「ようやく会えたな、いや久し振りだと言うべきか?」
「あなたは・・・」
「まさかゲノム兵の中にまで手を伸ばしていたとはな。尤も、あの女の裏切りまでは予想できなかったようだがな」
「・・・何の話です?」
「今更惚けても無駄だ、お前に聞きたいことは山ほどある。ここを出れば時間はたっぷりある。ついてきてもらおうか」
「・・・"
「・・・何だと?」
「お前達の求めているものだよ。しかし残念だったな、クラーク博士を始末したまではいいが、まさかフランクに腕を持ってかれるとはね」
「・・・要領を得ないな」
「エヴァは今どこに?これで残っているのはあんたとエヴァ、それにゼロ、3人だけになったな」
「・・・!」
「待ってくれ、俺は奴らの手先じゃない。銃を下ろしてくれ」
「では貴様は何者だ?」
「・・・BIGBOSSのファンの1人、でどうだ?」
「・・・・・・」
「ゼロも姿を消してるし、今や魂を失った空っぽの
「何のことだ」
「AIだよ。せめてDARPA局長からどこで管理しているのか聞き出して欲しかったんだが・・・今更言っても始まらないか・・・。むしろ、この先をどこまで知っている?」
「先だと?」
「やつらの計画だ。お前はまだ仲間だと認識されているはずだ、どこまで知らされている?」
「・・・私が話すとでも?」
「言いたくないなら構わない。結局、物理的か電子的にAIを破壊するしかBIGBOSSを解放することはできないんだ。
「貴様の目的はなんだ?」
「・・・目的、か。そうだな・・・"デイヴィッド"の支援と言ったところか」
「それは目的ではなく手段だ。支援と言っても貴様とやつに繋がりはない。お前の本当の狙いは?」
「・・・BIGBOSSの解放、世界の解放・・・いや、
「何を言っている?」
「何を言ってるんだろうね?」
「「・・・・・・」」
「と、とにかく、奴らの計画の上であんたは動いて待つしか無い」
「待つ?何を?」
「奴らのシステムに手が届く瞬間、かな。その時はお前はお前じゃなくなってるかも知れないが」
「どう言うことだ?」
「次の"エイハブ"はお前だ。
「・・・!」
「さて、そろそろ行っていいか?腹が痛くなってきた・・・」
「待て、貴様は一体!?」
「言ったはずだ、ファンの1人だよ」
シャドー・モセス編 完