偶の棒は俺がボコボコにした奴を蹴って渡してきた。

 

「う・・・助けて・・・・・・ください・・・」

 

奴は、涙を流しながら俺に命乞いをしてきた。なんて無様だ。

本当に喧嘩売ってきた奴だと思えない。そう思うと、体が震えてしまった。

 

「何だお前!ビビってんのかよ!?」

 

木偶の棒はゲラゲラ笑いながら、俺のことを馬鹿にしてきた。

ったく・・・うっせぇんだよ。泣きながら俺に抱きついている奴を

一旦離れさせ俺は、ゆっくりと木偶の棒に近づいた。

 

「何だお前?俺と闘ろうってのか?」

 

ニヤニヤしながら俺を見つめる木偶の棒。

フフッ、俺を舐めてくれてる。ラッキーだ。

俺がじっと見ていると、木偶の棒はひそひそと後ろの3人と話していた。

話が終わると、もう1回俺の方へ向き顔をちかづけながらこう言った。

 

「ここで闘るのは流石にマズイだろ・・・・・・だから運動場で闘り合おうぜ!」

 

そう言うと、ついて来いと言い、後ろを向いて歩いた。

俺も続いて歩き始めた。

 

「お、おい・・・本当に喧嘩する気か?」

 

奴は俺を止めようとしていた。しかし、俺の答えは決まっている。

 

「あぁ。どっかの“威勢だけが良い野郎”と違うからな」

「!!」

「そんなことより早く自分の部屋に戻れよ。またボコされてぇの?」

「は、はい!!!」

 

少しガンを飛ばすと奴はビクッとして回れ右して走っていった。

フフッいい気味だ。奴がちゃんと走っていったのを見ると、

俺はもう一度足を動かした。

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・やっぱり・・・心配だ」

「ちょっと観てから部屋に戻ろっと」

 

 

奴が心配して戻って来ているのを知らずに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おいコラ・・・・・・舐めてんのか?」

「すんませーん。遅れましたー」

 

運動場に着くと、眉間に血管を出していた木偶の棒が椅子に座っていた。

ってか何処からそんなもん持ってきたんだよ?

 

「ドチビ。今日がお前のイキることが出来る最後の日だと思え」

「え?何何・・・アンタが今日イキることが出来るのが最後だって?」

 

耳をわざと出して、間違ったことを言ってやった。

すると、感情に任せてくるのかと思ったら、

 

「ハッハハハハハハハハハハハ!!!!!!!」

 

何と笑っていた。コイツ・・・何がそんなにおかしいんだ?

 

「ハッハハハハハ!!!お前も寺島とおんなじこと言ってやがるwwwww」

「寺島?」

「そうだ。さっきまでお前に泣きついていた野郎だ!

 アイツもここに来た時は俺に舐めた口聞いてたんだよ!!」

「でもよ、蓋を開ければただの雑魚に過ぎなかったww」

「・・・・・・だからどうなんだよ?」

「お前も寺島と一緒に下向いとけやーー!!!」

 

そう言うと、奴は勢いよく走ってきた。

 

(来る!!)

 

俺は、パンチに備えて両腕でクロスガードした。

 

ボガッ!!

 

「くっ!!」

「そんな細い腕じゃ俺のパンチを受け止められねぇぞー!!」

「チッ!」

 

予想以上に凄いパンチだ。腕の骨に軋んだ。ちょっと不味い。

そんなこと考えている内に脇腹に蹴りが入った。

 

「かっ!??」

「ノロイなぁー!そんなんじゃいつまで経っても無駄だ!!」

「くっ!!」

 

蹴りに続いてワンツーをもらってしまった。この木偶の棒・・・地味に強い・・・。

 

「ま、不味い・・・・・・もう始まってやがる・・・!」

 

俺と木偶の棒が勝負している最中寺島は肩で息をしながら観戦していた。

 

「どうしよう・・・今のままだったら絶対アイツ負けちゃう・・・・・・どうすれば・・・」

 

どうやら俺を助けようとしているらしい。いちいちお節介な奴だ。だけどよーー

 

 

「うおおおーーー!!!!死ねぇーー!!!」

「ヤバいッ!!!!」

 

バギッ!

 

パシッ!!

 

「え?」

「何!?」

 

そんなに俺のこと舐めてもらっちゃ困るんだよねー・・・!!

 

「嘘だろ・・・・・・止めやがった!」

 

何だコイツ?そんなにパンチを受け止めたのがびっくりしたのか?

 

「ほら、お返し・・・っ!!!」

 

バギッ!!!

 

「ガバァッッッ!!!!?」

 

ひとまず俺をのそうとしたから鳩尾に入れてやったら口から唾液が沢山出てきた。

 

「ゴホッゴホッ!!?なんて威力だ・・・!!」

「おい」

 

バギッ!!!

 

「ガバァッッッッ!!!!!!!!!」

 

咳き込んでいる木偶の棒に更にもう一度鳩尾に入れてやった。

すると白目を剥き、仰向けに倒れ込んだ。

 

(よし・・・・・・チャンスだ!)

 

俺はそのまま馬乗りで木偶の棒の顔に拳をぶつけた。

 

バギッ!!!

 

「ブフッ!!!」

 

バギッ!!!

 

「ブフッ!!!!」

 

バギッ!!!

 

「ブフッ!!!!!」

 

段々と変わっていく木偶の棒の顔を見ると何故か笑ってしまう。

木偶の棒の後ろについていた3人はまさかこんな事になるとは

思っていなかったのか、顔面蒼白していた。

 

「嘘・・・・・・このままだとアイツ死んじゃう。どうしようどうしよう!!!」

 

一方寺島はこのままだと俺が木偶の棒を殺してしまうと

いち早く理解したのか、とにかく焦り焦っていた。

 

「糞ッ!!こうなったら俺が止めに行くしか『何やってんの?』」

「え?」

「だから、何やってるって聞いてんだよ」

 

後ろを振り返るとそこには、

 

「げ!?お、お前は!!?」

 

寺島が何か言おうとした次の瞬間、

 

ドガッ!!!!

 

「ガハァッッ!!!!?」

 

突如俺の顔に素早い何かが当たった。そして、鼻から血が出始めた。

何が起こったのか理解出来ず目を開けるとそこには、

 

「お前か?この1週間で5回も反省室に入れられている505番って野郎は?」

 

髪が金髪で片耳に「暴」ともう片耳に「愛」と書かれた太極図の耳飾りを付けていた奴がいた。

そして、胸元には番号が貼られていて、429と記されていた。

 

「429番?」

「やっぱり!!お前があの429番なんだな!!!?」

 

寺島はコイツの事を知っているのか?まあそんな事どうでもいい。

 

「テメェ・・・何で邪魔した?」

「邪魔?もし俺が止めてなかったらコイツ死んでたぜ?

 そんな事もいちいち言わなきゃいけねぇかよ。お前馬鹿?」

「何だと・・・!!」

「あれー聞こえなかったか?だったらもう一度言ってやるよ。お前は馬鹿か?」

 

耳を傾けながら煽ってくる429番。その瞬間、俺の中で“アレ”が完全に芽生えた。

殺したい・・・壊したいと思った時に出るこの感情。段々と体中に纏わり付き始めていった・・・。

 

(うん!?なんか気迫が変わってきたぞ・・・!)

 

これには429番も気づいたようだ。

完璧に纏わった所で俺は429番に向かって飛び向かった。

 

「うおおおーーーー!!!!!!!」

 

バギッ!!!

 

「うっ!?」

 

外されることも理解しながら放った最初の拳は見事に429番の顔面に入った。

429番がよろめいている隙にもう1発入れようと更に近づいた。

 

「終わりだーーーー!!!!!!!」

 

拳をあの糞ジジイにトドメを喰らわせた時と同じぐらい握りしめた。

俺の邪魔をする奴は誰だろうと関係ない。例えソイツがどのくらい強がろうが!!

 

「死ね!!!!!!!!」

 

間合いに入った途端俺は素早く429番の鳩尾に入れた。そう、入れたつもりだった。

 

「さっきからうるせぇんだよ・・・!!!」

「!?」

 

パシッ!!!

 

「なっ!!?」

 

なんとアイツは寸前に止めやがった!俺の本気のパンチを!

驚きを隠せない俺に対して、429番は笑っていた。そして、

 

「ほら!さっき喰らった奴のお返しだ!!!」

 

右足を大きく上げながら腰をきかせ、俺の顳顬にゆっくりと爪先をぶつけた。

 

 

バンッ!!!!!!!

 

 

突如運動場全体に途轍もなく鈍い音が響き渡った。

寺島はびっくりして目を閉じていたが、

たちまち音が聞こえなくなると目をゆっくりと開けた。すると、

 

「え!!!!?」

 

寺島は大きく口を開けながら絶句していた。なぜならそこには、

 

「あ・・・・・・あ・・・あ」

「ヘヘッ・・・・・・決まったぜ笑」

 

口から泡を出しながら気絶している俺とフゥーっと息をしながら、

倒れている俺を見下ろしている429番がニコッと笑っていたからだ。

 

「す、凄ぇ・・・!噂には聞いてはいたが、ここまで強ぇだなんて・・・!!!」

「フゥーー・・・やっと勝ったぜ。なんか久しぶりに疲れたわ」

 

大きく背伸びしながら帰ろうとしていた。しかし、

 

「待て・・・・・・よ・・・」

 

ガシッ!

 

「は!?お前・・・まだ意識があったのかよ!?」

 

帰ろうとしていた所を俺が寸前の所で奴の足首を掴んだ。

俺はそのまま奴の足首を掴みながら立ち上がった。

 

(マジか・・・・・・!!俺の本気の上段蹴り喰らったにも関わらずまだ立ってくるなんて!!!)

 

この時429番は感じた。俺の中にあるモノが想像以上だということを。

じっと見つめている429番に向かって1発入れてやろうと構えた瞬間、

 

 

ピーーッ!!ピーーッ!!

 

「「「!!?」」」

 

突如俺達に向かってけたたましい笛の音が聞こえた。

 

「不味い!!刑務官だー!!!」

 

寺島の叫び声を最初に後から色んな叫び声が聞こえた。

しかし、俺と429番にはそんなことなど関係なかった。

 

「おい・・・・・・早く続きをおっぱじめようや・・・!」

「・・・・・・もうよそうぜ。お前との勝負はさっき着いた筈だぜ」

「うるせぇ!!まだ決まってねぇんだよ!!!」

「!!」

 

いちいちイラつかせることを言ってくる429番に俺は再度“アレ”が纏わりついた。

 

「コラ!!貴様ら!!!もう喧嘩は終いだ!」

 

そんな時に刑務官達が俺達の所へやって来た。

糞ッ!!なんでコイツらはいつもこういう時に!!

 

「邪魔すんじゃねぇよ!!ポリ公が!!」

「うるさい!!!お前らみたいな馬鹿を取り締まるのが俺達の仕事なんだよ!」

 

そう言うと、1人の刑務官が俺の後頭部を力一杯殴った。

 

「くっ!!」

 

強く殴られたせいか俺は段々と視界が遠ざかっていった。

 

「おいお前もか!!429番!!」

「すいません刑務官(オヤジさん)!ちょっと揉めちゃって・・・ハハッ」

「ハハッじゃねぇんだよ馬鹿野郎!!お前も一緒だ!」

「へーい」

 

ヘラヘラしている429番を見て俺は怒りを覚えた。

こんな奴なんかに一時気を失っていたのだと・・・!!

 

 

 

 

 

そして、この時俺は決意した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絶対ここを出たら・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真っ先にやるのは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コイツだと!!!

 

 

 

そう思うと、“アレ”がぐつぐつと煮え始めた・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(505番か・・・・・・。また会ったらもう一度()りてぇな・・・!)

 




はい!今回はここで終わります!!

イヤー今回は暴力シーンが多くてですね度々イヤになりかけましたよ。
私は後1週間後に2学期が始まるのに何をしているのかと思います。

今回彰が闘った429番君は今後も大事なので覚えていてください。
後、サブキャラの寺島くんも覚えててね!

次回の投稿は9月です。
出来れば早くだけど難しかな?まぁ頑張ります。

じゃあ次回も夜露死苦!!
 

                  !!See you!!
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