◉前回のあらすじ
ヴィダールはIS学園で開催される学園祭に調査の為やってきた、するといきなり爆発が起こりヴィダールが現場に向かうとそこには未確認のISが3機おり楯無が対応していた、ヴィダールはすぐさまISを纏いアンノウンと戦闘し無事撃破し尋問しようとすると織斑千冬が現れアンノウンの操縦者を殺しコアを回収すると去って行った、その後ヴィダールは楯無から千冬がアンノウン達を手引きし行方をくらましたと報告を受け、さらにマクギリスがIS学園に事実上管理されろという指示と暮桜を渡せと言ってきた、だが学園はそれらをはねのけた。それから数日は何事もなかったがある朝、突如自衛隊がIS学園に攻撃を開始したのだ楯無はすぐに状況を把握し指揮をとり自衛隊を無力化した、その頃ヴィダールは暮桜がある地下で千冬とマクギリスを追っており2人を見つけたヴィダールは斬りかかるがISを纏ったガエリオに止められ彼と望まない戦闘に突入してしまった、楯無はヴィダールの援護に行こうとしたがセンサーが機影を探知しその機体から8機の悪魔が投下され砂煙がはられるとその悪魔の正体が判明した、その正体はエドモントンで大暴れしたグレイズ・アインだった。
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【楯無side】
楯無は冷や汗が止まらなかった、何故なら対面にはエドモントンで自身が歯が立たなかった化け物であるグレイズ・アインがおり、しかもそれが8機いるという状況であるからだ。
「(あの頃よりは機体も変わり実力も上がってはいるけど何処までやれるかはわからないわね…最悪アレを使うしかないわね)」
楯無が状況を理解しどう打開するか考えているとロランが楯無にグレイズ・アインのことを聞いてきた。
「楯無さん、あの機体達…もしかしてエドモントンで大暴れしたっていう奴かい?」
ロランの質問に楯無は「ええ、そうよ」と答えた、それを聞きロランだけでなく聞いていた教員達も顔が青ざめていった。エドモントンでの戦いは1部が撮影されていた為教員達も知っおり教員達は騒ぎだした。
「あんな化け物勝てっこないわ…」
「無理よ、ワルキューレでも勝てないのが8機もなんて…」
教員達はグレイズ・アインに怯え完全に戦意を失っているなか楯無が声をあげた。
「皆さん!一旦落ち着いてください…確かに今私達の目の前にいるグレイズ・アインは強敵です、勝てる見込みは5%あれば良いほうです…ですが私達が引けば避難している生徒達はどうなりますか?」
「「「「「・・・・・」」」」」
「引いては行けません…前に出ないと」
楯無の声に教員達は全員覚悟を決めその目は先程までの曇った目ではなく生徒を守るという決意をした目だった。
「総員、攻撃開始!!!」
楯無の号令と共に各々はブレードやライフルを握り、楯無もランスを構え8機のグレイズ・アインに仕掛ける。
「はぁ!」
楯無のランスがグレイズ・アインに迫る。
【マクギリスside】
マクギリスは千冬と共に暮桜が保管されている地下最深部を目指していた。
「それにしても大丈夫なのか?あの男…ガエリオというボンボンは時間稼ぎは出来るのか?」
千冬はガエリオがヴィダールを足止め出来るのかとマクギリスに尋ねた、千冬の疑問にマクギリスはほくそ笑みながら答えた。
「問題ない…ガエリオは優秀な人間だ、阿頼耶識の手術を行い血反吐を吐きながら訓練していたからな…復讐の為に…」
「悪い人間だな…」
「君に言われても響かんな…」
【ヴィダールside】
ヴィダールはガエリオの操るキマリス・トルーパーと猛烈な戦いを繰り広げていた。
高い運動性を駆使して素早い攻撃を仕掛けるヴィダールと出力にものをいわせて力業で仕掛けるガエリオ。両者はサーベルとランスでつばぜり合いし、ライフルとランス内臓マシンガンで撃ち合う戦いであり、最初こそヴィダールが優位だったがガエリオは僅かな時間で成長しヴィダールを押し返してくる。
「くそ!、こんな短期間で一気に力をつけやがって」
ヴィダールは距離をとりライフルをガエリオに向かって連射する、だがガエリオは止まらない、被弾しても真っ直ぐにヴィダールに迫りランスに内臓されたマシンガンを撃ちヴィダールのライフルを破壊し爆煙で視界を奪った隙に一気に詰めランスを突く。
「ヴィダール!!!」
放たれたランスをヴィダールはかろうじて避けランスを蹴り上げもう片方の足はハンターエッジを展開しガエリオを蹴りつけた、だが
【!!!】
「あまい!」
ガエリオはヴィダールの蹴りをシールドで防ぎヴィダールを押し返してた。
「今のでも駄目か…」
ヴィダールは再び距離を取ろうとするがガエリオはスラスターを吹かしヴィダールを追撃する。
「たくっ、単純なパワーっていうやつは迷いがない分たちが悪いな…」
ヴィダールは悪態をつきながらもガエリオの攻撃を捌き攻撃し一進一退の攻防を繰り広げる。
【楯無side】
「はぁぁ!!!」
楯無はランスを握りしめグレイズ・アインが振り下ろしたアックスを紙一重で躱しそのままランスをグレイズ・アインの胸に突き刺しスラスターを吹かし壁に叩きつけた。
「ギーギギ…」
グレイズ・アインはなんとか楯無を突き離そうとする、だが楯無はそれを許さずランスに内臓されたマシンガンを連射しグレイズ・アインにワンマガジンを撃ちきりグレイズ・アインは機能を停止させた。
「はぁはぁはぁ…やっと1機」
楯無は呼吸を整えランスをグレイズ・アインから抜き、教員達の様子を見るがそこには地獄絵図が広がっていた。
残る7機のグレイアインは未だ健在であり教員達は全員装甲が砕かれ武器が破壊され中には血反吐を吐いている者もいた、同じワルキューレであるロランもグレイズ・アインによって虫の息だった。
「万事休すね…(やはりあのシステムを使うしかないわね…でもあれは…いや、今は考えている暇はないわ、使わなきゃこっちが殺られる)」
楯無は覚悟を決め最後の手段に出た。
「(使うわ…ヴィダール、私に力を貸して)」
楯無は最後の手段を使用する前その手段を教えられた時を思いだした
あれは私がシュバルベ・グレイズを受領して訓練終了後ロックが掛かってたシステムを尋ねた時だった。
「ヤマジンさん、ちょっといいですか?」
「なんだい?楯無ちゃん…」
「私のシュバルベ・グレイズにロックされたシステムがあるんですけどなんなのかなって…」
私の質問にヤマジンさんは少し悩んだ後教えてくれた。
「シュバルベ・グレイズのロックされたシステムはその機体の切り札【VTS】だよ」
「VTS!?それってドイツが開発してアラスカ条約で禁止になったモンドグロッソ上位者の動きを模倣する【ヴァルキリー・トレード・システム】のことですか!?」
私の質問にヤマジンさんは違う違うと言って手を横に降り、教えてくれた。
「そのVTSはヴァルキリーのVじゃなくてヴィダールのVだよ…そのシステムは簡単にいえば機体のリミッターを強制解除してエドモントンの戦いのヴィダールのようになるシステムだよ、まっ、元になったVTSと似てるけどね」
「なんでそんなもんが…」
「念のためだよ…またあんな化け物が出るかもしれないから付けとけって、ヴィダールガ私に頼んだんだよ、楯無ちゃんの為に…まっ、使わないことを祈ってるよ…」
そんなことを思いだしながら楯無はランスを握りしめマガジンを装填し深呼吸をすると声をあげた。
「裏コード…ヴィダール!!!」
楯無が総員叫ぶとシュバルベ・グレイズのセンサーが深紅に染まり強制排熱が始まり、シュバルベ・グレイズからはオーラのようなものが放たれた。
「く、うぅ…この衝動、敵を駆逐しろと溢れてくるわね…制限時間は3分30秒…1機あたり30秒しかないわね…とっとと終わらせなきゃ」
楯無は沸き上がる衝動を抑えながらランスを握りしめスラスターを吹かしグレイズ・アインに突っ込む。
グレイズ・アインは両手にアックスを持ち楯無を向かいうちアックスを振り下ろした、楯無はアックンが当たる瞬間脚部の補助スラスターを稼働させ逆噴射しアックスを躱し再度スラスターを噴射しランスでグレイズ・アインの頭部を突き刺し破壊した。
を躱し再度スラスターを噴射しランスでグレイズ・アインの頭部を突き刺し破壊した。
「まずは1機…」
楯無はランスを抜くと次のグレイズ・アインに迫る、今度はアックスで攻撃される前にランスを突き刺し壁に激突させ拡張領域からナイトブレードを取り出し切っ先をグレイズ・アインの頭部に射し込み、なお暴れる為ランス内臓のマシンガンを撃ち込み機能を停止させた。
「はぁぁ!!!」
楯無は3時機目のグレイズ・アインに迫りブレードでマニピュレーターを破壊し、そのまま腹部に刃を当てたが刃は折れてしまった、「な!?きゃあっ」楯無は一瞬の隙を疲れ頭を掴まれた、グレイズ・アインはパイルバンカーを撃とうとするが楯無はランスでグレイズ・アイン肩を貫き力が抜け頭から腕を離すとグレイズ・アインを押し倒しパイルバンカーを自分自身で握りしめる形で喰らわせ機能停止させた。
「はっ!?」
その直後4機目のグレイズ・アインが上空からアックスを振り下ろした、楯無はその攻撃を躱し落ちていたアックスを拾い、振り下ろしてくるグレイズ・アインの攻撃を防御した。
慣れてないため振り回すようにアックスを使い、グレイズ・アインのアックスと何度もぶつかった。
「いい加減…くたばりなさい!」
そして何度目かの攻撃でグレイズ・アインの体勢を大きく崩すと声をあげながらアックスを振り刃をグレイズ・アインの首筋に命中させ、グレイズ・アインはオイルを吹き出しながら膝から倒れ機能を停止させた。
楯無はアックスを装備したままスラスターを吹かし5機目のグレイズ・アインに迫りグレイズ・アインの攻撃を躱し懐に入りアックスで右足を切り飛ばした、楯無は転倒したグレイズ・アインに止めを刺そうとした瞬間6機目のグレイズアインに肉薄され転倒した。
「きゃあっ!?」
楯無を押し倒したグレイズ・アインはパイルバンカーを撃とうとする、だが楯無は腕を抑え必死に食い止め左腕のワイヤーアンカーを射出して頭部を損傷させ怯んだ隙にグレイズ・アインを蹴り上げ吹き飛ばした。楯無はすぐに起き上がり拡張領域からバトルアックスを取り出し起き上がろうとするグレイズ・アインにアックスを振り下ろし5度目の攻撃でグレイズとアインは機能を停止させた。
「あと2体残り時間は30秒…」
楯無はワイヤーアンカーでランスを回収すると再度アンカーを射出して倒れてたグレイズ・アインを引っ張りそのまま最後のグレイズ・アインにぶつけ怯んだ隙にスラスターを吹かし接近し2機纏めてランスで貫いた。
「これでラストよ!!!」
楯無は声をあげながら力を入れランスをより深くグレイズ・アインに刺し込み。
「はあぁ!!!」
先に刺したグレイズ・アインは機能を停止させ残る1機もあと僅かで墜ちる、楯無はスラスターの異常を告げる警告を無視しスラスターをさらに吹かしミチミチと音をたて、そして…最後のグレイズ・アインは機能を停止させた。
「はぁはぁはぁ…終わった…」
楯無は決着がつき力を抜いた瞬間「は!?」気配を感じ振り替えるとなんと最初に倒したグレイズ・アインが再起動していた、楯無はすぐに迎撃しようとスラスターを吹かし姿勢を変えようとしたがスラスターは過度の使い過ぎで故障してしまい、グレイズ・アインは腕を楯無の胸部にあて【!!!】「がはっ!」パイルバンカーがシュバルベ・グレイズの装甲を貫いた。
楯無は吹っ飛ばされ地面に倒れてしまい同時にVTSの制限時間が経過してしまい機体はその反動でオーバーヒートしてしまった。
「はぁはぁはぁ…」
楯無は呼吸を荒げながら何故グレイズ・アインガエリオ再起動したのかと疑問に思っているとそれまで沈黙していたグレイズ・アインが声をあげた。
「あーやっと仕留めれた…まさか私達相手にここまでやるなんて流石ワルキューレ第5席ね、」
「(この声どこかで…)」
「さあ、皆起きた起きた」
グレイズ・アインがそう言うとこれまで楯無が倒した全てのグレイズ・アインが再起動し起き上がり集まってきた。
「嘘!?なんで…」
自身が苦労して倒したグレイズ・アインが全機再起動したことに困惑し声が漏れるとグレイズ・アインはそれに気付き楯無の疑問に答えた。
「不思議そうね?冥土の土産に教えてあげるわ、私達のグレイズ・アインはエドモントンの戦いのデータを元に改良したの」
「改良?」
「そう、弱点である生身は要らないとなって排除することになった、でもそれだと機体は動かないそこで操縦者の【意識をコアに移植すればいい】ということになった、だから貴女がいくら頭部や胸を貫いても無事だったの」
グレイズ・アインの言ったことに楯無は驚愕するしかなかった…勝つために意識をコアに移植するなんて人の倫理を逸脱してるからだ。
「(マクギリス・ファリドなんてことを…)」
楯無は歯を食いしばりながら敗北を受け入れるしかなかった。そうしていると復活したグレイズ・アインが集まりなにかを話し始めた、その会話を聞いていた楯無は会話からこのグレイズ・アインの操縦者がわかり訪ねてみた。
「貴女まさかモニカさんなの?フィンランドのワルキューレの…」
楯無の質問にグレイズ・アインはクスクスと笑いだし楯無の視に答えた。
「ええ、そうよ楯無…私はモニカよ、あと他のグレイズ・アインの操縦者は皆ヴィダールによって追放された元ワルキューレよ」
「!?」
モニカの答えに楯無は目を見開いてしまった、グレイズ・アインの操縦者がヴィダールによって追放された元ワルキューレだったのだから。
「ワルキューレを追放された私達はもう死んだも同然だった…でもあのお方マクギリス・ファリド様は私に力を与えてくれた、この最高の力を…「・・・」ところで楯無、あんたヴィダールの仲間になったんだってね…あんたは私達を裏切った、ならその罰を与えないとね…元ワルキューレとして私達が直接」
モニカは楯無を自分達を裏切ったとして罰を与えようと言い他ですワルキューレ達も不気味な笑いをしながら楯無に迫り各々武器を持ち楯無に襲いかかる。
「ヴィダール…」
【ヴィダールside】
地上で楯無がピンチのなかヴィダールは未だガエリオと戦闘を繰り広げていた。
「ヴィダール!!!」
「ちぃ!」
ヴィダールはガエリオのランスを避けサーベルで攻撃するがシールドで防がれ逆に一撃をもらってしまう。
「お前はカルタを殺した、カルタの無念は俺が晴らす」
声をあげながら迫るガエリオにヴィダールは槍を正面から受け止めガエリオに今まで言えなかった真相を話す。
「ガエリオさん、俺はカルタ・イシューを殺していない」
「なんだと?それじゃあ誰だ!カルタの命を奪ったのは…!!!」
「それは…」
ヴィダールが言おうとした瞬間だった
「私だよ…ガエリオ…」
声が聞こえ声が聞こえた方にガエリオが振り向くと1本のブレードが迫っていた。
「!?」
「ガエリオさん危ない…ぐはっ!!!」
ヴィダールはガエリオを庇いブレードを受けた、ブレードは絶対防御を破りヴィダールの腹に刺さっていた。
「(この刀…雪片、零落白夜…織斑千冬)」
ヴィダールが目を向けるとそこにはマクギリスと暮桜を纏った織斑千冬の姿があった。
ヴィダールはその痛みで床に落下し、ガエリオはマクギリスに声をあげた。
「どうゆうことだ!マクギリス!!!」
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