ペルソナ使いが、ホロライブラバーズの世界を救うようです。 作:しがなくない
キーンコーンカーンコーン・・・
帰りのLHRが終わり、零夜は荷物をまとめてシオンがいる2組に向かった。
〜2年2組〜
零夜が教室に入ると、シオンとあやめが零夜に気づき、零夜は二人の元へ向かった。
紫咲「来たわね、叢雲君。」
零夜「待たせちゃったかな?」
紫咲「いや、こっちもちょうどさっき終わったところだから大丈夫よ。それじゃあ早速行きたいところなんだけど、あやめも一緒に連れてっていい?」
零夜「百鬼さんも?」
紫咲「ほら、前回のバトロワで1体1で負けたじゃない?わたしが放課後に叢雲君と闘技場に行くって言ったら余もついていくって聞かないんだから・・・」
百鬼「ちょっ!シオン殿!?それは言わないって約束だったじゃないか!」
紫咲「ええ?いいでしょ別に。」
シオンとあやめが口喧嘩を始めると、零夜がそれを制した
零夜「まあまあ・・・とりあえず、百鬼さんもついてくるのね。わかった、いいよ。」
百鬼「ほんとか!?」
紫咲「悪いわね、叢雲君。」
零夜「大丈夫だよ、それじゃあ行こうか。」
3人は闘技場に向かった。
〜闘技場〜
零夜「それで闘技場に来てまで何するの?」
百鬼「知らされてないのか?」
零夜「朝に楽しみにしててって言われてそれきりなんだよね。」
紫咲「簡単に言うと、叢雲君があやめとの戦いで最後に出したアレとあやめを治したアレについて知りたいのよ。」
零夜「あれって、これのこと?」
零夜は召喚銃を胸元から出して銃口を眉間に押し当てた。
零夜「『ゲンブ』!」
零夜は引き金を引いて、ペルソナ『ゲンブ』が召喚された。
百鬼「おう、あ、あいつじゃないのか・・・」
零夜「やっぱりちょっとトラウマが残っちゃったか、本当にごめん。」
百鬼「い、いい余!大丈夫、大丈夫だから!」
紫咲「で?結局それはなんなの?召喚書を見てもそんな亀と蛇のキメラみたいなのはどこにも書いてなかったわよ?」
零夜はペルソナを戻した。
零夜「・・・説明が難しいな。僕にだってこれがどういうものかはあまりわからない、ただ僕はこれの総称を『ペルソナ』って呼んでるんだ。」
紫咲「それっていつ頃から使えるようになったの?私が今まで見てきた魔道書では、媒体を使って召喚するっていうのは書いてあったけど自分に銃を突きつけて撃つっていうのは見たことがないわ。」
零夜「媒体って?」
紫咲「簡単に言うと召喚に必要な生き物や物質よ。簡単な魔物ならそこら辺にある牛肉や豚肉とかでいいだけど、強大な力を持つ魔物になってくると命とかが必要になってくるのよ。」
百鬼「召喚って結構、その、内容が重いんだな・・・」
紫咲「でもそれだと矛盾が生じるのよ。」
零夜「矛盾?」
紫咲「叢雲君が前回のバトロワで最後に出したペルソナ、あれって鬼族が恐れるほどの殺気を放ってたから相当強い魔物のはずなんだけど、彼が召喚した時そんな準備とかせずにすぐに召喚したのよ。」
零夜「つまり、代償なしで召喚できるのはなぜか知りたいってことかな?」
紫咲「まぁそういうこと、で、説明してくれる?」
零夜「・・・今の説明を聞いて、僕のペルソナが召喚獣じゃないことがわかったよ。」
紫咲「まぁそうね。あんなのバンバン出されたらたまったもんじゃないわ。」
零夜「多分ペルソナは召喚獣じゃなくて・・・なんなんだろう?僕もわからないや。」
紫咲「はぁ!?どうして!?」
零夜「そんなこと今まで考えたことがなかったからね、シオンさんには悪いけどペルソナについて話すのはもう少し僕が理解してからでいいかな?」
紫咲「・・・そうね、今日のところはとりあえずそれでいいわ。でもわかったらすぐに教えること、いい?」
零夜「うん、わかった。」
百鬼「・・・話は終わったか?」
零夜とシオンがあやめの方を向くとぶすっとした顔でこっちを睨んでいた。
零夜「あっ・・・ごめん、途中から忘れてた。」
百鬼「さっきから難しい単語ばかり飛んできてわけわかんない余!」
あやめはその場でジタバタし始めた。
紫咲「専門分野のことばかり話してたからね・・・あやめがついていけないのも無理ないわ。」
零夜「逆になんでシオンさんはそんなこと知ってるの?」
紫咲「そりゃあ興味があるからよ。自分が使えない魔法のことはとことん追求してやりたくなるわ。てことで2回目になるけどさっさとペルソナについて理解すること!いい?」
零夜「あっはい。」
こうしてなんとかあやめをなだめて3人はそれぞれ帰路に着いた。
紫咲シオン
アルカナ→『魔術師』ランク2