魔法史の教室に到着し、ソフィアはいつものようにハリー達の元に駆け寄る。
ハリーが「ここ空いてるよ」と自分の隣に置いていた鞄を床の上に置きながら言い、ソフィアはいつもと違うハリーになんだかこそばゆさを感じつつ、素直にハリーの隣に座った。いつも、ハリーはわざわざ自分の隣にソフィアを座らせようとはしなかったのだ。
ソフィアが席に着いて数分後、いつものようにふわりと浮かびながらビンズが現れ、ただ教科書を読むだけの退屈な授業が始まる。ハリーとロンは昨日の夜遅くまで宿題をしていたため、すぐに眠そうに目を擦り欠伸を噛み殺したり、眠気覚ましのために勉強するのではなく、羊皮紙に落書きをしていた。
暫く授業を聴いていたソフィアは、ふと視界の端に白いものを捉えそちらを見た。
もう朝の配達の時間はすでに終わっているが、その窓の向こうにヘドウィグが止まり、こちらをじっと見つめていた。気がついたのはソフィアだけではなく、窓に近い生徒がチラチラと真っ白なヘドウィグを気にしていた。
ソフィアは黒板の近くで浮いているビンズをチラリと見て、すぐに羊皮紙の端に小さな字を書き込み、そっとハリーの方に向けた。
ロンと一枚の羊皮紙に落書きをしていたハリーは、初めて授業中にソフィアからの手紙に驚いたが、一体何だろう?とそこに書かれていた文字を読む。
『ハリー、右側の窓にヘドウィグが止まってるわ。あなたに用じゃない?』
そこに書かれていた文は、残念ながらハリーが期待したような甘いものでは無かったが、ハリーはパッと顔を上げソフィアが知らせてくれた窓を見る。
ヘドウィグの姿を確認したハリーはその脚に手紙が括り付けられているのを確認し、そのままビンズを見たが全くこちらには──沢山の生徒がビンズでは無く窓の外にいるヘドウィグを見ていたが──気づいていない。こんな時間にヘドウィグが配達するなんて初めてであり、ハリーは身を屈めながら立ち上がり、そっとヘドウィグの元へ向かった。
窓を開ければいつものように手紙を外してもらう為に脚を突き出しすぐに梟小屋へと戻るかと思ったが、ヘドウィグは窓の隙間がある程度広くなると悲しげにホーと鳴いて、チョン、と中に入ってきた。
ハリーはビンズを気にしながら窓を閉め、ヘドウィグを肩に乗せて急いで席へ戻った。席に着くとヘドウィグを肩から膝に移し、脚から手紙を外そうと手を伸ばし──そのとき初めて、ヘドウィグの異変に気付いた。ヘドウィグの羽は奇妙に逆立ち、変な方向に折れている羽もある、いや、それだけではなく片方の翼がおかしな角度に折れていた。
「怪我してる!」
ハリーは小声で叫びヘドウィグの上に覆い被さるようにして頭を下げた。心配そうにじっとヘドウィグを見てどうすればいいのか、羽に触れてもいいのか、と悩み焦る。
ソフィアとロンとハーマイオニーは一体どうしたのかと寄りかかるようにして近寄った。
「ほら、翼がなんか変だ」
「……グラプリー-プランク先生なら、きっと診てくれるわ」
ソフィアは真剣な声で囁き、ハリーは不安げに眉を下げたまま頷いた。
「ビンズ先生、気分が悪いんです」
ハリーは焦り、大声で挙手をした。クラス中がハリーを見る中、ビンズは初めて目の前にこれ程の生徒達が座っていた事に驚いたような顔をした。
「気分が悪い?」
「とっても悪いんです。僕、医務室に行かなければならないと思います」
ハリーはキッパリと言い、ヘドウィグを背中に隠して立ち上がった。ビンズは不意打ちを食らったような顔をしていたが、ゆっくりと頷く。
「そう……そうね、医務室──では、行きなさい、パーキンズ……」
ビンズはハリー・ポッターの名前ですら間違っていたが、ハリーは少しも気にせずすぐに教室を出た。
暫く生徒達はチラチラとハリーが出ていった扉を見ていたが、すぐにいつものように退屈な雰囲気で満たされた。
終業のベルが鳴ると、ソフィアとロンとハーマイオニーはすぐに教室を飛び出し顔を見合わせる。
「一体どうしたんだろう?獣に襲われたのか?」
「…獣、なら……いいけど、多分…」
「そうよね、私もそう思うわ」
ソフィアの暗い言葉にハーマイオニーも神妙な顔で頷く。ロンは2人のその言葉の意味がよくわからず首を傾げたが、とりあえずハリーにヘドウィグの様子を聴きに行こう、と3人は一度職員室近くの中庭へと向かった。
「さっきのどういう意味だい?」
「もしかしたら、誰かがハリーへの手紙を奪う為にヘドウィグを襲ったかもしれないって事よ」
ハーマイオニーが小声で囁き、ロンは驚き目を見開くがすぐに納得したのか頷く。今までヘドウィグが獣に襲われる事故を起こしたことなど、この5年間一度も無かったのだ。
中庭についた3人はハリーを探しながら冷たい風が当たらない隅の方へ移動した。すぐにハリーが現れ緊張した表情で駆け寄る。
「ヘドウィグは大丈夫?」
「うん、グラプリー-プランクが治療してくれるって、それでその時マクゴナガルに会って……ロンドンからの手紙だって聞かれて、それで──注意しなさいって言われたんだ」
ハリーの説明に、ソフィアとハーマイオニーとロンは意味ありげに視線を交わした。
「なに?」
その視線の意味わからず、ハリーは怪訝な顔をする。
「あのね、今話してたんだけど…もしかしたら誰かがヘドウィグの手紙を奪おうとしたんじゃないかしら?ヘドウィグはこれまで一度も飛行中に怪我をしたことなんかなかったでしょう?」
ハーマイオニーの言葉に、ようやくハリーは顔色を変え不安げにソフィアを見た。ソフィアも硬い表情で頷き「多分、そうだと思うわ」と告げる。
「それにしても、誰からの手紙だったんだ?」
「スナッフルズから」
ロンの疑問にハリーは小声で答え、ソフィア達に短い手紙を見せた。『今日 同じ場所 同じ時間』とだけ書かれているその内容を理解出来るのはハリー達だけであり、4人は不安げに視線を交わす。
「誰もこれを読んでなければいいんだけど…」
「封もしてあったし…それに、誰かが読んでも僕たちがこの前どこで話したかを知らなければこの意味はわからないだろう?」
ソフィアの不安げな声に、ハリーはどうか賛同してほしい、その気持ちで必死にそれらしい理由を言ったが、ソフィアとハーマイオニーは不安そうな表情のままだった。
「それはどうかしら。魔法で巻紙の封をし直すのは、そんなに難しい事じゃないはずよ……それに、誰かが煙突飛行ネットワークを見張っていたら……でも、来るなって警告のしようが無いわ。だって、それを途中で奪われるかもしれない!」
始業5分前のベルが鳴り、ハーマイオニーが落ち着きなく鞄を肩にかけ直しながら呟く。
真剣な顔をしていたソフィアは、ふと、他の誰かに知られる事なくシリウスにその事を告げるかもしれない唯一の手段を思い出した。
「ねぇ、マクゴナガル先生に言いに行くのはどう?騎士団でしょう?多分、騎士団員同士の秘密で安全な伝令方法があると思うの」
ソフィアは夏休みの時、ジャックがセブルスの元に守護霊を飛ばしていた事を思い出していた。吸魂鬼を退ける以外に、守護霊にそんな力があるとその時に初めて知ったが、あの方法ならば誰にもバレる事なくシリウスに伝えることができるのかもしれない。ソフィア自身がその方法を知っていればすぐにシリウスに守護霊を飛ばすのだが、残念ながらソフィアはどうすれば守護霊が相手の場所に正確に飛んでいくのか知らなかった。
魔法薬の地下牢教室に向かいながらハリー達に言えば、ハーマイオニーはすぐに「そうしましょう!」と意気込んだが、ハリーは難色を示した。
「でも、シリウスは…騎士団の誰かに止められたからといって、止めるかな…?」
「あー……たしかに、シリウスの性格だったらむしろ、躍起になるかもしれないわね…」
隠れなければならないのだが、犬の姿になってキングズ・クロス駅に着いてきたり、ホグズミードに現れようとしたシリウスだ。その可能性は十分にあり、いい案だと思ったのだがまたハーマイオニーはぐっと眉を寄せた。
4人とも考え込みながら地下路への階段を降りる。暫く無言だったが、階段を降り切った時ドラコの声で我に帰った。
ドラコは教室の扉の前で得意げな顔で公文書のようなものをひらひらさせ、みんなが一言も聞き漏らさないように必要以上に大声で話していた。
「ああ、アンブリッジがスリザリンのクィディッチ・チームにプレイを続けて良いって許可をすぐ出してくれたよ。今朝一番で先生に申請しに行ったんだ。ああ、ほとんど右から左さ。つまり、先生は僕の父上を良く知っているし、父上は魔法省に出入り自由なんだ……グリフィンドールがプレイを続ける許可が貰えるかどうか、見ものだねぇ」
ソフィアはまさかクィディッチ・チームもアンブリッジの許可が必要だとは思わなかったが、どうやらドラコの表情と、ハリーとロンの憎々しげな鋭い視線を見る限りその通りらしい。
ハーマイオニーは小声で必死にロンとハリーに抑えるように囁き、2人は拳を震わせながらじっと黙り込んだ。
「つまり、魔法省への影響力で決まるなら、あいつらはあまり望みがないだろうねぇ。父上がおっしゃるには、魔法省はアーサー・ウィーズリーをクビにする口実を長年探しているし──」
「あら、魔法省への影響力で決まるのなら、グリフィンドールチームにも可能性は十分あるわ」
ドラコの意地悪げな声を遮り、ソフィアは一歩ドラコに近づくと顎をつんと上げた。
まさかソフィアが話に入ってくるとは思わずドラコは一瞬身構えたが、すぐにグリフィンドールチームに属する生徒達には魔法省へ力を持つ保護者など居ないはずだと思い、虚勢だろうとせせら笑う。
「ふん、何を馬鹿な事を」
「私の育て親が誰だか忘れたの?私はクィディッチチームメンバーでもないけど、アンブリッジは私の育て親が誰だか分かると──1週間の罰則の時間を短くしたの。影響力があると思わない?」
ジャック・エドワーズ。
彼を思い出したドラコは苦い顔をして沈黙する。自分の父であるルシウス・マルフォイは魔法省に多額の寄付金をしてそれなりのパイプを繋げている。だが、ジャック・エドワーズもそこそこ寄付金をしていると聞くし、なにより彼は直接魔法省に力を貸し、ファッジのお気に入りでもある。
ハリーとロンがドラコに「ざまあみろ」とでも言うように笑ったのを見て、ドラコは先ほどより意地悪げな表情をすると「どうだか」と吐き捨てた。
「ジャックの力があろうとも、父上は魔法省はポッターを聖マンゴ病棟に送り混むのはもう時間の問題だとおっしゃっていた。そんな奴がいるチームを許可するかねぇ?──どうやら、魔法で頭がいかれちゃった人の特別病棟があるらしい」
ドラコは頭を指差しくるくると回すと、白目を剥いて馬鹿にしたように笑う。クラッブとゴイルがいつもの豚のように笑い、パンジーははしゃいで手を叩ききゃーきゃーと笑う。ドラコの隣にいたルイスは眉を寄せ「やめなよ」と止めたが、それだけで止まるドラコでは無い。
ハリーと、特別病棟にいる者へのあまりの侮辱にソフィアはかっとしてポケットに手を突っ込みかけたが、杖を出すより先に何かが身体を押し退けバランスを崩す。
「ネビル!止めろ!」
ぶつかってきたのはネビルであり、ネビルは顔を真っ赤にして拳を振り回していた。すぐにハリーがロンと共にローブの背中を掴み引き止めたが、ネビルはもがいて必死にドラコに殴りかかろうとする。ドラコは一瞬かなりぎくりと顔を硬らせたが、すぐにクラッブとゴイルが前に進みいつでもかかってこいとばかりに腕を回した。
ネビルはハリーとロンに引き摺られ、なんとかグリフィンドール生達がいる集団まで戻り、ソフィアもいつもと違うネビルの様子に心配になりそちらへ戻る。ネビルは怒りと興奮で「おかしく、ない、マンゴ──あいつ、やっつける」と言葉にならない言葉を切れ切れに呟いていた。
その時、地下牢の扉が開きセブルスが現れた。暗く静かな目でグリフィンドール生を見渡し、ハリーとロンとネビルが揉み合っているところで止まる。一見すると3人が争っている風にも見える光景に、セブルスは嘲るような声で言った。
「ポッター、ウィーズリー、ロングボトム。喧嘩か?グリフィンドール10点減点。ポッター、ロングボトムを放せ、さもないと罰則だ。全員、中へ」
ハリーはネビルを放した。ネビルは息を弾ませたまま見たこともない目でハリーを睨む。その目には「何故止めたんだ」と訴えかけていた。
「止めないわけにはいかなかったんだ。クラッブとゴイルが君を八つ裂きにしただろう」
ハリーは鞄を拾い上げながら言うが、ネビルは何も言わず落ちていた鞄をパッと掴むと肩を怒らせて教室に入って行く。後ろで見送ったロンは目をぱちくりとさせたまま、鞄を拾い上げる。
「驚いた。いったい、どうしちゃったんだ?」
「そうね…心配だわ」
ハリーはロンとソフィアの言葉に、何も答えなかった。魔法で頭をやられて聖マンゴ病院にいる患者の話が、なぜネビルをそんなに苦しめるのかハリーにはよくわかっていた。
昔、ダンブルドアと共に憂いの篩で過去を見た時、死喰い人であるベラトリックスの磔の呪文を受けたネビルの両親が正気を失ってしまったと知っていた。だがその事をハリーは誰にも言わなかったし、ネビルも、ハリーがそれを知っている事を知らないのだ。
ソフィア達は教室に入り、一番後ろに座った。羊皮紙、羽ペン、薬草ときのこ千種という教科書を机に置く中、周りの生徒達が今しがたのネビルの行動をひそひそと放している声を聞いた。誰が見ても、彼らしくない行動だったのだ。
しかしその声も、セブルスが強く扉を閉めればすぐに止まる。
「気づいたであろうが、今日は客人が見えている」
セブルスが教室の薄暗い片隅を身振りで示す。そこにはアンブリッジが膝にクリップボードを載せて、そこに座っていた。ハリーはソフィア達を横目で見て、眉をちょっと上げて見せる。セブルスとアンブリッジはハリーの中で最も嫌いな教師であり、どちらが勝ってほしいのか、判断が難しかった。
勿論ソフィアはセブルスがアンブリッジに負けるはずが無いと思っているため、素知らぬ顔をして教科書に視線を落とした。
「本日は強化薬を続ける。前回の授業で諸君が作った混合液はそのままになっているが、正しく調合されていればこの週末に熟しているはずである。──説明は、黒板にある。取りかかれ」
セブルスは杖を黒板に向けて振る。いつものように作り方が黒板に浮かび上がるのを見て、生徒達は一番前の机に置かれている自分の混合液を取りに行った。
ソフィアは前回と同じように黒板近くの机で授業を受けようかと思ったが、その机には既にドラコとルイスが薬と大鍋を運んでいる。先ほどのドラコの言葉が許せなかったソフィアは、今回はハリーとロンとハーマイオニーがいる調合机へと向かった。
「あら、今日は前に行かなくていいの?」
「ええ…今あそこに行ったら、多分私はドラコの鍋をひっくり返してグリフィンドールに20点は減点されて罰則まで受けることになるもの」
罰則も減点も気にしないけど、ドラコのせいなのは嫌でしょう?とソフィアが肩を竦めれば、ハーマイオニーは賛同するように頷いた。
最初の30分、アンブリッジは片隅でメモを取っていた。ハリーはセブルスに何と質問するのかに気を取られるあまり、魔法薬のほうがかなり疎かになっていた。ただでさえ苦手な魔法薬で集中しないのは致命的であり、何度もハーマイオニーがハリーの手を取って誤った材料を入れるのを阻止した。
「ハリー、サラマンダーの血液よ!ざくろ液じゃないでしょう?」
「なるほど」
ハリーは上の空で答え、瓶を下に置いて隅の方を観察し続けた。ハーマイオニーは全く集中していないハリーの様子に眉をひそめ「このままならまたスネイプ先生に0点だと言われるわ」と思ったが、そうなったとしても自業自得だろう。授業を本気で受けない事をハーマイオニーはよく思わず、口をへの字にしたまま自分の調合を進めた。
ソフィアもまた
メモを取り終えたアンブリッジが立ち上がりセブルスの元へ向かう中、ハリーは2人がどんな話をするのかに気を取られ大鍋の中に適当にサラマンダーの血液を垂らす。一滴で効果が変わる魔法薬の調合での致命的なミスに、それを横目で見ていたハーマイオニーは大きなため息を吐いた。
ソフィアは集中して魔法薬を作り、時々ハーマイオニーに調合中の薬の色味を見てもらいながら黙々と作業を続ける。結果、ソフィアの強化薬は完璧とは言えないが見本に近い青色に仕上がった。ただ、本来さらさらとした水薬のはずが──何故かとろみがある。
「……うーん…何故さらさらじゃないのかしら…」
「火の調節が上手くいかなかったようね」
完成した薬を試験管に詰めて首を傾げるソフィアに、ハーマイオニーが大鍋の火を見つつ伝える。そういえば弱火にしなければならない時に、うっかり火を中火のまま次の工程に進んでしまっていたような気がする。
初歩的なミスにソフィアはがっくりと肩を落としたが、すぐ隣からゴムが焼けたような強烈な悪臭が漂い、思わず鼻をつまみながら眉を寄せ隣──ハリーを見た。
「…ハリー。薬が大変なことになってるわよ」
小声でソフィアはハリーに伝えたが、ハリーはセブルスとアンブリッジに気を取られ空になったサラマンダーの血液が入った瓶を逆さまにし続けていた。
「──さて、またしても0点だ、ポッター」
セブルスがすぐに気づき、ハリーの大鍋の中を杖の一振りで消し、最悪の出来を鼻で笑う。
「レポートを書いてくるのだ。この薬の正しい調合と、いかにしてまた何故失敗したのか、次の授業に提出したまえ。わかったか?」
「……はい」
ハリーは空になった自分の大鍋を見下ろしながら低い声で答えた。
次にセブルスは全体に向けての宿題を出し、完成した薬を教室の前の机へと提出するよう伝える。ハリー以外の全員ができたばかりの薬を提出する中、ハリーはしかめ面のまま荷物を片付け、不貞腐れたように沈黙していた。