呆れずに読んでやってくださいまし……ウルルル。
では、物語スタートです♪
先だってはどーもです♪
わたくし、美人モンスターの妻!?が出来ましたレンザです。なかなか上位やG級に上がれないロートルハンターが、美人妻が出来たものだから周りの目が冷たい……。あなた方正体知っても、そんな目で見れるでしょうかね?私は絶対ミレリアを離しませんけど!
だって、こんなに愛してくれるんですよ!擬人化すればめっちゃ美人だし。
これを逃せば、一生婚期も彼女も出来ない……いくら私でもそれは死活問題、そうはなりたくないのでミレリアとラブラブしています♪
しかしながら、今回ユクモ村の村長さんからの緊急クエストを依頼され数日後には4人!?で出発することに……。
しかも、相手はゴアマガラ……いやぁ、やると決めたはいいけれど果たして討伐出来るのか?ダ、ダイジョウブかな……。サーニャやミレリアが狂竜ウィルスに呑み込まれないかが心配です、凄く傍に居てくれると心強いんですよ♪でも万が一狂暴化した時は、私はミレリアと共に……………。
に、ならないように頑張ります!
それで、持ち物を充分に用意して武器や防具が完成したと連絡があり、武具屋さんに。
「おぅ!出来上がってるぜ、装備して行ってくんな。それとあんたは太刀だよな?これだ!」
おおっ!凄い……格好いい♪頼んだだけはあるかな。”爆焔のオグナー”……しかしまだ作り立てでLV1だよな攻撃力もまだまだだし、いきなりこれで対戦するのは……まずいな。素材を集めて強くしてからにしようか。
で、ラゼルの方はどうかな?お姿を…………マジか!?似合ってる……格好良すぎる……サーニャもハートマーク攻撃しまくってるしwラゼルも照れまくってるしw
良いね~~♪私が装備したら、そこまで似合うだろうか?ましてそのスキルを使いこなせるだろうか……?私はラゼルの装備を喜びつつも、照らし合わせて自信を無くしている自分が居ました……。
「でも、どうするラゼル?いくら”儘滅刃の”とはいえ出来立てホヤホヤだよね。防御力がまだまだ足りないんじゃないか?」
「そうなのニャ……いくらスキルが良くてもニャ……。」
「ダメージを受けなければそれでもいいけど……。」
そうなんです、LVを上げないと最初の一式の合計防御力は350。いくら猫飯やアイテムを駆使しても400前後でしょう。攻撃を全て躱すことが出来ればいいのでしょうが、そこまでの自信は無い様で。MAX890以上にでもなれば余裕があるでしょう。なかなかに厳しい……。
「そうニャ、今回の相手はあの”ゴア・マガラ”ニャ。無理に装備してみんニャを危険に晒す訳にもいかないニャ。いつもの装備の方がLVは上ニャ。ニャから用心して装備慣れた防具で行くニャ。」
「分かった、私もそのつもりだよ。武器にしてもまだまだ攻撃力が足りないし、いつもの武器の方がLVがあるし慣れてるのもあるしね。」
「そ……れで……い……こう……。」
「それが良いニャ!」
4人で頷きあって、ひとまず武具屋の頭領さんには料金を払い自宅へと戻りました。
ラゼルの家も完成していて中を見せてもらうと若干の違いはありますが部屋の間取り等はほとんど同じでした。逆にラゼル達を先に家に泊めた事もあって、風呂が広いとか茶の間以外に寝室や武具部屋があって助かるなとか気に入ったようで、大工さんにそんな造りにして欲しいと頼んだそうです。私達の方がビックリでした……♪
夜になって、出立は今度こそ明日に……となってそれぞれ家で休む事に。
猫飯屋でみんなで食事をしてきたので、そこで別れてそれぞれの家に。2人で風呂に浸かる事にしました。
あの……こんな広い浴室で2人くっついて湯船に入り……私は改めて彼女の温もりを感じてます……いえ、確かにモンスターですよ!それも”二つ名”の……。でも、擬人化した姿は紛れもなく人間の女性……めっちゃナイスバディでめっちゃ美人です!しかも私の”妻”です!死んでも離しません!……いや、死んだら無理か……。
いやとにかくです、肩に寄り掛かってくる彼女を私も腕を回して抱きしめてました。そのままお互いに目を瞑ってゆっくりと甘~い、蕩けそうな口づけを……。そのまま湯船で夜伽に耽り……ミレリアを全身で感じている私でした……。
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翌日、緊急クエストとして集会所へと赴き受付嬢の所へ向かいます。アイルーのサポートを受けながら、すらりとした綺麗な脚線美で黒のタイツを履いて足を組んだスレンダーな美人の受付嬢のお姉さん。い、いや他意はありませんよ!確かに綺麗な人ではありますけど、私はやっぱりミレリアが良いんです。こういう美魔女はそう居ないでしょうから。
あっとと、では早速……。
「あ、はい!ユクモ村の村長より連絡が届いてます。ゴア・マガラの討伐ですね?」
「はい、お願いします。」
「分かりました、受領します。お仲間の方は横のクエストボードより参戦受け付けをして下さい。」
「ニャて、いよいよニャ!」
クエストボードから参戦受注をしながら、ラゼルは改めて気を引き締めたようです。
「大丈夫ニャ、ラゼルが居れば勝てるニャ♪」
「ニャ!?そ、そうニャか?ニャははは♪」
あははは……相変わらずの熱々ぶりですねwwホントに大丈夫かな?
「……こっ……ちも……レ……ンザ……が居……る。ま……けな……い……。」
コラコラ私が居ると言ったって、こんな弱い私が果たして倒せるのかどうか……。と言ってもやるしか無いんですけど。信じてくれているのは嬉しいけど、果たして勝てるのか……いや、ガンバロ♪
「さて、みんな準備は良いかい?」
「おぅニャ!」
「OKニャ!」
「……い……こう……レン……ザ……!」
お互いに頷きあって、集会場を後にするのでした……。
遺跡平原は……その名の通り平原が広がるエリアがあり、古代遺跡が何カ所かのエリアに存在する文明を思わせるような貴重な遺産が残るフィールド。私達はベースキャンプからエリア1に。
「……おお……き……ない……わ……の……かい……だ……ん……の……ば……しょに……い……る……。」
ミレリアがモンスターの気配を感知して教えてくれます。
「という事はエリア7ニャか?」
「そうらしいね。」
「早速向かうニャ。」
いや~千里眼の薬が要らないって貴重ですよ~、効果が切れずに持続するのは何時でも相手のいる場所を特定できる訳で。ミレリア達が居なかったら途中で見失ってエリア中を探さなきゃいけないし、そりゃ大変ですよ下手をすれば目標に会えずに終わってしまう……あれは切ないですからね~、私はどんだけ損して来たことか。ショックでその日は食事も喉を通らない。それが無いだけ、どれだけ有難いか……彼女達に感謝です♪
そして、エリア2・エリア4を通り抜けエリア7へ。
そこは岩山に囲まれた窪みがある場所で奥に自然に出来た巨大な岩の階段3段のような部分があり、1段ずつがそれなりの広さがあります。その一番上からエリア5の巣がある場所へと道が繋がっているエリアです。
私達は警戒しながら、ゆっくりとその階段岩のある方へと進んでました。確かに、モンスターの気配がします。
ゴア・マガラか?……遠目で2段目に居るモンスターを凝視してみると……。
「ニ”ャ!?ニャンでアイツがこんニャ所に居るニャか!?」
ラゼルが最初に分かって驚きの声を上げました。え?今の反応だと、ゴア・マガラじゃない?一体どのモンスターが?
私達も覗き込んでみると、それは翼はなく四肢があり両前足に指と爪はなくて丸まっており、額の角もリーゼントの様に丸く突きだしてます。角と両前足の先端が黄緑に光っている、あれは爆破系の粘着菌でしょう。確かにこのフィールドに居るのは不思議かも……。
ブラキディオス……攻撃の仕方もボクサーかヤンキーみたいですけどね。違った意味の暴れん坊みたいにも見える……。
その崖の1段上から私達を見つけたんでしょう。試合のゴングじゃあるまいし、大きく身体をのけ反らせて咆哮を上げます!
「来るぞっ!!」
私は太刀を構えて戦闘態勢に。ミレリア達も体勢を低く構えて攻撃姿勢に……。しかし、腕を横に広げて私達を制する者が……!?
「あいつは任せてくれニャ。」
「ラ、ラゼル!?何を言って……。」
ラゼルは武器を構えずに崖に進み、登り始めました?え!?どゆこと?武器を構えずにどうやって……。
登りきると、ブラキディオスも待ち構えていたかのようにラゼルを見据えていました。
ラゼルがブラキディオスの前まで進み、急に肩を回して解しだしました?な、何がどうなってるの?
「ニャァて、どちらが強いか力比べと行こうニャ!」
「グルオオオオッ!」
仕掛けて来たのはブラキディオス、右前脚を振り上げてラゼルに向かって渾身の一撃を放っていきます!
「ラ、ラゼルっ!危ないっ!!」
私が大声を出して、危険を知らせますが仁王立ちで動こうとしません!
「おおニャァッ!!」
次の瞬間、私は見てはいけないものを見てしまった気がしました……。ブラキディオスが放ってきた右前脚をラゼルは左手で受け止めたんです!!
一撃を止められて驚いたのか、そのまま左前脚を振り下ろして来ました!そしてラゼルはそれをも右手で受け止めてました!いったいラゼルって……何者!?
「ニャァ!!ラゼル、カッコイイニャァッ!!」
ちょっと待て!この状態を素直に受け止めてるって貴女は一体何!あ、ナルガか……感覚が違うのでしょうか?
人やハンターからしても素手で力比べなんて信じられない……。しかもどちらもそこから押されていない……互角って……マジか!!
お互いに筋肉を振るわせて血管を浮き出させ、力で倒そうと組み合ってます。ブラキディオスがそれに付き合ってるのには驚きです!感じるものがあるんでしょうかね?私にはまず無理です(豪語!)
しかし、もしラゼルが倒れてしまったら……とも思うので私達も崖を登ります。上に登ると間近でド迫力です!
皆さん想像つきます!?いくらマッチョな体格のラゼルと言えど、体格差があり過ぎに見える状況で互角に渡り合ってるんですよ!!何回目を擦りなおした事か!
嘘……あのブラキディオスが汗を搔いている……あり得ない……。信じられない光景が目の前で繰り広げられてました。
サーニャは応援してるし、ミレリアは私にすがり付きながら力比べに見入ってるし……私もついつい力が入ってました……ラゼルに勝って欲しいと……。
でも、その清々しい戦いに横やりを入れて来るモノが居ました。人間にもモンスターにも居るんですねそういうのが。
「ガギャアァァァッ!!」
突然ブラキディオスが地面に押し付けられたんです!しかも横顔を上から押さえつけるものが……。
“黒蝕竜”とも呼ばれるモンスター……狂竜ウイルスを持ち、全身が黒く筋肉質の四肢があり、翼には大きな手の様に動く爪を兼ね備えています。そうです、”ゴア・マガラ”……私達の本当の相手……。
「ニャッ!!コイツ、正々堂々の戦いを侮辱したニャ!!」
「いや、それはゴア・マガラには通用しないと思うけど……。」
ブラキディオスを翼の大きな爪で押さえつけたまま、咆哮を上げました。完全に私達を威嚇している……。
だけど、逃げる訳にも負ける訳にもいかない……ここで勝負だ!!
「みんなっ!やるぞっ!!」
「「「おおっ!!」」」
私とラゼルは武器を構え、サーニャとミレリアは体勢を低くして攻撃態勢に。
一斉にゴア・マガラへと向かってくのでした………………。
読了ありがとうございます。次話はゴア・マガラと対峙します。果たして主人公たちは倒す事が出来るのか……お楽しみに♪ 紅龍騎神でした……♪♪