投票をしていただいた方々ありがとうございます。
他の作品の件ですが今現在はどうするかは決まっていませんので決まり次第ご報告出来たら良いなと思っています。
この話は試作で出した同じ内容ですいつもより速い22時00分に2話目を投稿する予定です。
〈インフィニット・ストラトス〉通称ISが誕生して10年、今や世界はISを中心に回っていると言える程の影響力を持った物となっていた。
そんな世界でISを管理する組織が誕生した、その名は国際IS委員会という組織で今や世界中に支部がありその国の政府にも強い影響を持っていた、そんな巨大組織内で強い力を持つ存在が2つ、1つ目は【セブンスターズ】と呼ばれる最高幹部達、2つ目は組織が選出した上位13名のIS操縦者達【ワルキューレ】この2つの存在により国際IS委員会は君臨していた。
だが、組織が大きくなれば当然綻びも出る、幹部達は政府から賄賂をもらい、ワルキューレ達はアラスカ条約でISの軍事転用は禁止されているが地位、名声、力を、与えられ協力するしまつだ。篠ノ之束が想っていたものとは違う世界になってしまった。
ワルキューレの名の由来は織斑千冬がワルキューレの長女ブリュンヒルデと言われ最初の人物になったため。
【スペイン】
今この国のあるスタジアムでは1人のIS操縦者が戦い勝利していた。
「これで9連勝目」
彼女は名はノエル、スペインから選出されたワルキューレの1人だ。ワルキューレの選出は各国から1名ずつと決まっており(自由国籍なら他国の人間でもok)選ばれた人物の国は委員会内での常任理事国となるためとても名誉なことであり国からは多額の金が渡される。だかそんなワルキューレ達にも争いはある、ワルキューレ達は2分化されており序列1位~6位までが上位、序列7位~13位までが下位となっており下位は入れ換えが激しく、もしワルキューレから追放されたら国中から誹謗中傷が絶えないため下位のワルキューレ達は一定期間にある程度功績を出さなければならなかった。
だがノエルは今機嫌が良かった、あと1勝で次の審査はパスされるからだ。
「(あと1勝で私の残留は確定、この調子なら来年には序列が10位から8位まで上がる、再来年には上位だって・・・)」
ノエルは次の相手を募るが挑戦者は誰も出ず、観客達も「もういないだろ」「ノエルは今調子がいいからな」など言って帰ろうとしているとゲートから金属音が聴こえ観客達は帰る足を止めた。ノエルは挑戦者が現れたことに胸を高鳴らさせ待っていると金属音の主がスタジアム内に現れた。
その機体は今では珍しい全身装甲の機体で青い装甲と紫の眼が印象的な機体だった。
「貴方か次の私の挑戦者かしら?」
ノエルが挑戦者が聞くと挑戦者は「ああ、」と答え、ノエルは臨戦体勢に入った。
戦闘が始まる前にノエルが名を聞くとその挑戦者はヴィダールと名乗り、戦闘開始を告げる音が鳴り響くとノエルはミサイルとマシンガンを一斉発射し放たれた弾丸はヴィダールに迫り「!!!」大爆発を起こした。
ノエルの攻撃をまともに受け観客の誰もがノエルの勝ちだと思い、ノエルも10連勝目が簡単終わったことに落胆し格納庫に帰ろうとした瞬間「きゃぁ!?」1発の銃弾がノエルのラファールの背部スラスターを破壊した。
ノエルは銃弾が飛んできた方を見るとそこには無傷のヴィダールがライフルを構え立っていた。
「貴方!どうして!確かに攻撃は命中したはずなのに・・・」
動揺するノエルにヴィダールは「なら、もう1度撃ったらどうだ?」と挑発的な発言をし、ノエルはヴィダールの態度にイラつき上昇するとイギリス製のレーザーライフルを取り出し銃口をヴィダールに向けた。
「なら、お望みどおり喰らわしてやるわ!喰らいなさいワルキューレの力で開発した単一使用能力に匹敵するハイパーエネルギーボムを!」
ノエルはレーザーライフル銃口に圧縮したエネルギー弾をヴィダールに発射した。
「!!!」
放たれたハイパーエネルギーボムはヴィダールに直撃し大爆発を起こした。
「どう?私のハイパーエネルギーボムは?圧縮したエネルギーが命中してエネルギーが大爆発を起こす私の技わ」
ノエルは高笑いし勝利を確信した瞬間「がぁ!」ラファールの右肩にサーベルが突き刺さった、視線をむけるとそこにはヴィダールがおり、ノエルはヴィダールを離そうとすると「きゃぁ!」ヴィダールはスラスターを吹かしノエルを壁に叩きつけた。
サーベルがギシギシと音をたて装甲に食い込むなかノエルはレーザーライフルからサブマシンガンに変えヴィダールに連射する。
「・・・」
ヴィダールはサーベルの刃を柄から外すとスラスターを吹かし躱すと距離をとった。
ノエルは壁から起き上がると高笑いし「調子に乗るじゃあないわよ!でもサーベルはこれで使えないわね」と言うなかヴィダールが「5、4、3」と何か数えており、ノエルは何の数かわからないでいるとサーベルの刃から「カチ」という音が聴こえ慌ててサーベルを抜こうとすると「0」「!!!」ヴィダールのカウントダウンが0になった瞬間サーベルが爆発した。
「あ・・・あ・・あああ」
至近距離での大爆発をくらいノエルは白目を向いていた、数秒後には回復してヴィダールを睨みつけた。
「貴方、よくもやってくれたわね!サーベルに爆薬を仕込むなんて下品すぎよ!」
ノエルが怒鳴りちらしているとヴィダールはスラスターを吹かし接近した。ノエルは迫りくるヴィダールにマシンガンを撃つがヴィダールはそれを軽々と避けるとノエルの直前でスラスターを再度吹かし背後に回った。
「はっ!?」
ノエルは急いで後ろを向こうとするが「がっ!」ヴィダールが脚部の爪先とかかとのブレードを展開させ回し蹴りを喰らわせた。
ヴィダールはサーベルの柄を腰のコンテナに差し込んだ、するとコンテナがスライドしサーベルを抜くとそこには新しい刃が装填されていた。
「サーベルの替えはいくらでもある。たかが1本折ったくらいで調子に乗るな。」
ヴィダールはスラスターを吹かしそのままサーベルをノエルに突き刺し蹴飛ばした、その時にサーベルの刃をまたパージした。
「この野郎!」
ノエルは最後の足掻きとばかりに両腕にミサイルランチャーを取り出し発射した。多数のミサイルがヴィダールに迫る、だがヴィダールは冷静にライフルとサーベルをしまうとフロントスカートから2丁のハンドガンを取り出し迫りくるミサイルに連射した。
ミサイルは次々と迎撃されヴィダールの周辺に閃光が輝いていた、そして、「!!!」「ぐぁ!」ノエルに刺さったサーベルが爆発しノエルは地面へと堕ちていった。
観客達は騒然としていた、まさか自分達の前で世界最強のIS操縦者ワルキューレの1人がこうも一方的にやられるとは思っていなかったからだ。観客達が注視するなかヴィダールは地面に降りるとハンドガンをしまいノエルの元に歩いていき「がっ!」ノエルを踏みつけた。
ヴィダールの行動に観客達が驚いているとヴィダールはサーベルを取り出し頭上まであげ両手で持つと切っ先をノエルに向けた。
「まっまさか!?」「おい、やめろ!」「いやー!?」
観客達の悲鳴が響くなかヴィダールはサーベルをノエルに振り下ろした。
「やっ、止めて・・・いゃぁ!!!」
振り下ろしたサーベルはノエルを突き刺し、彼女のシールドエネルギーを0にした。
「あ・・・あ、あああ」
ノエルは自分に起こったことを理解できず気を失った。
「アイツ神殺しをしやがった・・・」
観客達はヴィダールがワルキューレの1人を倒したのを神殺しと言いざわついた。何故ならワルキューレ達にはある規則があり、それはワルキューレ同士以外での戦闘でシールドエネルギーが0になり敗北した者はワルキューレの称号を剥奪されIS業界から永久追放されるという規則で万が一、ワルキューレを敗北させたらその者は国や団体などから報復がある可能性があるためワルキューレを倒す行為は神殺しとされタブーとされていた為今日までワルキューレ達は無敗をほこっていた、だがヴィダールはそのタブーを破ってしまった。
会場がざわめくなかヴィダールはノエルからサーベルを抜くと切っ先を天高くあげ、宣言を行った。
「聞け!これを見ているすべての者達よ!俺の名はヴィダール、神殺しを行った人間であり世界最初の男性IS操縦者だ!」
「「「「「!!!!」」」」」
会場全体に驚愕がはしる。
「ISが誕生して10年世界は変わってしまった。ISを扱う者、ISに繋がりがある者が支配する異常な世界、こんな世界は篠ノ之束が求めていた世界ではない。」
「ISは本来人類が宇宙へと行くための人類を助ける為のものだ、だが今のISは本来の目的の為ではなく権力者が私利私欲を満たす為の道具となっている、それを象徴するのがISの管理をうたう国際IS委員会だ。」
ヴィダールの言葉に見る者全てが釘付けになる。
「だから俺はその国際IS委員会の力の証であるワルキューレ達を倒し変革するため行動に移した。そして今、俺は宣言する・・・ワルキューレ達・・・お前達をその神の座から引きずり下ろしてやるとな!」
会場に衝撃がはしる。
「本来ISを使う者を導かなくてはならないワルキューレが私利私欲の為に動くなど万死に値する!そのような神など、もはやこの世界には必要ない!国が世界が奴らを裁かないというなら俺が直接制裁を下してやろう!・・・欲にまみれた神など失業させてやる!!!」
「「「うぉぉ!!!」」」
会場にいた者達の一部がヴィダールを指示し声をあげる。
「奴は本気でワルキューレを倒すつもりだ。」
「さあ、ワルキューレ達・・・戦争の開始だ!」
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ヴィダールによる神殺しからは?3日後ハワイの一画に建てられた海上施設、そこに国際IS委員会の本部があり、その施設の一画で彼らは話しあいをしていた。彼らは国際IS委員会の最高幹部セブンスターズの者達だ。
「ですから早急に対応しなければなりません!」
「あんなヴィダールという男1人に我々がいつまでも翻弄されるなんて冗談じゃありません。すぐにでも対応すべきです!」
声をあげているのはセブンスターズの1人クジャン家当主イオク・クジャンだった、彼は国際IS委員会がヴィダールに対応出来ないことに苛立ちを感じていた。
「まあ、待てクジャン公、君の言うこともわかるが相手の素性がわからん以上無闇に動くのは危険すぎる。」
それを止めたのはボードウィン家当主ガルス・ボードウィンだった。
続いてバクラザンやファルク家の当主もボードウィン公と同じ意見を言った。
「わかりました・・・」
クジャン公も3人に言われ引くしかなかった。、、
「では、ラスタル・・・ん!、エリオン公はどう思いますか?」とエリオン家当主ラスタル・エリオンに意見を聞いた。
「確かにクジャン公の言うことはわかる、だがまだ1人やられただけです。」
その発言に他の面々も「確かに」など言い納得した。今回ヴィダールによってやられたのは序列10位のワルキューレであり彼女より強いワルキューレはあと9人いた、しかも上位と下位ではかなりの実力差がありそれを踏まえるとまだ余裕があると考えた。
「ですが!万が一という場合も・・・」
「わかっている。これ以上の被害が出た場合は私の情報網を使い全力で対象しよう。」
クジャン公の意見にエリオン公が案を出し再びクジャン公は黙った。
そう言った会話が続くなか1人の職員が走ってきて部屋の前で膝をつくと声をあげた。
「セブンスターズの皆様報告します。たった今召集をかけたワルキューレ達が到着しました。
職員の報告を聞いたエリオン公は「そうか、わかった。では、彼女達を会議場まで案内をしてくれ」と言い職員は「はっ!」と答え去って言った。エリオン公は立ち上がると他のセブンスターズにも移動を頼んだ。
それから30分後、会議場にはセブンスターズとワルキューレ達が集まり全員が席についていた。
「では、参加者が集まったのでこれより会議を始めたいと思います。進行は私、石動がやらせて頂きます。まずはセブンスターズのご紹介です。
◉エリオン家当主ラスタル・エリオン様
◉ファリド家当主マクギリス・ファリド様
◉ボードウィン家当主ガルス・ボードウィン様
◉クジャン家当主イオク・クジャン様
◉バクラザン家ネモ・バクラザン様
◉ファルク家当主エレク・ファルク様
以上6名なおイシュ―家は当主の体調が悪く欠席とのことです。
続いてワルキューレの方々
イタリア、序列第2位アリーシャ・ジョセスターフ様
アメリカ、序列第3位イーリス・コーリング様
フィンランド、序列第4位モニカ・バイシュタイン様
ロシア、序列第5位更識楯無様
オランダ、序列第6位ロランツィーネ・ローランディフィルネィ様
ドイツ、序列第7位ゲルト・バルクホルン様
中国、序列第8位楊 麗々様
イギリス、序列第9位ダージア・ウェルキン様
フランス、序列第11位シャーナ・ディノア
カナダ、序列第12位ケイ・パンプス様
インド序列第13位イラム・ワラムナンド様
以上11名、序列第10位のノエル氏は除名されいなく、序列第1位織斑千冬氏は仕事で忙しいとのことです。以上で紹介は終わります。」
「織斑千冬はまた出席しないのか。まったく奴はワルキューレとしての自覚がないのか。」
クジャン公(今後はイオク)は織斑千冬に苦言を言うと、またエリオン公(今後はラスタル)がイオクの言葉に反応した。
「まあ、クジャン公教師という仕事は我々が思ってる以上に大変なんだろうそれに彼女自身はワルキューレには乗り気ではないからな・・・更識楯無、悪いが今回決まったことを織斑氏に伝えてくれ。」
ラスタルが千冬の不参加をしかたないですまし楯無に伝言を頼むと楯無は「はい、わかりましたエリオン公」と答えた。
そして、会議が始まった。会議ではセブンスターズ、ワルキューレ双方がヴィダールへの対応、マスコミへの対応、次のワルキューレの候補などが話しあわれ3時間にのぼった会議は無事に終わりヴィダールへの対応はラスタルが会議前に提案したものが採用された。
会議が終わり他の参加者が去るなかラスタルと部下のジュリエッタのみが部屋に残っていた。
「ふぅ、なんとか上手くいったな。」
「お疲れ様です、ラスタル様。」
「ジュリエッタ、今回の会議お前から見てどうだった?」
ラスタルの質問にジュリエッタは「では、正直に言います」と言い深呼吸をすると口を開いた。
「はっきりいってラスタル様以外駄目です。セブンスターズや下位のワルキューレ達は己のことしか考えてなく反吐がでます。ですが上位のワルキューレ、イーリス、アリーシャ、楯無、ロランはまだマシです。」
「なるほど、ではお前はどうだ?」
ラスタルが後ろを振り向くとそこには先程まで対処方を話していたヴィダールが仮面をつけ立っていた。
「俺か?俺の意見もジュリエッタと同じだ。」
「そうか」
ヴィダールの答えにラスタルは頷くとヴィダールに情報操作と支援は十分行うと言いワルキューレの討伐を命令した、それを聞くとヴィダールは部屋を去って行った。
「変わりませんね、彼は・・・」
「ああ、最初にあった頃は触れる者全てを切り裂く刃のような男だったが今は捉えた目標のみを確実に切り裂く洗練された刃だ。まったく人間は恐ろしい生き物だ復讐の為にああも変われるのだから。」
「奴も驚くだろ、まさかかつて自身が消したはずの人間が地獄から舞い戻り、自身の積み重ねたものが自身を破壊するまでになるなんてな。貴様もそう思うだろ、ヴィダール?いや、神への復讐者織斑一夏・・・」
ヴィダールは自身と同じ名を持つ機体を見上げると呟いた。
「待っていろ、織斑千冬・・・」
ヴィダールの仮面の奥で復讐の炎が燃えていた。
これからもよろしくお願いします