「マクギリス!?どうゆうことだ?お前がカルタを殺したのか?」
「ふっ…」
「答えろ!マクギリス!!!」
ガエリオはブレードの切っ先をマクギリスに向け叫ぶとマクギリスは口を開いた。
「カルタの死は私の理想を叶える為に必要だったからだ…」
「理想?意味がわからない…お前はなにを言っているんだ?」
「ガエリオ…この世界はISが誕生する前から狂っていた、政治、思想、宗教、主義、そんなくだらないものによって今まで何度も争いが起きてきた…2度にわたる大戦、思想のもつれによって発生したロシアとウクライナの戦い、宗教によりテロリストから武装集団となり国家を侵略しようとしたISISとの戦い、資本主義と社会主義による冷戦…人々は過ちを繰り返して、すぐに忘れ再び戦火を作る、その繰り返しだ。私も見てきたその戦いをな…だから私はこの世界を変えようとした、だが私には力が足りなかった…そんな時現れたのがISだ、私はISがあれば理想を叶えられると思った、だがISは篠ノ之束によって手綱を握られていた…そこで私は織斑千冬と手を組み篠ノ之束を亡き者にした。
ガエリオ…俺は作るぞISという絶対的な力により統治された理想の世界をな…」
「マクギリス、それじゃあ何故カルタを殺した!」
ガエリオがカルタを殺した理由を問うとマクギリスは不適に笑い口を開いた。
「それはだなガエリオ、阿頼耶識システムを完成させる為だ…阿頼耶識システムはISの力を最大限に引き出し、男性でもISを使えるようになる夢の力だ、だが開発には多額の資金と技術が必要だ、そこで私はカルタを殺した
それによりイシュー家前当主はカルタの思い人だった私に多額の資金を譲渡してくれた、そしてガエリオ…お前はカルタの敵を討つためボードウィン家の技術を提供しお前自身も良いデータを取ってくれた、おかげで阿頼耶識システムは完成した…改めて礼を言おうガエリオ」
ガエリオはマクギリスの真意を聞き動揺していた、自分のカルタの敵を討つという心を利用されマクギリスの手のひらで踊らされていたことに…ガエリオのなかから徐々に怒りの感情が溢れブレードを強く握りしめマクギリスに向かって斬り込んだ。
「たとえ親友でもそんな非道は許されるはずがない!」
「では、どうする」
マクギリスは向かってくるガエリオをいなし旋回したガエリオの目の前に移動しブレードで切り付けた、ブレードアンテナが折れ破片が散らばるがガエリオはマクギリスにブレードを振った、だがマクギリスは攻撃を避け逆にガエリオを切付け胸部にブレードを刺しガエリオが膝を着くと距離をとり落ちていたランスをガエリオに投げつけシールドを破壊した。
「くぅ…」
「君を失ったボードウィン家はいずれ娘婿である私が継ぐことになるだろう」
「なに!?」
「IS委員会の最高幹部セブンスターズの1角であるイシュー家は既にもう無くラスタルや他のセブンスターズも既に私の配下が制圧した、セブンスターズの力関係は一気に乱れるだろう…そこからは私の出番だ」
「!?嘘だマクギリス…お前は…お前は…」
ガエリオはランスを拾い叫んだ。
「嘘だ!!!」
ガエリオはスラスターを吹かし上昇しスラスター出力をあげ加速しマクギリスに突撃する。
「マクギリス!!!」
「う、・・・」
ヴィダールは腹に刺さった雪片を抜きなんとか立ち上がり前を見た、そこには鬼神のようにマクギリスに攻撃を仕掛けるガエリオのキマリスの姿があった。
「ガエリオさん…」
ガエリオはマクギリスに斬りかかりマクギリスはブレードを防御しガエリオを切り付けるが止まらずガエリオは攻撃の手を止めない。
「マクギリス…カルタはお前に恋焦がれていたんだぞ!」
ガエリオが涙を流しながら叫ぶなかマクギリスはブレードでキマリスの肩を吹き飛ばす
「今もきっとお前の名前を呼んで、お前を思って死んでいった!!!」
ガエリオは加速しランスで突くがマクギリスはブレードを交差させ攻撃を受け止めた。
「妹だって!お前なら、信頼出来ると…」
「アルミリアについては安心するといい「!?」彼女の幸せは保証しよう…」
「は…あ、ああああぁ!!!マクギリス―――!!!」
ガエリオは叫びながら魂の一撃を喰らわしマクギリスは吹っ飛ばされ、ガエリオはランスを離しブレードを握りしめマクギリスに斬りかかる。
「そうだ、ガエリオお前の憎しみを私にぶつけてくるがいい…友情、愛情、信頼…」
ガエリオとマクギリスは互いに激しくブレードで切りあう。
「そんな生温い感情は残念ながら私には届かない…怒りのなかで生きていた私には…」
マクギリスはエネルギーが切れ絶対防御が解除され膝を破壊され崩れたガエリオの胸めがけてブレードを突き刺た、装甲が割れオイルや血が吹き荒れ辺りを赤く染めマクギリスはブレードを抜きガエリオはその場に倒れた。
「ガエリオ…お前は私の生涯ただ一人の友人だったよ…」
ヴィダールは目の前でガエリオがやられたのを目の当たりにするとマクギリスに叫んだ。
「マクギリス!!!貴様は…貴様は…ずっと騙していたのか!ガエリオさんを…ガエリオの意思を貴様は貴様は…」
「それは君も同じだろヴィダール…いや織斑一夏、君だってヴィダールだということをガエリオに黙っていたではないか…」
「くっ!?」
確かにマクギリスのいう通りだった、ヴィダールはガエリオに自身の正体を隠していた、伝えるチャンスはいくらでもあった…だがヴィダールは言えなかったどこまでも真っ直ぐなガエリオを傷つけたくなかったから、だがその判断が逆にガエリオを傷つけ殺してしまったことにヴィダールは後悔した。
ヴィダールが後悔しマクギリスに何も言い返せないでいると雪片を回収した千冬が近づき口を開いた。
「話し中悪いが、マクギリスもう時間があまりないようださっさと始末するぞ」
「ああ、そうか…では織斑千冬、自身の弟の始末は任せたぞ」
千冬は「ああ」と答え雪片を構えながらヴィダールに近づいた。
「一夏…まさかお前が生きていたとはな、束の奴め死んでも余計な手間をとらせやがって…だがこれで終わりだ、一夏あの世で束に伝えとけ…お前のISは私が有効に使ってやると」
「(くそ野郎 が…!?ガエリオさん、まだ生きているのか」
ヴィダールは千冬が雪片の切っ先を天高くあげるとスラスターを吹かしガエリオの元まで移動しマクギリスを一瞬睨むとガエリオを担ぎ腰のコンテナの1つを取り外し投げつけすぐさまハンドガンで撃ち抜いた。
【!!!】
銃弾はコンテナを貫通し中に収納されていたバーストサーベルが誘爆し爆発を起こした。
狭い地下は一瞬で黒煙で満たされ千冬が雪片を軽く振ると煙は飛散した、だがその場にヴィダールとガエリオの姿はなかった。
「逃げたか…」
ヴィダールはガエリオを抱えスラスターを吹かし地上へと急いだ。
「くそっ!ガエリオさん…貴方はここで死んでいい人間じゃない」
ヴィダールはガエリオをすぐさま治療するため地上を目指し光が見え地上に出たがそこには地獄絵図が広がっていた。
「なんだよ…これ…」
そこには破壊されたアリーナ、ボロボロになったISと虫の息の教員達の姿が広がっていた。
「な!?」
そしてそのアリーナの中央にはかつて自身がなんとか倒したグレイズ・アインが8機おりその足元にはボロボロのシュバルベ・グレイズがおりグレイズ・アインの手には額から血を流した楯無が気を失い握られていた。
ヴィダールは楯無の姿を見るとガエリオを下ろしバーストサーベルを構えスラスターを吹かし一気に加速し突撃する。
「楯無を離せ!!!」
ヴィダールは叫びサーベルで突いた、だがグレイズ・アインはヴィダールの攻撃に反応しあっさりと防御しヴィダールにドリルキックをくり出した。
「がはっ!」
だがガエリオとの戦闘で消耗し雪片で腹を貫かれ出血多量でなんとか意識を保っているヴィダールでは避けることが出来ず喰らってしまった。
「はぁはぁはぁ…」
サーベルを杖がわりになんとか立ち上がるがすぐに膝をついてしまうヴィダールの後ろから千冬とマクギリスが現れた。
「ほう、更識楯無は随分と奮戦したようだな、グレイズ・アインが全機何処かは損傷しているとは…」
「マクギリス様、コイツ…ヴィダールは殺って良いですよね?」
「かまわない、時間もあまりない…さっさとすませろ…」
「わかりました…」
マクギリスから許可を得たグレイズ・アインは3機がボロボロのヴィダールに迫りアックスを振り下ろそうとした時だった。
「がっ!?」
「なっ!?」
「いっ!?」
グレイズ・アインを突如蛇腹剣が襲いさらに機関砲から放たれた攻撃がグレイズ・アインを襲った。
「大丈夫ですか?ヴィダール…貴方にしてはかなりやられましたね…」
「ジュリエッタ!?」
ヴィダールの救援に現れたのは新たな機体を纏ったジュリエッタだった。
「状況は理解しています…まずは目の前の悪魔共を始末するのが先ですね」
ジュリエッタは蛇腹剣もといジュリアンソードを構えグレイズ・アインに叫ぶ。
「前はやられましたが今回は私が蹂躙する番です、私とこの機体レギンレイズ・ジュリアの餌食になりたい方からかかって来なさい!」
いかがでしたでしょうが、駆けつけたジュリエッタの活躍をご期待ください(多分)