ソードアート・オンライン 〜君と共に〜   作:楽々亭

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第84話 彼と彼女達の学校生活、その一部

 

 デスゲームの開始を思い起こさせる重低音の鐘の音が、建物内全体に響き渡る。悠人が今でもアインクラッドにいたのなら、嫌な予感に胸がざわつくだろうが、あの頃とは異なった環境に身を置く今となっては、音の響きに懐かしさと愛着さえ湧き始めていた。

 ただ、それは鐘の音に対する考え方が変化したというだけであって、よりにもよってこの音を学校のチャイムにチョイスした人物のセンスに関しては、今でも変わっていない。『ジョークにしてはブラック過ぎる』という意見は、入学初日から悠人の中で1ミリたりとも動いていなかった。

 

「それじゃあ、昨日の復習からいくぞー」

 

 そう言われ、悠人をはじめとする教室内の生徒全員が、手元のタブレット端末を操作する。悠人が該当するページを開いた頃、教壇に立つ男性教師が大型モニターにレーザーポインターをあてながら、前日の授業と同じ解説を始めていた。

 しかし、1時限目の授業開始を知らせるチャイムが鳴って5分と経たないうちに、悠人の意識は既に少し先の未来へと向けられていた。

 ああ、早く昼休みにならないかな、と――――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 季節は春、暦は4月。

 アスナと共に繰り広げたALOでの冒険から2ヶ月ほどが経ち、悠人達は現在、政府が作ったSAO生還者用の学校に通っている。この学校はソードアート・オンラインに2年もの間閉じ込められていた学生を対象とし、卒業後には大学受験資格も得られるという政府の特例措置で作られたものだ。少子化の影響で廃校が決まっていた校舎を改築しており、設備は最新のものを取り揃え、授業は紙媒体ではなくデジタル機器をメインにして行っている。

 非常に恵まれた環境な上に、入学金と試験は免除というこれ以上ないくらい良い話だが、生徒は週1回必ずカウンセリングを受ける義務があるというのが、普通の学校とは異なる点だろう。デスゲームという異質な環境下に長期間置かれた子供へのメンタルケアと称し、簡単な質疑応答やストレスチェックを全生徒が受けることとなっていた。

 

「……あー、疲れた。オレもうヘトヘト」

 

 午前中の授業を終え、ようやく待ちに待った昼休みをむかえた悠人の第一声がそれだった。今まではスキルの構成やらモンスターの行動パターン等に脳の記憶容量を割いていたが、久しぶりに英語や数学といった学問に頭を回すと、ついていくのに必死だ。

 

「まあ、そう言っているのも今だけだろ。すぐ慣れるって。そんなことより、早く行かないとカフェテリアの席が埋まっちゃうぞ」

 

 悠人の前の席に座る男子生徒が、後ろを振り返って言った。席が前後ということで入学式の後に悠人が話しかけたのをきっかけに、それ以降は一緒に行動するようになった友人の1人だ。

 

「……あー、ごめん。今日は先約が…………」

「ん? 悠人……お前、僕以外に約束をするような友達がいたのか?」

「それはいくらなんでも酷くないっ!?」

 

 友人の言葉に心を抉られた悠人は、顔をくしゃっと歪ませる。

 そんな彼を見た友人は、満足気な様子で口元に小さな笑みを浮かべた。

 

「冗談だよ」

「はあ……。なら、真顔で冗談を言うのは止めてくれ……。冗談を言う時はそれっぽい顔で頼む」

「……へえ、悠人は冗談を言う時用の表情があるのか。顔芸が達者(たっしゃ)なんだな」

「あー、もうっ!! ああ言えばこう言う!! その口、いつか縫うぞ!!」

 

 一見して優等生という風貌の友人だが、彼は少々…………ではなく、かなり毒のある言葉を度々吐く癖があった。見た目に騙されて入学初日に近付いてきた女子生徒は、彼の毒気にあてられてしまい、精神的ダメージを負ったらしい。

 

「お前、よくその口の悪さで情報屋やっていけたな。結構相手を怒らせたりしただろ?」

「否定はしない。でも、情報屋としてやっていくのに口の悪さは関係ないだろ。大事なのは僕自身じゃなくて、情報屋としての信用度だ。それさえあれば、自然と顧客は寄ってくるものさ」

 

 悠人が彼に話しかけた時、最初は口の悪さで強烈な印象を受けたが、次第に彼の実直な性格が会話の節々で垣間見えた。根は良いやつなのに、口の悪さが目立って彼の本質が隠れてしまっているのが、悠人は友人として残念でならなかった。

 

「……っと、話が逸れたな。先約があるなら仕方ない。そっちを優先してくれ」

「ああ、悪いな」

 

 悠人は席から立ち上がり、友人に向かって手を上げた後、素早く教室を抜け出した。

 

 悠人が向かった先は、昼休みに学生でごった返すカフェテリア――――ではなく、校舎の外にある円形の庭園だった。庭園は校舎の非常階段を降りて中庭を抜けた先にあるのだが、そこは多種多様な花を植えた花壇が設置され、場を鮮やかに彩っている。特に今日みたいな天候に恵まれた日は、花達が陽光を浴びて爛々としているようで、普段よりも一層輝いて見えた。

 そして庭園には学生達が憩いの場として、あるいは友人知人と落ち着いて談笑するために設けられた白木のベンチが幾つか並んでいた。

 悠人はその内の1つを適当に選んで腰掛けると、空を仰ぎ、瞼を閉じた。柔らかな風が顔を撫でるのを肌で感じていると、不意に彼は遠くから自分に近付いてくる人の気配を察知した。悠人は瞼を持ち上げ、気配のする方向に顔を向けると、視線の先で華奢な身体の女子生徒が、車椅子を懸命にこぐ姿が映った。

 

「お待たせー。待った?」

「いや、今来たところ」

 

 車椅子の少女――――由紀は悠人のそばまで来ると、はにかんで顔を綻ばせた。

 一方、悠人は由紀が笑みを零した理由を、何の気なしに訊いてみた。

 

「どうした?」

「えへへ。今のやりとり、いつかやってみたいと思ってたんだー」

 

 そう言うと由紀は車椅子をベンチの隣に横付けし、車椅子からおりて悠人の隣に腰掛けた。まだ医師からは大事をとって車椅子を使うよう言われているが、明日の検査で問題がなければ晴れて車椅子生活とはオサラバし、今度は松葉杖になるらしい。順調に行けば、5月中には杖なしで歩けるようになるだろう。

 

「それは良かった。……それで、この前言ってたものは?」

「大丈夫、ちゃんと持ってきたよ。とっておきの自信作を」

 

 由紀は膝の上にのせている小さな手提げカバンを自分と悠人の間に置くと、カバンを開けて中に入っている物を取り出した。すると、中から白色と紺色、2種類の弁当箱が姿を現し、彼女は紺色の弁当箱を悠人に差し出した。

 彼は弁当箱を受け取ると、どうやら待ちきれなかったらしく、そのまま蓋を開ける。中にはポテトサラダ、唐揚げ、オムレツ等、色とりどりのおかずが詰め込まれており、色彩豊かで可愛らしい中身のお弁当だった。

 

「うわ、美味そう。なんだか食べるのが勿体無い」

「食べないともっと勿体無いよ」

 

 クスリと笑う由紀から箸を貰うと、悠人はどれから食べようか迷うこと数秒、ようやく最初のおかずに手を出した。ゆっくりと咀嚼して味わった後、ゴクンと呑み込み、率直な感想を由紀に述べた。

 

「『美味そう』じゃなかった。超美味い」

「本当!? 良かった〜」

「これ、朝起きて自分で作ったのか?」

「下準備を入れると、昨日の夜からかなあ。まだ全部1人でやるのは自信がなかったから、ちょっとお母さんに手伝ってもらったけど」

「それでも凄いよ。ありがとう」

 

 前日から準備してまで自分に尽くしてくれたことに対し、悠人は胸が暖かくなるのを感じた。

 その一方で、悠人から『美味しい』の一言を貰った由紀は、ほんのり赤く染まった頬を緩めてはにかんだ。

 

 

 

 

 

「そういえばさ……」

 

 由紀お手製の弁当を食べ終え、一息ついたと同時に、悠人が話を切り出した。

 

「近いうちに、エギルの店でオフ会を開こうって話が、和人と里香との間で出てるんだけど、由紀も来る?」

「わあ、良いねそれ! 行きたい行きたい! 他は誰が来るの?」

「今のところ声をかけたのは、明日奈、珪子、クライン、エギル、直葉ちゃんだな。話が持ち上がったばかりだから、参加者はまだ増えると思う。呼びたい奴がいたら、オレ、和人、里香、エギルの誰かに言ってくれ。コンタクト取れるようなら取るからさ」

「うん」

 

 SAOで交流の深かった仲の良い人達と集まり、オフ会を開こうという話が昨日里香から持ち上がったのだ。エギルが場所の提供を自ら名乗り出てくれたため、あとは日付と参加メンバーを確立させるだけだった。

 

「そっかー、直葉ちゃんも来るんだ。そういえば、退院した後は会ってないもんなあ」

「会ってるじゃん。ゲームの中で」

「それとこれとは別物です」

「さいですか」

 

 由紀と和人が入院していた病院は一緒なので、和人のお見舞いに来た直葉とは顔を合わせる機会がたびたびあった。2人は歳も近く、加えて気が合うのかすぐに打ち解け、ALOでもよく一緒にパーティーを組んで遊んでいるようだ。

 

「そうだ、直葉ちゃんと言えば……」

「うん?」

 

 何かを思い出したらしい由紀は空を仰ぐと、次いで首をかしげ、考え込むような素振りをみせた。

 

「あのね、私の勘違いかもしれないんだけれど…………直葉ちゃんって、悠人のことが好きなんじゃないかなあ〜、って思うんだ」

「へっ!!? い、いやいや、ないない、絶対ない!」

「どうしてそう思うの?」

「……な、なんとなく? そういう由紀こそ、何でそう思うんだ?」

「病院で悠人と話してる時、どこか楽しそうというか、嬉しそうというか…………あれは『恋をしている女の子』の顔だった」

 

 直葉が和人のお見舞いに来ていたように、悠人も由紀のお見舞いに来ていたのだが、偶然時間が重なって病院内で会えば、当然会話を交わす場面が幾度となくあった。その時の直葉の表情を見た由紀は、彼女が悠人を『兄の友人』という存在以上のものとして見ているのだと、直感で感じとったらしい。

 和人と由紀の救出に奮闘していた時は、現実世界と仮想世界の両面でたびたび交流していたが、それだけの好意を向けられるほど何かをした覚えが悠人にはない。

 

「だからと言って、私は別に直葉ちゃんを邪険にしたりするつもりはないよ。ちょっと妬いちゃうけど、悠人が他の人からも好かれているのは、私としても嬉しいし。…………でも、直葉ちゃん可愛いし…………あと、その…………お、男の子って、大きい子が好きなんでしょ?」

 

 一体何が『大きい』のかを、由紀は直接口にしてはいないが、直葉の名前を出した後の流れで、悠人は彼女が何を言いたいのか容易に察することが出来た。

 

「ま、まあ、確かにそういう奴は多いけど…………。けど、その…………お、オレは由紀くらいのが好きというか、なんというか…………」

「なっ……!?」

 

 恥ずかしそうに悠人がそう告げた途端、由紀は絶句し、瞬間湯沸かし器にも負けない速さで顔が熟した林檎のように赤く染まった。湯気が出るのではないかと思うくらいに身体が熱を帯びると、由紀は素早く両手で自分の胸を隠すように覆った。

 

「ば、バカっ! 悠人のヘンタイっ!!」

「ひ、人をヘンタイ呼ばわりするな! …………って、そうじゃなくて……あのさ、別に変な心配しなくていいからな」

 

 由紀の心配事にやや嘆息しつつ、悠人はじっと彼女を見た。

 つまるところ由紀が懸念しているのは、悠人の心変わりだ。自分が囚われている間、悠人と直葉は現実と仮想の両世界で関わり合っていたため、端から見ても2人は仲が良い。その点は兎も角、直葉が悠人に好意を抱いているのが本当だとして、そこから更に自分の知らぬうちに親密な関係を築き上げ、今は自分に向けられている気持ちが直葉に向いてしまうのではないか、と由紀は思っているのだろう。

 

「直葉ちゃんがオレの事をどう思っているのか知らないし、仮にそうだとしても、オレは変わらず由紀を選ぶよ。一緒にいるだけで気持ちを満たしてくれる相手は、由紀以外にいないから」

 

 由紀の心配事を払拭するために出した悠人の答えは、頭の中で捻り出すまでもなく、ただ思ったことを素直に口にする、それだけだった。そばにいてくれるだけで幸せな気持ちになるのは、悠人にとって由紀だけだ。

 悠人はありのまま思っている事を吐露したが、それを聴いていた由紀はというと、時間が止まったかのように硬直し、またしても顔があっという間に紅潮してしまった。

 そんな彼女の反応を見た悠人の頭上に疑問符が浮かんだが、彼はすぐに己の発言を省み、もらい赤面してしまう。どう考えても好意を確実に表現した、ぐうの音も出ない内容の告白だったからだ。照れ臭さと恥ずかしさが混ざり合い、悠人は由紀を直視出来ずに顔を背けた。

 2人の座っているベンチの周辺だけが、柔らかな桃色の空間に包まれる。気まずくはないが、悠人は訪れた沈黙をどうしようかと頭の片隅で考えていると、悠人の耳が衣服の擦れる音を捉え、同時に隣に座る由紀の動く気配を感じとった。

 次の瞬間、悠人は左肩にかかるわずかな重みを感じたため、背けていた顔の向きを元に戻すと、由紀が俯きながら自分の肩に頭を預けている光景が目に映った。

 

「……私も、同じ気持ちだよ。悠人と一緒なら、何処にいても幸せです」

 

 自分の気持ちを精一杯口にした由紀だが、まだ耳は真っ赤に染まったままだ。俯いているのは、赤みの残る顔を見られたくないという恥ずかしさからであり、肩に頭を預けているのは、彼女なりの甘え方だろう。

 そんな由紀の好意を受け止めた悠人は、左手を彼女の右手に重ねて優しく包み込んだ。2人の手に宿った温もりは溶け合い、悠人と由紀はしばらくの間、時間の許す限りそのままの状態で休み時間を過ごした。

 

 

 

 

 

 午後の最初に行われる授業に出席するため、悠人は由紀と中庭で別れた後、足早に教室へと向かっていた。授業開始のチャイムが鳴るより早く教室にたどり着くと、中に入ってキョロキョロと教室内を見回す。まだ教師はいないため、学生達の談笑している光景が至る所で見られた。

 すると、悠人の存在に気が付いたとある人物が、右手を挙げて彼に手を振る。悠人もそんな彼女の存在に気が付いたため、彼は急ぎ足で駆け寄り、手を振ってきた人物の左隣に座った。

 

「もう、間に合わないと思ってヒヤヒヤしてたんだよ」

「心配かけてごめん、明日奈」

 

 やや呆れた顔でため息をついた明日奈に対し、悠人は顔の前で両手を合わせて謝った。

 悠人は明日奈よりも元々の学年が1つ上だが、カリキュラムの関係でこの日の午後に行われる最初の授業は一緒だった。これが自由選択科目なら和人の姿もあったのだが、この授業は悠人と明日奈の学年のみに当てはまる必修科目のため、彼の姿はない。

 その代わりに、明日奈の右隣には別の人物が座っていた。

 

「しょうがないわよ、アスナ。カイトにしてみれば、私達と一緒に授業を受けるよりも、ユキと過ごす時間のが大事なんだから」

「ここでキャラネーム出すのはマナー違反だぞ、里香」

「あんたとアスナはみんなにバレちゃってるんだし、今更すぎるわよ」

 

 髪色は目立つベビーピンクから茶色に変わっているが、印象的な頬のそばかすはそのままだ。リズベットこと篠崎里香――もしくはその逆――は、明日奈の影からひょこっと顔を出し、からかい半分で悠人を見た。

 実際のところ、彼女が言ったことは事実だ。この学校に通う全ての学生は、中学・高校時代に事件に巻き込まれた元SAOプレイヤーなのだが、顔は当時とほとんど一緒なので、人によっては顔を見ただけで誰なのかバレてしまっている。その代表格が明日奈なのだが、悠人も彼女と同様、少なからぬ学生達には通り名を含めたかなりの部分が露見していた。

 攻略組の悠人がメインで活動していたのは最前線だが、かつての彼が示していた二つ名《掃除屋》の通り、犯罪者(オレンジ)絡みの厄介事を引き受けた時に関しては、その活動の大部分が中層以下の階層だった。何故ならほとんどのオレンジギルドは中層を活動の拠点にしており、彼らが餌食にする被害者達もまた、中層以下を根城にするプレイヤーとなる。つまり、依頼主である中層プレイヤーから依頼を受け、その数をこなせばこなすほど、彼の名は下層にも広く知れ渡っていったのだ。

 攻略組のプレイヤーはヒースクリフやアスナといった有名人でもない限り、顔バレしている者がほとんどいないのだが、《掃除屋》という二つ名とそれに準じた活動をしていたカイトについては、そういった状況が背景にあった。大方の学生が彼の事を知っている理由は、ある意味でオレンジギルドが原因とも言える。

 

「それに、この際そんな事はどうでも良いのよ。ただ、まあ……カイト、ユキと仲が良いのは喜ばしい事なんだけど、場所がちょっと悪かったわね」

「場所? なんの事だ?」

「あのね、悠人君。気が付いていないみたいだけど、私達、2人が庭園にいたのを知ってるの。…………というか、見てたのよ」

「…………え?」

 

 言われた事を吞み込むのに刹那の間を要したが、明日奈とリズは、悠人と由紀が中庭にいたのを見ていたらしい。

 しかし、昼休みに庭園のベンチを使っていたのは悠人と由紀以外いなかったし、その周辺にも人影は1つとしてなかった。ならば明日奈達は一体何処から自分達を見ていたのだろう、という疑問が悠人の中に生まれるが、それは即座に明日奈が回答してくれた。

 

「あのね、あの場所、実はカフェテリアからだと丸見えなの」

「そういうこと。だから、あんた達がくっついていちゃついてたのは、ぜーんぶ見えちゃってたのよ。言っとくけど、覗き見するつもりはなかったからね!」

 

 悠人がいた庭園は、2人の言う通り、位置的に校舎の最上階にあるカフェテリアから見下ろせる場所だ。角度によっては木々が隠してくれるだろうが、カフェテリアの窓際にある大抵の席からなら、すべて見えてしまうだろう。

 その事実を知らされた悠人は絶句し、体温が上昇するのを感じたが、そんな彼にさらなる追い打ちがかけられた。

 

「あと、これは余計な事かもしれないけど、私達以外にも2人を見ているのが何人かいたみたい」

「あー、確かにいたわね。もしあの中に2人の知り合いがいたら、後で色々と訊かれるかもね」

 




原作4巻だとキリトとアスナが学校の庭園で昼食を摂る場面がありますが、時期的に今回はそれより少し前の出来事となります。アスナが『庭園のベンチはカフェテリアから丸見え』というのをこの時に知ったからこそ、原作4巻のキリトに指摘する場面に繋がる、という拙作の独自設定です。
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