ネグレクトされた少年がトレセン学園で幸せになる話 作:山吹色ノ大妖精
それとサブタイあんまり良いの思いつかない・・・
母さんは他の仕事に行ったので、早速二人のトレーニングメニューを編み出すべく、会った当時に聞いた脚質や適性距離などを思い出す。
「(確か二人とも適性距離は芝で中距離や長距離、キタちゃんは逃げと先行でダイヤちゃんは差しと追い込みか・・・)」
「どう?ミノル君」
「取り敢えず、二人に会えた日に考えてあった二人用のメニューを少し改変しようかな?」
「え!?ミノル君もうそんなことしてたの!?」
「師匠達からの課題でな、それぞれの脚質に合うトレーニングを考案しなさいって言われてな」
当時を振り返ってアレはかなりの難問だったと思う。師匠達にプレゼンして色々な質問をされまくったものだ・・・
「今からお前らのトレーニングを考えるから二人とも何もすることは無いけど・・・今日はどうするんだ?」
「ん〜・・・折角久しぶりに会えたから一緒にいたいな」
「私もです」
「・・・そうか」
・・・バカか俺は!何二人に意識しているんだ!集中だ!集中!俺は気持ちを一瞬で切り替えて彼女達のトレーニングを考える。
「・・・・・・」
「「・・・・・・」」
「・・・・・・」
気になる。非っ常に気になる!二人の視線が俺に突き刺さって何か恥ずかしい・・・!一瞬だけ二人に視線を向けると
「「・・・・・・ッ!」」
「!?(恥ッず!?見たことの無い表情で見られている!?しかも目があったからめっちゃ気まずい!?) ・・・・・・すまん、集中出来ないから自分の寮でやる!二人は自由にしてていいぞ!」
「「あっ・・・」」
俺は仕事用のラップトップを直して脱兎のように部屋から逃げた。クソ・・・明日顔合わせるの気まずい・・・!
ミノル君が部屋から出た瞬間、何故か体の力が抜けた。ソファにぐったりしながら隣の幼馴染に話しかける。
「・・・行っちゃったね、ダイヤちゃん」
「そうだね、キタちゃん」
「・・・その、か、カッコよかったね」
「・・・そうだね」
私達のトレーニングを真剣に考える顔を見て思わずドキドキしてしまった。そして私達の視線に気づいて目が合った時の彼の恥ずかしそうな顔がとても可愛いかった。
「・・・ダイヤちゃん」
「何?キタちゃん」
「明日・・・ミノル君に顔合わせるの気まずいね・・・」
「・・・そうだね」
「・・・ふう」
家に帰って顔を洗って頭を冷やしてもう一度切り替える。リビングに戻ってトレーニングの考案を始める。
「・・・ん?沖野師匠からだ」
暫く経つと携帯端末が鳴り画面を見ると師匠から連絡がきた。
「内容は・・・今日の新人トレーナーの歓迎会か・・・」
端的に言えば上記の通りだ。他のトレーナーとの友好を作ったり意見を交換したりとこちらにとっては悪いことは無いので、拒否する理由は無い。
「えーっと・・・『わかりました。どこで待ってればいいですか?』」
そう入力して送信する。すると部屋のピンポンが鳴った。急いで外に出るとそこには沖野師匠がいた。
「えー、それでは!新人トレーナーの歓迎会を始めます!乾杯!」
『乾杯!』
「どうだ?人生で初めての飲み会の音頭は?」
「めっちゃ恥ずかしいです」
あの後俺は沖野師匠に連れられて飲み会現場まで来た。そして音頭をやらされた。ちなみに飲み会とは言っても俺は未成年なのでオレンジジュースである。そして今は沖野師匠から師匠以外の人達の話して来いと言われて戸惑っている。ふと肩をトントンと叩かれる。
「すみません。駿川ミノル君ですか?」
「あー、はい。そうですけど・・・貴女は?」
振り返ってみるとそこには髪の毛に青みがかかった女の人がいた。
「私は桐生院葵といいます。よろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
「少しだけでもいいので、一緒に話しませんか?」
「いいですよ。俺でよければ」
「ありがとうございます!」
そうしてトレーナー談義に発展した。彼女の担当のハッピーミークについてや、このトレーニングはどうかやそのトレーニングはどうかとか色々楽しかった。話しているうちに何故か体がぽかぽかする・・・
「へー、流石は最年少のトレーナー君ですね!」
「・・・褒めても何も出ませんよ?」
「ふふふ・・・」
「・・・何で笑うんでしゅかー?」
「あ、あれ?み、ミノル君?」
「うーん・・・」
「よ、酔っちゃってる!?す、すみません!ミノル君がお酒を飲んだみたいです!」
「酔ってないじょー!」
アレー、目の前がボヤけてきたぞー?ううん・・・眠い・・・
「あっ・・・ミノル君」
「おやすみ・・・」
終わりが雑ですみません・・・