馬車に乗り込んだ生徒達がホグワーツ城に着く頃には雷雨は一層激しさを増し、山の中に聳えるホグワーツの灯りが灰色の世界の中にぼんやりと霞んで見える程になっていた。
ソフィアは馬車を飛び降りるとハリー達と共になるべく濡れないように全速力で城の中へ向かったが、大理石で出来た玄関ホールにようやくたどり着き、顔を上げた頃には頭の先から爪先まで雨でしとどに濡れていた。
「ひでぇ。この調子で降ると、湖が溢れるぜ?」
ロンは頭をぶるぶると振るい、髪についていた水滴を飛ばす。隣にいたソフィアに水滴がかかり、「わっ!」と小さく悲鳴を上げ飛び退いた。
「あ、ごめんごめん」
「もう…──うわっ!?」
「うわぁ!?」
まぁここまで濡れていたら今さら少し飛沫がかかったところで変わりはないかもしれない──そうソフィアが思った時、ソフィアとロンの頭に大きな赤い水風船が落ちてきた。バシャン!と音を立てて割れ、水を被った2人は一体何が起こったのか──顔を見合わせ呆けたようにぽかんと口を開く。
3発目の水風船は、ハーマイオニーの側を掠めてハリーの足元で破裂し。次々と襲いくる色とりどりの水風船に、生徒たちは悲鳴を上げて逃げ惑う。
「ソフィア、大丈夫?」
「…ただの水で…まだマシだと思うべきね」
生徒達が必死に逃げる様子が可笑しくてたまらないと言うようにニヤニヤと意地悪く笑うピーブズを睨み、ソフィアは目にべっとりと張り付いた前髪をかきあげた。
ハーマイオニーは気の毒そうにソフィアを見たが、確かに泥水や爆弾では無い分、まだマシなのかもしれない。
「ピーブズ!ここに降りてきなさい!今すぐに!」
生徒達を引率する役目を担っているマクゴナガルが大広間の叫びを聞き慌てて飛び出し、直ぐに大声で怒鳴る。
空に浮かぶピーブズを睨んでいたマクゴナガルは足下の大きな水溜まりに気が付かず、怒り足のままずるっと足を滑らせ、咄嗟にたまたま近くにいたハーマイオニーにしがみついた。
「おっと、──失礼。ミス・グレンジャー」
「だ、大丈夫です、先生…」
首元にしがみつかれたハーマイオニーは思い切り首が絞まり──すぐに解放されたものの、喉をさすりながらゲホゲホと何度も咳をこぼす。
マクゴナガルがピーブズを怒鳴り、すぐにこの場から退散させようとしている声を聞きながら、ソフィアは少しその場から後退する。ピーブズは両手に沢山の水風船を持ち、背後にぷかぷかと浮遊させている。…マクゴナガルの側にいれば、巻き込まれてしまうかもしれない。
「ソフィア、かなり濡れてるね?」
「ルイス…」
遅れて到着したルイスは、雷雨の中を走り抜けたにしても濡れ鼠状態であるソフィアを見て不思議そうに言ったが…空に浮かび、マクゴナガルの静止も効かず生徒達に水風船をぶつけるピーブズと、ソフィアの頭についている水風船の破片を見て何があったのかがわかり、水風船の破片を指で摘みとりながらくすくすと笑った。
「
杖を出したルイスはソフィアの頭から爪先までさっと撫でる。杖が通った箇所からからりと水が乾き、ソフィアの服はアイロンを当てたようにぱらりと乾き、髪もさらりと靡いた。
「ありがとう」
「ううん、どういたしまして。──あ、大広間、行こうか」
「そうね、ピーブズも…もういなくなったみたいだし」
大広間は例年のように学年初めの祝いの為の見事な装飾が施されていた。
ソフィアはグリフィンドール生が座る机に向かい、キョロキョロとあたりを見渡していたハーマイオニーの隣に座った。
「ソフィア!どこにいたの?」
「ルイスとお喋りしてたのよ」
「そうなの…あら、乾いてるわね」
「ああ…乾かしてもらったの、ルイスにね」
ソフィアは髪を摘み、にっこりと笑う。
1人だけ頭の先から濡れたままのロンは恨めしそうな顔でソフィアを睨んだ。
雨に打たれたというよりも、湖を泳いできたのかと聞きたくなるほどぐっしょりと濡れた一年生の組分けが終わった。
ハリーとロンは空腹に耐えきれず、ナイフとフォークを掴み、ゆっくりと立ち上がったダンブルドアを見る。早くその口から晩餐会開始の号令を聞きたい、という気持ちが溢れ、うずうずと足を動かしていた。
ダンブルドアは両手を広げ、生徒達を見回し、微笑みかける。
「皆に言う言葉は二つだけじゃ。──思いっきり、掻っ込め」
目の前の金の皿やゴブレットが豪華な料理で埋め尽くされた。そこかしこから歓声が上がる中、ソフィアも自分の皿に美味しそうなマッシュポテトやローストビーフを盛り、スープボウルの中に温かなカボチャスープを注いだ。
大広間は暖かい気温が保たれていたが、一度雨と水で濡れていたソフィアの体は冷え切り、暖かいスープが何よりも美味しく身体に沁み渡る。
ハーマイオニーもまた同じように暖かいスープを飲んでいたが、ソフィアとは反対側の隣にパーバティとラベンダーが居た事に気付くと、「そうだ」と2人に話しかけた。
「ねぇパーバティ、ラベンダー。服のカタログとか…ファッション系の…雑誌とか持ってきてない?」
「え?そりゃあ、あるわよ?」
「ええ、毎月買ってるもの」
「良かったわ!後で見せてくれない?」
「勿論よ!」
女子同士がファッション誌を交換し読み合ったりする事はいたって普通の事である。
勉強が大好きであり、
パーバティとラベンダーはソフィアとハーマイオニーにどんな系統の服が好きか話しかけたい気持ちはあったが、ソフィアとハーマイオニーは去年、全科目受講するという選択をしてしまった為に──追い詰められてしまい、鬼気迫る表情で必死に教科書に齧り付いていたのだ。
「私、化粧品が載ってる雑誌も持ってるわよ?見せましょうか?」
女の子はとくにそう言った話しが大好きであり──例に漏れず、ラベンダーは目を輝かせハーマイオニーに聞いた。
ハーマイオニーはチラリとミートパイに大口を開けてかぶりつくソフィアを見て「ええ、お願いするわ」と頷いた。
ソフィアはミートパイを食べる事に集中しているしていた為、ハーマイオニーたちの会話は全く気にしていなかった。
パーバティとラベンダーは、ハーマイオニーがソフィアに視線を向けたのを見てなんとなく、なぜ急に彼女がファッション誌に興味を持ったのかを察した。
後で寮の自室でたくさんの雑誌を見せよう、と2人はくすくすと顔を見合わせて笑った。
パーバティ達との会話が途切れた時、ハーマイオニーの耳にグリフィンドール寮のゴーストである、ほとんど首無しニックの言葉が飛び込んできて、なんの話だろうかと視線を向けた。どうやら、ハリーとロンと何か話しているらしい。
「──なにもかもひっくり返しての大暴れ、鍋は投げるし、釜は投げるし、厨房はスープの海、ハウスエルフが物を言えないほど怖がって…」
「ハウスエルフ達が、このホグワーツにも居るっていうの?」
「左様。イギリス中どの屋敷よりも大勢いるでしょう。少なくとも百人以上」
ガシャンと倒れたゴブレットが、カボチャジュースを零し白い机に黄色の筋を作ったが、ハーマイオニーは気にもとめず、愕然とした表情でニックを見る。
「私、一人も見た事が無いわ!」
「そう、日中は滅多に厨房を離れる事は無いのですよ。夜になると出てきて掃除をしたり…火の始末をしたり…つまり、姿を見られないようにしているのです…いいハウスエルフの証拠でしょう?存在を気付かれないのは」
ハーマイオニーは食事の手も止め、ニックをじっと見る。
ソフィアはハーマイオニーが何を気にしているのか分からず、大きなソーセージを食べながら不思議そうに首を傾げた。
「でも…お給料はもらっているわよね?お休みも、もらってるわね?それに──病欠とか、年金とか色々も?」
「ははははっ!!」
ハーマイオニーの言葉にニックは腹を捩りながら大きな声で笑う。あまりに高笑いしたせいで首がぐらりと落ち、薄皮一枚で繋がっている断面が見えてしまい──ソフィアは眉を寄せ食べかけていたウィンナーを皿の上に置いた。
「病欠に、年金?ハウスエルフはそんなもの望んでませんよ!」
ニックは首を戻し、目に浮かんだ涙を指で擦りながらこんな愉快で馬鹿げたな発想を他のゴーストに伝えてあげよう──気が滅入っていたゴーストも、きっと腹を抱えて笑うだろうから──と、すうっとなが机の上を滑り何処かへ行ってしまった。
ハーマイオニーは難しい表情で黙り込み、口を強く結んだままフォークとナイフを皿の上に置き、自分から遠ざけるように押しやった。
「ねえ、ハーマイオニー。あなたが食べなくとも、ハウスエルフ達は病欠を取れるわけじゃ無いわ」
「奴隷労働よ、このご馳走を作ったのが、それなんだわ。奴隷労働!」
ソフィアがさりげなく美味しそうなグラタンパイをハーマイオニーに近づけたが、彼女は厳しい表情を変えず、一切食事に手をつけようとしない。
「ソフィア、おかしいとは思わない?ハウスエルフ達は、劣悪な環境で、無理矢理に働かせられて…奴隷よ!」
「うーん…。…私にはわからないわ。彼らはやりたくて、やってるんだもの…美味しい料理を作って、もてなして、私たちが笑顔で食べて幸せな気持ちになる…それが嬉しくて、誇らしいのよ?」
「それでも!対価が無いのはおかしいわ!」
ハーマイオニーはソフィアからも賛同が得られなかった事に機嫌をすっかり損ね、その後出てきたデザートにも一切手をつける事は無く──ロンやソフィアが何度かケーキやプディングを進めたが、冷ややかな目で見るだけであり…ついに2人は肩をすくめ、ハーマイオニーにデザートを進めるのを諦めた。
魔法界で生まれ育ったロンとソフィアには、ハーマイオニーの言う奴隷労働だとは全く思えず──それを少しだけ、わかる気がするハリーも、この豪華な食事を食べずボイコットするという気持ちには一切ならなかった。
山のようなデザートもほぼ全て平らげられた後、生徒達は満腹になった腹を撫でながら紅茶を飲み久しぶりに会った友人との会話に花を咲かせていた。
一段落ついたのを見たダンブルドアが立ち上がり、彼らはぴたりとお喋りを止めてダンブルドアを見つめた。
「さて!みんなよく食べ、よく飲んだ事じゃろう。いくつか知らせがある、耳を傾けてもらおうかの」
ダンブルドアはにっこりと微笑みかけ、新年度の前に告げるいつもの注意点を述べた。
それはホグワーツ管理人のフィルチからの言付けである城内持ち込み禁止品の事や、禁じられた森の立ち入り禁止について、そして三年生まではホグズミード村への立ち入りの禁止といういつものような注意事項であり、聞き飽きた生徒達は満腹感に満たされ少し眠そうに目を擦りながらダンブルドアの言葉に耳を傾けていた。
「寮対抗クィディッチ試合は、今年は取りやめじゃ。これを知らせるのはわしの辛い役目でのう」
至極残念そうに伝えられた言葉に、静かに聞いていた生徒も、半分眠りかけていた生徒も一気に驚愕の叫びを上げ、大広間がざわざわとした騒めきに満たされる。
クィディッチの選手であるハリーは絶句し、フレッドとジョージも信じられず、唖然としてダンブルドアを見つめた。
「これは、十月に始まり、今学年の終わりまで続くイベントのためじゃ。先生方も殆どの時間とエネルギーをこの行事のために費やす事になる──しかしじゃ、わしは皆がこの行事を大いに楽しむであろうと確信しておる。ここに大いなる喜びを持って宣言しよう。今年、ホグワーツで──」
ダンブルドアが両手を広げ、満面の笑顔でそれを宣言しようとしたその時、耳を劈く雷鳴と共に大広間の扉が開け放たれた。
戸口に立つ1人の男は、長いステッキを持ち、黒い旅行マントを纏っている。何百という目がその男を見たが、その視線など気にかける事もなく教職員が座る机に向かって歩き始める。
コツ、コツという音が歩みに合わせて響く。
生徒達は静まり返りその雷鳴に照らされた男の顔を見て息を飲む──その顔は、ほぼ全てが傷痕で覆われていた。鼻は削がれ、口は歪に歪んでいる。
いや、それだけでは無い。その男の形相が恐ろしいのはその顔にある目だった。
片方の目は黒くて小さいが、もう片方の目は鮮やかなブルーであり、白眼の海をぎょろぎょろと忙しなく動き回る。
その目玉が意思を持つように瞬きもなく動き回り、ついには目の裏側へ周り男の青い目は全く見えなくなってしまった。
男はダンブルドアの側により、一言二言会話を交わす。しかしあまりにも低く小さい呟きであり、その言葉をソフィア達は聞き取れなかった。
ダンブルドアは静かに頷くと、その男を自分の右側の空いた席に促す。
男は席に着くと、目の前にあるソーセージを警戒するように匂いを嗅ぎ、かぶりつく。チラリと見えた歯は数本欠けていた。
「闇の魔術に対する防衛術の先生を紹介しよう。──ムーディ先生じゃ」
静まり返った中、明るいダンブルドアの声が響いたが、拍手をしたのはハグリッドとダンブルドアだけだった。
他の教師も、生徒も、誰一人として拍手する事なくその異様な風貌の男を見る。
「ムーディ?マッド・アイ・ムーディ?ロンのパパが朝助けに行った…?」
「そうだろうな」
「あの人…一体どうしたのかしら?あの顔、なにがあったの?」
「アラスター・ムーディよ…闇払いの仕事は、とても危険なの…きっと、その時の怪我ね…」
ハーマイオニーの疑問に、ソフィアは小声で答えた。
ソフィアも、魔法族の子だ。闇払いの仕事が危険極まりないものである事も、ムーディにより捕らえられた死喰い人の数も知っている。偉業を成す事がどれ程大変な事なのか──夥しい傷跡がそれを物語っている。
「先程言いかけていたのじゃが。これから数ヶ月に渡り、我が校は、まことに心躍るイベントを主催するという光栄に浴する。この催しは100年以上行われていない。この開催を発表するのは、わしとしても大いに嬉しい。今年──ホグワーツで、
「ご冗談でしょう!」
フレッドとジョージが大声を上げ、ムーディの登場により張り詰めていた空気が一気に弛緩した。ダンブルドアも絶妙の掛け声を楽しむように笑い、長い顎髭を撫でながらフレッドとジョージを見る。
「ミスター・ウィーズリー。わしは決して冗談など言っておらんよ。さて、この試合が如何なるものか知らない諸君もおろう。そこで、とっくに知っている者たちにはお許しを願って簡単に説明するでの。その間、知っている諸君は自由勝手に好きな他のこ事を考えてよろしい」
ソフィアはその茶目っ気たっぷりの言葉に、間違いなくドラコとルイスだけでなく、他にも親から聞かされ知っていた生徒が居るのだと思った。こんな素晴らしい行事なのだ、親はきっとこっそりと告げたのだろう──ルシウスのように。
ダンブルドアが三大魔法学校対抗試合について説明する。
700年前に三校の魔法学校による親善試合として始まったものであり。ホグワーツ、ボーバトン、ダームストラングの三校の魔法学校が5年ごとに持ち回りで開催され、かなりの注目を集めていた行事だったが──夥しい数の死者が出た事により、その行事は長く中止されていた。
死者が出ていた。
その不穏な言葉にハーマイオニーが目を見開き「夥しい死者?」と呟いたが、ハーマイオニーのように懸念を持つ生徒は少なく、誰もがダンブルドアの言葉の続きを興奮した面持ちで待った。
ソフィアも、きっと今回は死者など出ないように対策を整っている筈だと教師達のいる机に座っている父、セブルスの様子を見て思う、きっと、万が一死者が出るような催しなら
「ボーバトンとダームストラングの校長が、代表選手最終候補生を連れて10月に来校し、ハロウィーンの日に学校代表選手三人の選考が行われる。優勝杯、学校の栄誉、そして選手個人に与えられる賞金一千ガリオンを賭けて戦うのに、誰が最も相応しいかを、公明正大なる審査員が決めるのじゃ」
優勝杯、栄誉、そして賞金一千ガリオン。
その言葉の誘惑に自分が代表選手となった未来を想像し、恍惚とした表情を浮かべる者や、隣の友人と熱っぽく語り合う者が居た。
ルイスもまたドラコと代表選手になるにはどうすればいいのだろうか、と熱っぽく語り合っていた。
「全ての諸君が、優勝杯をホグワーツ校にもたらそうという熱意に満ちておると承知しておる。しかし、三校の校長、ならびに魔法省としては、今年の選手に年齢制限を設けることで合意した。17歳以上の者だけが、代表選手として名乗りを挙げることを許される。このことは、我々がいかに予防処置をとろうとも、やはり試合の種目が危険で厳しいものであることから、必要な措置であると、判断するしたためじゃ。6年生、7年生よりも年少の者が課題をこなせるとは考えにくい。年少の者が、ホグワーツ代表選手になろうとして、公明正大なる選手の審査員を出し抜いたりせぬよう。わし自ら目を光らせておる」
年齢制限がある、その言葉に怒り出した生徒達はダンブルドアの鋭い視線に騒ぎの声を小さくしたが──それでもまだ納得のいっていない生徒は反抗的な目で見てダンブルドアを睨んだ。
スリザリン寮生の机で、むっつりと不機嫌そうに黙ってしまったドラコの隣で、ルイスが「残念だね」と呟いたが、ドラコはそれに返事をするかわりに小さく唸った。
「ボーバトンとダームストラングの代表団は十月に到着し、今年度は殆ど我が校に留まる。外国からの客人が滞在する間、皆、礼儀と厚情を尽くすことと信じる。さらに、ホグワーツ代表選手が選ばれし暁には、その者を皆心から応援するであろうと、わしはそう信じておる。──さあ、夜も更けた。明日からの授業に備えて、ゆっくり休み、はっきりした頭で臨む事が大切じゃと、皆そう思っておるじゃろうのう。──就寝!ほれほれ!」
就寝の掛け声に、生徒達は立ち上がり玄関ホールへ続く扉へと向かった。
「そりゃあないぜ!俺たち4月には17歳だぜ?なんで参加出来ないんだ?」
「俺はエントリーするぞ。止められるもんなら止めてみろ!」
フレッドとジョージは動かず、教職員の席に座るダンブルドアを睨み、顰めっ面で言い張った。ソフィアは二人の様子を見て少し肩をすくめ「私もエントリーしたかったわ」と呟いた。
「そうだよな?代表選手になると、普通なら許されない事が色々できるんだぜ!?」
「課題の内容、どんなものなのかしらね?17歳以上…って事は、魔法生物との戦闘とかかしら?」
「さあな。まぁ、過酷な試練なのは間違い無いかもしれないけどさ。…何せ賞金一千ガリオンだ!」
ソフィアは課題がどのようなものなのかを考え、フレッドとジョージはどうすればダンブルドアの目を出し抜けるのか討論し始めた。
生徒がまばらになった大広間でその声はよく通り、ハーマイオニーはソフィアの背中をぐいぐいと押しながら「さあ、行かないとここに残ってるのは私たちだけになっちゃうわ」と寮までの歩みを促した。
ソフィアはダンスパーティ、誰と踊りますか?
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ドラコ
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ハリー
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フレッド
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ルイス