白兎に遺された、最強と最恐の造られしもの   作:覇幻

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リュー…いえ、ルゥ回です。

ルゥさんの稽古です。


第115話 妖精剣士、稽古。

神ヘスティアとアストレア様は、神会へ行きました。

神フレイヤがようやく復帰したとの連絡が入ったからです。

 

昨夜遅くまでセバスさんとメイさん、あの小人族と話し合っていました。

何らかの作戦を練っていたのでしょう。

そのあたりは任せましょう。

 

そして、私はベルと一緒に早朝特訓をクノッソスでやっています。

ベルは…。

「はい、足元がお留守ですよ、坊ちゃま。いけませんな。」

「うわぁっ!ゲホッ!ガハッ!」

セバスさんに足払いされ、腹に足蹴されました。

ああ……その衝撃でぶっ飛ばされています。

 

……ベルは決して弱くありません。

先程私と模擬戦して、終始押されて負けました…。

ベルにない経験や勘などで切り抜けようとしましたが、それも読まれ負けてしまいました。

もう追いつかれましたか…。

 

しかし、それを見てもセバスさんやメイさんは圧倒的に強いです。

アルフィアより速く、アルフィアより苛烈な攻撃をしてきます。

魔法がないだけですが、それを上回るほどの連続攻撃をしてきます。

ふむ……なるほど。参考になりますね。

さて、私も…。

 

「改めて…初めまして。【ヘスティア・ファミリア】団員のバーチェ・カリフです…。」

「あ、それはご丁寧に。【アストレア・ファミリア】…ルゥ・リオンです。」

「……?団長ではない…のでしょうか?」

「(そういえばそうですね。セシルと二人だけですね。セリスを団長にするにはレベルが足りないですし…)ざ、暫定団長です。」

「暫定ですか…。貴女と…セシルさんの二人だけなら団長でいい…のではないでしょうか?」

「そう…ですね。失礼しました。【アストレア・ファミリア】団長のルゥ・リオンです(アリーゼ、すみません)。」

「了解した。では…やり合いましょうか。」

「はい。胸を借りさせていただきます。」

そして、私はバーチェさんとやり合いました。

 

「…レベル5になったばかりと思えない…ですね。」

「(【麗傑】と違い、超接近型タイプですか。素手で攻撃してきますが、どれも鋭く速い!)くっ…そちらもなかなかやりますね。」

私の借り物の木刀で速く鋭く振っていますが、軽くいなしています。

強い…!でもそうでなくては、あの【剣姫】に勝てない!

「はあぁぁぁぁぁっ!」

「!(更に速くなるだと!これは手加減できんな…本気で行くか)まだ、甘い!」

これもいなすだと!

このアマゾネス、強い!

 

「何っ!ぐっ!ガハッ!」

「…なかなかや…りますね。」

気になったのですが…。

 

「ゲホッ、ゲホッ…!あの…無理して敬語を使わなくてもいいのですが…。」

「…そうしないと、メイド長から「私がどうしましたか?」いえ…何でもありません。」

(何となく察しました…。)

気配もなくスッと現れないで欲しい…。

心臓に悪いです。

 

「ところで、貴女たち手ぬるいです。」

「は?」「いや、でも…。」

「戦争遊戯の相手はレベル6以上ですよ?そんなお遊戯をやって勝てると思っていますか?」

「し、しかし怪我をすると戦争遊戯に影響が…。」

「あちらに、アミッドさんとカサンドラさん、そしてナァーザさんがおります。問題はございません。」

しかし、私と彼女は昨日で知り合ったばかりなのですが…。

 

「仕方がありません。ルゥさん、私と手合いましょう。」

(死ぬな…これは。)

「は、はぁ…。」

「貴女が本気を出さないなら…、坊ちゃまとの思い出を暴露「やらせていただきます!」いい返事です。さあ、かかってらっしゃい。」

(同情する…。気をしっかり持ってくれ…。)

「(レベル7上位の相手は…やったことないですね。あのアルフィアでも下位とは…どのくらいでしょうか)行きます!」

そして、メイさんに全ての斬撃を軽くいなされた上で腹に掌底を一発打ち込まれて、私は数秒で地に伏せられた。

 

「ゲホッ!ガハッ!ぐぅっ…。」

「ふむ…レベル5上位ぐらいですね。バーチェさん、貴女から見てどうですか?」

「そうですね…速さだけならレベル6に達するかもしれません。」

「そのあたりですね。ですが、足りません。ルゥさん、貴女は技の多彩さや駆け引きがありますが、私は数百年以上指導教官をやっておりますので、それは貴女より遥かに上です。」

「ぐっ…。」

「【静寂】が弱体化したとはいえ、レベル3が群がって倒したのは奇跡といいようがありません。私はレベル7上位と言いましたが、身体能力だけならレベル8に届くでしょう。」

「なっ…。」

「ルゥさん、貴女は坊ちゃまを愛していると言いましたね?所詮はその程度ですか?」

「!!!!舐めないでいただきたいっ!行きます!」

「そうではなくては困ります。とりあえず死の3歩手前まで行きますよ?」

「…え?死の3歩手前?」

私は、何回も打ちのめされて何回も【悲観者】に治療され、アリーゼたちに何回も会う羽目になった。

しかし、あちらは何も語らず、ただ同情する目でじっと見つめられていた。

何か言ってほしい…、つらいです…。

 

「ルゥさん、そのままでいいです。今回の特訓が終わったらアストレア様に更新してもらうように。ステータスが跳ね上がっているかもしれません。」

「…っ…っ…っ。」

「ほら、遅いですよ。「がっ!まだまだ!」はい、駄目です。「がぁっ!」…坊ちゃまへの愛はその程度で「はぁぁぁぁっ!」気合だけでは駄目です。「うあっ!」」

余裕でいなされ、散々やられました…。

 

これが…レベル7上位?強すぎる…。




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