クリーチャーは屋根裏部屋で発見された。見つけたシリウスは埃まみれのクリーチャーを見て、きっとブラック家の形見を探していたのだろうと考え、とくに気にしなかったが、ハリーは何故か再び姿を見せたクリーチャーの機嫌がいい気がして落ち着かなかった。
ここには純血の魔法使いだけではなく、クリーチャーが何よりも嫌うマグル生まれの魔女や人狼がいる。しかし、クリーチャーは2人がすぐそばを通り過ぎても辛辣な独り言をあまり言わず、シリウスの命令にも従順に従っていたのだ。
漠然と嫌な予感がしていたハリーだったが、その疑問をシリウスに伝えることはできなかった。クリスマスが終わり、残りの休暇が減っていくにつれシリウスは急激に元気を無くし、しばしばむっつりと黙り込みバックビークの部屋に引き篭もるようになったのだ。
やはり、人がいなくなるのは寂しいのだろう、とソフィアはシリウスの憂鬱な様子に感染したように表情を暗くするハリーを慰め、時々バックビークの部屋に行き「紅茶でも飲まない?ハリーと」と誘いに行った。
誘われれば──ハリーが関わっていれば──シリウスはのそりと現れ、少し微笑むがやはりその微笑みに数日前のような溌剌さはなく、物寂しそうでハリーの心はちくちくと痛んだ。
ハリーはもっとシリウスと共に過ごしたかった。今のホグワーツでは嫌な事や腹の立つ事が多すぎてソフィアがホグワーツにいて、DAが無ければハリーは本気でシリウスにホグワーツを退学させてグリモールド・プレイスに置いてくれと言っていただろう。
そして休暇の最終日に、ハリーはソフィアとDAがあってもホグワーツに帰るのが本当に恐ろしいと思わせる出来事があった。
「ハリー、ソフィア」
その時、ハリーはロンと魔法チェスを対戦し、ソフィアとハーマイオニーとジニーは観戦していた。
扉を開け顔を覗かせたモリーに「厨房へ来てくれる?スネイプ先生がお話があるんですって」と声をかけられたがハリーは全くピンと来ず──何せ、ここでその名を聞くとは思わなかったのだ──自分の持ち駒のルークがロンのポーンと激しく格闘している様子に夢中になっていた。
しかし、ソフィアはぱっと顔を上げると「スネイプ先生が?」と囁いた。
「やっつけろ──やっちまえ!たかがポーンだぞ、うすのろ!──あ、おばさん、ごめんなさい。何ですか?」
「スネイプ先生ですよ。厨房で。ちょっとお話があるんですって」
ハリーは恐怖で口を唖然と開いた。
ロン、ハーマイオニー、ジニーを見れば、ロンとジニーは同じように口を開いて驚愕し、ハーマイオニーは心配そうな顔でハリーとソフィアをちらちらと見ていた。
「スネイプ?」
「スネイプ先生ですよ。さあ、早くいらっしゃい。長くはいられないとおっしゃってるわ」
モリーは扉を閉めてすぐに出て行ってしまったが、ハリーはすぐに動けず、閉じた扉を呆然と見続けた。
「いったい君たちに何の用だ?何かやらかしてないだろうな?」
「やってない!」
ハリーは憤然として言ったが、あのスネイプがわざわざここにくるなんて、もしかして自分は一体なにをやらかしたのだろうか、最後の宿題で最低得点の『
「ハリー、本当に
「本当だ!」
ハーマイオニーは緊張した面持ちでハリーに聞き、ハリーは即答した。ハーマイオニーはじっとハリーを見たあと、ソフィアに「何もないの?」と同じことを聞いたが、ソフィアもおずおずと頷いた。彼女は単純に、ソフィアとハリーが恋人としてさらに関係を深め、それが何らかの理由でバレてしまい呼び出されたのかと考えたのだ。──それくらいしか、2人が同時に呼ばれる理由がハーマイオニーにはわからなかった。
「何で私も呼ばれるのかしら……。とりあえず、行きましょうハリー。スネイプ先生を待たせたらその時間分、きっとチクチクと言われるわ」
「行きたくない……」
ソフィアは立ち上がり、扉を開けハリーを手招きする。ハリーは心の底から行きたくなかったが、ソフィアの言うことは尤もであり諦めたように大きくため息をつき、重い足取りで厨房へ向かった。
厨房の先にはセブルスとシリウスとジャックがいた。
セブルスとジャックは椅子を一つ挟んだ場所に座り、シリウスは机を挟んだ反対側だ。
セブルスとシリウスの2人は最も離れた場所に座り、互いに目を背けて反対方向を睨め付けていた。厨房には2人の嫌悪感で重苦しい沈黙が流れている。
ジャックは扉が音もなく開いた事に気付くと、軽く手を上げてソフィアとハリーに笑いかけた。
「あの…」
ソフィアは開いた扉をコンコンとノックし、セブルス達に到着したことを告げた。
別方向を見ていたセブルスはソフィアの方をゆっくりと振り向き、そしてそのまま後ろに隠れるように身を寄せるハリーを冷ややかな目で睨め付ける。
「座るんだ、ポッター。ミス・プリンス」
「いいか。スネイプ。ここで命令を出すのはご遠慮願おう、ここは俺の家なんでね」
シリウスは勢いよく立ち上がり──椅子がガタンと音を立てた──セブルスに向かって吠える。セブルスは青白い顔に、怒りとも侮蔑ともとれぬ色を混じらせたまま鼻で一蹴する。
ハリーはさっとシリウスの隣に座ったが、ソフィアは自分はどこに座ればいいのか少し悩んだ。そもそもこの話し合いは何のつもりなのだろうか。もしかして、ハリーに自分の娘だと伝えるつもりなのか?──それなら2人だけが呼び出されたのも頷ける。
ジャックが居るのは、信じられないだろうハリーとその後見人であるシリウスへ証人として連れてきたのだろうか。
──それなら、父様の隣に座る方がいいのかしら。
セブルスは自分の隣の椅子をチラリと見たソフィアの視線に気づき、眉を寄せながら──かなり、嫌だったが──「聞こえなかったのか。座りたまえ」と冷たく言いハリーの隣にある椅子を指差した。
ソフィアは何も言わず、こくりと小さく頷くとハリーの隣に座り、セブルスと机を挟んで向き合った。
「我輩は2人だけと会うはずだった。しかしブラックが──」
「俺はハリーの名付け親で後見人だ!それにジャックはソフィアの親だ!この場にいるのは当然だろう!」
「……俺は何で呼ばれたのか説明もまだなんだが…」
シリウスはセブルスの言葉を遮り大声を出す。ジャックはシリウスに「緊急だ」と呼び出され、ちょうど騎士団に報告する事があったため数時間早くここを訪れたのだが、シリウスが呼び出した理由を説明する時間もなくセブルスが到着してしまったのだ。それから膠着時間が続き、現在に至る。
「我輩はダンブルドアの命でここに来た。しかし、ブラック。よければどうぞいてくれたまえ。──気持ちはわかる……関わっていたいわけだ。……ジャックは好きにしたまえ」
セブルスの声は反対に低くなり、不愉快な声の中に嘲笑が混ざっていた。
ジャックはセブルスとシリウスをちらりと見て2人の一向に埋まる気配のない深い溝に、何故自分がここにいるのかはわからないが、互いに憎しみあっている2人を同じ部屋で留めるのならば、自分がいた方がいいだろう──きっと、言い争う──と、深く椅子に座り直した。
「何が言いたいんだ?」
「別に他意はない。君はきっと──あー──苛々しているだろうと思ってね。何にも役に立つ事ができなくて。騎士団のためにね」
セブルスは言葉を微妙に強調し、勝ち誇ったような冷笑を見せる。シリウスはかっと顔を怒りで赤くすると奥歯を強く噛み締めた。
「校長が君たちに伝えるようにと我輩をよこしたのだ。校長は来学期に君たちが『閉心術』を学ぶことをお望みだ」
「何を?」
「閉心術だ。外部からの侵入に対して心を防衛する魔法だ。世に知られていない分野の魔法だが、非常に役に立つ」
ハリーは閉心術の事を聞き顔を硬らせる。ヴォルデモートに取り憑かれていないはずだ、それなのに何故そんな魔法を習得する必要があるのだろうか。
「閉心術?ハリーはわかるが、何故ソフィアまで?」
黙って聞いていたジャックは訝しげに眉を寄せる。セブルスはジャックを見ること無く「何故なら、校長がそうするのが良いとお考えだからだ」と嫌そうに答えた。
ジャックは黙り込み、ソフィアに視線を向ける。ソフィアは訳がわからない、と言うような困惑した顔をして首を振った。騎士団員はハリーが何を見たのかを聞いている。ハリーへヴォルデモートが危害を加えないために、心を閉ざす術を学ぶのは有効な事だろう。だが、何故ソフィアもその魔法を学ばなければならないのだろう。
「1週間に一度、個人授業を受ける。しかし、何をしているかは誰にも言うな。とくに、ドローレス・アンブリッジには。わかったな?」
「わかりました」
「はい。──誰が教えてくださるのですか?」
ソフィアは素直に頷いたが、ハリーはそれよりも誰が教えてくれるのかが心配だった、嫌な予感がする──何故わざわざスネイプがここに来たのか、伝言を伝えるためだけなら、他の者でもいいだろう。
「我輩だ」
ハリーは腑が溶けて消えていくような恐ろしい感覚に襲われた。
──スネイプと課外授業だって?それも、週に一度!ソフィアと一緒だとしても、こんな目に遭うなんて僕が何をしたって言うんだ?
ハリーは助けを求めて急いでシリウスの顔を見た。
「どうしてダンブルドアが教えないんだ?どうしてお前が?」
「たぶん、あまり喜ばしくない仕事を委譲するのは、校長の特権なのだろう。言っておくが、我輩がこの仕事を懇願したわけではない」
「シリウス。セブは──セブルスは俺が知る中で最も優れた閉心術が使える閉心術師だ。それに、ダンブルドアは忙しい。他に適任はいない。わかるだろ?」
「ジャック、お前は嫌じゃないのか?ソフィアを、スネイプが教えるんだぞ!」
親として不満はないのかと──シリウスはソフィアの本当の父親がジャックだと思い込んでいる──苦く言うシリウスに、ジャックは肩をすくめ「セブルスは俺の子を虐げることはないさ」とはっきりと言った。
しかし、シリウスは全くセブルスが優れているとは思えず、ジャックほど信頼できるわけもなく、不満げな顔で「そんな馬鹿な話があるか」と苛立ちを滲ませる。
セブルスはシリウスが黙り込んだのを見て満足げな嘲るような視線を向けた後、静かに立ち上がる。
「ポッター、ミス・プリンス。月曜の夕方6時に来るのだ。我輩の研究室。誰かに聞かれたら魔法薬の補習だと言え」
セブルスは一瞬ソフィアを見たが何も言わず長い黒マントを翻し立ち去りかけた。
「──ちょっと待て」
シリウスが低い声で言い、ゆるりと立ち上がる。セブルスは顔だけをシリウスに向け、せせら嗤いを浮かべた。
「我輩はかなり急いでいるんだがね、ブラック。君と違って際限なく暇なわけではない」
「では要件だけ言おう。もしお前が閉心術の授業を利用してハリーを辛い目に遭わせていると聞いたら黙ってないぞ」
シリウスは一歩、セブルスに近づいた。
セブルスがポケットの中で杖の柄と思しい部分を握りしめた事に、ハリーとソフィアとジャックは気付いた。
「ジャック……」
ソフィアは火花を散らし睨み合うセブルスとシリウスを見て心配そうに眉を寄せ、「何とかして!」と必死な目配せをしたが、ジャックは苦笑し立ち上がりそれとなくセブルスの近くに寄ったがシリウスを止めることはしなかった。
「泣かせることよ。しかし、ポッターが父親そっくりなのに、当然君も気づいているだろう?」
「ああ、その通りだ」
「さて、それならばわかるだろうが、こいつの傲慢さときたら、批判などはなから受け付けぬ」
シリウスは荒々しく椅子を押し退け机を回り込み、杖を抜き放ちながらセブルスの元へ進む。セブルスもすぐに自分の杖を取り出し二人は真正面から向き合った。
シリウスは怒り猛り、セブルスはシリウスの杖先から顔へと目を走らせながら状況を読んでいた。
「シリウス!」
ハリーは大声で呼んだが、シリウスにその声は届かなかったようだ。
「警告したはずだスニベルス。ダンブルドアが貴様が改心したと思っても、知った事じゃない。俺の方がよくわかっている──」
「おや、それならどうしてダンブルドアにそう言わんのかね?それとも、何かね、母親の家に六ヶ月も隠れている男の言うことは、真剣に取り合ってくれないとでも思っているのか?」
「ところで、このごろルシウス・マルフォイはどうしているんだ?さぞかし喜んでいるだろうな。自分のペット犬がホグワーツで教えている事で──」
「犬といえば。君がこの前、遠足なぞに出かける危険を冒したとき、ルシウス・マルフォイが君に気づいたことを知っているかね?うまい考えだったな、ブラック。安全な駅のホームで君が姿を見られるようにするとは……これで鉄壁の口実が出来たわけだ。隠れ家から一切出ないという口実がね」
10センチと離れていない距離で睨み合い、憎悪をぶつけ静かに──だが、確実に相手を不快にさせる言葉の戦いに、ハリーとソフィアはひやひやと見守っていたが、ついにシリウスがセブルスの最後の一言に顔色を変え杖を上げた。
「やめて!シリウス、やめて!」
「──っ、先生!シリウス!」
ハリーは叫びながら机を飛び越え、二人の間に割って入ろうとした、ソフィアもすぐに駆け寄り二人を離そうとぐいぐいと二人を押した。
「俺を臆病者呼ばわりするのか?」
シリウスは声を震わせ吼えるように言うとハリーを押しのけようとしたが、ハリーは足を踏み締め決して離れなかった。
「まあ、そうだ。そういうことだな」
「──ほら、もうシリウスを揶揄うのもいい加減にしろセブルス。シリウスも簡単な挑発に乗るな。──ソフィアが二人の間で潰れるぞ」
ジャックは暫く静観していたが、流石にそろそろ止めなければ子ども達の前で醜い大人の戦いを見せる事になってしまう、とセブルスとシリウスの肩を叩きながら言った。
ジャックの言葉で初めてソフィアが自分との間に入り真っ赤な顔をして懸命に押している事に気づいたセブルスは、僅かに杖先を下げ半歩ほど下がった。
「──はっ!逃げるのかスニベルス!」
セブルスはソフィアのために半歩下がっただけだが、シリウスは怖気付いたのだと判断し大声で嗤う。その瞬間セブルスの額に青筋が走り下ろしかけていた杖が再びシリウスを捉えた。
「ハリー!そこをどけ!」
「い、嫌だ!──うわっ!」
「──きゃっ!」
シリウスは歯を剥き出しで唸り、空いている手で強くハリーを押し退けた。バランスを崩したハリーはソフィアを巻き込み転倒し、ソフィアが小さな悲鳴を上げる。
シリウスはハリーが倒れても視線をセブルスから離さなかったが、セブルスは無意識のうちにソフィアへ視線を向けていた。シリウスは、その目を見てかすかな違和感を覚えたがそれが何なのかわかる前に、厨房の扉が開いた。
ウィーズリー一家全員とハーマイオニーが幸せそうにニコニコ笑いながら入ってきたのだ。中央にアーサーが誇らしげに立ち、両手を大きく広げた。
「治った!全快だ!」
アーサーは厨房全体に元気よくニコニコと宣言したがすぐに目の前の光景に釘付けになり、見られた方もそのままの形で動きを止めた。
シリウスとセブルスは互いに杖を突きつけ合い、ジャックは2人の間で倒れたハリーとソフィアを助け起こそうと手を差し出していた。
「なんてこった。いったい何事だ?」
アーサーの顔から笑いが消え、訝しげにセブルスとシリウスの顔を交互に見た。
「アーサー!治ったんだな、本当によかった!──この2人のことは気にするな」
ジャックはハリーとソフィアを助け起こしながら何でもないと首を振り、そのままアーサーの元に向かい全快を心から喜び笑う。
シリウスは大勢の目撃者が入ったことで正気を取り戻したらしく、舌打ちをこぼすと杖を下ろした。シリウスよりも先に──ソフィアの悲鳴を聞き冷静さを取り戻していたセブルスは、ポケットの中に杖をしまうと「ジャック、来い」とだけ言い、さっと厨房を横切る。
アーサーの回復を祝う事もなく、ウィーズリー一家の隣を通り過ぎたが、扉のところで振り返った。
「月曜の夕方6時だ、忘れるな」
セブルスは吐き捨てるように言うと扉を開ける。「早く来い」とばかりにジャックを睨み、睨まれたジャックは肩をすくめセブルスの後を追った。
2人は本部から出て行き、すぐにスピナーズ・エンドにある昔スネイプ一家が住んでいた家へ姿現しをした。
「何だ?」
長く人気のないこの家はかなり埃っぽく空気が澱んでいる。ジャックは眉を寄せローブの袖で口と鼻を覆いながら杖を振りスコージファイで辺りを清めた。
「……ソフィアが──」
「どうしたんだ?」
セブルスは杖を振り大きく息を吐くと、古びた肘掛け椅子に深く腰掛ける。眉を寄せたジャックは近くにあるソファに座り、いったい何だとジャックはセブルスが話し出すまで黙っていたが、セブルスはソフィアの名を呟いたきり黙り込んでしまった。
「……おい、お前忙しいんだろう。俺もそんなに余裕は──」
「ソフィアが、ポッターと──恋人になった」
言葉に出すのも悍ましいとのか、絞り出すように吐き出された言葉にジャックは「はぁ?」と怪訝な声を上げた。いきなり、何の話だ。
本気で沈み、落ち込み項垂れているセブルスを呆れたような目で見下ろし、ジャックはぽん、とセブルスの肩を叩く。
「それは──まぁ、うん。1週間に一度でも邪魔できてよかったな?」
「………」
「ということは、ソフィアは閉心術を覚えるのはついでだろうな。ハリーの心の安定のためだろう。閉心術は心が乱れるとうまくいかないからな」
ようやくソフィアが閉心術を受けなければならない理由がわかり、ジャックは納得したように頷く。
セブルスとハリーが2人きりならば、上手くいくことは難しいだろう。セブルスはダンブルドアの命令とあれば嫌々ながらにもハリーに時間をかけて教える。だが、今のセブルスの心情のままハリーと2人きりにさせるのは得策ではないとダンブルドアは判断したのだ。──いや、むしろ。
「…いや、セブルスのためにソフィアが呼ばれた、と言った方が正しそうだな」
ジャックの呟きに、セブルスは苦い顔をしたまま何も答えなかった。