ヴィダール達を乗せたタービンズの潜水艦ハンマーヘッドは5日後無事ハワイに到着した。ハワイに着くと名瀬はマドカ達を連れリゾート施設に向かいヴィダール、ジュリエッタ、楯無の3人はラスタルが手配した車に乗りラスタルの元へ向かった。
車を走らせ数十分後ラスタルの屋敷に着くとヴィダールは楯無に少し待てと言い屋敷に入り再び楯無の前に現れた時は2人はIS委員会の制服を着ており、楯無はヴィダールに連れられ屋敷に入っていった。
しばらく進んでいると大きな扉の前で止まりヴィダールがノックをし中から入れと言葉が聞こえるとヴィダールは扉を開け中に入り続いて楯無が部屋に入ると楯無は室内にいたラスタルに驚きそして今まで疑問に思っていたことがはれた。
ジュリエッタが扉を閉めるとラスタルは3人に座るよう言い、楯無の横にヴィダールが座り楯無の対面にラスタルが座りジュリエッタはラスタルの横に座りラスタルがコーヒーを一口飲むと楯無は口を開いた。
「本当に驚きました、まさかセブンスターズの1人であるエリオン公がヴィダールと繋がっていただなんて…」
楯無の言葉にラスタルはコーヒーを置くと話し始めた。
「そうだろうな…まさか世間から見れば敵対してる筈の組織のトップにいる人間が繋がっているなんて誰も思わない、だからこそ今まで上手くいったといえるのだがな…」
「それで…教えてもらえますか?私を呼んだ理由と貴方達がなにをしようとしているのかを…」
楯無は自分がわざわざ呼ばれた理由とラスタル達がなにをしようとしているのかを問うとラスタルは「もちろんだ」と言い楯無に話し始めた。
「まずは私がこの一連の始めたきっかけを話そう…まだISが誕生する前私はかねてから月と火星での資源に注目し本気で開拓しようとした、だが様々な問題により中止せざる終えなかった…そんな時だ篠ノ之束が学会でISを発表したのは…私はこれがあればと思っただが、大半の者はISを子供の夢物語と決め付け相手にしなかった、だが私はそうは思わなかった何故なら彼女の目は本気だったからだ。学会のあと私は彼女に接触し資金援助、機材の提供、専門家による技術指導を提案し彼女はそれを承諾した。その後彼女は知ってるとおりISを完成させ【白騎士事件】を起こした」
「白騎士事件のあと世界は篠ノ之束を再評価し刷り折った、だが彼女は結構根に持つタイプだったようでな彼女を否定した連中を無視してたものだ、私はその逆で彼女とは良好な関係を続けていた、そして私は国際IS委員会創設に尽力し最高幹部セブンスターズに就任した、それからは篠ノ之束と定期的に連絡をとっていたが予定日になっても連絡がとれず私は疑問に思っていたが仕事が多忙の為そちらを優先させた、それから2日後私はドイツでの仕事を終え空港に向かっている時のことだった。」
ラスタルは当時のことを思い出しなが話した。
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車から外を見た時裏路地に誰かが倒れているのを目撃し私はなにかあったのかと思い近づくとそこにいたのは篠ノ之束だった、私はすぐに駆け寄り声をかけた。
「篠ノ之束か!?いったいなにがあったんだ?」
篠ノ之束は全身汚れており腹部には酷い刺し傷があり呼吸も荒く虫の息だった。私はすぐに傘下の病院に運ぼうとすると束は私に気付き薄れゆく意識のなか私になにがあったかを話し始めた。
「ラスタルさん…織斑千冬は糞野郎だ、私を裏切りやがった……アイツは自分さえ良ければ良い奴なんだ!今までずっと私の前で猫かぶってやがったアイツを野放しにしたら…ISはおしまいだ…」
「なんだと!?」
ラスタルは束が言ったことに我が耳を疑った、ラスタルから見ても織斑千冬は礼儀正しく束の良い理解者だと思っていたからだ。ラスタルが驚きを隠せないままさらに束は語る。
「第2モンドグロッソでアイツの弟いっ君、織斑一夏が誘拐されて私はあの子を助ける為向かった、現場に着くと既に犯人達は殺されていて助かったんだねと思った…でもなにか変だった、私はそう思うと閃光玉で辺りにいた連中の目を潰すといっ君を助けて脱出しようとした時…織斑千冬が私を刺した、私は痛みに耐えながらいっ君を川に逃がしすとアイツは私から雪片を抜いた、私を何故こんなことするのかを聞いたんだそしたらアイツはこう言ったんだ「束…お前はもう邪魔なんだ、いい加減お前のご機嫌とりにもうんざりだ…私のこの場所は誰にも渡さん…」てね、アイツは私にトドメを刺そうとしたけど私はなんとか逃げれた…」
「・・・」
「ラスタルさん、頼みがあるの…」
「なんだ?」
「いっ君は必ず生きてるだから助けてあげて…そしてISをお願い…」
そう言い残し束は意識を失った。
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その後私は彼女を病院に運び命は助けることができた。私は病院を去ると織斑千冬に関することを調べる為情報を収集した、その結果様々なことがわかっていき織斑千冬がマクギリス・ファリドなどISに関する人物達と今回の事件を起こしたことがわかった。
「関わった奴らはISにより今の地位と利益を上げた、だが
篠ノ之束の気分次第でそれは簡単に崩れる、それで連中は自分達の利益を優先させ織斑千冬も自身の為に篠ノ之束を殺すのに賛同し殺害計画をたてたというわけだ。」
「そんなことが…」
楯無はラスタルの話を聞きあの大会の裏でそんなことが起こっていたのかと驚愕しさらにIS学園で生徒に手腕をふっている千冬の裏の顔に恐怖さえ感じた。
「それから私は篠ノ之束が言い残したISを頼むという願いを実行するため行動に移し協力者を集め悪事を働く連中を粛正し今に至るというわけだ、ちなみに君の横にいるヴィダールこそ織斑千冬の弟の織斑一夏本人だ」
「!?」
楯無は横にいるヴィダールに振り向くとラスタルはヴィダールに仮面を外せと言いヴィダールは「ああ」と返事をすると仮面をとるとそこには顔に大きなキズ跡があり、彼にどんなことかあったのかと楯無が思ってしまう程だった。
「ん!話を戻すが更識楯無、我々の目的は織斑千冬らを粛正しISを本来あるべき姿に戻すのが目的だ、そして君を呼んだのはこの話を聞いて君がどうするか聞きたいからだ、こんな話聞かなかったことにするかそれとも我々と共に戦うか…選択してほしい」
ラスタルに選択を求められた楯無はしばらく悩み答えを言い放つ。
「私は貴方達と共に戦うわ、こんな話聞いて知らない顔なんて出来ませんから」
楯無の答えにラスタル達は安堵しラスタルは楯無と握手を交わした。
その後ラスタルは楯無にグレイズアインとの戦闘で大破したミステリアス・レイディの変わりにシュバルベ・グレイズを提供し整備班長のヤマジン・トーカによってミステリアス・レイディの能力をシュバルベ・グレイズに移植された。
数日後楯無がシュバルベ・グレイズを使いジュリエッタがその訓練に付き合っているなかヴィダールは病院を訪れていた、ヴィダールは厳重に警護された部屋に入るとそこには未だ目覚めない篠ノ之束が横たわっていた。
「束さん…」
ヴィダールは仮面を外し目覚めない彼女の手を握ると「必ず奴に復讐するよ」と宣言するとヴィダールは花を変え再び仮面を被ると部屋をあとにした。
「(この仮面は復讐の誓いだ、奴を殺すまで俺はヴィダールであり続ける)」
いかがでしたでしょうか?
次回はオランダのワルキューレが登場