白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

113 / 439
本日2回目です。
アストレア回です。

完全にブラコン化しています。
どうなるでしょうか?


第112話 正義神、憤激。

「セバス、メイ。現状について教えてくれるかしら?特にベルのことをもっと詳しく、もっと細かくね。」

「かしこまりました。」

そして半年間のベルのこと、今のオラリオの状況、そして彼らの目的を教えてもらった。

 

------------------------------------------------

 

「………やはり5年前に無理矢理でも、眷属にすればよかったわ…。そうすれば、私が何が何でも守ってあげたのに!」

『特に神アポロン、神イシュタル、神イケロスに対してかなり激怒していましたね。』

『ここまで坊ちゃまに対して過保護とは、思いませんでした。』

何か話しているかわからないけど、たったの半年でベルに対してこれはキツすぎじゃない?

 

スキルの『憧憬一途』はベルといえばベルらしいけど、ここまで急成長しすぎでしょう…。

ヘスティアが隠したがるのも納得だわ…。

あの子は嘘がつけない子。絶対に他の神からちょっかい出されるでしょうね。

でも、私がいる限りもう大丈夫。

ちょっかい出す神は、私が片っ端から送還してあげるからね!

アポロン!イケロス!今度会ったら覚えてなさい!

ゼウスもよ!

 

「まあ貴方たちがいたら、今回の戦争遊戯では勝利確定だけれど、黒竜討伐にはベルたち自身の強化が必要よね。だから、この戦争遊戯でベルたちを鍛えあげなければならない、というのは納得したわ。」

「はい、その通りでございます。」

「でも…【フレイヤ・ファミリア】へ忍びこんで自滅を促したり、ギルドから愚者を引き抜いた上にあのロイマンを改変させ洗脳して、ウラノスを脅迫するのは少しやりすぎじゃない?」

「坊ちゃまの完全勝利のためであり、今後のためでございます。」

「なら、仕方がないわね。」

フレイヤのところは仕方がないわ。

癇癪を起こしたり泣きわめくフレイヤがそうなったのは、ベルを『伴侶』と見定めたけど振られた結果よね。ふふふ、いい気味ね。

 

ロイマンが【ヘスティア・ファミリア】を追い詰め、ベルを処刑すると聞いた時は頭に来たわ。

さすがの彼らもブチキレて、改変して洗脳したのは当然ね。

あの『ギルドの豚』が、どういうふうに変わったのかは見ものね。

 

「オラリオ連合…。ベルを中心とした複合ファミリア連合ね。はぁ…、冒険者になって半年もないあの子が中心となるなんて。アルフィアやザルドの嘆きが、今になってわかるわ。」

「ご心中お察します。」

本当ね…。

冒険者になって半年もないのに、何でベルが中心人物となっているのよ!

ロキの【勇者】を含む三首領も、フレイヤの【猛者】たちは何しているのよ!

あの子に全部押し付けないでよ!

仲違いなんかしないで、協力すればあの子が台頭することはなかったのに!

 

「…ベルのグッズ専門店はどうなの…?」

久々に帰ったオラリオで、ちらちらと見かけるあの行列は何事かと思ったら、ベルのグッズ専門店と聞いて驚いたわ…。

行けばよかったわね…。

 

「私どもも驚いております。ここまで広がるとは予想の倍以上の成果でした。」

「まさか6つの店舗が立つくらい、オラリオ中が坊ちゃまに夢中とは目を瞠るばかりです。」

ファンクラブの会長が、【ヘルメス・ファミリア】のあのエルフの娘、ローリエと聞いて驚いたわ。

そこまでベルに対して夢中と思うのは複雑だけど、ベルのスキルを考えると非常に効果大よね。

でも…。

「ねえ、グッズについて興味あるんだけど…。」

「かしこまりました。いくつかサンプルをいただいていますので提供します。」

やった。

ふふふ、後で愛でましょう。

 

「そうそう、神アストレア。明後日はリューさんと坊ちゃまの添い寝をしていただきます。」

「は?そ、添い寝?」

私は、ベルが深層のトラウマで眠りが浅いことから、特製ドリンク?で眠らせて女性二人と共に添い寝していることで凌げていることを聞いて、驚いた。

ベルが知らないのは、問題じゃないのかしら…。

 

「リューさんのスキル効果を上げる相乗効果もありますが、いかがでしょうか?」

「そ、そうね。ベルを助けるためだもの。これも治療の一環ね。仕方がないわね。ええ、仕方がないわ。」

治療なら仕方がないわね。

5年ぶりよね、ベルを抱き枕にして寝るのは。

あの子を抱き枕にして寝ると、より一層安眠できるよね。

旅に出た後はなかなか寝つけなくて、困ってたのよね…。

 

【ヘスティア・ファミリア】はベルを除いて、レベルが2止まりだけどどれも優秀よね。

リリルカ・アーデは【勇者】とタメはるほどの頭脳で、ライラに近いわね。

ヴェルフ・クロッゾ…【単眼の巨師】より強力な魔剣を造れるって凄くない?

しかも、壊れない魔剣に魔力爆発を促す魔法を持っているなんて…。

ヤマト・命は、輝夜と同郷でタケミカヅチ・ファミリアから改宗し、万能タイプね。

サンジョウノ・春姫も輝夜と同郷ね。名前の語呂が輝夜と似ているのは気のせいかしら?それに彼女の妖術はレベルブースト…非常に強力ね…。

かなり尖ったタイプが集まっているわね。

 

そして…団長のベルはレベル5で、メイとセバスの見立てでは既にレベル6上位に匹敵しているらしいけど、あのベルがねえ…。

転んだだけでぴいぴい泣いてたあの子が、たったの半年でオラリオの第一級冒険者までのし上がるなんて、誰も想像できないでしょうね。

でも、会ったベルは5年前のベルのままで、たくましく強く成長していた。

正直に言うと、惚れ直したわ。

 

だから、リューの相手がベルというのは複雑すぎるわ。

あの子、戦闘しかないでしょう…。

これからは、家事などを習得してもらわないといけないわね。

 

コンコン

 

「ふぁ~あ。ごめん、アストレア。少し仮眠してしまったよ。」

「リリも仮眠していました。すみません、アストレア様。」

「いえ、いいわ。早速、明日の神会について作戦を立てましょう。」

「はい、【ヘスティア・ファミリア】の完全勝利のために。」

「はい、坊ちゃまのために。」

 

この二人がいれば、ベルは盤石ね。

…7年前の大抗争で、この二人がもし解放されていたらオラリオは間違いなく終わっていたわね…。

 

疑問に思ったけれど、何故彼らはこの二人を解放しなかったのかしら?




感想・評価をいただけますと、嬉しいです!

----------------------------------

現在(第112話)のハーレム経緯

物語の進捗状況に会わせて更新していきます。
候補者は多くいると思いますが、確定人物だけ記載します。
前触れもなく突如の方もいるかもしれませんので…。

確定条件
・ベルのスキル【兎囲女達】の発現以降であること。
・メイとセバスのお眼鏡にかなっていること。
・ベルに心酔または溺愛していること。
・ベルへの愛が、身も心も魂さえも捧げてもいいレベルまで達していること。

確定人物(確定したタイミング→第○話)
【ヘスティア・ファミリア】
神ヘスティア 第17話
リリルカ・アーデ  第20話
サンジョウノ・春姫 第20話
エイナ・チュール 第53話

【アストレア・ファミリア】
神アストレア 第112話←NEW
リュー・リオン 第24話

【ヘルメス・ファミリア】
アイシャ・ベルガ 第57話
ローリエ 第58話

【ミアハ・ファミリア】
カサンドラ・イリオン 第65話
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。