白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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本日2回目です!
続けて、ルルネ回です。

そして、皆様お待ちかねのローリエさん、登場します!

誤字報告をいただいた戦人さん、ありがとうございます!


第105話 泥犬、恫喝。

「ヘルメス様。何でしょうか?この駄犬の始末ですか?お任せ下さい、来い!駄犬め!貴様は地獄の責め苦でも生ぬるい!」

「ぎゃあああああ!?」

「ま、待て!ローリエ!落ち着け!アスフィー!」

「ロ、ローリエ!落ち着きなさい!」

痛い痛い!首が絞まる!

レベル2だよな?私より強くない!?

 

「チッ…命拾いしたな。それで何の御用でしょうか?報告書に何か不備でも?」

「い、いや。えーと店の開設許可は2日前にしたよな?何で、こんなになっているんだい?」

「わかりませんか?儲かったからです。」

「いやいやいや!普通は数週間かかるんだろ?この短期間でできるわけないだろ!?」

「皆の協力が素晴らしかったです、以上。」

「嘘だろ…。早すぎるだろ…。」

「ヘルメス様…嘘は言ってないですよね?」

「言ってない…。はっ!まさか…ここへ帰る時のあの行列は…!?」

何か行列が多いなーと思っていたけど、アレがベル・クラネルグッズ専門店!?

嘘だろ…。何が起こっているんだよ…。

 

「気づかなかったのですか?ヘルメス様とアスフィ姫らしくないですね。」

「!?姫はやめなさい、ローリエ…。」

「(あー、メイにがっつりと洗脳されているなー)そうか…。」

「ああ、【ロキ・ファミリア】も【フレイヤ・ファミリア】もお得意様でファンとなっています。」

え?だから【勇者】があの依頼をしてきたのか…?

というか、戦争遊戯の敵対派閥だよな…?

買い物の上、ファンになってどうするんだよ…。

 

「…ヘルメス様。【ヘスティア・ファミリア】の戦争遊戯の相手って、【ロキ・ファミリア】と【フレイヤ・ファミリア】ですよね?」

「そうだな…(もう確定なのに、更にダメ押しするのか?えぐくないか?)。」

「何がどうなってんだよ……。」

 

「それで、問題ありませんね?では、この駄犬の始末をしてきます。来い!」

「ぎゃああああ!?」

「ま、待て!ローリエ!ルルネの沙汰は俺がする!」

「この駄犬は許されないことをしたのです!毛を全て刈り「「刈り!?」」耳としっぽを切り落とさなければなりません!」

「ロ、ローリエ!それはやりすぎです!だ、団長命令としてその手を離しなさい!」

「………チッ。命拾いしたな、次はないぞ。ルルネ。」

「ひ、ひぃぃぃ…。」

ローリエ…めっちゃ変わってないか?

ほんの数日前までは何ともなかったのに…。

何があったんだよ…。

 

「さて…ルルネ。沙汰を申し渡す。戦争遊戯が終わるまでホームで謹慎だ。いいな?」

「え?そ、そんな…『ルルネ!承諾しなさい!そうしないと、ローリエが納得しません!』…わ、わかったよ。」

「ヘルメス様、進言してもいいですか?」

「う、うん。何だい?」

「謹慎は、戦争遊戯当日前日まででいいのでは?「「え?」」【勇者】からの依頼で【ロキ・ファミリア】と懇意であることから、【ロキ・ファミリア】へ戦争遊戯の援軍として派遣してはどうですか?」

え?ローリエが助けてくれた…?

どうしてだ?

 

「(忘れてた。彼等からも依頼されてたな)そうだな…なら、【ヘスティア・ファミリア】へはアイシャを派遣しよう。フレイヤ様のところへは…、いらないと言われるだろうな。」

「そうですね…。」

「では、私は店の経営でやることが多いので失礼します。…おい、ルルネ。「ひぃっ!」大人しくホームで謹慎してろ。でないと、オラリオ中にいるあの御方のファンがお前を付け狙うぞ。」

「ローリエ…聞きたいんだけど、その…ファンってどのくらいいるんだい?」

「さあ?少なくとも1,000人以上はいるじゃないですか?「「「1,000人!?」」」そのあたりはヘルメス様が確認されてはどうですか?」

「…そうだな。ルルネ、ホームで大人しくした方がいい。命が惜しければ出るんじゃない。」

「わ、わかったよ…。」

「では、失礼します。」

「「………。」」

「ふぅ…。ほんの2日間離れただけなのに、とんでもないことになっているな…。」

「ルルネ、この程度で済んだと思いなさい。余計なことはしないように。」

「わ、わかったよ。こ、こんなことになっていると知らなかったんだよ…。」

オラリオ中の【白兎の脚】ファンが、私を付け狙っている?

怖い…怖すぎる…。

嘘だろ…。

【勇者】の依頼なんか受けなきゃよかったよ…。

 

【白兎の脚】は、私の疫病神だぁぁぁぁ!

 

■■■■■■■■■■■

 

「…ということでございます。メイ様。」

「ありがとうございます。ローリエ様、いつも助かっております。これはいつものものです。」

「ありがとうございます!あの…売上金ですが少々多いので、後でまとめて上納いたしますのでお待ちいただけませんでしょうか?」

「はい、待ちますよ。私はローリエ様、貴女を信用しております。」

「おお…我が神よ…。…ところで、あの駄犬への処置はあれでよろしいのでしょうか?」

「はい。問題ございません。むしろ、ルルネさんがあちらにいてくれたほうが、丁度いいのです。」

「そうですか…。何か必要がありましたら申し付け下さい。私は幹部たちの報告を聞かなければなりませんので、これで失礼します。」

「ありがとうございます。ローリエ様。」

 

『そこまでするのですか…?』

『あの【ヘルメス・ファミリア】が…。』

『アイシャ様がお気の毒でございます…。』

 

「神ヘルメスは油断ならない神ですからね。元主神も『クソガキヘルメス』と言っていましたので、これぐらいが丁度いいのです。」

「そうですか…。しかし、数日でここまで…。」

「もう、オラリオは【ヘスティア・ファミリア】の手中にあるんじゃないですか?」

「実感がわきません…。」

「正直、私もここまでとは思いませんでした。坊ちゃまの人徳がオラリオの皆様に、かなり深く根付いていたようですね。さて、坊ちゃまの部屋ですがベッドをキングサイズに変えました。」

「「「え?」」」

 

「カサンドラさんはまだ起きていますね?エイナさん、「は、はいっ!」今晩はエイナさんの担当でしたが、カサンドラさんと坊ちゃまを挟んで一緒に添い寝していただきます。」

「ええっ!?」

「1人占めさせたいのはやまやまですが、これから増えることを考えるとローテーションを早めます。申し訳ありません。」

「いえいえいえいえ!私はそれでも構いません!(カサンドラさんがいてくれるなら、歯止めが効くので逆に助かるかも…)」

『ということは…、明日はリリと春姫様ですか。』

『リリ様…よろしくお願いいたします。』




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