ここまで読んでいただいた皆様、ありがとうございます!
100話は、ロキ様回です!
昨夜、あの色ボケんとこからミア母ちゃんの怒鳴り声が聞こえたわ。
こりゃあ、明日あたりに復活するかもなぁ。
今日は、予定ぎっちりやー。
午前は、あの少年のグッズ専門店でこの近くの支店で、レフィーヤたちと行くんや。
午後は、フィンたちと一緒にギルドのロイマンへ抗議やー。あの腹をめっちゃ絞ったるからなー。
フィン、昨日の口論でようやく目が覚めたみたいやな。
リヴェリアはアイズたんがああなったから、落ち着いたみたいやけどウチとしては複雑やわー。
「ロキ、ちょっといいかい?」
「何や?悪巧みかいな?」
「まあ、それに近いね。…ベル・クラネルの身元調査をしたい。」
「ちょ…。ほっ、アイズたんもリヴェリアもおらんな…。フィン、ほんまに気をつけや。」
「わかってるさ、いないことを確認した上で言ったのさ。」
マジであかんって。
今のアイズたんにとって、あの少年は逆鱗やって。
昨日はマジで怖かったわー。あのスキルをウチに対して解放するなんて。
頼むから、ヘラのようにはならんといてや…。
「そか、何でそれをしたいん?」
「今回の戦争遊戯は、ベル・クラネルが鍵を握っている。なら、彼の身元をまず知りたい。ロキ、疑問に思わなかったかい?彼が、オラリオの誰も知らなかった『精霊の六円環』について知っていたことを。」
「そやな…、古代でそれを知っとった奴はいないはずや。そう、神を除いてな。」
「ティオナによると、ベル・クラネルは全ての英雄譚を知っているらしい。あまりにも正確な内容をね。」
「下界をずっと見とった神って、何柱ぐらいは心当たりあるけど…、やはり一番はゼウスやな。」
そや、あのエロ爺は天界での戦争をそっちのけで、下界をずっと見とったと聞いたことある。
まさか、あの少年がゼウスの関係者?
いや【ゼウス・ファミリア】の最後の生き残り?
「ロキ、僕もそう思った。だけどね、【ゼウス・ファミリア】の最後の眷属は【暴食】のザルドのはずだ。それは確かだ。なら、彼はいつ、どこで神ゼウスと知り合ったのか?が知りたいんだ。」
「アイズたんが言っとったなぁ、あの少年は半年前にじいさんを亡くしたと。」
「それが神ゼウスと?ロキ、神ゼウスが死んだという知らせはないよね?」
「そないな大ニュースあったら、今頃大騒ぎや。だから死んでいないはずや。」
「それに、【ゼウス・ファミリア】の系譜もないはずだ。オラリオで誰も孕んでいないしね。」
「なるほどなぁ…、あの少年が孤児でゼウスがそれを拾ったという可能性もあるなあ。」
「ありうるね…。けどね、彼はそれだけじゃないような気がするんだ…。」
本当にあの少年はおもろいわー。
下界の未知そのものやな。
「それで、どこに依頼するん?」
「いいや、知っている神へ探ってもらうのさ。」
「誰や?」
「昨日アイズが言ってただろう?ベル・クラネルぐっず専門店を開いているのは【ヘルメス・ファミリア】と。だけどね、末端の団員は知らないと思うんだ。恐らく神ヘルメスか団長のアスフィが知っているはずだ。」
「なるほどなぁ…。けどフィン、あの神は他の神よりもっと一筋縄ではいかないんはずや。」
「そう。だから、【ヘルメス・ファミリア】の手によって神ヘルメスの持っている情報を教えてもらうんだ。」
「へぇ…おもろいやんけ。誰に頼むんや?」
「【泥犬】…ルルネ・ルーイさ。幸い、彼女は【ロキ・ファミリア】寄りだ。金に困っているようだし、レベル詐称もしているのでそこを突けば、調べてくれるんじゃないかな?」
「おもろいな。あの優男もまさか、自分の眷属に腹探られるとは思わんやろうな。」
フヒヒヒ、あの優男ぶった顔が吠え面になるのを見たいわー。
それと少年の情報を得られるし、一石二鳥やな。
「けど、それをアイズやリヴェリアに知られたらあかんで。いや、他の子もや。」
「わかってるさ。ガレスにも言わないさ。僕のやってることは人道にもとるってことはね。」
「そか、いつ頼むん?」
「みんなが出払う…今さ。」
「そか、ウチもレフィーヤたちと行くわ。その時に何かわかったら言うとくわー。」
「ロキー!そろそろ行くよー!」
「おっと、もうそんな時間なんか。はぁ…皆楽しみにしとるのはわかるけど、敵対派閥なんやで…。」
「そうだね…。まあ、彼を取り込む前提と思えばいいさ。」
「そやな、じゃあ行ってくるわ。フィン、下手すんなや。」
「ああ、もちろんさ」
そしてウチはレフィーヤとそのベル・クラネルグッズ専門店へ行ったんやが、すごかったわー。
ウチだけやなく、他のファミリアも女神までも並んどる。
戦争遊戯の相手のウチらが並ぶのがおかしいやろか、じろじろと見られとった。
まあ、当然やろな。
グッズの精巧さがリアルすぎて、すごい争奪戦になっとった。
レフィーヤは少年のこと貶しとるくせに、ほぼ半分以上買ってたわ。
言っとることと行動があってへんがな。
止める担当のあのアリシアでさえ、目の色を変えて厳選して多く買い込んでたわ。
ティオナはもう全部買う!と言って、ティオネに駄々をこねてねだっとった。
子供か!ウチ、一緒にいて恥ずかしかったわ。
乱闘になるところを、店の姉ちゃんが出禁にすると言うと、ピタッと大人しゅうなった…。
これで戦争遊戯やれるん?
ウチ、不安やわ…。
感想・評価をいただけますと、嬉しいです!