白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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10話まで来ました!
見ていただき、ありがとうございます!

さて、本日二回目です。
一回目がまだの方は、お手数ですが戻って第9話をお読みくださいませ。


第10話 白兎、面映。

うう…恥ずかしい。神様やみんなのいるとこで、泣くなんて…。

でも、嬉しい!魔導人形でも僕の家族!

しかもきれいでむねが大きいお姉さん!

 

「えっと、メイお姉さん。」

「メイとお呼びください。」

「え、でも…。」

「メイとお呼びください。」

「ア、ハイ。わかりました。…メイ。」

どうしてもメイと呼ばせたいんだ…。メイお姉さんでもいいのに…。

 

「はい、坊ちゃま。」

「うん。ところでその呼び方…やめない?僕、もう14歳だよ?」

恥ずかしい!ほら、ヴェルフや神様、椿さん、ヘファイストス様までもニヤニヤしてこちらを見てるし!

 

「坊ちゃま…、成人になるまでは坊ちゃまと呼ぶのが【ゼウス・ファミリア】の決まりです。」

うそでしょ!?そんな決まりあるの!?

僕、20歳になるまで坊ちゃまと呼ばれ続けるの!?

めっちゃ恥ずかしい!

 

「ヘスティア様…ですね?坊ちゃま、ベル・クラネルを眷属にしていただきありがとうございます。」

あ、話をそらされた…。ガクッ。

諦めるしかないか…。

 

「…ベルくんが【ゼウス・ファミリア】だからじゃない。ベルくんだから眷属にしたんだ。それを間違えないように。改めて紹介するね。知っている通り、ボクはヘスティアさ、よろしくね、メイくん!」

「ありがたきお言葉感謝します。ヘスティア…元主神ゼウスから聞いたことがあります。こちらもよろしくお願いいたします。」

「…何を聞いたかは聞かないでおくよ。本当にあの子は…困ったものだ。」

神様、ぷんぷんと怒っている…。

ゼウス様…、どんな人なんだろう…。

 

「さて、メイくん。ベルくんの記憶見たからわかってるかもしれないが、今【フレイヤ・ファミリア】の戦争遊戯前でかなりヤバイ状況なんだ。目覚めたばかりで悪いけど、ボク達に協力してくれるかな?」

「もちろんでございます。このメイ、僭越ながら【ゼウス・ファミリア】の指導教官を努めておりましたので少々の戦力になると思います。レベルは推定レベル7上位くらいですね。」

「「「【ゼウス・ファミリア】の指導教官!?しかもレベル7ぁ!?」」」

すごい!メイ、すごすぎる!

レベル7なんて、すごい!

指導教官ということはお父さんや強い人を指導してきたんだ!

色々と教えてもらわなきゃ!

 

「ですが、現状では非常に厳しいです。レベル6が7人いて統率が取れている【ロキ・ファミリア】と、レベル7が1人レベル6が3人レベル5が4人いて、個々の力が尖っている【フレイヤ・ファミリア】が相手では、非常に難しいです。少なくともレベル7が後1,2人、第一級冒険者が数人必要ですね。」

あー、そうか…オッタルさんがレベル7でメイと互角になったとしても、他の方を抑えられるのは厳しいか…。

師匠は僕が相手するとしても…。うーん…。

レベル7はオッタルさんの他にいないし…。

 

「あと1,2人って…、オラリオにいるレベル7は【フレイヤ・ファミリア】の【猛者】だけじゃぞ。『炎金の四戦士』の内1人は手前が抑えられるとしても、あの4人の連携はレベル6以上じゃから無理じゃぞ。」

アルフリッグさん達かぁ…。

【フレイヤ・ファミリア】にいた時、あの方たちの連携にはぐちゃぐちゃに破壊されたなぁ…。

回避防御迎撃を同時に行うのはきつかった…。最初は全くできなかったけど、何とかやれるようになった…。

椿さんに春姫さんのレベル・ブーストをかけるしかないのかな…。

 

「いいえ。ご心配なく、心当たりがあります。坊ちゃまがおられるなら問題ございません。」

「…ふぇ?僕?」

え?何で僕がいるなら問題ないの?

 

「坊ちゃま…貴方は【ゼウス・ファミリア】の系譜だけではありません。父親は【ゼウス・ファミリア】ですが、母親は別です。」

「え?二人とも【ゼウス・ファミリア】じゃないの?」

お父さんとお母さんもか【ゼウス・ファミリア】と思った…。

でも、別々だと…色々と問題になるんじゃないの?

 

「ファミリアが別々だと問題になるじゃない…。よく揉めなかったわね…。」

うん、僕もそう思う。あ、でも…アイズさんとなると……うーん…。

いやいやいや、そんなことを考えている場合じゃない!

 

「それは仕方がありません。あの困った子…、坊ちゃまのお父様がお母様と子作りされたのは黒竜の遠征前ですので私でも気づきませんでした。ご本人たちも、まさか身ごもるとは思わなかったでしょう。ちなみに結婚はしておりません。」

何やってんの!?お父さんは!

 

「ほう…なかなかやりおるのう。それで、ベル・クラネルの母方はどこのファミリアじゃ?」

「皆さんもご存知のファミリアでございます。私が【ヘファイストス・ファミリア】へ封印されたように、あのクソ野郎もオラリオ内のあるファミリアで封印されています。」

あのクソ野郎!?え?メイと同じ魔導人形がもう1人封印されているの?

僕の家族が、もう1人いる!嬉しい!

 

「まさか…ベル・クラネルの母方のファミリアって…、そうなの?マジでそうなの?」

へ、ヘファイストス様?かなり顔色が悪くなっていますけど!?

「はい、神ヘファイストス。ご察しの通りでございます。…ある意味、【ゼウス・ファミリア】はどっちみち全滅してたかもしれません。」

ちょっ!?メイ!?ひどくない?

黒竜より恐ろしいの!?そのファミリアは。

 

「ヘ、ヘファイストス?どうしてそんなに動揺しているのさ?」

「動揺したくなるわよ!何でよりによって、そのファミリアの…あの主神の眷属に手を出してんのよ…。よく生きてられたわね、ゼウス…。」

生きてられた!?え?そんなにヤバいところなの!?

 

「…主神様よ、どこのファミリアよ。そこは。」

「…封印されているファミリアは知っているわ。そこへ行けばわかるわ…。何て恐ろしいことを仕出かしたのよ…!」

え?何で怯えているの?怖い!?

 

「はい、あのクソ野郎が封印されているファミリアは、ここの【ヘファイストス・ファミリア】と双璧をなす…、【ゴブニュ・ファミリア】です。」




はい、今回で2つ目です。


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